(旧)『スイッチ』を押させるな――ッ!   作:うにコーン

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今回紹介するのは第5部だ!

Mr.President がリリースした Coco Jambo を紹介するぜ!

超便利な亀スタンドで、設定資料集でやっと名前が解ったという謎だらけのスタンドだ!
曲はと言うと、ゆったりとしたリズムと歌詞の音程が癖になるぜ!
なんかトロピカ~ルな感じの曲調なんだぜ


戦士長がやってくる! その2

 紅く染まり行く大空が、西から侵食されるように闇に覆われていく。

 闇に追われるように沈んでいく太陽が、向かい合う2人の戦士を照らす。

 張り裂けそうだと感じられるほど高まった緊張でだろうか、2人は微動だにしない。

 

 いや・・・少しずつ間合いを詰めるように近付いている。

 ジリジリとミリ単位で縮まっていく間合い。

 両手長剣のガゼフの間合いと、スタンドを持つ承太郎の間合いは奇しくもほぼ同じ。

 

 お互いの間合いがお互いの本体へ触れる・・・刹那(せつな)、暴風を(まと)った竜巻へと変化したッ!

 右の(かいな)を振りかぶる<スター・プラチナ>と、右中段胴薙ぎのガゼフ・ストロノーフ。

 中央で衝突し、開放された膨大なエネルギーは、暴風へと変化し、付近の砂を砂利と一緒に吹き飛ばす。

 暴風に運ばれてくる砂と小石によって、閉ざされるギャラリー達の視線。

 再び開かれた彼らの双眸に映るのは、拳を手首まで切り裂かれた承太郎と、両手長剣の剣先が砕けた戦士長の姿だった。

 

(やれやれだぜ・・・ 思った通りただの剣や矢とかの物体でもスタンドが傷付くのか・・・ 厄介だな・・・)

 

 裂かれた右腕から血が迸るのを冷静に見つめながら分析する承太郎。

 

「仗助、戦士長の剣とオレの腕を頼む」

 

 仗助の能力によって何事も無かったかのように元に戻った拳から視線を外し、「待たせたな」と構えを取る。

 承太郎は爪先立ちになると、間合いを先ほどより早いスピードで詰める。

 間合いに入ったところで横薙ぎが再び眼前に迫る。

 <スター・プラチナ>を出現させ、スタンドの掌部分で挟むように押さえると、引き寄せるように自身の方へ引っ張る。

 剣を持つ手が承太郎の方へ引き寄せられ、剣を持つ手首を蹴り砕かんと、<スター・プラチナ>の足刀が迫り・・・

 

 

    ()()()()()

 

 

(読まれていたッ!)

 

 剣を引かれ、少し前のめりになったガゼフが持つ剣は、持ち手を左右逆にしており、ギリギリで<スター・プラチナ>の足刀は宙を切る。

 ガゼフは剣を左に捻る。 左足で足刀を放った承太郎は片足立ちの不安定な姿勢になっており、うつ伏せに倒れ伏すと思われた。

 通常、人は倒れそうになると倒れまいとする。

 その体勢が崩れに攻撃を仕掛けようと1歩踏み込むガゼフ。 翻る剣。

 しかし! 承太郎は・・・ 逆に思いっきり倒れこんだッ!

 地に衝いた手を基点に、踏み込まれたガゼフの右足を蹴り払うと同時に、不完全ながらも体勢を整える。

 右足を払われ体勢を崩すガゼフの右脇に、<スター・プラチナ>の左フックが打ち込まれるッ!

 

 

(ドグシャアア――ッ!!)

____________________________________________

                 オラァァアアッ!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                                     (ミシ ミシ メキ メキ)

 

 

 打ち込まれた拳はガゼフの着ていた胴鎧を大きく陥没させ、脇腹を抉る。

 

(何ッ!? 浮かない!? ダメージが低いッ!!)

 

 体勢が万全でないため全力の一撃では無いものの、まともに打ち込まれた拳は近距離パワー型の<スター・プラチナ>による1撃。

 まともに食らえば、テニスボールの如く吹き飛ぶとは行かなくても、跳ねるはずであった。

 しかし、実際に起きたのは鎧の破壊と比べて、明らかに低いダメージ。

 

(まだ不明な点が多い・・・ この世界の住人は防御に長けているのか・・・それとも戦士長が特別なのか・・・)

 

 地に手を着いて激しく咳き込むガゼフに、手を貸し立ち上がらせるとお互いの健闘を称え、試合は終了した。

 

 

 

 

 

 

           ()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

「ガゼフ・ストロノーフ戦士長殿」

 

 承太郎が1歩前に出て、治療と修理を終えたガゼフに話しかけた。

 

「ストロノーフと気軽に呼んでいただいて結構だ」

「では、ストロノーフ。 この村が襲われた理由を知っているか?」

 

 ガゼフは先ほどとは打って変わってひんやりとした雰囲気に少し身構えると

 

「帝国騎士が略奪行為をするためだ」

 

 と答えた。

 

「嘘だな・・・ あんたはこの襲撃が罠だと気付いている。 馬から下りずに、警戒しながら村に進入して来ておいて、とぼけるんじゃあねーぜ」

 

 ビッ! と親指で後ろを指し、言葉を続ける。

 

「直接聞いてみるか?」

「是非ともお願いしたい」

 

 改めて元騎士から話を聞くことになった4人と一行は、すぐそこの中央広場へ移動する。

 

 角を曲がるとうなだれた元騎士達が縛られたまま地面に座っていた。

 承太郎は素早く視線を巡らせ、目的の男を見つけると、ある男の前に立つ。

 

「お前がロンデスって野郎か お前達に聞きたいことがあるが・・・ ロンデス、お前は喋らなくていい。」

 

 ざわりと動揺が空気を伝わってくる。

 なぜこいつだけ聞かれないんだ? と言いたいのだ。

 承太郎はわざと全員に聞こえるように声を大きくして話す。

 

「ハンパなことでは何も事実は言わんだろう。 お前は口が堅く部下からの信頼が厚いようだな・・・聞くだけ時間の無駄だ・・・ ()()()()()()()

 

 承太郎はロンデスの歯を<スター・プラチナ>の指で掴むと折らないように持ち上げる。

 ロンデスの歯に全体重が掛かり、ギシギシと悲鳴を上げる歯。

 少しずつ持ち上げていき・・・ 腰が浮いた所で始めてくぐもった呻き声とも取れる悲鳴を上げた。

 

 それを見て仗助は

(カッとなってるっつーのはよ~ 承太郎さんのことじゃね~の?)

 と、少し表情を引きつらせ、口には出さないように注意しながら考える。

 

 知ってのとおり歯には神経がすぐ近くを通っている。

 歯痛は、大人でも悲鳴を上げるほど激痛で、我慢できるようなもんじゃあ無い。

 『歯医者』と言う拷問すらあるくらいだ。

 内容はナイフで歯茎をほじく・・・

 

 さて、承太郎は万力のように少しずつ<スター・プラチナ>の指に力を入れていく。

 ロンデスの目からは、大粒の涙が悲鳴と共に零れ、歯にヒビが入る。

 そのまま力を掛け続けていき、ついには歯が砕け散り、口腔内の至る所へ突き刺さる。

 歯が砕け、急に開放されたロンデスの体は重力によって地に落ちると、口から血を流しながら転がった。

 

「ウヒィィィイイイ!!」

「しゃべるゥ! 全部しゃべりますゥ~~!」

 

 仗助は悪戯好きな子供のような表情を浮かべると

 

「アラッ!! なっさけねーッ もうゲロっちゃうのォ~~~? きさまそれでも軍人かァーッ!」

 

 とおちょくるのだ。

 

(やれやれだぜ・・・ 仗助のヤツ 最近、妙にあのじじいに似てきやがったな)

 

 真横で、最も我慢強いと信頼していたロンデスの悲鳴を聞いていたほかの騎士は、次々と情報を口にする。

 曰く、帝国騎士と言うのは偽装で、実際は法国に所属している。

 曰く、ガゼフ戦士長をおびき出すための罠。

 曰く、村を焼き払って来いとしか言われていないため、これ以上知らない。

 

 う~んあまり情報源として役に立たないなぁ なんて思い始めた頃のことであった。

 突如上空から輝く光が飛来した。

 轟音を立てて着地し、土の地面に浅いクレーターが掘られ、着地と同時に情報をゲロッていた工作員を真っ二つに両断する。

 光のように見えたのは、3体の宙に浮いた天使のようなモンスターだった。

 胸の部分には輝く胸甲を装備し、右手には柄まで燃え上がる炎を纏った細身の直長剣が握られている。

 背には光の粒を噴射するように吹き出す1対2枚の羽が生えていた。

 見た目は、何処と無く神聖な雰囲気を醸し出す鎧に包まれている

 

「なにッ! スタンド攻撃ッ!?」

 

 振り下ろされた腕を右上に振り上げる。

 血飛沫(ちしぶき)が上がり、右側に居た工作員が逆袈裟斬りされ、絶命する。

 振り上げられた腕を2度前方に突き出す。

 ドジュゥ! と音がして焦げた臭いがし、前方に居た工作員が正確に心臓と頭蓋を貫かれ、絶命する。

 突き出された腕を振り上げながら振り向き、そのまま振り下ろす。

 頭蓋をいともたやすく割り、後ろにいた工作員が両断され、絶命する。

 

 着地と同時に2メートルほど巻き上げられた砂が、引力に囚われ再び大地の元へ戻る間に、12名ほどの工作員を撫で斬りにしていく。

 

「まずいぜ! 犯人が消されるッスよ!」

「いきなり口封じだってエエェェ――ッ!?」

 

 焦った仗助と康一が叫ぶと同時に承太郎が飛び出す。

 

「億泰! <ザ・ハンド>で天使型スタンドを一箇所に集めろ!」

「了解ッス 承太郎さん!」(ガオン!  ガオン!)

 

 億泰の『空間を削り取る』能力で敵をこちら側へ瞬間移動させ、3体の天使が慣性によって近くへ集まる。

 さらに3人の工作員が、それまでの間に死亡していた。

 承太郎が射程距離5メートルまで近付き、能力を発動させると同時に天使へ突撃。

 

     (ドォ―――――――――)

____________________________________________

             『スター・プラチナ ザ・ワールド』

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                                 (―――――――――ン!!)

 

 一瞬、世界が暗転し時の流れが止まる。

 剣を振り上げた天使の動きもピタリと止まり、微動だにしない。

 まだ<スター・プラチナ>のラッシュを叩き込むには少し遠い。

 力強くスタンドの脚力も使い地を踏みつけるように蹴る。

 許容量以上の圧が掛かった大地は蜘蛛の巣状の裂け目が入り、圧力の逃げ場を求めて鋭角に砕けた土が吹き上がった。

 

「1秒経過・・・」

 

 一足飛びで距離を詰める。

 億泰の瞬間移動によって3体すべてが射程距離内に入っているッ!

 

 

(ガン ガン ガン ドゴ ガゴ バゴ バゴ)

____________________________________________

         オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラァァア!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                               (ドゴッ ドゴッ ドガ ガギ バキ ガゴ)

 

 

 ドラム缶を叩くような金属音と空洞音を響かせながら次々と打ち込まれてゆく拳。

 <スター・プラチナ>のラッシュが3体の天使に命中し、胸甲鎧が砕け散る。

 

「2秒経過・・・ そして時は動き出す・・・」

 

 2秒が経過し再び時が刻まれ、<スター・プラチナ>のラッシュを受けた天使3体は錐揉(きりも)み回転をしながら吹き飛ぶ。

 <スター・プラチナ>の能力を知らないガゼフや村人は、転移したように接近し、一瞬で打ち込まれたスタンドの拳に驚いた声を上げた。

 

 

 

              だが

 

 

 

 天使は空中で踊るように回転し、体勢を一瞬で整えると承太郎達を無視して、縛られて動けない工作員を切りつける。

 ヒビが入っているせいか、動きが油を差していない錆び付いた機械のようにぎこちない。

 先ほどの急所を的確に狙った攻撃と違い、左右に剣をやたら振り回すだけの力押しだ。

 縛られて動けない工作員には十分らしく、一振りする度に、炎の剣によって殺されていく。

 

 偶然、縛られていたベリュースの縄を天使の剣が肉を少し抉っただけの怪我で、切断される。

 運良く自由になったベリュースは、鎧を脱いだため身軽になったのか、驚くべき速度で逃げ出す。

 天使の脇を転がるようにすり抜け、村の外へ一心不乱に脱兎のごとく駆け抜けていった。

 

 

 

 

 

 

_________|\

|to be continued・・・ > 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/




迫力を出すのが難しい


――没ネタ――

~ガゼフがアインズさまのご尊顔を拝見したがるシーン~

ガゼフ「帽子を取ってもらってもよろしいかな?」

承太郎「お断りします。 あれが――「えっ!おれッスか!?」暴走したりすると厄介ですから」

すきなとこ:帽子を取りたくない理由を仗助に押し付けちゃうとこ

ボツりゆう:取って欲しくなる理由が思いつかなかった


※ジョジョ界人は、オバロ界に来たばかりなので、LV1設定です。 某ボスが死にまくるゲームと同じよーなもんと考えて下さい。
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