「どうしてここにいるんでしょうか。」
アルゴーラは包丁の刃を持つ剣を半身にして構える。下では大勢の生徒が動揺している。所詮生徒は生徒だ。
「下がっていろ!アルゴーラ・アークギア」
そう言いリーズシャルテが
「下がっていてください。巻き添えを受けられては困ります。それと、出来れば障壁の展開をしていただけると嬉しく思います。」
その刹那、幻神獣が斬りかかって来る。それをアルゴーラは何事もないように弾く。
「
球体が2つ弾けた。その瞬間に地面から岩が盛り上がり崩れる。それが幻神獣を覆い尽くす。中で幻神獣が暴れているがなかなか壊れないでいるがそれは空気中の水分で土を固めたのだ。
「捕まえました。」
下の生徒達は驚いて上を見ている。現状、幻神獣には多くの装甲機竜が必要とされる。それを1人でやってのけているのだ。しかし、その塊から幻神獣が出てきたその瞬間幻神獣は下に向かっていった生徒達がいる方向だ。
「
その時、アルゴーラが瞬間移動したように見えた。
「
大爆発が起こり幻神獣が跡形も無く消される。その時、アルゴーラが落ちていく。
「これで役目は終えましたね。」
アルゴーラはそう微笑んで目を閉じた。
数日後、アルゴーラは病室で目を覚ました。窓の方を見ると夜だろうか外が暗くなっている。手に温かさを感じてその手を見ると寝ているアイリが手を握っていた。
「アイリ様、こんなところで寝ると風邪をひきますよ。」
するとアイリが目を覚ます。すると顔を見ると抱きついてきた。
「あの、アイリ様どうしたのですか?」
「3日も目を覚まさないと誰でも心配しますよ!」
「やはりそうなりましたか。私としたことが主のもとを3日も離れるとは」
アルゴーラは後悔する。しかし、それ以上に守れた事に嬉しく思っている。
「それでルクス様はどうなりましたか。」
「兄さんは学校への編入へ変わりました。」
あの後、リーズシャルテから結果をそのように発表されたらしい。その時、扉が開いた。アイリの友人のノクトが入ってきた。
「おかえりなさいノクト」
「YES、アイリもお疲れ様です。アイリは3日も連続で遅くまでお見舞いに来ていました。」
「それは言わないでください!」
「そうなのですか。それは申し訳ございません。」
アルゴーラにとっては嬉しかった。安静にしておくように言われたので病室でもう一晩過ごすことになった。明日からは、学園でルクスの従者としてまた働くことになるのだ。アルゴーラは静かに目を閉じた。