翌日、アルゴーラは控え室にいた。今から始めるリーズシャルテとの決闘のためだ。アルゴーラは自分用の装衣を纏い準備運動をしていた。手首を鳴らし首を鳴らし伸びをする。それがいつもアルゴーラがするウォーミングアップだ。
「アル、大丈夫?」
後ろのルクスに声を掛けられた。アルゴーラは後ろを振り返り一礼する。
「いつも通りです。私は今楽しみなのです。」
アルゴーラは昨日のことを思い出していた。
リーズシャルテとの後、ルクスとアルゴーラは来客用応接室にいたそこには二人の少女ルクスの実の妹であるアイリ・アーカディアと友達のノクト・リーフレットだ。
「全く兄さんは私の立場も考えてください。」
「ははは、ごめんねアイリ」
アイリはルクスに愚痴をこぼす。アルゴーラはルクスの後ろに立ち二人を見守っていた。前から知っているものの2人は仲が良い。それを見ているとアルゴーラも微笑んでいた。
「しかしアイリ様今回のことは事故ということですし、あまり怒られると美しい顔が台無しです。」
アルゴーラが声を掛けるとアイリは顔を真っ赤にして言ってきた。
「で、でもっ私はアルさんにも怒っているんですよ!なんで他の機竜を持たないあなたが決闘を受けるんですか!まだ解析は済んでいないんですよ!」
「それは申し訳ございません。」
アルゴーラは一礼する。アルゴーラは自分の神装機竜『ウラノス』しか所持していない故にそれで闘うしかないのだ。
「しかし私は大丈夫です。元よりどんな形でも主の盾になるのが本望ですから。」
「心配する気も知らないで...」
アルゴーラが言ったのにアイリは口ごもったがアルゴーラの耳には聞こえなかった。
そして今となる、気をつける点はリーズシャルテの神装機竜ティアマトの
「お待たせしました。」
アルゴーラは一礼する。するとリーズシャルテが
「お前の装衣は違うのだな」
アルゴーラは自分の装衣について指摘される。アルゴーラの装衣は黒を基調とした執事風のデザインだ。
「昔から使い慣れたものでありまして」
そして両者機竜を纏う。
「爆誕せよ 星々を統べりし神龍 銀河を纏え 《ウラノス》」
アルゴーラに機竜を纏う。朱を基本としたワイバーン型であり背中には太陽を象徴とするパーツが輝く。周囲には大きさの違う球体が浮かんでいる。アルゴーラが前を見ると同じように赤色の神装機竜を纏ったリーズシャルテがいた。試合が始まる。
リーズシャルテが前に砲台を構える。最初から放つらしい。
「吹き飛べ!」
物凄いエネルギーが放出される。しかし、それの狙いが自分ではなかった。アルゴーラは不思議に思うながら警戒すると横殴りされた。空挺要塞だそれで誘導したのだ。砲撃が当たる瞬間アルゴーラが言う。
「
その瞬間周囲に飛んでいる球体が一つ破壊される。みんなが当たったと思ったがそこには何も無かった。
「なるほど、確かに威力は十分ですがその程度ですか?」
リーズシャルテの後ろにアルゴーラが立っていた。リーズシャルテがアルゴーラの球体の一つが減っていることに気付く。
「それが貴様の特殊武装か」
「察しの通りこれが私の特殊武装
しかし、当たる瞬間に避けるほど速いのだ。リーズシャルテに額に冷や汗が伝う。
「では次はこちらからやらせていただきます。」
アルゴーラがそう言うと、包丁のような刃を持つ剣を構えた。
「
一気に二つの球体が弾ける。その時、リーズシャルテは自分の機竜の動きが鈍っていることに気づく。アルゴーラが目の前に迫る。
「ぐはっ」
リーズシャルテは砲台で防御したが飛ばされる。普通の機竜、神装機竜でもありえないほどの威力だった。地面にぶつかる。
「今のが二つ目金星のヴィーナスと火星のアレスです。能力は相手の弱体化と自分の出力の大幅上昇であります。」
空中でアルゴーラが礼をする。残りの球体は五つどれもが先程までの三つとは違う雰囲気がしている。
「貴様の強さに敬意を払いティアマトの神装を拝ませてやる!神の名の下にひれ伏せ
唐突にアルゴーラの機体が重くなる。重力制御の能力を持つスプレッシャーの影響だ。その瞬間二つの球体が弾けると同時に効果が切れる。リーズシャルテが目を見開く。
「なんで天声が消えた!もう一度だ」
しかし、機竜は発動しない。
「
リーズシャルテが察しがつく勝てるはずがないと、あんなチートのような能力の敵相手に勝てるはずがないと、思った。
「私を舐めるな!七つの竜頭!」
リーズシャルテが怒り狂って七つの竜頭をうとうとした時、乱入者が現れる。それは人の天敵である
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