無気力ぐらし!?   作:蚤ー

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遅れてすいません、ホントすいません。

今回は主に都梅君とその友達が活躍します。

この話がテストシーズンの皆様の勉強を邪魔、基息抜きになる事を願います。


ふこうすぎるひ

 ~バリケ手前~

 

 チェケラアアアアアアアアアアア!!  ギイ"イ"イ"イ"イ"!?  アンコクノセカイヘカエレエエエエエ!!  ア"ア" ア"ア"ア"ア"ア"ア'!?

 

 「一体どうなってんだ・・・・?」

 

 日常が続いていたなら、決して聞く事はなかったであろう奇声と共に『奴ら』の悲痛な断末魔がバリケードの手前から三階にまで響渡る。その凄まじい声についつい『奴ら』側の身を案じそうになりながら、胡桃は職員室から二階に降りる階段を目指して廊下を走り抜ける。

 

 「めぐねえ!?」

 

 「く・・・胡桃さん?」

 

 都梅と貴依の到着から陸上ならば致命的な遅れで二階へ降りる階段に到着すると、階段を駆け下りる。手摺を軽やかに飛び越えると、目の前に二つのピンクが現れそれが慈と由紀だと理解した胡桃は咄嗟に声を出す。その声に気付いた慈は疲れきった声で胡桃の名を呼ぶ。

 

 「怪我は!?由紀も無事か!?」

 

 「ええ・・・丈槍さんも。けど・・・」

 

 そう言って、慈は己の胸に埋まり肩を震わせる由紀の姿を胡桃に見せる。嗚咽を漏らし、流した涙で慈の服を濡らすその姿は普段より幾分と幼く見えた。

 

 「・・・!」

 

 「また・・・こうなっちゃって・・・」

 

 慈がその言葉を喋った瞬間、階段の下、貴依と都梅が食い止めている筈の廊下側から一体の『奴ら』がバリケードの瓦礫を巻き込みながら吹き飛び、腐食し始めた体をしたたかに壁に打ち付け、床に崩れ落ちる。

 

 「キャア!?」

 

 「ウェエ!?」

 

 「ヴ・・・オ"オ"・・・」

 

 頭を潰されていなかったのか、飛ばされてきたその『奴ら』はゆっくりとした動きで体を起こし立ち上がろうとする。が、体全体のダメージが激しいため、まともに立ち上がる事ができずにそのままバランスを崩して壁へともたれかかってしまった。

 

 「イ"・・・ギィ・・・」

 

 「三・・・・」

 

 その『奴ら』へ追い打ちを掛ける様に、包丁に動かなくなった『奴ら』を突き刺した都梅が歩いてくる。服を赤く染め。こびりついた血の乾いたマスクはさながらジョニーライデン専用の何かにも見えた。

 

 「フッ!」

 

 「ゲ」

 

 都梅に投げ飛ばされた『奴ら』は突き刺した包丁ごと投げ飛ばされ、壁にもたれかかった『奴ら』の真上に押しつぶす様に覆い被さる。『奴ら』が息が抜ける様な呻きを上げると、都梅は『奴ら』の立ち上がらぬ足元のそばに来るとゆっくりと片足を上げ、『奴ら』の顔面に狙いを定める。

 

 「づあ"あ!!」

 

 ゴ

  シ

   ャ

    ァ

     !!

 

 砕ける音、裂ける音、潰れる音、どれとも取れぬ不快な音が『奴ら』の顔面から響き、赤黒い飛沫が奴らの頭部があった場所から撒き散らされる。引き抜いた足の下から現れた顔だった物に原型を伝える物は無く、首から下、腐り始めた体だけが元は人だったと伝えていた。

 

 「・・・」

 

 顔を失い、脳を破壊され完全に動かなくなった『奴ら』から顔を逸らしながら都梅はもう一体の『奴ら』兼、錘役から包丁を引き抜く。そこでやっと胡桃達の気配に気付いたのか、ジョニーライデン専用ドラグナーは階段の向こうに話し掛ける。

 

 「・・・胡桃さん」

 

 「・・・・」

 

 「・・・・・ちょっと!」

 

 「え!?ああ!うん!なんだ!?」

 

 「早く二人を連れて行って下さい!貴女のやることはそれです!」

 

 「ア" ・・・ア" ア" ・・・」

 

 「ッ・・・・!」

 

 その言葉を邪魔する様に、『奴ら』がもう一体廊下の向こうからやって来る。それに気付いた都梅は瞬時に構えを取り『奴ら』に切りかかろうとした瞬間

 

 「ゴア" 」

 

 「!?」

 

 『奴ら』は何があったと言いたげな呻きを上げて地面に崩れ落ちる。それもそのはず、後頭部に深々と包丁が突き刺さっているのだ。今は無き日常の中でも早々無い、いや一生をかけて見る事は殆ど無い死に方だ。例え死んでいても驚きの声を上げるのは仕方が無いだろう。

 

 「おい!それ返してくれ!」

 

 都梅が目の前で予想外な二度目の死を向えた『奴ら』を哀れんでいると、廊下の向こうから『奴ら』二体を相手に拳二つで挑む貴依がこちらを見ながら声を上げる。なるほど、どうやら先程の包丁の投擲は貴依の仕業で、それというのは今都梅の足元に倒れている『奴ら』に刺さっている包丁の事なのだろう。都梅はその事を理解すると、包丁を持った手を振りかぶり貴依が首を鷲掴みにしている『奴ら』の一体に狙いを定める。

 

 「五か・・・そおぃ!」

 

 「グヴアァ」

 

 「うわ!危ねえ!?」

 

 都梅の『左の腕』から放たれた包丁は寸分の互い無く『奴ら』の頭部に命中する。『奴ら』は何がどうしたと言いたげな呻きを上げて廊下に横たわる。それもそのはず、こめかみに深々と包丁が突き刺さっているのだ。日常系ほのぼの小説では滅多に無い、いや生涯をかけて見る事は殆ど無い死に方だ。例え生き返ったとしても驚きの声を上げるのは当然の事だろう。

 

 「私に当たったらどうするつもりだ!死ぬトコだったじゃねえか!」

 

 「僕が言いたいぐらいです!」

 

 都梅は貴依の怒りを適当にあしらうと、階段の上で二人のやりとりを聞いて唖然としている胡桃に向かって話掛ける。

 

 「胡桃さん早く動いて!こっちだって好きで死体損壊をしたいわけじゃないんですよ!?」

 

 胡桃は都梅の白々しさ満載のその言葉を聞いて我に返ると、ウソ言うな!と軽くツッコミを入れて同じく横で唖然としていた慈に声をかけ由紀を連れて階段を上り始めた。都梅はその背中が見えなくなるまで見届けると、再び廊下の向こうに目を向ける。

 

 「だあ"!」

 

 「ク」

 

 「ぬ"あ"あ"!!」

 

 「ヵア" 」

 

 今、貴依の周りにいる『奴ら』の数は四体、そのうちの二体を相手に貴依は拳で挑みかかっていた。目の前にいた『奴ら』は貴依の右フックをまともにくらい、衝撃の抜けた顔の左方向から血肉を舞わせ体を仰け反らせる。貴依はその隙を逃さず、すぐさま左のアッパーカットを『奴ら』の顎に叩きこむ。その拳の当たりどころが『奴ら』にとって相当悪かったのだろう。『奴ら』はメシャリという音と共に首を明後日の方向に向けたまま後ろにいたもう一体の『奴ら』を巻きこんで大きく吹き飛ぶと、ピタリと動かなくなった。

 

 (シュワちゃんみたい・・・)

 

 「都梅!周りのをなんとかしてくれ!」

 

 「え?あ、はい!分かりました!」

 

 都梅は一言そう叫ぶと、貴依を手伝う為に走り出した。

 

 「オ"・・・オ"オ"オ"」

 

 都梅の足音に気付いたのか、貴依に向かって進んでいた『奴ら』のうちの何体かが、都梅のほうを向き呻きを上げる。聞くだけで不快な『奴ら』のその呻きに顔を顰めながら、いつの間にか崩れ落ちた『奴ら』の後頭部から引き抜いていた包丁を構えると手近な『奴ら』一体に狙いをつける。

 

 「・・・」

 

 「ヴア" ア" ア" ・・・」

 

 都梅は自身にすれすれまで延ばされた『奴ら』の腕を右に躱すと、膝に向かって包丁を突き刺す。突き刺した包丁は中程まで膝に埋まると何かに当たり先に進まなくなる。どうやら骨に当たったらしい。都梅は瞬時にその事を理解すると『奴ら』が再び腕を動かすより先に『奴ら』の背に回り込み、包丁の柄を再び掴むと突き刺さったままの包丁を半円を書くように回し、引き抜く。膝頭から膕にまで続く赤黒い筋からだらりと血が流れだすと同時に『奴ら』がバランスを崩す。その瞬間を都梅は見逃さず、『奴ら』の頭髪を乱暴に掴むと腕をしならせ『奴ら』の顔面を地に叩き付ける。

 

 「ッだあ"ぁ!」

 

 「ゴオ"」

 

 都梅は喝を入れる様にそう叫ぶと、振り上げた足を突き刺す様に奴らの後頭部に叩きこむ。バゴ!という音と共に顔面を再び地に叩き付けられた『奴ら』は顔と廊下の隙間から四方八方に血を撒き散らし痙攣するが、都梅がへこんだ後頭部をもう一度刺す様に踏みつけるとピタリとその動きを止め、死体のように大人しくなった。死体らしく、と言った方が正しいのかもしれないが。

 

 「エ"エ"エ"・・・・」

 

 「・・・!?」

 

 都梅が『奴ら』の息を確認する間もなく、もう一体の『奴ら』が都梅に迫る。

 

 「おっと」

 

 「ゲヶッ」

 

 が、その『奴ら』は都梅に近づく前に貴依に襟首を掴まれて間抜けな呻きを上げる。貴依は掴んだ『奴ら』を両手で持ち上げると、大きく振りかぶり『奴ら』を後頭部から力の限り地に廊下に叩き付ける。当たりどころが悪かったのか、身体が腐り始めたせいか、頭を強く打ち付けた『奴ら』は首から嫌な響きを鳴らすと手足をクタリと伸ばし、二度目の眠りについた。

 

 「今ので何体目だ?」

 

 「僕がやったのと合わせて八人目です」

 

 「残りは?」

 

 貴依に聞かれ、都梅はこちらに向かい歩み寄る『奴ら』の群れを確認する。

 

 「・・・えっと・・・後十一人です」

 

  「・・・骨が折れるな」

 

 「僕はとっくに折れてるわけですけど」

 

 そんな事をぼやきながら、都梅と貴依が『奴ら』の元へと歩きだそうとすると都梅の耳に聞き慣れない音が聞こえだす。

 

 「・・・?」

 

 幸いにも奥にいる『奴ら』が呻き声を殆ど上げていなかった為どこから聞こえるのかまでハッキリと分かった・・・・後に、認識は『聞こえた』から『聞こえてしまった』に変わってしまったが。

 

 「・・・なあ、分かるか?」

 

 「ええ・・・聞こえます」

 

 音は一定のテンポを保ちながら、都梅達に近づいていた。その音の正体に気付いた都梅はマスクの下の表情を強張らせ、何度流したか分からぬ冷や汗を流し出す。

 

 「なんか・・・速い・・・・・な」

 

 それが、都梅と同じく表情を強張らせた貴依の最初の感想だった。

 

 「まさか」・・・そう思いながらも「生存者か!?」と希望にすがった。「もしや」・・・そう思いながらも「そんな映画のような・・・」と可能性を否定した。

 

 そして、

 

 「「ああ・・・・・」」

 

 その思いに答える様に、足音の主はその音に反応した『奴ら』の群れを掻き分けながら都梅と貴依の目の前に現れた。その姿に二人は顔を青くさせる。

 

 「やべぇよ・・・!完全にV-ACTしてんじゃねえか!○リムゾンヘッドじゃねえか!」

 

 都梅と貴依が見たもの、それは二人と対象的に顔を赤くさせた、某リメイク版でおなじみの○リムゾンヘッドだった。いや、正確には似ている程度だ。爪もないし、頭部破壊の判定も普通の『奴ら』と同じ筈だ。腕破壊での低確率死亡も、おそらく無いだろう。

 

 「プロトだったらどうすんだ!?閃光手榴弾なんか持ってねえよ!」

 

 「そもそも東野がいませんから!東野がいなきゃ無理です!」

 

 「・・・・・だっ大丈夫だ!お前がいる!」

 

 「・・・・はあ!?」

 

 「ほら行け!倒せばバイハ8の主人公決定だ!」

 

 「イヤイヤイヤいいですよ!デッ○ライ○ングの方が好きだし!」

 

 「ゴタゴタ言うな私だって○ォーキング○ッドの方が好きだよ!早く殺るんだウメス!」

 

 「ゴリス見たいに言わないで下さい!」

 

 都梅と貴依の声に反応したのか、その『○リムゾン奴ら』は二人に向かって走りだす。

 

 「うおお来たアアア!?」

 

 「だぁァチキショオ!」

 

 都梅は迫り来る『○リムゾン奴ら』略して『○女』に対して愚痴をこぼしながら蹴りを決める。身を乗り出しながら迫っていた『○女』の顔面に当てる事はさほど難しくなかったが、そこはやはり変異体だ。一撃をくらった程度では死なず、再び起き上がる。

 

 「都梅の蹴りをくらってあの程度とは・・・!」

 

 (ゾンビが走るなんて・・・!ロメロさんも解せないって言ったじゃないか!)

 

 どうやら都梅にとっては自身の蹴りが効かなかった事よりも、○女が走った事の方が重要らしい。

 

 (そもそもV-ACTが現実で起こる筈が・・・)

 

 (・・・!)

 

 都梅はその自分の発言(内)に思い当たる節があった。V-ACT・・・宿主の細胞を再活性化させ、体組織自身を改造する現象。平たく言えば突然変異だ。そんな現象が、現実でも起こりえない事をマニュアルを通して都梅は理解していた。

 

 (確か・・・)

 

 マニュアルの3P、『感染症の種類と特定』の2.例外。『感染率が高いものは致死率が低く、致死率が低いものは感染率が高い。(略)広範囲に増殖した際、変異を起こし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それらを踏まえて、慎重な対象が必要となる。』

 

 (・・・・書いてたなぁ・・・そんなのが・・・)

 

 おそらく、否、確実に目の前にいる『こいつ』はマニュアルのそれだ。直感を使わずとも理解出来た。『変異体なら走るか』・・・なんとなく納得した。

 

 「・・・勝てるか?」

 

 だが、

 

 「・・・」

 

 所詮は○リムゾンヘッドに似てるだけの紛い者、両爪の無い○リムゾンヘッド等、ただの『ヘッド』だ。顔もよく見れば赤ではなく赤黒いだけでないか。

 

 「・・・当然!」

 

 「・・・そもそも『勝たないといけない』んだよな・・・」

 

 たかが『ヘッド』如きがロボのマスク被ったヘッドに勝てる筈がない!・・・そんな特に理由のない根拠が都梅の中で出来上がっていた。

 

 「っしゃあ来いよぉ!サンドバックにして開放骨折だらけにしたらぁ!」

 

 「キャラを忘れんなキャラを」

 

 貴依の忠告を聞くや否や、己の拳が○女に届く距離に近づいた都梅は、

 

 「ヒャアアアアア!!!」

 

 「オ”ゴォ」

 

 都梅を掴もうと動き出した○女の両腕よりも早く指を二本突き立て、弓を引く様に構える。次の瞬間、指が突き出され、○女の右目に深々と入り込む。

 

 (うわ、ヌルってなった・・・)

 

 死体であるからだろうか、眼球内が非常に冷たい。生温いならまだしも、『死体の冷たさ』を持った液体に触れた指は感覚を悪寒として都梅の身体全体に伝える。無言でその寒気を噛み締めながら指を引き抜くと、すぐさまもう一方の左目に狙いを定める。が、止めた。一度あの液体に触れた今、再び水晶体と虹彩を破ってまで触れたいとは思わなかった。思い出した冷たさに背筋を凍らせながら狙いを左目から首に変えると、右目の時と大差ない速度で首を掴む。

 

 「ッ!」

 

 「クア」

 

 だが、相手は『奴ら』ではないのだ。目を突いて首を締めた程度で怯みはしない。逆に自身の首を締めている左手を掴み、噛みつかんとばかりに顔を前にだしていた。

 

 「・・・」

 

 「エ”」

 

 そんな○女を払う様に投げ、再び○女との距離をとる。右目に穴を空け、こちらを睨みつける○女のその姿に都梅は思う、「次は何処をどうしてやろうか」と。・・・敵がどちらか分からなくなってきた。実はこの都梅とかいう男、主人公の皮を被った悪役なのではないか?考えて見れば、『奴ら』は敵役であって悪役ではない。まさかランダルコーポレーションに取って代わって何らかの親玉にでもなるつもりだろうか?

 

 「んなわけ、無いでしょ!」

 

 作者のボヤキを軽く流すと、右目の恨みとばかりに襲い掛かった○女に向かってタックルをかまし、○女を突き飛ばす。取りあえず倒れてくれさえすればいいのだ。後は動けぬ様に足で踏みつけ、両腕をどうにかしてしまえば(どうするかは考えてない)首が折れるか頭が潰れるかするまで一方的に殴っていれば良いのだから。そんな都梅の思い通り、○女は足を宙に浮かせ、背を地につける。しめたと言わんばかりに急いで○女に馬乗りになると○女の両腕を脚で抑えつけ拳を振り上げるが、自分の名前を呼ぶ声が横から聞こえ腕を止め、声の聞こえた方を向く。

 

 「つ・・・都梅?貴依?大丈夫か?」

 

 「・・・!?」

 

 どういう事だろうか。三階に慈と由紀を連れて行った筈の胡桃がいたのだ。一度三階に帰ったのならば大人しく都梅と貴依が帰ってくるまで待っていればいいのに、

 

 「な・・・なんしよっとぉ!?はよもどらんね!見ちょっとおじいが!」

 

 「え?・・・えっと・・・基本語で・・・」

 

 「バカ!!!!帰れ!!!!」

 

 基本語ではあるはずだ。意味も大体訳してはいる。それはともかく、胡桃のあの様子を見る限りどうやら自分と貴依の様子を見に来たらしい。心配してくれるのは良いが、ぶっちゃけ今の状況でここに来られても巻き込まれやしないかと思って逆に心配になるのだ。

 

 (・・・ん?)

 

 『今の今まですっかり忘れてたけど、貴依さん今何してるんだ?』そう思い、貴依がいるであろう『奴ら』の群れがいる方を向く。すると、

 

 「・・・フッ!」

 

 「コオ”」

 

 「ヅア!」

 

 「ケェ」

 

 いた。十一人から八人に減った『奴ら』相手にヒットアンドアウェイで挑んでいた。自分が○女と争っている間、貴依が囮になっていたようだ。よくもまああそこまで黙々とやれるものだ。すげぇな・・・勝負捨てねえなあの人・・・と感心していると、その貴依から声が飛ぶ。

 

 「おい都梅!」

 

 「何!?」

 

 「・・・ゴメン!」

 

 何をいきなり謝ってるんですか怖いでしょ。そう言おうとしたのも束の間、

 

 「オ”オ”オ”オ”オ”・・・」

 

 「・・・・」

 

 真後ろから幾度となく聞いてきた『奴ら』の呻き声が聞こえた。そう、幾度となく聞いた筈だ。聞いた筈なのに・・・・やけにおぞましく聞こえる。ここで都梅は自身の体勢の状況を思い出す。

 

 足→○女の腕踏んでるから使えない

 

 左腕→○女を殴らないといけない

 

 右腕→ウデノホネガオレタ…!

 

 自身の周囲に漂いはじめた死の匂いに焦りはじめる。被っていたマスク内の温度は急上昇、多量に分泌され始めた唾液を飲み込む。不快な気持ちだ。後ろに『奴ら』がいる事ではなく、後ろに『奴ら』がいる事を教えてくれなかった貴依に対して、だ。

 

 「何で黙ってたんですか!?殴りますよあなたホントに!」

 

 「こっちだって生きるか死ぬかなんだよ!周りなんかそうそう見れねんだよ!」

 

 「でも後ろにいるかもとか忠告は出来たでしょお!?ゾンビの顎に突き刺しながら喋ってるんだから出来るでしょお!?」

 

 「今の私の立場にお前がいたらお前絶対『気付いているかと思ってました』とか言うんだろ?!」

 

 「・・・・・!ああもう!分かったから包丁一本貸して下さい!」

 

 「無理だ!胡桃からシャベル借りろ!」

 

 「・・・融通の、効かない!」

 

 そう言うや否や、後ろにいた『奴ら』は都梅に向かって倒れ込んできた。このまま○女を嬲ることは無理だと判断した都梅は、○女を離れ胡桃のいる方向に向かって飛び退くと胡桃に問いかける。

 

 「胡桃さん!なんか武器無い!?」

 

 「武器?えっと・・・コレ!?」

 

 胡桃はそう言うと、三階から持ってきた『ある武器』を都梅に渡す。

 

 「ん?おおおお!?✩A✩I✩BO✩!?」

 

 その武器を見て都梅は歓喜の叫びを上げる。見た目以上の重量、象牙色の刀身、名前があるのに忘れ去られた都梅の斬魄刀(笑)、象牙刀『相棒』。都梅はそれを胡桃から受け取る。

 

 (おおお・・・・!マイラッキー、ファンシー、ファニー、アイテム、『相棒』!!終わりの見えない今の展開・・・・『これ本当にブ○ーチ?』なぁんて思う閲覧者がいないか不安だったけど・・・・!)

 

 すいません気を使っていただいて。けどこれ○リーチじゃなくてがっこうぐらし!ですからね?

 

 「これを使えばなんとかなるかも!いいえ!使わせて下さい!」

 

 機嫌良く叫ぶと、都梅は軽く構えて象牙刀に向かって話しかける。

 

 「久しぶり♪」

 

 (ホントだよ)

 

 「怒ってる?」

 

 (ぶっ殺したい程)

 

 「そうか♪じゃあ頑張ろう!」

 

 (聞けやゴルァ)

 

 聞こえる筈のない相棒の声に返事を返す。そんな様子を冷えた目で眺めていた胡桃は、思い出したように都梅に話しかける。

 

 「えっと・・・帰っていいのか?」

 

 「え?いいですよ?それより、帰ってくれないと困ります」

 

 その都梅の言い草に、胡桃は少しムッとする。せっかく、忘れていたであろう武器を届ける為にわざわざ下の階に様子を見に来たのに返ってきた言葉はバカだの帰れだの、来なくても良かったと思ってしまう。

 

 「ったく・・・・せっかくお前の木刀を渡しに来たのに、そんな言い方無いだろう?」

 

 「木刀じゃなくて象牙刀です。それに、言っちゃあアレだけど貴女役に立ちますか?」

 

 「!?」

 

 「未だに怖がったままですもん。そんなんで『奴ら』と戦わせたくありませんよぉ」

 

 唐突として都梅から辛辣な評価を受けた胡桃はショックする。それを隠す様にシャベルを握り締め、最大限に平然を取り繕う声で都梅に意見するが、

 

 「でっでも「ダメです」

 

 「()()()()()()()()。帰ってくれますか?」

 

 返事を聞く事もせず、都梅は胡桃に背を向けて○女のもとに歩きだす。ああ、コレは嫌われたな。と、独りごちながら相棒を軽く素振りする。何時もより重い・・・・かと思ったが、そうでもない。ドラマの見過ぎかと考え直した都梅だった。

 

 (さて・・・後ろを向き辛くなりました)

 

 都梅を喰う為に倒れ込んだ『奴ら』、都梅に殺されかねた○女が互いにゴキゴキと鈍い音を鳴らしながら起き上がる。

 

 (どんな顔して合えばいいのやら・・・)

 

 身体を軋ませながら、『奴ら』は顎の刮げた顔を都梅に向ける。

 

 「フン!」

 

 「ク」

 

 その『奴ら』の瞳に写った都梅が高く相棒を掲げ、振り下ろす。バキャリと嫌な音を立てて『奴ら』の顔から血と肉が飛び散る。

 

 「ァア!」

 

 「ゲ」

 

 そのまま払う様に相棒を振り、○女の喉元に叩きつける。○女はゴポリと血の飛沫を口から吐き、自分のヘソでもみるかのように首を曲げる。喉と顎に挟まれた相棒を血に濡らしながら引き抜き、先の『奴ら』と同じ様に相棒を○女の頭部に叩きつける。

 

 「すいまッせん!」

 

 都梅はそう言うと、頭に穴が開いたようにボタボタと血を流す○女を蹴飛ばす。そのまま○女の身体を踏みつけ、

 

 ゴ

  ジ

   ャ

 

 「ヴオ”」

 

 グ

  シ

   ャ

 

 「ア”ェ」

 

 ズ

  ヂ

   ャ

 

 「ッ・・・・」

 

 グ

  ヂ

   ュ

 

 何度となく相棒を振り下ろし続けた。いくら肉の裂ける音がしたしただろうか、ふとした瞬間に○女が既に動かない事に気付き、相棒を振るう自分の腕を止め、ゆっくりと降ろす。幾度となく都梅に象牙刀を叩きつけられた○女の顔面はズタズタになっており、慣れていない人なら内容物流出は免れない様であった。その光景をなるべく見ぬように目を背けながら、都梅は貴依のいる所に向かって歩きだした。

 

 

 ~貴依さんVS『奴らs』~

 

 

 ドサリと、首から柄を生やした『奴ら』一体崩れ落ちる。ほうっと一つため息を吐き、汗と血を拭うと貴依はその亡骸から生えた柄を引き抜き、残りを数える。

 

 「あと・・・五か」

 

 「は~・・・一人で六人もやったんですか?」

 

 「・・・あのなぁ、」

 

 「・・・うん?」

 

 「いや、どうという事じゃないけど・・・人がゾンビを殺してる間にさあ、空模様を見ないでくれないか?」

 

 貴依は後ろに下がり残り五体の『奴ら』との距離をとりながら、更にその後ろで今にも雨が降りそうな曇り空を割れ窓から眺める都梅に向かって話しかける。そして話し掛けられた方である都梅は、気怠そうな声で貴依に言葉を返す。

 

 「・・・見てないで助けろと?」

 

 「あぁいや、さっきのは一体だったしお前みたいに何も知らないっつう事じゃないから助けなくていいけど・・・せめて関心をもってくれ。危ない!とか、そこだ!みたいな?」

 

 貴依は都梅の平常且つ、若干の冷たさを感じさせる声に都梅の怒りを感じる。理由は間違いなく先程の『ゴメン!』だろう。その事に気付いた貴依はそれを誤魔化す様に話すが、『お前みたいに』、『何も知らない』の言葉に都梅の『スイッチ』が入り、眉間をピクリと窄める。

 

 「んなバカらしい・・・貴依さんがたかが『奴ら』一体に遅れを取るわけないでしょうが。そんな事をする隙があるなら胡桃さんに戦い方を教えますよ。しないけど」

 

 都梅のその言葉に、次は貴依の『スイッチ』が入る。

 

 「・・・おい都梅。後はお前がやれ」

 

 「あ?貴依さんがやりゃあいいでしょうよ。僕は○ッドクリムゾンと戦って疲れてんのに、しかもあなたに軽く騙されて僕の心はズタボロボンボンですよ?それでまた」

 

 「いいから残りを片付けろっつってんだ!」

 

 「ぁあ!?」

 

 「だってそうだろ!お前は○ッドクリムゾンと戦ってたか知らんが、こっちは六体やってんだよ!お前は走る奴と遅い奴二体やっただけじゃねえか!」

 

 「知ったこっちゃありませんよ!そんな事言うならあなたがあの走る奴やりゃあよかったじゃないですかぁ!」

 

 「お前が勝手にやったんだろうが!私がやりゃあお前より早く終わるんだよ!」

 

 「誰だってあのくらい遅くなるんですよ腕が折れてたら!やってみりゃあいいでしょ片腕と棒きれ一本で!」

 

 今の状況も忘れて二人はくだらない口喧嘩を繰り返す。だが、そんな事をしていても『奴ら』が止まる筈がない。貴依と都梅の怒声罵声を聞きつけて、距離を離した『奴ら』が着々と近づいていた。

 

 「あああ・・・!もう来たじゃねえか!さっさとやれ!」

 

 「・・・あーはいはいやりますよー」

 

 「言われたらすぐしろバカが・・・!」

 

 「疲れただの六体やっただの言って怪我人に頼るボンクラの代わりにね」

 

 「顔の傷えぐるぞ」   「赤毛ちぎり落としますよ」

 

        「「ああ?」」

 

 互いに脅しをかけ、相手を睨む。三秒後、貴依は腹立たしそうにツカツカと歩き出し、三階に向かった。その様子を見て、都梅自身も怒りを滾らせる。

 

 「・・・ぁぁあああ・・・・・!」

 

 すさんだ声を上げ被ったマスクを荒々しく地面に叩きつけ、貴依からなすりつけられた『奴ら』、基やつあたりの対象を睨みつける。

 

 「・・・なんで腐ってんだあああオラァァーー!!」

 

 都梅はそう叫ぶと、相棒を振り回しながら鉄砲玉の如く『奴ら』の元に飛び込んだ。そんな都梅を餌にすべく、『奴ら』の群れは四方八方から襲い掛かるが怒りに身を任せ、その顔に恥じぬ恐ろしさを体現する暴れっぷりに五体程いた『奴ら』はまたたく間に額をかち割られ、地に倒れ伏す。が、それで終わらないのが、今の都梅だ。

 

 「ガ・・・ヵ・・・」

 

 「おい・・・!」      都梅大昇天まで    10

 

 立ち上がることすら困難な程、衰弱した『奴ら』の内の一体に目星を付けると都梅はその『奴ら』の両足を踏みつけ、相棒を額に突きつけながら、『奴ら』に向かって話しかける。

 

 「胡桃さんの子供の頃のアダ名はなんだ・・・!」   9

 

 生前ならまだしも、ゾンビになってから聞くには余りにも無理がある質問を都梅は投げかける。そもそも生きていたとしても無理以外にない質問だった。それあっても、都梅は答える事ができなかった『奴ら』にペナルティ(やつあたり)を加える。

 

 「『ノンスケ』だろうが!」                  8

 

 そう言うと、相棒を高く上げ、その切っ先を『奴ら』の額につき降ろす。『奴ら』が動かなくなった事を確認すると、相棒を引き抜き次の犠牲を求めて二体目の『奴ら』の元に向かう。

 

 「由紀さんのペットはなんだ・・・!」

 

 やはり、ゾンビが答えるには余りにも無謀な質問であった。    7

 

 「アンゴラウサギだっつってんだろうが!」

 

 そう言うと、再び『奴ら』の額に相棒を突き刺し、『奴ら』の息の根を止める。同情すべきは『奴ら』なのだと、『奴ら』の側も被害者であると、この光景を見る人間は総じて理解するだろう。

 

 そして、三体目の犠牲がでたのであった。        

 

 「佐倉先生が子供の頃になりたかった仕事を知ってるか?」

 

 勿論、答えられる筈もなく               6

 

 「『クルセイダー』だってさああああ!」

 

 当然の様に突き殺されてしまった。       5

 

 そして四体目、この時、都梅は大いに油断していた。

 

 「おい!」              4

 

 それもその筈、動けぬ様に手加減をして『奴ら』の頭に相棒を叩きつけたのだから。まさか

 

 「悠里さんの通り名は幾つかあるが・・・11年から12年までの通り名はなんだ!」

 

 這って来るとは思うまい。

 

 「『巷で噂の宇宙海賊』だとおおお!」       3  

 

 そんな事も気に留めず、都梅は四体目の『奴ら』の頭部をやたらめったらに相棒で殴りつける。しかも、このやつあたりに限って先程よりも激しい。

 

 「だったら『焼結』してねぇで『ゴーカイチェンジ』してろよぉぉおおっ!?」

 

 「・・・・ゑ?」              2

 

 「ガッガクグ・・・!」

 

 「( ゚д゚)」

 

 「ゴア"ア"ア"!」                   1

 

 

 ~その頃三階の階段~

 

 

 「・・・」

 

 そこは二階に降りる階段。だからといってどうという事はないが、ただ、その階段には一人のツインテールが座り込んでいた。

 

 「・・・ハァ」

 

 先程、都梅から戦力外通告を言い渡された胡桃だった。

 

 「戦えないかぁ・・・」

 

 つまりは、『役立たず』と同じ意味合いの言葉。そんな事を言われて気の萎えない人の方が珍しいのかもしれない。だが、胡桃に限ってはそうはいかなかった。

 

 「せっかく・・・頑張ったのにな・・・」

 

 胡桃は密かに『奴ら』と戦うための特訓をしていたのだ。

 

 「・・・ゥゥゥ・・・・」

 

 胡桃は今にも消え入りそうな声で消沈の呻きを上げる。以前に、食糧調達中で都梅に『ある指摘』を受けた胡桃は、それを克服する為に様々な訓練を重ねた。だが、それでも、胡桃自身の恐怖を拭う事はできなかった。

 

 「・・・」

 

 そして、今回の『戦えない』発言。都梅の心がズタボロボンボンなのであれば、胡桃の心もズタボロボンボンであった。

 

 (大人しく野菜でも植えてようかなぁ・・・)

 

 そんな、田舎に帰ってマジメに仕事に就く事にした若者の様な事を考えていると、自身の足元、二階へと続く階段の奥から、荒々しい足音が響く。

 

 「!?」

 

 文字通り、言葉にならない声を上げ、胡桃は慌てふためく。先程あんな事を言われたばかりだ、ここに居たら、次は何を言われるか分からない。どうすべきか、何をすべきかとオロオロするが、その思いはすぐにおさまる。

 

 「き・・・貴依か・・・!」

 

 「・・・」

 

 足音の原因が都梅ではなく貴依だったからだ。

 

 「驚かさないでくれよ・・・・都梅はどうした?」

 

 貴依を都梅と間違えた恥ずかしさを隠しながら、胡桃は貴依に話しかける。が、話しかけられている貴依が一向に言葉を返さない。幾ら話しかけても口を開かない貴依の様子に段々と不安を感じ始めた頃、貴依がやっと口を開く。

 

 「・・・掃除だ」

 

 「掃除?」

 

 「死んだ『奴ら』の遺体を別の所に置くんだと」

 

 「・・・手伝わないのか?」

 

 「アイツが勝手にやってんだから手伝う理由なんかねえよ」

 

 そう言うと、貴依は再び歩き出す。その背中を見送る胡桃には、何故貴依が不機嫌なのか、やはり分からなかった。

 

 

 ~もう一度二階~

 

 

 「ヤバイって・・・!死ぬって・・・!!」

 

 上で二人が都梅の話をしている頃、都梅の方はというと、怪我した足をなるべく痛まぬように庇いながら、焦る気持ちを必死に押し殺して階段を駆け降りていた。

 

 「ヤバイヤバイヤっぶぅあ!?」

 

 だが、やはり状況が状況であるゆえ、焦る気持ちは隠しても、行動にそれが出てしまう。足の踏み場を間違えてしまい、漫画の様に体を回転させ、転がり落ちる。

 

 「イタイイタイイタイ・・・」

 

 言葉とも呻き声ともつかぬ声を上げながら、都梅は体を起こし、足の『傷口』に転んだ影響が出ていないかを確認する。

 

 「・・・うわ・・・・・!」

 

 それを見て、都梅は恐怖に顔を顰める。転んだ事は特に問題なかった。だが、その傷口、歯型に写った傷口からは、蜘蛛の巣が張られるように、端から端に血管が浮き上がっていた。

 

 「死ぬって・・・!生き返るってコレェ!」

 

 もう、焦る気持ちを隠す気はなかった。這う様に立ち上がると、懐からマニュアルを取り出し、都梅は自身の現在地を確認する。

 

 「ァ・・・ハ?」

 

 都梅は自分がいかに危険な状況かを再確認する。

 

 「ぎぃ・・・逆ぅ!?」

 

 そう、逆。地下室のある付近と真逆の位置にいたのだ。『奴ら』に噛まれた。つまり、感染したという事実が都梅から精神の余裕を奪い、しかも、足を噛まれている以上走るにも限度がある。そして、何よりもの問題が今この場、一階の『奴ら』の数である。耳を塞いでもありありと聞こえる、『奴ら』の、呻き、呻き、呻き。飢餓地獄を思わせる『奴ら』の乾いた悲鳴は、都梅の心からあらゆる全てを掠めとる。

 

 「・・・・・」

 

 無理だ。その文字が都梅の中でぐるぐると回る。ここまで来ると、見える物聞こえる物にまで影響がでる事を、都梅は知った。驚く程、周りが暗い。ありとあらゆる物が影を落とし、夜になる。驚く程、何も聞こえない。苛つきすら覚えた『奴ら』の大合唱までもが、最初から無かった様に都梅の精神から消え失せる。

 

 「・・・ン"ハハハァ(。∀°)」

 

 もう、笑うしかなかった。どうしょうもない。どうしょうもないけどやるしかない。そう思わないと投げ出してしまいそうだった。半ば焼けっぱちのまま都梅は、地下室に向かって足を引き摺り始めた。

 

 「・・・あー、ホンンットッ」

 

 

 

 「・・・!!(言葉にできない)」

 

 ・・・・・・・・今後はもう少し賢く戦おうと固く誓う都梅だった。

 

 ・・・・明日があれば、の話だが。




途中から焼けっぱちだったせいか、文がおかしいと思うと思います。

お詫びとして、次も都梅君が酷い目に会います。
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