「ーーーということで、この学園に通うことになった、ルクス・アーカディアとその従者のアルゴーラ・アークギアだ」
翌日、二年生の教室にいたルクスとアルゴーラは女教官のライグリィ・バルハートに紹介されていた。
「ルクス様、どうして私まで制服を着ているのでしょうか?」
アルゴーラが疑問を投げかけるとルクスは苦笑いして昨日アルゴーラも学園に入ることになったことを言われた。
「それにしても場違いにも程がある気がします。」
ルクスが席に向かっている時、アルゴーラはルクスにそう言った。ルクスの席の近くまで行った時ーーー
「あ。ルーちゃんとアーちゃんだ」
不意にそう声をかけられて声の方を見るとルクスの幼馴染みがいた。そのほうを見ると桜色の髪を持つ少女がいた。
「もしかしてフィルフィ?」
「うん。そうだよ。」
レリィ学園長の妹のフィルフィ・アイングラムだった。
「お久しぶりです。フィルフィ様」
「うん。アーちゃんもよろしくね」
そうフィルフィに一礼した。そしてルクスは自分の席に座りアルゴーラはその後ろに立った。
「授業を始めるぞ。」
ライグリィ教官がそう言うとみんな教科書を開き始めたがルクスには教科書を持っていなかったので、始められなかったがフィルフィといろいろあったが「フィーちゃん」と呼ぶことで収まった。授業が終わった後には席の周りにたくさんの人達が集まってきた。
「フィルフィちゃんとはどんな関係なの?」
「今も雑用の仕事はしているの?」
ルクスの席の周りに来た子達はルクスに質問をしていた。そしてその話はアルゴーラの方にも来た。
「どうしてあれほど戦えるの?」
「あの神装機竜はどんな能力なの?」
アルゴーラとルクスが動揺していると一人の青い髪の女性に声をかけられた。その少女によると学園長に案内して欲しいところがあると言われたらしい。ルクスはその少女のついて行きアルゴーラもその後ろを追った。
「ありがとうございます。連れ出してくれて」
「あら、思ったより頭は回るようね」
屋上につくとアルゴーラは入口に立ち二人を見ていた。ルクスとその少女、クルルシファー・エインフォルクは柵の方で話をしていた。どうやら話は終わったようでクルルシファーが扉まで歩いてきた。そして近づいてきた時アルゴーラは言った。
「あなたも同種ですか、悲しい運命に捕まりましたね。」
「あなたもまさか...」
「私はその時の記憶はありませんのでわかるのは目覚めた時に何かが混ざっている不快感だけです。」
「そう、こんな近くにいたとはね」
クルルシファーは驚いていたが本人も正体に気づいたらしい驚きは隠せずにいたが納得したらしい。そうして、クルルシファーは屋上を去っていった。
「ルクス様、話の内容は」
「黒き英雄を探して欲しいそうだよ。」
「難しい依頼ですね。」
黒き英雄を探すという事は名乗り出なければいけないということだ。ルクスとしてもそれは避けたかった、帝国を滅ぼしたのが皇子と知られたら面倒だからだ。また難しい依頼を頼まれたものだと思いながらルクスとアルゴーラは屋上を去っていった。