1つ! テストの結果で狂喜乱舞、阿鼻叫喚、一喜一憂!
2つ! 生徒会からの宣戦布告! 迎え撃ち、それを撃退する統夜!
そして3つ! 今度の相手は生徒会長!? しかも対戦相手は彩音! 決闘の行方、そして統夜の主人公の座や如何に!
《さあさあ、会場もますます盛り上がってまいりましたーーっ!!! 実況は引き続き私、況崎実! 解説は水穂さんに加え、明らかに暇そうで今回の出番が怪しかった南部統夜さんをお迎えしました!》
《いきなりその発言はどうかと思う訳だよ、オレは!》
《水穂さん、この決闘について何かありますでしょうか?》
《そうねぇ、やっぱり読者の皆様には今回初デュエルとなる会長の活躍をしっかりと――――》
《だからそれアウトだっての! 何でもありか!? 何でもありなのか、今回!?》
《うっさいわよ統夜! 少し黙ってなさい!》
《理不尽すぎる!》
等と、ある意味ではいつも通りなやり取りが繰り広げられてる実況席
一方、ステージ上では実況席とは540度真逆の空気が漂っている
対峙する、彩音と龍巳、その二人の間には凛とした緊張感が漂っていた
実況席との温度差たるや、タクラマカン砂漠と南極の温度差のごとく、ガチ勢とエンジョイ勢のごとく
そんな中、龍巳がポツリと言った
「すまない・・・そしてありがとう」
「・・・・?」
「それは、突然の決闘の申し込みへの謝罪と、君と闘える事への・・・感謝の言葉だ!」
力強く、そう言い放つとデュエルディスクを構える
熱き闘志を滾らせるその瞳に、彩音も気を引き締める
決闘者としての感が囁いたの、この相手は手ごわいと
《それでは、会場のテンションも上がって来たところで! このまま引き延ばしていた所でどうしようもないので、とっとと始めてもらいましょう!
生徒会長、星城龍巳VS安藤彩音! デュエル開始ィィィ!!!》
「「決闘!」」
彩音LP8000
龍巳LP8000
「先攻は私です! 私はモンスターをセットして、ターンを終了します!」
彩音 LP8000 手札4
モンスター 伏せ1
魔法・罠
《先攻をとった彩音さん、なんとも地味なスタートを切りました!》
《いや、地味とか言うなよ。 普通に手札の温存とかその辺りだろ。 こういう時に先攻ドロー無しの影響を感じるよな》
「私のターン、ドロー! 私は速攻魔法“フォトン・リード”を発動! 手札の“デイブレーカー”を特殊召喚!」
デイブレーカー 攻1700
白き鎧をまとった騎士が現れる
本来なら通常召喚するような☆4モンスター、態々特殊召喚した理由はその効果にある
「デイブレーカーのエフェクト発動! このカードの特殊召喚成功時、手札から同名モンスターを特殊召喚できる」
「これで同レベルモンスターが二体・・・」
「更に! そのデイブレーカーのエフェクトにより、もう一体を特殊召喚! 並び立て!三体のデイブレーカー!」
《ななな、なんと!生徒会長、流れるようなコンボであっという間にモンスターを三体並べました! 》
《あれ、初手に平然と三体と一枚を手札に揃えてんだよな・・・》
無論、モンスターが並んだだけで終わるわけがない
「私は、レベル4のデイブレーカー3体でオーバーレイ! 3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! 」
☆4×☆4×☆4=★4
「“天翔連撃! 無限の明日をその手で切り開かん!”エクシーズ召喚!現れろ!“№10白輝士イルミネーター”!」
№10白輝士イルミネーター 攻2400
3体の光の騎士が一つとなり、戦場にお世辞にも使い勝手が良いとは言いにくい新たな騎士が駆け抜ける
白馬と一体となった姿はまさに聖騎士そのもの
「このカードのORUを一つ取り除き、エフェクト発動! 手札を1枚セメタリーに送り、1枚ドロー!」
「墓地肥やしと手札交換・・・」
「この瞬間、セメタリーに送られた“ライト・サーペント”のエフェクト発動! このカードを特殊召喚する!そして私はまだ通常召喚を行っていない、手札から“フォトン・サーベルタイガー”を召喚! 召喚時エフェクトにより、同名カードを手札に、更にこのカードは自身のエフェクトにより、攻撃力が800ポイント下がる」
ライト・サーペント 攻1200
フォトン・サーベルタイガー 攻2000→1200
「行くぞ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!“悪しきを砕く光を纏い、巨大な力で敵を討て!”エクシーズ召喚!“№20蟻岩土ブリリアント”!」
№20蟻岩土ブリリアント 攻1800
フィールドに巨大なアリがのそりと現れる
彩音はその姿に少しだけ顔を引き攣らせたが、すぐに決闘に集中する
「私は№20蟻岩土ブリリアントのエフェクト発動! ORUを一つ使い、私のモンスターの攻撃力を300ポイントアップさせる!」
№20蟻岩土ブリリアント 攻1800→2100
№10白輝士イルミネーター 攻2400→2700
「私は“エクシーズ・ギフト”を発動! イルミネーターとブリリアントのORUを1つずつ使い、カードを二枚ドロー!」
《なんとなんと!生徒会長! カードの効果を余すことなく有効活用し、怒涛の展開を見せる!!》
《どこぞのユニコーン乗りと同じ声の兄さん並の引き運やらエクシーズを見せたかと思えば》
《よくもまぁ、エクシーズ・ギフトなんて使いにくいもんまで・・・》
「バトルだ! 先ずはブリリアントで伏せモンスターに攻撃!」
「セットモンスターは“ゴゴゴゴーレム”! この子は守備表示の時に一度だけ戦闘では破壊されません!」
「ほぅ、だが私にはもう一体の攻撃が残っているぞ!」
一度目の攻撃はどうにか踏ん張ったものの二度目の攻撃に対しては破壊されてしまったゴゴゴゴーレム
彩音のフィールドはがら空きとなる
「私はリバースカードを2枚伏せ、ターンを終了する」
龍巳 LP8000 手札1
モンスター №20蟻岩土ブリリアント №10白輝士イルミネーター
魔法・罠 伏せ2
「私のターン、ドロー!」
たった一つの防壁は破壊されてしまったが、まだ焦るような状況ではない
伏せカードは気になるが、先ずは目の前の二体のモンスターを倒すことを考える
“攻撃は最大の防御”、それが彼女の心情である
「私は、手札を一枚捨てることで“オノマト連携”を発動! デッキから“ゴゴゴジャイアント”と“ドドドバスター”を手札に加えます! そして、ドドドバスターは相手の場にのみモンスターがいるとき、レベル4として特殊召喚できます!」
ドドドバスター 攻1900
「更に、“ゴゴゴジャイアント”を召喚! 効果により、墓地のゴゴゴモンスター、“ゴゴゴゴースト”を特殊召喚! ゴーストの効果により、墓地のゴーレムも一緒に特殊召喚です!」
ゴゴゴジャイアント攻2000→守0
ゴゴゴゴースト守0
ゴゴゴゴーレム守1500
《なんとなんと! ここに来て会長に対抗するかの如く、愉快な名前のレベル4モンスターを4体連続召喚! こうなればお次は当然・・・》
「私は、レベル4のドドドバスター、ゴゴゴゴーレム、ジャイアント、ゴーストそれぞれ二体ずつでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
☆4×☆4=★4
「来て!“ガガガザムライ”!“ガガガガンマン”!」
ガガガザムライ 攻1900
ガガガガンマン 攻1500
「ガガガザムライの効果を発動、ガンマンはこのターン2回攻撃が可能になる!
続けて、ガガガガンマンの効果も発動!ORUを一つ使うことで、このターンこのカードが相手モンスターを攻撃する時、このカードの攻撃力は1000ポイントアップし、相手の攻撃力は500ポイントダウンします!」
《来ました来ました! 安藤彩音お得意のガガガコンボです!》
《このまま行けば、龍巳さん側のモンスターは全滅ね》
それぞれのフィールドに並び立ち相対する二体のエクシーズモンスター
「バトルです! ガガガガンマンで蟻岩土ブリリアント、イルミネーターに攻撃! ガンマンの効果で――――――」
「罠発動! “ナンバーズ・ウォール”! このカードのエフェクトによりナンバーズはナンバーズとの戦闘でしか破壊されない!」
「ええっ!?」
龍巳の場の二体のナンバーズが突然現れた壁に包まれる
「だ、だけど!ダメージは受けてもらいます!」
龍巳LP8000→7100→6800
「その程度か!」
「うっ・・・カードを一枚伏せてターンエンドです・・・」
彩音 LP8000 手札2
モンスター ガガガザムライ ガガガガンマン
魔法・罠 伏せ1
完全に出鼻を挫かれてしまった、彩音はそう思う
それもたった一枚のカードによって
仮にアレがミラーフォースのようなカードなら “使わせた”と思えるだけ、まだ良かった(良くはないが)
永続罠だとフィールドに残るため、なんとなく、もやっとした感じになった
「私のターン、ドロー! さあ、行かせてもらうぞ! 先ずは“マジックプランター”を発動! ナンバーズ・ウォールをセメタリーに送り、二枚ドロー!」
すぐさま役割を終え、消えていくナンバーズ・ウォール
しかし、そこから得た手札により、このターンは更なる展開が可能となる
「魔法カード“儀式の下準備”を発動! デッキの“光子竜降臨”を指定し、このカード自身と、このカードに記してある儀式モンスター、“光子竜の聖騎士”を手札に加える!続けてイルミネーターのエフェクトにより、手札を一枚セメタリーに送り、ドロー!」
サーチ、手札交換と手早くこなしていく龍巳
しかし、最近やたらと儀式の下準備という魔法を見る気がする彩音である
「私は、先程手札に加えた“フォトン・サーベルタイガー”を召喚。エフェクトにより、最後の一体を手札に! そして“融合”を発動!」
「ゆ、融合!?」
《ユーゴ!?》
《ユーゴじゃねぇ! 融合だ!》
「手札とフィールド、二体のフォトン・サーベルタイガーを融合!現れろ!“ツイン・フォトン・リザード”!」
ツイン・フォトン・リザード 攻2400
「まだまだ続けさせてもらうぞ!墓地のフォトン・サーベルタイガー3体、デイブレーカー2体をデッキに戻し、“貪欲な壺”で二枚ドロー!」
《神器フル活用か》
「魔法カード“ブリリアント・フュージョン”を発動! このカードはデッキのモンスターを使用し“ジェムナイト”モンスターの融合召喚をする!」
「デッキ融合・・・ジェムナイト・・・って、ええ!?」
彩音にも何が何だか分からなくなってきた、使うカードが滅茶苦茶すぎるのだ
「デッキの“ジェムナイト・ラズリー”、“ギャラクシー・サーペント”を融合! 現れろ!“ジェムナイト・セラフィ”! ただし、ブリリアント・フュージョンで融合召喚したモンスターの攻守はゼロとなる!」
ジェムナイト・セラフィ 攻2300→0
「じゃあ、何のために」
「ふっ、セメタリーに送られたラズリーのエフェクト発動! 墓地の通常モンスターであるギャラクシー・サーペントを手札に加える! そして私にはセラフィのエフェクトにより、追加の召喚権が与えられる!そして、ギャラクシー・サーペントはチューナーモンスターだ!」
「ま、まさか!?」
「私は、ギャラクシー・サーペントを召喚し、レベル5のジェムナイト・セラフィにレベル2のギャラクシー・サーペントをチューニング!」
☆5+☆2=☆7
「“閃光纏いし闘士よ、今こそフィール昂ぶる戦場を駆け抜けよ!”シンクロ召喚!“ライトニング・ウォリアー”!」
ライトニング・ウォリアー 攻2400
「まだだ!まだ終わらんよ! 私はセメタリーの“光子竜降臨”の効果を発動! 」
「墓地の魔法の効果を!?」
ますますテンションが高まっていく龍巳に彩音は驚かされっぱなしである
この人の決闘は本当に予想がつかない
「セメタリーのこのカードとレベル4モンスターを除外し、儀式召喚を執り行う!出でよ“光子竜の聖騎士”!」
光子竜の聖騎士 攻1900
《ななななななんとなんとぉっ! 生徒会長、自らのフィールドにエクシーズ、融合、シンクロ、そして儀式! ほぼすべての召喚方法によるモンスターを揃えてしまったぁ!!》
驚愕と興奮により、観客席からも大きな歓声が上がり実況にも熱が入る
しかし、龍巳はダメ押しにと最後の一手に取り掛かる
「私は、“光子竜の聖騎士”をリリースし、そのエフェクトを発動! デッキから我が最強の友を特殊召喚する!」
光子竜の聖騎士が粒子となって消え、デッキから現れる一枚のカード
龍巳はそれを天高く突き上げる
「“闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が友に宿れ!”光の化身、ここに降臨!現れろ!“銀河眼の光子竜”!!」
銀河眼の光子竜 攻3000
次の瞬間、龍巳の場に現れたのは
全身を煌びやかに輝かせた、光の化身
その神々しき姿から繰り出される迫力、攻撃力3000のその圧力は彩音を、そしてギャラリーを圧倒するのに十分すぎる物であった
《出た来た待ってたぁぁぁっ!!!! これぞ生徒会長星城龍巳のエースモンスター“銀河眼の光子竜”だぁっ!!!》
「これが、生徒会長さんの――――――」
「さあ、バトルフェイズだ! 先ずはイルミネーター、蟻岩土ブリリアントでガガガモンスター達に攻撃!」
先程のターンと全く逆の状況となった攻撃
いくら効果が優秀と言っても巣の攻撃力で劣る侍とガンマンはあっけなく破壊されてしまう
彩音LP8000→6800→6600
この攻撃により、彩音の場は伏せカード一枚を残すのみ、このままでは終わってしまう
「続けていくぞ!ライトニング・ウォリアーでダイレクトアタック!」
「させません!罠発動“リビングデッドの呼び声”!墓地のゴゴゴゴーストを特殊召喚します!その効果により墓地のゴゴゴゴーレムを特殊召喚!ゴゴゴゴーストは守備表示になります!」
ゴゴゴゴースト 守0
ゴゴゴゴーレム 守1500
ゴゴゴゴーレムには戦闘破壊耐性があるため、このターンは後三回の戦闘なら耐える事ができる
そう思う彩音
「ならば巻き戻しにより、ゴゴゴゴーストを攻撃!そして、モンスターを戦闘破壊したライトニング・ウォリアーのエフェクト発動!相手プレイヤーの手札の枚数×300ポイントのダメージを与える!」
「きゃぁっ!」
彩音LP6600→6000
「さあ行くぞ! 銀河眼の光子竜でゴゴゴゴーレムを攻撃!」
「ゴゴゴゴーレムには戦闘破壊耐性が——————」
「この瞬間! 我が友のエフェクト発動! 我が友がバトルする時、このカードとバトルするモンスターを除外する!」
「え、ええ!?」
「これで場はがら空きだ! いけ!ツイン・フォトン・リザード!」
彩音LP6000→3600
「うぅっ・・・・・でもこれで————」
「終わりだと思ったか? まだだ!ブリリアントをリリースし罠発動“光霊術-「聖」”!このカードは、光属性モンスターを生け贄に捧げる事により!除外されているモンスターを特殊召喚するカードだ!」
「そんな・・・」
《おおっと!ここで会長、罠による追撃を図る!》
《実際の所、使いにくいカードだが効果だけを見れば銀河眼との相性は悪くない、しかし————――――》
「しかし、相手は手札の罠カードを公開する事により、このカードのエフェクトを無効にすることができる。 さぁ、今の君の手札に我が行く手を阻む罠カードは有るか?」
龍巳の発言から、自分の手札を見つめる彩音
しかし、自分の手札の事など自分が一番よく知っている
何度見なおそうが内容が書き換わることなどない
「―――――――罠は、ありません」
「ならば、私は光霊術のエフェクトにより、君のゴゴゴゴーレムを我がフィールドに特殊召喚する!そしてそのままアダイレクトアタックだ!」
「うっ・・・・ゴゴゴゴーレム・・・・・・」
彩音LP3600→1800
ふと、自分に拳を振りかざしてきたゴゴゴゴーレムを見つめる
ルール上仕方がないが、自分のモンスターに攻撃されるというのは、なんとなく心が痛くなる
「私はバトルを終了、その瞬間に我が友はフィールドへと帰還する!ターンエンドだ」
龍巳 LP6800 手札1
モンスター №10白輝士イルミネーター ライトニング・ウォリアー ゴゴゴゴーレム 銀河眼の光子竜 ツイン・フォトン・リザード
魔法・罠 ブリリアント・フュージョン
まさに、嵐のようなターンだった、彩音はそう思う
エクシーズ、融合、シンクロ、儀式と怒涛の召喚ラッシュに始まり、未知のドラゴンの登場
自分のライフを致死圏まで一気に削られてしまった
「・・・・すごい」
そんな状況だというのに、思わず笑みが漏れてくる
苦しい場面ではあるが、確かに彼女は今、この状況を楽しんでいた
そんな彩音の様子に気付いたのか龍巳が呟く
「―――――良い眼をしているな、この状況で笑みを浮かべるとは、度胸もあると見た」
「そんな・・・・会長さんだって凄いじゃないですか」
「ふっ、デッキを信じれば自ずと結果はついてくるもの・・・・・・だが、そうだな、強いて私自身、皆に誇れることがあるとすればたった一つ―――――――」
バッと右腕のデュエルディスクを高々と掲げ告げる
「――――――私が、誰よりも決闘を愛し、誰よりも楽しんでいるという事だ!」
「・・・・!!!」
「しかし、それは君もだろう、安藤彩音?」
そう、何も難しいことなどない
ただ全力で楽しむ、この人の強さの根底は自分と同じところにある
「はいっ! 私だってデュエルが大好きだっていう思いなら、誰にだって負けません!」
「ならば見せてもらおうか! 君自身の全力とやらを!」
「私のターン、ドロー!」
《・・・・・》
《統夜ー、アンタ今酷い顔してるわよ?》
《うっせ》
「魔法発動“ガガガ学園の緊急連絡網”! 相手の場にのみモンスターがいるとき、デッキからガガガモンスターを特殊召喚します!来て!“ガガガマジシャン”!」
ガガガマジシャン 攻1500
鎖を振り回しながらガラの悪い魔法使いが現れる
「更に、“アステル・ドローン”を召喚!」
アステル・ドローン 攻1600
「私はレベル4のガガガマジシャンとアステル・ドローンでオーバーレイ! 二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
☆4×☆4=★4
「“その白き翼に思いを託し、全てを守り抜く力を今ここに!”
エクシーズ召喚! 来て!“№39 希望皇ホープ”!!!」
№39希望皇ホープ 攻2500
彩音のフィールドに白き翼をもった戦士が現れる
「来たか、希望皇ホープ・・・・」
「この瞬間!アステル・ドローンの効果により、ホープのエクシーズ召喚に成功したので一枚ドローします!」
デッキトップのカードに手を掛け力を籠める
「(今の手札だけじゃあのフィールドは突破できない・・・お願い!)
ドローーーーー!」
思いを込めたドロー一閃、彩音の願いは確かに届いた
「望むカードは引けたか?」
「はい、デッキは答えてくれました。次は、私の番です!
手札から“RUM-ヌメロン・フォース”を発動!」
《RUM!?》
「このカードは自分のエクシーズモンスターをカオスエクシーズにランクアップさせる!!
私はランク4の希望皇ホープでオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!!」
★4→★5
「“未来に輝く勝利をつかめ!重なる思い、つながる絆が世界を変える!”
“希望皇ホープレイ・ヴィクトリー”!!!」
C№39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻2800
ホープに装甲が追加されヴィクトリーとして生まれ変わる
「この瞬間、ヌメロン・フォースの効果でヴィクトリー以外の表側のカードの効果は無効になります!これでギャラクシーアイズは戦闘から逃れることはできません!」
「そう来たか・・・・」
「更に、手札から“ZW-阿修羅副腕”をヴィクトリーに装備!」
C№39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻2800→3800
《あ、あれは!》
《知っているのか、雷電!?》
《うむ、あれは一部界隈で悪名高い、通称“阿修羅ヴィクトリー”・・・って何言わせんのよ!》
「このカードを装備したヴィクトリーは相手のすべてのモンスターに対して攻撃できます! さらに、ヴィクトリーが攻撃する時、相手は魔法、罠を使えません!更に、攻撃宣言時にORUを使う事で相手モンスターの攻撃力分自身の攻撃力をアップさせます!」
「まさに、一撃必殺の名にふさわしきコンボと言う訳か!だが——————————」
「バトルです!ヴィクトリーで————――――」
その瞬間
一瞬デュエルフィールドを眩い閃光が包み込んだ
光がはれ、何事かとフィールドを見渡すと一か所を除いて変化はない
そう、龍巳を覆うバリアのような何か以外は
「一体何が———————」
「素晴らしい展開だった、だが、一手足りなかったようだ・・・」
そう言って墓地から一枚のカードを取り出し見せつける
「私は、バトルフェイズに入った瞬間、手札の“クリフォトン”の効果を発動させてもらった」
「クリフォトン・・・・?」
「このカードを墓地に送りライフを2000払う事により、このターン私が受けるあらゆるダメージをゼロにさせてもらった」
「そんな・・・・!」
龍巳LP6800→4800
油断は無かった
しかし、だとしてもごく一部を除いて干渉できない手札のカードを使われてはどうすることもできない
「――――――――っ!まだです! ダメージは無くても戦闘破壊は出来る!希望皇ホープレイ・ヴィクトリーで生徒会長のモンスターを攻撃! ホープ剣・アシュラヴィクトリースラッシュ!!!」
素の攻撃力は上回っていた為、難なく戦闘破壊はできた
先程とは逆にがら空きとなる龍巳のフィールド
「私は、これでターンエンドです」
彩音 LP1800 手札0
モンスター C№39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー
魔法・罠 ZW-阿修羅副腕
実際、龍巳に手札は無く、場には意味を失った永続魔法のみ
状況は圧倒的に彩音の有利と言えるだろう
しかし
「私のターン、ドロー!!」
それでも、この程度の状況を返せないようでは、清桜学園の生徒会長は名乗れない
「私は、魔法カード“強欲で貪欲な壺”発動!デッキトップを十枚除外し、二枚ドローする!」
「こ、ここでドローソース!?」
驚異的な引きの強さ
これには、実況席の統夜や水穂も驚きを隠せない
「 “未来への思い”発動!墓地のレベルが異なるモンスター三体を攻撃力、効果を封じる事により、特殊召喚!現れろ!」
銀河眼の光子竜 攻3000→0
ライトニング・ウォリアー 攻2400→0
ツイン・フォトン・リザード 攻2400→0
「さあ、この決闘もいよいよフィナーレだ! 魔法発動“ギャラクシー・クィーンズ・ライト”! 私の場のすべてのモンスターのレベルをギャラクシーアイズと同じ値にする!」
「レベル8のモンスターが・・・・3体!?」
次の瞬間、突如として龍巳の体に変化が起こる
身体中から赤いオーラのようなものを放ち始めたかと思うと、それに呼応するようにギャラクシーアイズの体からも赤い光が生まれる
「紅蓮を纏え、我が友、銀河眼の光子竜!
私は、レベル8の銀河眼の光子竜、ライトニング・ウォリアー、ツイン・フォトン・リザードでオーバーレイ! 三体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
☆8×☆8×☆8=★8
「“逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりて、その姿を現すがいい!降臨せよ、我が友!”
“超銀河眼の光子龍”!!!!!」
超銀河眼の光子龍 攻4500
赤い渦の中から現れたのは、あの光子竜をも上回る迫力を持った紅蓮の龍
「銀河眼の光子竜を素材としてエクシーズ召喚に成功した“超銀河眼の光子龍”は相手の場の表側のカードの効果をすべて無効にする! フォトン・ハウリング!」
C№39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻3800→2800
「そんな・・・・」
「更に、ORUを一つ使い、超銀河眼の光子龍の第二の効果を発動!相手フィールド上のORUを全て取り除き、このカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイントアップする!さらに、このカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃ができる!今、君の場のORUは3つ!」
超銀河眼の光子龍 攻4500→6000
《こ、攻撃力6000の3回攻撃だとぉぉぉぉぉ!!!???もはや私どもの、理解の範疇を大きく超えています!!》
《え、統夜が前に》
《言うなどアホっ!!!!》
「・・・・・・・・」
大騒ぎな実況席なとは対照的に、彩音自身はとても静かだった
いや、ただ単に、圧倒され言葉が出ないだけかもしれない、それほどまでに目の前にいる星城龍巳と言う“強者”は凄かったのだ
「覚悟はいいか?」
「――――――次は」
「・・・・・・」
「次は勝ちます」
「ふっ、其の時が来るのを楽しみにしている!
行け!超銀河眼の光子龍!“アルティメット・フォトン・ストリーム”!!!!」
彩音LP1800→0
彩音は今回の結果に少し残念そうな顔をしたが、その後すぐに笑みを作りなおした
とても楽しい決闘、自分自身と全力でぶつかり合ってくれた龍巳に感謝するように
超銀河眼の放つ光の中、彩音はただただ笑っていた
その表情には一点の曇もない
――To be next turn・・・
~次回予告~
舞香「楽しい決闘でしたね・・・」←最近出番が無い人
統夜「霧が濃くなってきたな・・・」←今回全然目立たなかった人
舞香「やってることはデュエルだけだったのに内容も文字数も凄いことになった今回!」
統夜「次回は180度回転! 何やら滅茶苦茶になりそうな予感!」
舞香「次回!遊戯王OGs第十二話『映画の売り上げは予告が大きく影響する』!!青春スイッチ、オン!」
と、言う訳で若干間が空いてしまいました十一話
決闘中心の構成という事ですが、中々に大変でした
龍巳をとにかくすごく見せようと思ってたらこんなことに・・・
シンクロモンスターのチョイスは、疑問が残るところかもしれませんがそこに関してはどうぞ、ご意見ください
ではまた次回