第6部の、あの筋肉ウツクシ! とかやってたスタンドだぜ~
Survivor がリリースした Eye Of The Tiger って曲だぜ~
ロッキー3の主題歌として採用された曲だぜ~? 聞いたことあるんじゃないかな~
最高に勇気が沸いて来るよな~
ちなみに、この映画がきっかけで、スマッシュヒットを記録したんだぜ~
そりゃ売れるよな~
葬儀は滞りなく終わり、承太郎達四人は、放置しておいた元騎士らのいる村の中央広場に向かう為、共同墓地の丘を下っていた。
日除けの無い場所に3時間以上ほったらかしにしておいたので、今頃はいい感じに日干しされて意識がボーッとしているだろう。
「オレが<ザ・ハンド>の能力で墓石の表面平らにしたんだぜ~ なんかよ~ この~世界っつーの? に来たらスタンドの精密動作性上がった気がするぜ~」
「ええ~ 億泰くん成長するの早過ぎない~? ぼくは今回、偵察ばかりであまり見せ場がないんだよなぁ~」
とりとめの無い話を交わしながら歩いていく一行。
捕まえておいた元騎士の所へ行くと言う承太郎の言葉に、仗助はずっと疑問だったある問いを投げかける。
「承太郎さん あの元騎士を『殺すな』って一体どーいうことッスか?」
「・・・・・・そうだな、そろそろ話してもいいだろう。 仗助、お前が言いたいことは良くわかる。 つまり・・・こういうことだろう?」
歩きながら話すつもりだろう。 足を動かす速度に変化は無い。
「ここが元いた世界ではないことがわかった。 さらに襲撃してきた騎士が現在戦争中の敵国の兵で、ここは王国領。 国境侵犯し、略奪と焦土作戦を取る敵兵士を生かしておく理由が無い。 ・・・そう言いたいのか?」
仗助が無言で頷く。 表情は緊張しているためか、すこし強張っている。
承太郎が歩きながら、隣りを歩く仗助に視線をやると、人差し指を立てた。
「1つ・・・ ヤツらがドコの所属がわからない為だ。 情報を入手するために尋問する必要がある」
「なッ・・・ ヤツらの鎧は帝国の物だって村長が言っていたじゃないッスか! それにヤツらも帝国兵だって言ってたし・・・」
「フム・・・ 仗助には言ってなかったか・・・ いいか仗助、観察するというのは・・・見るんじゃあなくて観ることだ・・・聞くんじゃあなく聴くことだ」
でだ、と承太郎は一旦話を区切り、諭すように続ける。
「『嘘臭い』んだよ、あいつらの外見も行動も・・・ わざわざ焦土作戦を取る際に正規兵の
2本目の指が立てられる。
「2つ・・・ ヤツらが本当に正規兵だとしてだ。 見逃すのは論外・・・少なくとも戦闘不能にする必要がある。 俺たちの存在も顔もバレているし、生かして・・・その帝国とやらに帰すわけにもいかない」
「そうッス」
「ヤツらが本当の作戦中で・・・カルネ村に来た。 ヤツらが先兵だとしてだ・・・帰ってこない、連絡も無いでは、再度兵士が調査に送られてくるだろう。 騎士というのは身分や家が裕福だったりする。 生きているのなら生きたまま取り戻したいと思うハズだ」
「はあ・・・ あいつら金持ちなんスか・・・」
「鎧や馬、訓練に掛かる費用は自前ってのも珍しくは無い・・・ つまりヤツらは『人質』だ」
仗助は感心したように、なるほどと続く。
億泰達もいつの間にか静かになったので、後ろで聞いているようだ。
「3つ・・・ ヤツらの証言が事実かどうか照らし合わせる必要がある。 口裏を合わせられないように1人づつ『尋問』し、ムジュンが無いか考えることが必要だ」
「そのために広場にむかっているんですね!」
「そうだ。 盗賊や山賊は裁判無しで即射殺というのも・・・発展途上国では珍しくないが、俺達は警察でもPKOの兵でも無い。」
そろそろ広場が近い。
「4つ・・・ こいつらは『生きた証拠』だ。 帝国が王国で焦土作戦をしたという動かぬ証拠がな。 この国の警察権のある役人に引き渡さなければ、この村の人々は国からの援助はあまり期待できないだろう」
「自作自演を疑われないようにということッスか・・・」
「そうだ。 殺さないんじゃあない・・・
村長達と得た情報を、相談がてら共有するべきか、巻き込まないように秘密にしようかと考えた矢先に、こちらへ村長が血相を変えて走ってくる。
「なにかあったのか、村長」
「じょ、承太郎様 実はこの村に戦士風の者達が近付いてきておるようでして・・・」
(馬鹿な、もう別働隊が来たのか? 1日も経っていないのに早すぎる)
予定より早い増援の出現に、承太郎の焦りは隠し切れず、付近の住民にも伝わる。
「村長。 戦えない女性や子供を、村長の家へ|匿<かくま>うんだ。 体力のある者は騎士達が使っていた剣を使え。 鎧を着ている時間は無い、急いで避難するんだ」
はい、と返事をした村長と村の若者達は弾かれた様に行動へと移す。
村長の家の中に戦えない老人や子供を入れ、周りを木箱や倒した荷車でバリケードを作る。
その内側に、剣だけでは頼りないが、武装した村人が囲む。
「康一君 きみのエコーズで何か見えるか?」
「見た目はあの騎士とは違いますね 騎士と言うより戦士・・・傭兵みたいな格好をしています。 武器は~ ・・・剣と
「弓か 念のためにエコーズを下降させて、草むらに隠しておけ。 そして傭兵か・・・ 何か所属がわかりそうな物を身に付けてはいないか?」
上空から見下ろすように浮かべていた<エコーズ・act1>を、地に伏せさせると見つからないように近付いていく。
騎乗した戦士を観察すると、胸甲に王国の紋章が描かれていた。
「鎧の胸甲部分に、モジャッとしたトカゲっぽい動物が、両前足を上げてるマークがあります」
「村長から聞いた王国の紋章に似ているな」
「オレのよぉ~ <ザ・ハンド>でなら楽に落馬させられるぜ~」
億泰がスタンドを出現させると、いきなり現れた半透明の幽霊に村人がざわめく。
「おおっ おい億泰~ おめーのスタンドが村人に見えてねえか?」
「おもいっきりガン見されてるよッ!」
億泰が<ザ・ハンド>を右に移動させれば視線は右に、左に移動させれば左に集まる。
どうやらこの世界の住民は、精神エネルギー体のスタンドがもれなく知覚できるようだ。
「ガーン! スタンドが見えねーから楽に殴れると思ったのによー そーうまくはいかねーかー」
「奇襲って方法も見直したほーがいいよなぁ~」
「っていうか もう傭兵っぽい人たちこっちに気が付いてるよ・・・ エコーズ! 戻ってこい!」
「やれやれだぜ・・・ だが、幸いなことに抜刀する気配が無い・・・このまま様子を見ることにするか・・・」
傭兵集団のような馬に乗った男達は、ゆっくりとこちらを警戒しながら馬を歩かせる。
騎乗した人数は17名だ。
キッチリと整列して並んだ光景は、この集団の練度の高さを表している。
そのまま村内の半ばまで来たところで止まり、先頭にいた短く髪を刈り込んだ男が前に出てきた。
集団の中でも、飛び抜けて屈強なその男は鋭い視線を、康一と<エコーズ>に向け、そのまま億泰と仗助のスタンドにも向ける。
しばらく観察した後、鋭く研がれた刃のような視線を承太郎と<スター・プラチナ>に送った。
しばらくして満足したように1度だけコクリと頷くと、見た目通りの重々しい声で話し出す。
「私は リ・エスティーゼ王国所属、王国戦士長 ガゼフ・ストロノーフ。 ・・・この近辺の村々を荒らしまわっている帝国騎士共を征伐するために、王の命令を受け、巡回している者である」
「王国戦士長・・・本当に?」
村長が戦士長との言葉に驚いたのか、独り言のように呟く。
初めて聞く単語に、承太郎は村長に近付き詳細を尋ねた。
「村長、その王国戦士長ってのは一体何だ?」
「商人達の噂話程度の信憑性しかありませんが・・・ 確か・・・王国の御前試合で優勝した、最も腕の立つ人間が選ばれる地位で、王直属の精鋭兵士達を指揮するのが戦士長だとか」
そうか、と承太郎は相槌を打ち、騎士の襲撃と戦士長の到着したタイミングが重なった偶然を、本当に偶然なのかと眉を潜める。
「村長だな・・・ この状況と、隣にいる者は一体誰なのか説明してもらいたい」
「彼らは、私達の村が襲われている所を助けていただいた恩人で、名を・・・」
「空条承太郎だ。 姓が空条、名が承太郎だ。 それでこいつがオレの親戚の・・・」
「東方仗助ッス」
名乗ると同時にペコリと会釈をすると、ガゼフも会釈を返した。
(ああ~真面目っぽい人だなぁ~)が仗助の第一印象だった。
次に康一が手を挙げて存在をアピールしながら名を名乗る。
「ぼくの名前は広瀬康一、まー覚えてもらう必要は無いですけど~」
「康一よぉ~ ユーメー人とかによえーのか~? モジモジしちゃってよ~」
割り込むように笑いながら、からかう億泰に反論しながらキミも言いなよぉ~と康一が急かした。
億泰は右手をチョップをするように挙げて
「オレは虹村億泰っつーんだ」
と簡単に済ませる。
「ふむ・・・ 姓・名の順とは・・・異国の方ですかな?」
「まあ・・大体そうだな。 全部セツメーするには時間が足らなさそうだ」
「では、村が襲われたと村長が言っていたが、襲ってきた帝国騎士はいかがいたしたか?」
あっ! と声を上げると同時にポンと手を打つと、億泰は振り向いて少し遠くにいた元騎士を指差し・・・
「帝国騎士ってよぉ~ こいつらのことなんじゃねぇ?」
と言ってしまった・・・
目を大きく見開いて絶句する戦士長。
あれほど手を焼かされた暫定帝国騎士が、全員捕まっている事実についていけないようだ。
帝国の兵は練度が高く、装備も整っているので返り討ちに遭う想定は全くしていなかった。
たっぷり10秒ほどだろうか・・・呆然としていたが、ハッ!と我に返った戦士長は、馬から下りると4人に深々と頭を下げる。
「本来私がやらねばならぬ使命であるのに申し訳ない、そして村を救っていただいた事に・・・深く感謝する」
その場にいた承太郎達四人以外の全員の表情が、驚愕の色に染まる。
どうやら予想以上に有名で、身分が高いのだろう。
中世くらいの社会文化ならば、身分の差はかなり重要なことだろうから、そこまで不思議ではない。
むしろ、周りのその態度が、ガゼフ本人という確信と、戦士長の身分が本物である何よりの証拠となった。
「いや、
「しかし本来は私の役目。 何か礼が出来ると良いのだが・・・
「後日受け取るのは不可能だ。 俺達はこの一軒が片付いたら移動しようと考えていた。 戦士長殿のおかげで犯人の身柄を聴き渡す目処が立った」
「では別の形で何か支払えるならそれをお願いしたいのだが?」
「・・・・・・では、戦士長に1つ頼みがある。」
「1つだけとは謙虚な方だ。 して、それは一体何かな?」
「オレと試合をして貰いたい」
ヒソヒソとしていた周囲のざわめきが、瞬時にして大きくなる。
ガゼフの部下だろうか、後ろに控えるように待機していた一人が
「身分もわからぬ者がッ! 戦士長と試合をしたいなどと無礼だと・・・」
と、言いかけて片手を挙げたガゼフに制される。
「私はそれでかまわないとも、空条殿。 だが、どのような怪我を追おうが、お互いに禍根無しということを約束していただく」
「そうか、それと怪我の心配はしなくていい。 仗助が治せるからな」
「ほう、その若さで治癒の魔法が使えるとは」
「魔法なんて使えるわけねーッスよ、メルヘンやファンタジーじゃあないんスからよ~ オレのは能力ッスよ~」
「魔法ではない? 能力とは一体何のことですかな?」
直接見せたほうが早いなと承太郎は、村長から受け取った剣を半ばから折り、刀身の部分で指を薄く切る。
「仗助、頼む」
「了解ッス」
仗助が<クレイジー・D>を実体化させ、能力を発動させると、折れた剣と切り傷が瞬時に治る。
「武器や鎧の破損もなおせるので気を楽にしていい。 死にさえしなければ大丈夫だ」
「成程・・・ では
ジリジリと高まっていくお互いの殺気に空気が震えるように感じられる。
承太郎はスタンドを実体化させると、自身は動かずガゼフの左横に回りこむように、ゆっくりと移動させる。
間合いを計るように横に回りこむ<スター・プラチナ>を嫌がり、右後ろへ1歩後退しつつ、少し左を向く。
(ガゼフはスタンドが見えている。 村人が特別と言うことは無いか。 ガゼフの取り巻きにも見えているな・・・)
この世界の、少なくとも人間はスタンドの視認が可能と結論付け、スタンドを自身の近くへ戻す。
次は・・・と考え、スタンドの能力を発動させた。
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『スター・プラチナ ザ・ワールド』
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時の流れが止まり、承太郎を除く全ての物体が停止する。
地を蹴り、ガゼフの右側を間合いに入らない様に回り込み、視界外へ移動した。
「そして時は動き出す・・・」
再び時の刻みが開始され、承太郎を見失ったガゼフは、先ほどスタンドが左側に回ろうとしていた為、一瞬で左に移動したと予想し、左を見る。
当然のごとく見つけることは出来ず、そのまま体を回転させ、後ろを見るが見つからない。
完全に後ろを向いた辺りで、視界の端に承太郎の姿を視認する。
「ほう・・・ 空条殿は転移をする事ができるのだな」
「・・・さあ、どうかな」
(能力は正しく動作している・・・ザ・ワールドで時を止められる。 そしてガゼフは停止した時の中でのオレの動きが見えていなかった・・・ DIOのような能力はない・・・)
向かい合う位置が90度変わり、側面を戦士団と仗助達に向けるような位置で2人の動きが止まる。
張り詰めるような空気に、争いに慣れていない村人達の顔が青くなる。
戦士団の騎兵や仗助は、瞬きをする事を忘れてしまったかのように、動き1つたりとも見逃すまいと、固唾を呑んで見守っている。
そして戦いの火蓋が切られる・・・
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|to be continued・・・ >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
岸辺露伴がでてこないのは、文字が日本語じゃないので役立たずなためです。
もし効いたとしてもチート過ぎてつまらない
ジャングルの王者ターちゃんの作者、徳弘正也先生を尊敬する・・・
本編の節々にギャグを盛り込めるところをな・・・
話が続かなくなるかもしれないのにな・・・
――没ネタ――
~エンリが背中切られるシーン~
ネム「姉貴ィィイ――ッ!!」
すきなとこ:すごくインパクトがある
ボツりゆう:その後の話が続かなくなる
※原作で生き残りを護送したはずなのに人数が20人から変わっていなかったので勝手にへらしました