四話です
悠姫の部屋でずっと喋っているともうすぐ歓迎会を開くと連絡が有った、俺達二人は歓迎会が開かれる部屋に向かっている時、不意に俺の携帯が鳴り液晶を見ると知らない番号だった
「悪い悠姫、先行っといて電話きたわ」
「わかった、部屋の場所分かる?」
これで分かると言えば前の二の前なので素直に教えて貰っい悠姫を先に向かわせた
「さて誰やろ、もしもし?」
『桜清人の携帯で合っているか?』
「合ってるでどちらさん?」
『俺だ清人、銀だ』
「おぉー!銀さん、携帯変えたん?」
『ああ前のが壊れてしまってな、ところで清人お前遠月に入ったらしいな』
「入ったで〜」
さらさらと話しているが電話相手は堂島銀、俺に料理の楽しさを教えてくれた人で初めて会ったのは親の紹介やった、最初に会った時はまぁ〜凄いのなんのって雰囲気がヤバかったわ
『・・と・・よと・・清人!!』
「!ごめんごめんぼーっとしてた」
『全くしっかり聞いてくれ・・もう一度言うぞお前達1年はもう直ぐ宿泊研修がある』
「宿泊研修?」
『そうだ宿泊研修とは名ばかりの地獄の研修だ、遠月ではその研修で1年はふるいにかけられ、恐らく1年の半数が其処で消えるだろ』
「半数って凄い数やな、まぁ一年自体の人数もマンモス級やけどな」
『そうだな、其処で清人・・お前はこちら側でその宿泊研修に参加してもらいたい』
「はい?どゆこと?」
『お前の実力は既に1年の括りから飛び抜けすぎている、確かに一年の中では現段階でもかなりの腕を持った者もいる、だがお前は其処らから更に別格だ、特に清人お前のspécialité・・あれは俺もあいつも衝撃を受けた』
「・・・あの料理はあの時の俺の全てを詰めたからな、今はもっと進化しとるで」
『だろうな、だからお前はこちら側で参加して欲しいのだお前は舌も確かだ』
「分かった、でも俺だけええの?」
『今回は特別処置として学園長の了承も得ている、今回俺だけで無くあいつの推薦も入っていたからな』
「さよか、ほなええわ」
『ああでは宿泊研修の時に会おう』
「え?銀さんくんの?」
『行くさ、お前と会えるのは楽しみにしているぞ』
そう言って電話を切られて、本当銀さんは変わらんな〜、取り敢えず電話も終わったので俺は歓迎会がひらかれている205号室に向かった
しばらく歩くと何やらどんちゃん騒いでる部屋があった、部屋番号を確認すると205と書いてあったのでノックをする
「はーい」
出てきたのは髪の長い美人さんやった
「あ〜悠姫おる?」
「もしかして貴方が桜くん?」
「そうや、桜清人や宜しく」
「宜しく、私は榊涼子よ」
「よろしくな」
俺は榊に案内されて中に入った、中に入ると既に大盛り上がりだった、
「えらい盛り上がっとるの」
「遅いよ清人」
声の方を見ると悠姫がいた、手招きされたので近くまで寄ると見知った顔がいた
「ソーマやん、お前もここ住んでるん?」
「清人か!お前も呼ばれたのか?」
「俺の横におる可愛い子からのお誘いや」
「///」
なんや何顔赤くしてんや?熱でもあるんか?
「お前何言ってんだ」
ソーマにもジト目をされた解せぬ
しばらく悠姫とソーマ、榊と紹介された田所恵と話していたが話の最中肩を叩かれ振り向くと裸エプロンの男がにこやかに話しかけてきた
「初めまして僕いっし「近寄るなん変態!!」ええー!」
俺は咄嗟に悠姫と榊、田所を自分の背中に隠した
「なんやあんた一体どこから入った、この変質者!!」
「違う違う僕は遠月学園2年一色慧、君と同じ遠月の生徒だよ」
「嘘つけや!こんな変態あるわけないやろ!」
「本当だよ、一色先輩はここの寮生で遠月の生徒だよ」
悠姫に言われほんまか?と周りに確認した所本当のようだった
「ほんますいません、まさかホンマに生徒で先輩やったとは」
「いいよいいよ、僕もこんな格好だし・・それより挨拶だ改めて僕は一色慧ここの寮唯一の2年だ」
「桜清人です、よろしく」
其処からは一色先輩も交えて大いに盛り上がり、気がつけばもう時計は夜中の12時を指していた、悠姫もいつの間にか俺の膝を枕にして眠っている俺は悠姫が体を冷やさないように毛布を掛けた。
「あぁ・・今夜は本当に楽しい夜だね、改めて歓迎するよソーマ君、それと清人君も」
「やー・・こちらこそっすわ」
「あざっすー」
「もう料理が尽きたね、鰆の切り身があったはずだ、僕が何か作ろう」
「その格好で調理するんすか」
やっぱり変態やないか!口には出さないが俺の中では一色先輩は変態のカテゴリーにランクインしている
「さぁ・・できたよ召し上がれ二人とも」
「「いただきます」」
「っ!!」
「へぇー」
上手いな・・鰆のピューレ添い、かなりのレベルやなここの寮生の中ではトップの味や、でもこれはまだ序の口やろうな・・・ソーマ気づいとるか?一色先輩は全然本気出してへんぞ
「ソーマ君それに清人君、式では面白い事を言っていたね・・・遠月の頂点を目指すのはそんなに簡単じゃないかもしれない」
なんやこの人
「遠月学園十傑・・・第7席一色慧改めて宜しく」
「あんたが十傑!!」
「・・・」
「さぁ次は君たちの料理を食べてみたいな」
なるほど、俺達を見定めるつもりか
「お待ちをっ!!」
「君はしないのかい?」
「俺は悠姫がまだ寝てるんで、起きてからで」
「優しいね〜君は」
二人で話しているといい匂いがして来た、その匂いにつられたのか悠姫も目を覚まし俺が膝枕をしていた事が分かると真っ赤になりながら謝って来たので気にせんでと言ってソーマの方をみた
「お待ちどう、ゆきひら裏メニューその改鰆おにぎり茶漬けだ!」
お茶漬けか、如何にも大衆食堂のメニューって感じやな、一色先輩も同じような事思ってそうやな、そして一色先輩達はお茶漬け食べた
結果的に言うとかなら美味かったみたいだな、みたいと言うのは俺は食べていないから・・・鰆がね俺の分まで無かったてん・・・goddamn!!
「ごめんね清人君、まさか食材が無くなるとは」
「気にせんで下さい、それに料理なら持って来てるんで」
そう言って俺は自分が持ってきた料理をだした
sid一色
清人くんが持ってきた料理はどうやらデザートのようだ、沢山食べて最後の締めにデザートとは良いものだ
「ほいこれが俺の持ってきた・・・虹の実のアイスや」
「虹の実?聞いた事が無いな」
「まぁ食べてみて下さい、きっとビックリするから」
「じゃあ・・・!!」
「なにこれー!!凄く美味しい!!」
「本当!!それに味が・・・」
「清人君、僕はこんな料理食べた事が無いよ・・この料理の一番の特長は味が7段階も変わる事、どうやればこんなに繊細且つ豪快に味を7段階も変えられるんだい?」
「それは秘密や・・どうや悠姫、ソーマそれと榊に伊武先俺のデザートは」
「凄く美味しいよ!こんなの初めて!」
「私もよ本当に美味しい」
「・・・美味かった」
「・・・・・・」
恐らくソーマ君は今必死に理解しようとしている、あの変わる味をそして自分より遥かに強い清人君という料理人を
「清人君、素晴らしかったよ」
「どうもそれより聞いてええっすか?」
「なんだい?」
「・・・10傑って何?」
『お前もかーーー!!!』
これからは本当に楽しくなりそうだ
一回消えてから創作欲が〜OrL
なんとか書き上げました
楽しんでください