そうだな・・・『メキシコに吹く熱風!』という意味の
「Santana」というのはどうかな!
「ハッ ハッ ハヒッ」
男は逃げる。
後ろには異様な力を持つ死神がいる。
捕まったらきっと殺されてしまう。
いや、死ぬよりもえげつない行為が、いともたやすく行なわれるかもしれない。
後ろでドザァア―――ッ!と死神に殴られた仲間が転ぶ音が聞こえる。
そして先ほど小娘に殴られた時よりも数十倍大きな音も。
恐怖で振り向けない。すぐ後ろにいる気がするし、そうでない気もする。
「待てやコラ―――ッ!」
(ウヒィイ――ッ! やっぱりすぐ後ろにいたアア~~ッ!)
男は先ほどまでいた村の方向へ全力で逃げると、民家へ転がり込むように逃げる。
入ってきた入り口を、家具を投げて適当に塞ぐと裏口から逃げようと出口を探す。
「ドララララァ!」
追跡者が大型の家具を信じられないパワーで吹き飛ばし、進入してくる。
さらに恐ろしいのは破壊された家具がありえない形に
やっとのことで探し出した出口から、まるで猫に追われる鼠のようにあわてて民家から男は脱出する。
幸運なことにその家がきっかけで、逃亡に成功した男は異常を知らせるため、部隊を纏める隊長のいる村内中央にある広場へ息を切らせながら向かうのであった。
「たッ隊長ぉおおお~~ッ・・・フヒ― ひ、必死に逃げてきたんですゥ~~」
「なにを怖がっている? 少しおびえ方が異常じゃないかァ~~~? ちったぁ落ち着けよぉ~~ 冬のナマズみたいになぁ~~」
「に、逃げた小娘を フヒー 追っていたら変な男達に会って 仲間の1人がやられちまったんですゥ~~」
ベリュースは怪しい男の話を聞くと、ある人物が頭に浮かんだが・・・その人物は前回襲った村にまだいるはずだ。
まさかと思いつつも漠然とした不安を感じたベリュースはその先の情報を聞こうと急かすが、逃げてきた男はずっと走っていたため息切れしながら報告すると、水を飲もうと水筒をあおっていた。
「飲んどる場合か――ッ!」
あきらかな異常事態にもかかわらず暢気に水を飲んでいる無能な部下に、ベリュースの怒りは瞬間湯沸かし器顔負けのスピードで沸騰する。
「
ベリュースの足りない頭にも必死なのは良く伝わってきたがこの広場には20人も騎士がいる。イマイチ危機感が沸かなかったベリュースは物事を楽観的に捉えるとすぐに興味を失う。
「アッ! と言う間に
そんなに強いヤツがここにいるはずが無い。 ましてや殴られると傷と鎧が一体化するなんて馬鹿げていると。
どうせ取り逃がした責任から逃れるために、嘘をついているのだろうと考え早々に話を切り上げる。
「アーアー わかったわかった ちったぁ落ちつけよ 冬のナマズみたいにおとなしくしてろよぉ~~ 今イイとこなんだからさァ~~」
ベリュースは虫唾の走る笑みを浮かべると広場に集められた獲物に下卑た視線を送る。
何故か、にやけるだけでこれほどまで気持ち悪いのか全くわからないが、カスにも劣ると噂されるこのカスが考えていることはすぐに想像できた。
男は幾ら脅威を訴えても聞こうとしないカスに怒りを覚えるのであった。
◆
「ではすぐに村へ向かおう。 だがここに君達を置いて行くことは出来ない。 野生動物や伏兵がいるかもしれないからだ。」
また村へ戻るのは恐ろしかったが・・・至極当然の判断だと理解できたエンリ達はコクリとうなずくと立ち上がる。
承太郎達はエンリとネムを中心に守りながら村へ侵入し・・・<クレイジー・D>の能力でグニャグニャに歪んだ家や家具、荷車などを見つけた。 パリの美術館みたいになってしまった家々をみたエンリは絶句する。
(うへぇ~~ッ 何度見ても仗助君のスタンドはインパクトが強いなぁ~~ 1週回って芸術的ですらあるよ・・・)
「前衛的な美術品みてーになってしまっているが、コイツを辿れば仗助に追いつけるハズだ。 先頭は俺が行こう 康一君と億泰は後ろを警戒してくれ」
「あ、はい じゃあぼくは<エコーズ>を上げて周りを監視しますね」
(こんな状況でも承太郎さんは冷静だなぁ~ 憧れちゃうなぁ~)
「了解ッスよォ~~承太郎さん ぜってーエンリちゃんたちには指1本触れさせねェ~~ッ」
(エンリちゃんにいいトコみせる チャ~ンス!)
歪んだ物体を目印にしながら承太郎達は小走りで村を進む。 奇襲を警戒しながらの移動のため全力では走れないが、そう広くない村内ならば追いつくのにさほど時間を必要としないだろう。
辺りに広がる煙と肉が焼ける不快な臭気に、5人は顔をしかめた。 村の周囲に弓騎兵がいたが、承太郎が投げた
承太郎は走りながら道を進む。
所々に村人らしい倒れた人影を見つけるがそのまま走り抜ける。 最初は倒れた村人の状態を確認していたが、仗助が治したのだろうか・・・怪我は無いようだった。 そして度々見かける仗助に殴られたのであろう、壁や樽などに頭から突っ込んで動けなくなっている騎士達。
(どしぇ~~! 仗助のヤツ、
(倒れてる村の人たち・・・みんな治療されてる・・・ 想像していたより仗助君って今冷静なのかも)
突然民家の戸がけたたましい音を立てながら破られ、騎士が剣を振り上げ承太郎へ襲い掛かる。
「べろべろぉ~~~! ばああああああああ!」
横合いから振り下ろされる剣は承太郎の頭蓋を割るかに思われた! しかし振り向きもせず腕ごと柄をガシィッ! と、掴んで止め、そしてそのまま無造作にねじり上げたのだ! ベキベキと小枝が折れるような音を立てながらネジ折れる腕の骨。 肉が裂けたため吹き出す血。
「お・・・ おおお おがあ・・・ぢゃ・・・・・・ん」
あまりの痛みに怪我に触れることすら躊躇する男は、情けなくこの場にいない母に助けを求め・・・力なくへたり込んだ。 返ってくるはずの無い返事を待ちながら。
道端に転がっている小石を退かすかのように無造作に、襲い掛かってきた無法者を無力化すると、そのまま承太郎は何事も無かったかのように歩みを進める。
(ゲエェーーッ! じょ、承太郎さんスゲー怒ってンじゃないスか~~ッ! 静かにキレるって言うのオ~? チョーヤベーッ! み、見方でヨカッタぁ~~!)
(す、すごく冷静に見えてたけどイチバン頭に来てるのって実は承太郎さんなんじゃ・・・)
普段は冷静沈着で、時折やさしさすら感じる承太郎の変わりように肝が冷えっぱなしの2人に、走ったからではない冷たい汗が流れるのであった。
◆
しくじった。 聞いてない。 こんなはずでは。 ありえない。
ロンデス・ディ・グランプはこんなことを考えてもしょうがないと思いつつも、グルグルとそんな言葉が頭に浮かんでくるのを止められなかった。
ロンデス達はこの村を襲撃したとき、村の周囲を固め4方からこの中央広場に集まるように村人を狩り立てた。 すべての民家の戸を破り、空になった家には油を流して焼き払う。 隠し地下室に逃げ込んでいる場合もあるためだ。 油によって火勢を増した炎は家を倒壊させ、地下室の中身ごと蒸し焼きにしてくれる。 さらに・・・
狩り漏らした住民を殺すために村の周囲に4人の弓騎兵を配置してある。
殺戮は、あるカスのせいで多少手間取ったが順調に進み、残るは一箇所に集めた村人を適当に殺し、何人かわざと逃がして終わるはずであった。
ロンデスは状況がすっかり変わってしまった瞬間を思い返す。
バグチョアッ!
ロンデスの耳に不快な、まるで卵を床に落とした時のような硬いものと液状のものが激しく衝突する音を聞いた。 あまりにもおぞましい音だったため全身が粟毛立つ。 恐る恐る後ろを振り向くロンデスの目に映ったのは仲間であるエリオンが、民家の壁が砕けるほど激しく叩きつけられる光景だった。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
あまりにも非常識な光景に、何が起こったのか理解できた者はロンデスを含め誰もいない。 鎧を着た人間を壁が砕けるほど強く打ち付けられる理由など誰に理解できようか。
ありえない。 今の状況を見たまま表現するとしたら、拳を振りぬいたようなポーズの奇妙な髪形をした少年と腰をぬかした村人が、エリオンの向かいにいる。 恐らくこの少年がエリオンを
そう、
「うげっ!げげごげっ!」
衝撃的な光景だが驚くことにエリオンは生きていた。 苦しげにうめき声をあげてはいるが。
あまりにもブッ飛んだ光景にその場にいる者全員の視線がエリオンと少年に集まる。 さらに驚いたのは次の瞬間だった。 時間が巻き戻ったかのように瓦礫が集まると、
乱入者に立ち向かえたのは最初のうちだけだった。 勇敢にも切りかかった仲間達は全員がゴムボールのように吹き飛ばされて意識を失っていった。 ピクリとも動かない仲間を遠巻きに眺めるしか出来ないことに無力感がつのる。
4、5人も吹き飛ばされれば嫌でもわかる。 勝てない、と。
それからだった。 絶望という言葉頭ではなく・・・『心』で理解できたのは・・・
「ア、アヒィ――ッ!」
村人を取り囲んでいた騎士の一人、リリクが悲鳴を上げながら背を向け逃走する。 慌てている為か足をもつれさせながら走ってはいるが、鎧の重さを感じさせないほど早い。騎士は追われていないか不安になり10歩ほど走ったあたりでチラッと後ろを見る。
「 !! 」
男の目に蹴り飛ばされた
「うっ、うぐぐ な・・・なんで甕が! ヒイ~~で、出れねえ~~ 助けてくれェ~~ッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
クルリと少年がこちらを向いた。
その場にいる村人を含めた全員が、ビクリと肩を震わせた。
「き、きさまら! とっととそいつをブチ殺せ! 冬のナマズみたいにおとなしくさせるんだッ! 相手はたった1人だろうが! さっさとしろ!」
キンキンと耳に響く耳障りな声に、ロンデスは顔を顰めるのを我慢出来なかった。
普段と声がかなり違っていたが、あの特徴的な口調で喋るヤツなど1人しか知らない。
(カスが! この非常事態に余計な真似をしやがって! そもそもこんなに時間が掛かったのはテメェのせいだろうが!)
口には出さないがこの危機的状況でさえ、やかましくわめき散らす男に心の中で悪態をつく。
そう、いつも時間が余計にかかるのはこの男のせいだ。 たとえば、逃げる娘の尻を下種な欲望を感じ、追いかけ、フラフラと建物に入ったら、父親だろう村人に負けて助けを求める。引き離してみれば、遅いとわめき散らしながら八つ当たりの感情で村人に何度も剣を突き立てる。 親が金持ちなだけの何のとりえも無い男。 コイツが隊長という立場にあることを部隊全員が不満に思う、そんな男。
当然誰も動かない。 あたり前だ。 誰がこのような男のために命をかけるものか。 位置的に次に殴られるのはテメエの番だザマア見ろ! とすら思う。
不思議な髪型をした少年は スゥ――ッ と手を伸ばし、鼻を――士官用ヘルムは顔が見えるようになっている――つまむと、横にあった詰まれた木箱の山へベリュースを片手で投げ飛ばした。
砕け散る木箱を見て、想像を絶する膂力に驚く。
「イイデェ―ッ! き・・・きさま何者だァ――ッ! わたしに こ・・・ こんなことして! タダで済むとおもっちょるのかあ――ッ!」
(そうだ・・・ 済むわけがない・・・ 誰だろうとこんなころをしていいはずがない・・・ 法国神学校の成績は平均以上で卒業した。 資産家の家に生まれ、社会に出てからも出世のためにガマンしてこんな任務に就いた・・・ 金だって人並み以上にもらっているし、税金だって他人の5倍は払っている! いずれ大貴族にもなれるわたしは・・・)
「ベリュース・ゴールドマンだぞ―――ッ! いいか聞けこのイカレッ! 拷問してやるッ! 絶対に拷問してやるからなーッ!」
バシィン! 辛うじて残像だけ見えるほど素早いジャブが顔面に打ち込まれ、ベリュースの鼻から血が吹き出した。
「ヒィッ! こ、殺せッ! 早く冬のナマズみたいにおとなしくさせるんだッ!」
誰も動かない。 誰も。 右の仲間は神に助けを求めている。 左の仲間は否定の言葉をブツブツ呟いている。 恐慌状態。 一言で表すとするとそれであった。
「かね、かねをやるぞ200金貨! い、いや500金貨だあぁあ!」
(な、何故みんな動かないんだ! オ、オレは隊長だぞ! 500金貨だぞ! そ・・・そうか! これは夢だッ! こんなことあっていいはずが無いッ! 夢だ! 夢だ! バンザイーッ!)
極度のストレスにより完全に戦意喪失したベリュースは腰が抜けその場にへたりこんでしまった。
歩み寄る仗助。 呼吸は荒い。 ついにベリュースに手が届くまでの距離に到着する。
ベリュースは・・・恐怖によるだろう震えで、鎧からも歯からもガチガチと全身から楽器のように音を鳴らしている。 緊張により言うことを聞かない首を動かし、仗助の顔色をうかがうために見るが、逆行になっていて闇に覆われたかのように全くわからなかった。
仗助は足を振り上げる。 白く2重にブレて見えるのは<クレイジー・D>だ。 この時になってようやく明らかになった表情は・・・・・深い怒りに燃える形相。 ベリュースは自らの未来を悟り絶叫する。
「OGYYYYAAAAAAAAAAAA!!」
ドゴ ドゴ ボゴ バゴ ベギ バゴ ボゴ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ドラララララララララララアアア!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドン ドン ドゴ バゴ ボゴ ベギ ボギ メシャ
何度も振り下ろされる嵐のような踏み付けは、鎧を砕き、骨を砕き、地面を砕いてゆく。 舞い上がる大量の砂塵により見えなくなるほどの激しさだった。
振り下ろされる暴力は、1発1発が致命的な威力だが<クレイジー・D>のなおす能力により叩き込まれると同時に治癒される。
「たじゅブッ! たじゅけベッ! おねがいしブァス! なんでもしグベッ!」
何度も振り下ろされる。 顔に、腹に、腕に、足に。
「か、かブェ! ウギャ―ッ! おかブベッ! おああゴバッ! おかねあげまブジュ! おだじゅげべええ―――ッ!」
ありえない方向に曲がった腕で顔を覆うが、腕ごと踏み砕かれる。
「カネカネッてそれしか言えねェ――のかこのッ」
ドグシャァ――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ド低脳がァ――ッ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――ッ!!
[「性質は1言で表すならカス」 ベリュース
振り下ろされるトドメの一撃。 ボロボロのベリュースは
それもそのはず。 マヨネーズの入った容器を踏みつければ中身が出る。 当然のことだ。
「・・・・・・やだ、やだ、やだ」
「かみさま! たすけてください!」
いたる所で上がる悲鳴と、すすり泣くような嗚咽混じりの呟きが聞こえてくる。
もう助からない。 ここにいたら
「落ち着け!」
明かりが差し込まない地下室に、ひとりぼっちでいるような・・・恐怖と不安で埋め尽くされていた心に、雷鳴のように割れ響く一喝が届き、ハッ! と我に返る。
怯えきった心は奮い立ち、思考は霧が晴れるようにクリアになる。
「落ち着け! 撤退だ! 笛を鳴らして馬と弓騎兵を呼べ! 残りは合図までの時間を稼ぐのだ! 行動開始!」
ロンデスの一喝によって恐慌状態から脱した騎士たちは、笛を持つ兵との間に立ち塞がるように移動する。 その最奥にいた騎士が、袋を下ろし笛を取り出すために、背負っていた袋に手をかける。
「テメーらよォ~~ ここまでのこと
少年は騎士に向かって走り出すと、背後に幽霊のようなものを浮かび上がらせる。
騎士たちはまるで殉教者のように、仲間が笛を取り出す時間を少しでも稼ぐために、迫り来る暴風へ身を飛び込ませる。
前方から騎士二人が突撃する。 上段から袈裟切りへと振るわれる剣を、白い幽霊が人差し指と中指で挟んで止める。 そして左手の手刀で鋼鉄製の剣を
矢のように飛来した白銀の刃は足を守る鎧ごと貫通し、騎士は転倒する。 幽霊は左手を手刀の形に保ったまま切り替えし、折れた剣を捨て短剣を抜こうとする騎士の胴へと打ち込む。 ベコンという音と共に胴鎧は陥没した。
また騎士が突撃する。 囲むように5人が少年へと同時に切りかかるが、少年は幽霊に地面を殴らせる。 ありえない量の土砂が瓦礫と共に空中へと舞い上がり、騎士たちの視界を塞いだ。 すぐに晴れるはずの視界は少年の能力によって元に戻ろうとする。 通常の2倍もの時間をかけて視界がクリアになった時にはもう、少年は騎士のすぐ目の前におり、幽霊がはなった後ろ回し蹴りによって、まとめて吹き飛ばされてしまう。
騎士の一人デズンは、少年に吹き飛ばされボールのように地面を転がった。 全身の痛みによってすぐに起き上がれず、何回か呼吸をおいてからゆっくりと体を持ち上げる。
パカンと、金属バケツを棒で叩いたような音と衝撃を頭上から感じた。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
何事かと振り向くデズンが見たものは、自分達が村の中央へ追い詰めた・・・怒りに燃える村人達だった。 村人が持っているのは農具であろう棒。 音の正体はそれによって殴られたためだった。
「な、なんだ 何をする気だ や、やめろ」
震える声でそう言うのがデズンには精一杯であった。 いつのまにか粗末な武器を持った村人達に取り囲まれたデズン。 その場に残されたのは何人もの村人から何十回、何百回もメタメタに殴られ、ボコボコにへこんだ鎧の男だった。
ついにロンデスの前まで少年が迫る。
「おおおおおおおおおおお!!」
吹き飛ばされる仲間を見て、心が折れそうになるが、ロンデスは咆哮を上げ向かってくる暴風を待ち構える。
吹きすさぶ嵐へ向けて全力で剣を振るう。
極限の状況のこの舞台が、ロンデスのリミッターを外し、体の奥底から信じられない程の力がわいてくる。 すべてをかけた一撃は、腕を振り上げた所でそこで止まる。
いつの間にか、振り下ろすために掲げた手首を白い幽霊に抑えられていた。 しまったとロンデスは思う。 突きにするべきだったと、威力を重視したために大振りすぎたと・・・迫り来る拳を前に後悔する。
そしてロンデスの鼻と前歯が折れるのと同時に、笛が鳴り響いた。
_________|\
|to be continued・・・ >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
ベリュースの姓はてきとーにつけたのよォ~~ん!
お金つながりで似合ってる
――没ネタ――
~~アルシェちゃんがアインズ様にビビってゲロ吐くシーン~~
アルシェ院くん おそれることはないんだよ 友だちになろう
↓
オゲエ!
↓
ゲロを吐くぐらいこわがらなくてもいいじゃあないか…安心しろ…安心しろよアルシェ院
すきなとこ:アインズさまがマジで友達になりたそうなとこ
ボツりゆう:主人公の出番食わないでください