(旧)『スイッチ』を押させるな――ッ!   作:うにコーン

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今回紹介するのはこちら
ストーンオーシャン登場、FFことフーファイターズ! Dear Rosemary だッ!

なんといってもカッコイイギターが魅力だね




ここはカルネ村 その1

        カチリ

 

 何の因果か・・・キラの死と同時に意図せず発動した<キラークイーン・バイツァダスト>により時は爆破された。

 

 

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               ドグオオォオォォ!

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 しかし半端に発動した<バイツァダスト>は()()()()()()()()()のは不可能だった。連鎖するように爆破は広がり、まるで線香花火のように小型の爆発が連続して起こる。

 

「どォーなッてんだこりゃアァーッ!」

「ばかなッ!吉良吉影はすでに再起不能だ!」

 

 限界以上に追い詰められることによって効果が最大以上に膨れ上がった爆発は、仗助、億泰、康一、承太郎の4人を巻き込み世界を爆散させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風によって木の葉が擦れザワザワと音を立てる中、小鳥がさえずりながら空中を泳ぐ。

 そんな自然の真っ只中に4人の男が倒れていた。木の葉の間から差し込む太陽の強い光が、1人の男の顔を照らす。

 

「ぐっ・・・ここは・・・何処だ?」

 

 まず最初に意識を取り戻したのは白いロングコートを着た長身の男だった。男は付近を素早く見回し、現在居る場所が先ほどまで居た町ではないことと、三人の仲間が倒れている事に気が付く。

 男は3人に駆け寄り、目立った怪我がないことを確認すると3人を起こす。

 

「おい 康一君 大丈夫か」

 

 承太郎は意識を失っていた1人の体をゆすり、覚醒を促す。

 

「う・・・承太郎さん・・・はい、ぼくは大丈夫です。」

「状況が不明だ 2人を起こしたら状況を確認したい」

 

 意識を失っている間にいつの間にか知らない場所へ移動している状況を警戒し、残りの2人を手早く起こしていく。

 

「仗助、億泰、大丈夫か返事をするんだ」

「うっす、俺は大丈夫ッス・・・ってここ何処ッスか?」

「怪我はしてねぇッスけど、服にスゲー泥がついちまったぜ」

「とりあえず4人とも無事のようだな。ここが何処かは・・・森林としか言いようが無いな」

 

 承太郎は辺りを見回しながら辺りの植物や土を調べていく。どうやら低木や雑草の葉を詳しく調べているようで、5分ほど調べたところで結論を出した。

 

「やれやれ・・・日本に自生している植物がまったく見当たらない。どうやらこの森は日本ではない可能性が高い」

 

 承太郎は手に持っていた摘み取った葉から手を離し、心底疲れたように告げる。

 手から離れた雑草や木の葉はヒラヒラと舞いながら地に落ちていった。

 

「康一君。君のスタンド<エコーズact1>を上に飛ばして周囲の地形を確認してくれないか?」

「は、はい。やってみます」

 

 軽く息を吸い、集中する。そして康一の背後から靄のようなバスケットボール大のスタンドが姿を現す。

 それはエコーズと名付けられている康一だけの能力であり、もう一人の康一自身だった。

 

「<エコーズact1>!」

 

 現れたスタンドは射程距離50メートルの遠距離能力タイプスタンド<エコーズact1>だ。

彼のスタンドは物体に文字(擬音)を貼り付け、その音を繰り返し響かせる能力を持つ。また、康一の気持ちを文章にしたモノを相手に貼り付ければ、異常なほど思い込みの激しい人間には通用しないが、相手の心に直に想いを強く訴えることができる。人に貼り付ければ頭の中にその音が響き渡り、五感の1つである聴力をまるで強制的にヘッドホンでも付けられたかのように塞ぐことが出来る。さらに地面や壁に貼り付ければ、たとえば踏み切りやサイレンの音などを出し、欺瞞させてまるでその音が鳴っているかのように勘違いさせる事ができるのだ。

 しかしこのスタンドには小さくない弱点がある。長い射程・高い汎用性を持つスタンドだが『パワー』と『スピード』がほとんどない事だ。このスタンドではかなり使い方を工夫しなければ戦闘に勝利することは難しいだろう。

 康一はエコーズを自身の上方――空中へと進ませ高度50メートルまで上げさせる。スタンドを通じて辺りを見渡した康一は、小さな村と石造りの遺跡か神殿のようなものを見つける。しかし村と神殿は別方向にあるうえ、かなり距離が離れているため、両方の場所へ到着するにはどうしても日が暮れ夜になってしまうだろう事が容易に想像できた。

 

「うーん・・・後ろに石でできた神殿みたいな建物と・・・前に小さい村みたいな家屋がいくつか建っている場所がありますよ。でも遠いので両方は無理ですね。夜になってしまいます」

「そうか・・・ありがとう康一君。では村に向かおう。人が居れば今居る国の名前や日本大使館の場所を聞いて保護を求めることが出来るかもしれない」

 

 とりあえずの目標を決めた4人は前方にあるであろう村へむけて歩みを進め始めた。そして歩き始めてすぐ億泰が仗助に思い出したかのように

 

「そォーいやーよォー仗助ェ。おめェ確かケガしてなかったか?こう・・・木の棒が足にブスブスってよォ」

 

 と問いかけた。吉良吉影の()()を爆弾にする攻撃によって爆破された木片が仗助の足や胴に突き刺さっていたはずだが・・・それがない。いや、木片どころか骨折も出血もまるで()()()()()()()()()キレイになっていた。

 

「確かによー、言われてみればそうだなぁ?ヤツの<バイツァダスト>せいかもな」

「フーン。まッいいかァ仗助は自分のケガは治せないからよォ」

「えっ!仗助君そんな重傷だったの!?いやぁでもよかったよ仗助君が無事で」

「ああ。かなり強敵だったぜヤツの空気爆弾」

「まッ!おれのスタンド<ザ・ハンド>の前じゃあなーんてことなかったけどよ!」

「あれ?ちょっと待って二人とも。なんだろう村のほうが騒がしいよ?」

 

 エコーズを空中に待機させていた康一は、前方の異変に気付くと先頭を歩いていた承太郎に話しかける

 

「承太郎さん。なんだか村で騒ぎおきているみたいです。ちょっと遠くてよく見えないけど・・・うーん全身鎧を着た人が走り回っています」

「いや、待つんだ康一君。前方から何人かこちらへ向かってくる。おい仗助!億泰!気合入れろよ~~!!」

 

 警告を受けてから耳を澄ますと、数秒で仗助たちの耳にも枝葉を掻き分けるガサガサとした音や金属が擦れ合うようなガチャガチャといった足音が聞こえてくる。目を凝らすとどうやら少女二人が鎧を着た男に追われているようだった。それは後ろに居た仗助にもハッキリと見ることが出来た。姉と思われる少女が追っ手の男を兜ごと殴り、妹であろうより小さい女の子を連れて逃げようとする。しかし足がもつれたのか思うように進めず、鎧を着た男に背中を切られてしまったようだった。

 

「オイオイオイ!あの剣、刃が付いてんじゃねえかよ!」

 

 流れだす血を見た億泰は驚く。四人全員模造刀だと思っていた剣が本物だとわかると、止めるべく慌てて走り出し少女二人に駆け寄る。そこで鎧を着た男たちは初めて仗助たちの存在に気が付いたようであった。

 

「ああ~ん?なんだぁ~?テメエらは?おかしなカッコウしてやがるなぁ」

「まぁ~見られたからにはよォ~ブッ殺すしかねえわなぁ?」

 

 まるでB級映画のチンピラが喋るセリフを言う男を仗助は完全に無視して少女の目線にあわせてしゃがみながら話しかける。

 

「バケツみてーな兜被ったおっさんを素手でブン殴るなんてよォ~こいつぁ~グレートですぜ?承太郎さん」

「やれやれだぜ()()にも殺人鬼とはな・・・」

 

 完全に置いていかれた鎧の男は逆上し、持っていた剣を振り回すと同時に声を荒げる。そして()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「なんだこのクソガキ!ブッ殺すぞッ!てめ―――ッ!コラッ!()()()()()んじゃねえのか!」

 

 瞬間――空気が変わる。

 

 

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 今まで鳴いていた虫の鳴き声が止まる。小鳥たちが口を噤む。そして・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「あ!も・・・もしかしてやな予感・・・」

「あ~あ。切れた切れた。また切れた」

「・・・やれやれだぜ」

 

 そしてゆっくりと()()()()()()ガキが立ち上がると

 

 

「あ?」

 

 

 と、小さいが底知れない怒りを込め問いかけた。少年の眉は危険な角度まで吊上がり、眉間には谷のように深い皺が刻まれていた。

 ズシャッ!と、仗助の靴が土を踏みしめる。迷い無く二人の男に向かって歩みを進める。

 

「今てめー・・・なんつッたッ!俺の髪の毛がどーしたとコラッ!」

 

 と、言い終わるが否や、仗助の腕が蜃気楼のように二重にぶれる。はすさまじいスピードでスタンドの腕だけを出し鎧の男の顔面を()()()叩き割った。殴られた男は全身鎧を着ており、かなりの重量があるはずだが、まるでサッカーボールのようにフッ飛んで行き、後ろにあった木にぶつかると力なく崩れ落ちた。

 殴られ吹き飛ばされた男は痛みにうめき声を上げ、裂けて血が出ている顔を手で押さえている。

 

「俺の頭にケチつけるヤツぁー何モンだろ――とゆるさねえ! このヘアースタイルが()()()だとォ?」

「え!そ・・・そんなこと誰も言って・・・」

 

 言ってない。そう確かにだれも面白いだなんて言っていないが、仗助にはけなされたと受け取ったようだ。可愛そうなことだが・・・いやコイツの場合全然カワイソーとは思えなかったが・・・すべて喋り終わる前に男は仗助に頭を右足で踏みつけられた。

 

「確かに聞いたぞコラ――ッ!!」  グシャアッ!!

 

 鎧ごと叩き割るパワーに恐れを成したもう一人の男は、恐怖と急な展開について行けずその場にへたり込み、ふと気付く。

 

「な・・・なんだあ~~っ! 今殴られた顔の傷がどんどんなおっていく!砕けた金属片が刺さって血がドボドボ出ていたのに!も・・・もう直っちまった!」

 

 まるで逆再生された映像のように治っていく傷。メキメキと不気味な音を立てながら治癒されていく。

 

「で・・・でもなんか変だ・・・う、うわああああ!ひしゃげた兜と顔が一体化しているゥウウウウ!ウヒィィィィ!」

 

 これが!これこそが東方仗助のスタンド<クレイジー・(ダイアモンド)>の能力!()()()()()物を()()()能力だッ!しかし能力の効果は仗助の精神状態に大きく左右される。感情が昂ぶっている時にこの能力を使用すると歪んだ形に復元されてしまうのだ。

 明らかにヤバイ仗助に底知れぬ恐怖を感じたもう一人の鎧の男は、少しでも身を軽くしようと持っていた剣を捨て、無様にも股間を湿らせながら逃走していく。その後を追うように、顔が砕け散った兜と一緒に一体化してしまった男も慌てて逃げていく。だが不幸はこれでは終わらない。なぜならば、この全身鎧の意匠は指揮官クラスを除いてすべて同じ見た目をしている。そのためブチ切れた仗助には似たような見た目の鎧はすべて同じ人物に見えてしまっていたことだ。

 

「う、うわああああああああ―――」

「逃げんじゃねえゾ!コラ――ッ!」

 

 森全体にまで響き渡るかと思えるような叫び声が広がる。怒気が撒き散らかされ、まるで空気が振動しているかのようであった。

 逃げ出した男を追って仗助は全力で駆け出す。最早仗助には髪型をけなした鎧の男を殴る事しか頭に無い。

 その場に残されたのは5人。承太郎達と少女二人。承太郎は瞬く間に小さくなっていく仗助の後姿に、諦念のため息を零すのだった。

 

「まぁ見たところ怪我もしてねぇし間に合ってヨカッタよほんとによ」

 

 エンリは億泰と呼ばれていた青年の言葉が理解できなかった。《何処にも怪我が無い》?そんなハズがない!だってつい先ほど背中を切られたばかりだし、手の骨だって完全に折れていた・・・

 

 

 《つい先ほどまでは》

 

 

 切り裂かれたはずの背中は一滴の血も流れておらず、服すら破れていなかった。あれほど激痛を訴えていた右手からは何の痛痒も感じない。

 

「えっ?うそ・・・な・・・何が・・・一体・・・」

 

 完全に異常なこの状況に、エンリの背中を先ほどとは違った冷たい物が走る。《一体自分が何をされたのかわからない》。だがそんなことはどうでもいい。()()()()()()

 状況は好転したッ!エンリは泣きながら億泰の手を取り助けを求める。早く村を救わなければ!その点に関してはエンリは必死だ。

 

「あ、あの、たっ助けてくださってありがとうございます!」

「ありがとうございます!」

「初めてお会いした方に図々しいとは思います! で、でも!あなた様にしか頼れる方がいないんです! どうか、どうか! お母さんとお父さんを助けてください!」

「おねがいします!」

 

 近い。すごく近い。ちなみにエンリは今の今までずっと走り詰めで、服装に気を使う暇がなかった。いろいろとガードが甘くなっているのは故意か偶然か誰にも分からなかったが、必死に助けを求める姿は心を打つものだった。

 億泰は目が泳ぎまくりながらもこう返すのが精一杯で

 

「お、おう、もちろんだぜ。走って行っちまったバカの事も気になるしよ~~」

 

 急に手を取り助けを求めてくる少女にしどろもどろになりながら億泰は安請け合いしてしまうのであった。

 

 

 

_________|\

|to be continued・・・ > 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




――没ネタ――

~ありんすさんがアルシェちゃんの頬をベロォするシーン~

「これは汗をかいている味でありんす・・・アルシェ・イーブリィル!」


すきなとこ:あたりまえなことをさも大発見のように言っちゃう

ボツりゆう:今回出番は無い
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