取り敢えずこれ書くにあたって、めっちゃダブらせたかった二人の主人公!
アニメもゲームも大好きだー!
『これより、ゴッドイーターとしての洗礼を受けてもらう。覚悟は良いかね?』
「・・・やってくれ」
音の無い部屋で、儀式によりまた新たな戦士が生まれようとしている。その瞳には、強い力が宿っている。そして、大きな覚悟も。
ガンッ!!
勢いよく下りたその装置から、偏食因子が投与される。
「!!!!・・くぅ・・・ぅう・ぅ・・う、がぁぁ・・、ああぁぁあ!!!!」
激痛に苦しむ様を見て、「ふむ」と顎に手をやるシックザール支部長。
「やはり、彼が特別だったのかな?二人目の新型ゴッドイーターは、今迄通りの洗礼を受けているようだ」
「そのようだね。だが、これで二人目か。偶然にも二人目の新型を手に入れるとは、君は運が良いのかもしれないね、ヨハン」
「博士、ここでは支部長と呼んでくれたまえ」
「いやー、失敬」
二人のやり取りも、新しいゴッドイーターの誕生と共に会話は止まる。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ」
『おめでとう。これで君も、晴れてゴッドイーターとなった。改めて聞こう。君は、どんな覚悟でここに来たのかね?』
息を荒く、まだ身体的にも定着していない新たな力。それに抗う様に顔を上げ、声の主、ヨハネス・フォン・シックザール支部長を睨みつける。
「荒神を、・・倒す為だ」
その答えに満足なのか、支部長は不敵に笑う。
(これで、二人目)
心の中の彼のカウントダウンは、予定通りに刻まれている。
『空木レンカ!君もこの極東支部の新型ゴッドイーターだ!!』
「空木レンカさんですね?もう少々あちらでお待ちいただけますか?」
オペレーターの竹田ヒバリに促され、ソファーに腰掛けゆっくりと待つ。周りの人間は忙しなく動き回り、改めてここが最前線だと認識する。
ふと、隣に目をやったレンカの前に小さな箱が出されていた。
差し出してる少年は、クチャクチャとガムを噛みながらニッと笑う。
「ねぇ、ガム食べる?」
「あ、、あぁ」
その答えに満足なのか、より一層笑顔になり「手出して」と催促し、小箱の先を手に向かって振る。・・・が、なにも落ちてこない。
「あ、ごめん。きれてた」
「いや」
空箱とわかった小箱をポケットに押込み、再度顔を向ける。
「おたくも新人?」
「あ、あぁ」
「俺も!俺、藤木コウタ!よろしく!」
「俺は、空木レンカだ」
「おぉ、レンカか!よろしくな!新人通し、仲良くしようぜ!」
そういって手をさし出した。そんな明るい態度に、レンカも自然と笑みがこぼれる。
「あぁ、よろしくな。コウタ」
「へっへ〜」
硬く握手したところで、突然・・・。
ビーッビーッビーッ!!!
『緊急警報発令!!G地区に中型荒神接近中!!第一部隊は装甲壁前にて迎えうってください!防衛班は、不測の事態に備え、G地区近辺にて部隊を展開して下さい!』
鳴り止まない警報音に衝き動かされてか、突然レンカが立ち上がった。
「お、おい、レンカ?」
「・・・行ってくる」
「ええぇー!?」
その言葉と同時に覚悟を決めたのか、走り出したレンカだが、何者かに首根っこ捕まれ、元いた場所・・・を飛び越えてコウタに向かって投げ飛ばされていた。
「うげっ!!」
「ふぐっ!!」
派手に転がった二人は、頭を振りながら何が起こったのか確認しようとした時に、
「立て」
凛とした声で呼びかけられた。
「へ?」
「ん、あ?」
「立たんか!!」
転がった衝撃のせいで、まごついていたところに今度は怒声を浴びせられたので、問答無用にビクッと立ち上がった。
ようやく、視点を定めた目の前には、不機嫌そうな女性が仁王立ちしていた。
「空木レンカに、藤木コウタだな?」
「はい!!」
「・・はい」
「今から偏食因子投与後の、身体検査に行ってもらう。その際、全身麻酔を施すので暫くは目が覚めぬであろう。目が覚め次第、私に報告。本日の予定は以上だ。わかったら、さっさと榊博士がいらっしゃる医療棟に迎え。わかったな⁈」
「はい!」
「・・・・」
伝達が終わったのでその場を去ろうとしたところで、一人返事をしていない者に気付く。空木レンカである。
その姿を睨みつけるように確認し、ツバキは声をかけた。
「空木レンカだったな。返事はどうした?」
「・・・荒神が、攻めて来てる」
「それがどうした?」
その言葉が癪にさわったのか、レンカは反発するように睨みつけ言葉を発する。
「俺は、俺たちは、荒神を倒すためにゴッドイーターになったんだ!出撃するべき・・じゃあ、ないんですか?」
頭に血が上って捲し立てている途中に、歳上に対しての言葉使いではなかった事に気付き中途半端に訂正した、が、引く気は無いと睨み続けた。
そんなレンカに対し、1つ溜息を吐き、ツバキは目を細めて口を開いた。
「お前が心配せずとも、かたはもうつく」
「どうしてそう言いきれ・・!」
『緊急警報解除!!荒神殲滅確認!!住民は警備員の指示に従い、シェルターから順番に外へ出て下さい!!繰り返します!!緊急・・』
レンカが言葉を言い終わる前に、サイレンは止まり、緊急警報が解除されたのだ。言葉半ばに解決したことに驚きの顔を隠せないレンカに、ふんっとツバキは鼻で笑った。
「たまたまだが、今日は第一部隊が非番だったのでな、あいつらが出撃したなら、この程度すぐに解決する。分かったか?」
「えっ、・・あ、・・・はい」
何も言い返せず、息をするように返事をしてしまったレンカに、ツバキは踵を返した。
「わかったら、とっとと医療棟へ行け。時間を無駄にするな。明日から訓練だ。わかったな!」
「「は、はい!!」」
ツバキが去った後、コウタが気まずそうにレンカに声をかける。
「あ〜、レンカ。行こうぜ?」
「・・・・あぁ」
答えを聞いてホッとしたのか、コウタは笑顔に戻って「行こう行こう」とレンカの肩を組んでエレベーターに向かって歩き出した。
はい、レンカ登場!
上手く絡ませます!