最高の料理人   作:ゴルゴンx

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前回は、急ぎ過ぎて不出来な物を出してしまい申し訳ありません。
今回、感想の中で清人の容姿はどんなの?と感想を貰いましたので、ここで書いときたいと思います。
桜清人、身長178㎝、体重72キロ、顔は中世的で髪の色は桜色、髪型はツーブロック、調理の時は髪の毛を後ろで縛ってる

これが僕の想像する主人公の容姿です。

では続きをどうぞ


九の皿、地獄の宿泊研修その3

初日の研修が終り2日目の今日、俺は日向子さんの試験官補佐をやっている。と言っても日向子さんのお題は、遠月リゾートの敷地内にある物を使って一品作るといったものなので、俺は特に何かする訳でも無く要するに暇やねん。

 

各々それなりの品を持って来てるけど、日向子さんは美味しくないと一喝、まぁ似たような料理ばっかで飽きるわな、俺がそんな事を考えていると日向子さんが話しかけてきた。

 

「そういば幸平くんと恵ちゃんペアは面白かったですよ」

 

「おもろかった?何が?」

 

「私のお茶うけを使ってパリっとした揚げ物を持って来たんですよ」

 

「お茶うけって、今バリバリ食うとるそれ?」

 

「そうです、岩魚のお柿揚げですって」

 

「あいつ絶対途中で思いついたやろ」

 

ソーマもアホやな〜と呑気に考えていると、日向子さんの課題が時間終了間近になってきた、日向子さんは俺にアイコンタクトで合図を送り俺は課題終了と皆に告げた。

 

 

 

そしてまさか、あんな事が待ってるとは俺は思わんかった

 

 

 

 

 

 

俺と日向子さんの講義は他の講義との関係上少しズレている、ホテルに戻っている最中、小次郎さんが受け持つ生徒が使っている調理室の前をとおり掛かると銀さんがその部屋の前に立っていた。俺と日向子さんは銀さんに近づいて行くと中から小次郎さんの怒号が聞こえた、慌てて中を見るとソーマが小次郎さんと言い合いをしていた、俺は何があったのか聞くため中に入ろうとしたが、銀さんに止められ先に銀さんが部屋に入って行った。

 

 

部屋に入るとソーマが食戟をしろと小次郎さんに言っていた、何故そうなったのか理由を聞くと、どうやら小次郎さんがわざと痛んだカリフラワーを混ぜていて、それを恵が選んで調理した9種の野菜のテリーヌが小次郎さんには不服だったらしい

 

「美味しいじゃないですか!田所恵さんが作った品!」

 

確かに美味い、俺も食わせてもらったけど味もしっかり付いとるし、野菜の色も綺麗やでも

 

「ルセットを変えた、それが不合格理由やろ小次郎さん」

 

「さすが清人だな良く分かってる、そうだ俺はルセットを変えて良いとは一言も言ってねぇ」

 

「なんでなんだよ!少しでも料理を良くしようと田所は「ソーマ!」

っ!」

 

「いいかソーマ、料理人にとってレシピ通り作るのは基本中の基本や、それにお前が店を持っていたとして指示していた事と別の事をやられたらどう思う?」

 

 

「それは!・・・でもお前は良いのかよ清人このままじゃ田所はここで」

 

「良いも悪いもこの場のボスは小次郎さんや、俺がどうこう言える立場やあらへん」

 

「清人の言う通りだ、分かったらとっとと「でも」あん?」

 

「恵の咄嗟の判断力とそれを実行した度胸、その辺は評価してもええんちゃいますか?小次郎さん」

 

「フン、何を言い出すんだ清人、そんなもんが「清人の言いう通りだ」っ!」

 

「四ノ宮、お前の儲けた審査基準に不満は無い、だが・・・少なくとも彼女は状況に対処しようした、そのガッツには一考の余地が有るとは思わないか?」

 

「思わないね、ちっとも思わない」

 

「私は余地有ると思いまーす」

 

銀さんが言った後、日向子さんも便乗する形で銀さんに賛同、小次郎さん絶対イラついてんなアレは、

 

「致し方ない、非公式の食戟、俺が取り仕切ろう」

 

おっと!マジでやんるかい!小次郎さん相手に?

 

その後小次郎さんと銀さんが言い合いしたが、銀さんの気迫ある一喝で食戟は行われる事になった。

時間は今日の課題が全て終了した後、そしてソーマが負ければソーマ自身も退学になる条件で食戟が了承された、俺はソーマと恵を追いかけ、廊下の途中で二人を見つけた

 

「ソーマ、恵!」

 

「清人ぐん・・・私の所為でソーマぐんも・ひぐっ・・」

 

恵は泣きながら俺の胸に顔は埋めた、俺は恵の頭を優しく撫でながら二人に話した

 

「ごめんな、庇いきれなかった、ソーマお前も」

 

「そんなごと無い、清人ぐんは講師側だもんしがだないよ・・ひぐっ」

 

「俺もそう思うぜ清人、それにこうなったのは俺の所為だ気にすんな」

 

ニヒヒと笑うソーマを見て俺も笑う

 

「ソーマ、恵やるからには勝て!お前らなら大丈夫や」

 

その後恵を落ち着かせ、残りの課題を乗り切る様にと言って二人と別れた

 

 

 

 

 

午後の課題が終わり、俺達は遠月リゾート別館に来とる、ここは今回使う予定が無いから邪魔が入らんねんて、俺はソーマ達を案内して地下の厨房に入る、入ると恵が驚きの声を上げた、それもそのはず卒業生達が何人もおったからやった。

 

「今回公平に審査する為、審査員として水原、関守、ドナードに審査をやってもらう、そして今回の料理メインは田所恵、君がメインで調理する事、それでは食戟開始!」

 

「私がメインで調理を・・・」

 

「そうだ、レシピを君一人で決めるんだ、幸平はサブとしてサポートに回れ」

 

「なっ・・・堂島先輩!食戟を挑んだのは俺っすよ、なのになんで」

 

「簡単な事やソーマ、銀さんは無理を通して今回のこの食戟を取り持ってくれとる、なら銀さんの条件も飲むべきや、それにソーマお前の料理で恵が生き残って何になる?そんなんじゃこの先必ず恵は落ちる、恵がこのまま残れるのか否か、それは恵自身が決めて証明せなあかんねん、恵今回の食戟メインは恵や」

 

俺の言葉に緊張がピークまで来たのか体が震え出し、呼吸も過呼吸気味になりだした、俺は恵を落ち着かせる為に恵の頬に手を置き優しく話しかけた

 

「大丈夫や恵、お前なら大丈夫、俺なある人に言われてん、料理ってのは皿の上に自分の全部を載っける事だって、恵自分の料理を作るんや、恵だけの恵だから作れる料理を」

 

俺の言葉を聞き恵は落ち着いてメニューを考えだした、その後小次郎さんが先に調理に取り掛かり、ソーマ達も下ごしらえを始めた。

 

しばらくして小次郎さんの料理が先に完成した、小次郎さんの料理はシューファルシ、フランスの家庭でも出てくる一般的な料理、だが中身は全くの別物、中の肉は地鶏胸肉のファルスか、それにこの包んでいるキャベツはサボイキャベツ、加熱すれば上品な甘みが出るやつやな、日本では縮緬キャベツと言われとったっけ?

 

「さすが小次郎さんやな、フランスでのレギュムの魔術師って二つ名は伊達やないな」

 

 

次に恵の料理虹のテリーヌ、小次郎さんの課題のルセットと似た様な品やな、見た目も綺麗やしそれにこれは、ドライトマトか面白いな

 

「なるほど、四ノ宮は新鮮さの美味、そして田所君のは熟成の美味、全く異なる切り口でアプローチしている!」

 

やるやん恵!これなら大丈夫やろ、その後判定に移り最初は小次郎さんが勝っていたが、銀さんがコインを恵の皿に置いた、日向子さんも何故か500円を皿に乗せた、なんで500円かはツッこまんとこ、俺もノリで500円をおいたし

 

「なんのつもりだ、堂島さん、清人」

 

「本当に分からないか四ノ宮」

 

「小次郎さん、俺は小次郎さんに憧れてたよ、でも今の小次郎さんは見てて面白いないねん」

 

「清人テメー調子にのるなよ!」

 

「調子に乗ってんのはアンタだろ小次郎さん!アンタいつまで同じ所で止留まってるつもりやねん!いつまで停滞しとんねん!」

 

「っ!お前いつから気づいてた」

 

「プルスポール勲章を取った辺りから、小次郎さん早く前の小次郎さんに戻ってや、俺はそんなあんたに憧れたんちゃうねん、それに恵のテリーヌ食うてみ、大事な事思い出せるやはずや」

 

俺は恵のテリーヌを小次郎さんに差し出した、小次郎さんは恐る恐るテリーヌに手を伸ばした、小次郎さんは大事な事を思い出したのか少し涙を流し恵の退学を取り消しにした、恵は喜びの余り泣き出し俺に抱きついて来た、そしてその後食戟は終わり今回の怒涛の食戟は幕をとじた




間に合わなかった_| ̄|○ごめんなさい

そして今回長い、無駄に

取り敢えずお楽しみいただければ嬉しいです

では次回
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