学校に登校することになったその日アルゴーラとルクスは風呂場の掃除をしていた。広い浴槽は二人で洗うのも大変だった。
「でも、ここは最高だと思うけどな」
不意にルクスがそんなことをつぶやいた。それはアルゴーラも思っていたことだ。ここは最高だ環境が揃っている。勉強するのも機竜についても。
「しかしルクス様ここは少し温すぎる感じがします。ここにいて本来の、フギル様を倒すことを忘れてはいけませんよ。」
「それは、わかってるよ。」
その時、風呂場の扉が開いた。
「わ、わわっ!ごめん、もうお風呂は終わっていて」
ルクスが慌てていると二つの影が出てくる。
「すみません兄さん、期待に添えなくて」
そこに現れたのはアイリとノクトだった。もちろん、服は着ていた。
「お疲れ様ですアイリ様どうなさいましたか?」
「もう仕事は終わりましたか?」
「はい、今日の仕事は終わりました。ノクト様もお疲れ様です。」
「Yes、お疲れ様です」
アルゴーラはそんな言葉を二人と交わした。そしてアルゴーラはルクスをジト目で見ると
「ところでルクス様は何を想像したんですか?卑猥です。」
「え!?アルまで!?」
「いえ、ご冗談です。」
そしてルクスはアイリを見ると
「それで?アイリは仕事を頼みに?」
そう言うとアイリとノクトは目を合わせ溜息をして大広間に来るように言った。
大広間についたルクスとアルゴーラはそこにアイリがいた事に気づいた。そのまま2人は食堂へと案内される。扉を開いたそこには
「編入おめでとう」
そう言われた。そこにはたくさんの料理や飲み物が用意されている。
「君たちの編入祝いだよ。」
シャリスにそう言われ、食堂を見渡したふたりは顔を合わせて笑みを作る。そしてリーシャの乾杯で編入祝いが始まった。
「いいのですか?みなさんのところに行かなくて」
アイリがアルゴーラにそう声をかけてきた。
「いいのです、もともと私には似合わないところですから。もう私は戻れませんからあの過去からは」
「でも、アルさんは...っ!」
言い返そうとしたアイリは口ごもるアルゴーラの顔を見ると、悲しげな顔を見ると声を出したくても出せなかった。ルクスの周りにはたくさんの同級生などが囲んでいる。アルゴーラは思うそんな明るい世界がルクスにはあっていると
「アイリ様も私のようなものについてきてはダメですよ」
「嫌です。」
アルゴーラは驚いた。否定されるとは思っていなかったからだ。
「それを決めるのは私自身です。」
「それはすみませんでした。」
アルゴーラは迂闊だと思った。アイリ・アーカディアとはそういう人だ。頑固で言っても聞かない人だ。アルゴーラは内心ホットしていた。この時、ルクスとアルゴーラはこの場に居ることを安心している。