記憶と知識とそれから才能?   作:不比等藤原

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あらかじめ言っておきます。

灰原さんファンの皆さんイメージと違ったらごめんなさい。orz


12、レッツシミュレート!!〈パート1〉

 

 

とあるアパートの一室、その部屋からは数日の間常にキーボードを叩く音が響いていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈カタカタ、カタカタカタカタ!〉

 

 

「…ん〜。」

 

 

〈カタカタカタカタ〉

 

 

さて諸君。

 

阿笠博士の家に行った理由を覚えているだろうか?

 

 

 

そうだ。そうなのだ。

 

 

 

このメモリーカードを渡すためだったのだ。

 

 

 

不思議だな。

 

 

なぜ今もこれが我輩の手元にあるのだろうか?

 

 

 

 

何?我輩のせい?

 

 

………まじ?

 

 

 

 

そうか。そうなのか〜。まぁ、そうだろうなー。

 

〈カタカタカタカタカタカタ!〉

 

 

「………ふぅ。」

 

 

なに?今、何をしているか?

 

 

ふ、ただのパソコンとの対面だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……なに?その理由の方?

 

 

ふー、仕方ないな。教えてやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふふふ、我輩は、気づいてしまったのだ。

 

 

なぜ、うまく渡せないのか。

 

……それは、実に簡単な事だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバリ!

相手がどんな反応をするのか分からないから!

だから決して我輩は悪くないのだ!!

だからそこの意気地なしとか言ったやつ許さんからな!

というか逆にどう渡すのか考えてみろ!

例えば、

『これ、アポトキシン4869の一時的な解毒剤の作り方!☆ぜひ使ってね!☆』

 

………どうよ?

 

意味、わからなくね?

お前誰だよ、ってなるくね?

 

 

だがしかし!駄菓子かし!

逆に考えれば、

相手がどう反応する分かれば自然と渡す事ができる流れに誘導可能!!

 

よって、今すべき事は!!

 

〈カタカタカタカタカタカタカタカタ!〉

 

 

 

灰原さんの反応をシミュレートするプログラムの開発なのだ!!!

 

 

 

 

 

「ふっふっふ。」

 

 

ふ、ふははははは。ついに、ついに出来たぞ!!

これさえあれば!

これさえあれば灰原さんが何を言い、どう行動するか。

データを打ち込むほど正確な答えを示してくれる!

そして我輩には(完全ではないが)原作知識がある。それを全て打ち込み、さらに最近の様子なども足せば、灰原さんの1日の行動や周りの反応さえもかなりの高確率で予測可能。

これでいける!これで勝つる!

灰原さんの生活は筒抜け!後はどのタイミングで渡すかシミュレートして決めるだけだ!!!

 

だが!

 

……流石にもう眠いので少し休もう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………ふぅ

皆さんおはようございます。

そして、

お付き合いありがとうございました。

 

 

 

いや、すいません。

流石に三徹はバカな事したなと俺も思ってます。

 

いやね?途中までは真面目に頑張ってたんですよ?

 

最初は不完全な原作知識を補う為にコナンならどう動くか予測するプログラムを作って身の安全を確保する目的だったんですよ?

 

でも途中でメモリーカードに気づいて灰原さんの行動予測に切り替えたんですよ。

 

ちなみにここまでが2日目の朝ですね。

 

で、その夜くらいからもう変になって今気付いたらこれですね。

 

 

 

 

 

いや、言いたい事は分かりますよ?

でも気づいた時には完成しちゃってたんですよ。

 

 

…流石に使わないのはもったいないでしょ?

 

 

因みに異論は認めますが方針は変えません。

 

 

まぁ物は試しですって!

いざ!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

目標:メモリーカードを渡す。

 

設定:ランダム

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

いや、ランダム面白くなりそうでしょ?

 

ではいきます。

 

スタート!!〈カチッ〉

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

とある河川敷。前を歩く彼を走って追いかけ、ある程度の距離まで近づいた所で私は叫ぶ。

 

「……あなたは、いったい何が目的なの!!なんで、なんであんな事をするの!!」

 

彼は立ち止まり、ゆっくりと振り返って私の顔を見て告げる。

 

「何が目的って言われても困るんだけど、まぁあえて言うなら灰原さんの為かな?」

 

 

 

……なんて?私のため?は、ははは

 

「ふ、ふざけないで!どこが私の為よ!!

……貴方は、楽しんでいるだけでしよ?!」

 

私がこんなにも叫んでいるのに、彼は心底不思議そうにしている。

 

「そんな事はないよ。というかいったいいつそんな事をしたっていうのさ。」

 

…いつ?もしかして、彼は今までやさっきの事さえ私のためと言う気なの?

 

「……はは、……いつ?

…白々しいわ、よくそんな事が言えるわね。

貴方が私にさせてきた事はどう説明する気なのかしら?」

 

「……うーん。自発的にしてたよね?」

 

 

…自発的……?え?なに?どういう意味?もしかして今までの行動は私がしたくてしたって言ってるの……?

 

「な、なっ!?違うわよ!!貴方がさせたんじゃない!」

 

「え?何も言った覚えがないよ?」

 

「そ、それは貴方が遠回しに言ってきたからで…」

「僕の言葉を勝手に解釈しただけだよね?」

 

 

勝手に解釈…。確かに、彼は明確には言っていなかった。でも、知識があればどういう事を求められてるかなんて分かりきっていた。それに、息抜きは大事だと言ってそういう知識を私に教えたのも彼だ。

 

 

「いや、でもそれは…」

「僕が1度でも強要した事あった?」

 

「く、口には出さなくてもわか…」

「あるというならいつ強要したの?」

 

「…それは……。」

 

「うん。ほらちゃんと思い出して。1度でもあったのかな?」

 

 

「……っ!」

 

……今までで、彼が私に何かを強要した事があるかどうか。そんな事決まってる。……ない。

当たり前だ、私は今まで彼の中での私の価値を保ち報告させない為に、彼の言わんとしている事を考え行動して自分の有能さをアピールしてきたし、考えつかなかった事があっても言われてから進んでした。

 

そうやって過ごしてきたんだ、彼が無理やり私にさせた事なんてあるはずがない。

 

 

でも、でもでもだからと言って自発的にと言われたらそれは違う。そう!違うわ!!

 

「私は決して自発的にこうど「灰原さん。」〈ビクッ〉っ……。」

 

彼の瞳が私の瞳を覗き込んでいる。彼の声も雰囲気も普段とは違って圧迫感さえ感じる。過去に何度か味わった事のある感覚。私に対して無駄な言葉を話さず質問に答えろという威圧だ。

 

 

「どうかな?あった?」

 

この質問自体私に答えさせる事を強要していると言いたかったけど、彼の言葉には命令口調な所はない。彼の威圧感は早く答えろと急かしているように感じるが、そんなもの証明しようがない。なら、言える答えはひとつだけだ。

 

「………っ…ない……わ。」

 

「あ、やっぱり?だよねだよね!」

 

 

……悔しい。けど元々の話題はこれではないし、別に今回の事では私にも特にダメージはない。そう考えるといつもに比べたらまだま「じゃあやっぱりそうなんだよね?」……ん?

 

「……えっと。なんの…こと?」

 

「え?いやほら、強要されてないのにやってたんだから自発的って事だよね?」

 

…………は?自発的?……私が?

 

「な、なにを言ってるの!?」

 

「え?だから強要されてないなら」

「なんでそうなるの?!」

 

ちょっと待ちなさい!いくらなんでもそれは飛躍しすぎよ!というかそんな勘違い許さないわ!

 

「違うの?」

「当たり前でしょ!」

 

「……ふーん。そうなのか〜。」

 

………納得してくれたようね。よかった。一時はどうなる事かと。

 

「じゃあなんで?」

 

「……え?」

 

 

「自発的ではないならなんなの?」

 

……え?なんなの?

 

……そんなの決まってる……あれ?え?なんなの?何と無く、なんて言葉でできるわけない。というかそれだとしても自発的になる。……あれ?え?あれ?

 

 

 

「灰原さん。」〈ビクッ〉

 

…どう答えたらいいの?でも彼は早く話したそうだ。どの道勝ち目はないのだから早く認めろということかしら?ダメよ。少しでも時間を稼がなきゃ。

 

 

「な、なに?」

 

「そういえば渡したいものがあったんだ!」

 

「……渡したいもの?」

 

 

……何なのかしら。このタイミングという事はもしかしたら更に私を追い詰める類の物?でもそんな物があるとは到底思えないのだけど……。

 

「うん!あのね?これなんだけど、絶対役にたつからどう?」

 

 

彼が見せてきたのは一つのメモリーカード。

 

……もしかして、最近の動きや指令の情報?

でも彼が私にそんな物を渡すメリットなんて………っ!

 

 

……なるほどね。私からしたら、喉から手が出るほど欲しい情報。私がどうするかを見るって事かしら?

……この状況で言ってきたということは、おそらく普通に頼んでも無理…よね。

 

 

…もしかして、

これで自発的にしたとでも言う気なのかしら?明らかに強要してるじゃない。……まぁいいわ。教えられたことを完璧にすればいいだけ。余裕ね。

 

 

少しかがんで上目遣い。脚は合わせて体は少し捻る。首を少し傾けて顔の少し下で軽く拳を握り。恥ずかしがらずに大きな声で!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とっても見たいにゃん!だからお願いにゃん!くださいにゃん!」

 

 

 

 

 

彼は驚き固まっている。

ふん!別にこれくらい……あ、あれ?なんだか慌てすぎじゃない?

 

いや!きっとこれも私の反応を楽しむための演技に決まってるわ!……よね?……あ、あれ?なんで少し離れたの??

 

『…ザワザワ、ザワザワ』

 

………あ、さっきまで気にしてなかったけどここって外だった…。

 

つまりここでこんな事をさせたら彼も変な目で見られるわけで、……あれ?もしかしてほんとに渡したかっただけ……とか?

 

 

……いやいや!そんなわけ「あ、あの……灰原さん?」

 

「……な、なに?」

 

「いや、別に灰原さんの趣味を否定するつもりはないんだよ?でもその、流石に外では目立つというかね?」

 

 

な、なんで貴方が狼狽えてるのよ!させたのは貴方じゃな……あれ?もしかして本当に渡したかっただけ?

 

……いやいや!まさか、そんなわけない!

 

 

「だからさ、その、そういう事は灰原さんの部屋とか僕の家とかの人に見られない所だけで我慢しよ?ね?」

 

 

……あれ?もしかして彼の中で私って本当に自発的にしたがってる娘になってる?…いやいや、まさかそんなわけないわよね?そうよ。彼ならきっと第三者の視点で冷静に物事を把握できるは『ねぇママ〜。あのお姉ちゃん』『シー!あんまり見ちゃダメよ。』……。

 

…あれ?

 

『さっきの見た?』『普通の子っぽいのに……。』『ああいう風にはならないでね?』『はーい!』『男の子の方も大変だな…。』『案外楽しんでるんじゃね?』『いやいや、どう見ても困ってるじゃん。』『流石にあの年でそういう事に理解はないわよね〜。』『あれって趣味なのかな?』『振り向いて欲しいんじゃない?』『ああ!なるほどそれで甘えたがってるのか。』『流石にお客さんでもない人の前であれは私にも無理かも。』『作戦成功ね。家で遊ぶ約束取り付けた上にそこで好きなだけ甘えられるわよ!』『いや、作戦というか絶対趣味だろ。』『確かにポーズまで完璧だもんね。練習したんだろうな〜〜。』…etc

 

 

第三者の視点で…あれ?もしかしてまずい?

 

「まって!違うの」

「大丈夫だよ!俺灰原さんのこと嫌いになったりしないから!」

 

よ、よかった……。っていやいや!別にきらわれていいんだけど!ただ報告さえされなければ別に……あれ?嫌われちゃだめじゃない。

 

 

『おお、男前だなあの子。』『もしかしてなんだかんだ両思い?』『じゃあ女の子は気づいてないんだ。』『…気づいた時に悶えるだろうな。』『多分男の子に言われて気付くんだぜあれ。』『ってことは悶えるのを見られたことに気づいてまた悶えるんだろうな。』

 

……うぅ、なんだか今まで味わったことのない視線が凄いんだけど…。

 

 

っていうか誰と誰が両思い!?私は彼の監視対象であってそんな感情はもたれてな……、いやいや、そもそも私がそんな感情持ってないから。悶えるのを見られるのは…うん、気をつけるわ。

 

 

っていうか人多くない?さっきまでそこまでいなかったのに。なんで?……あれ?もしかして私?じゃあ現在進行形でさっきの話が広がってる?あと私の顔を見られてる?……ちょ!うそ!?それはダメ!いくら何でも私の威厳が!〈ギュッ〉

 

……え?なんで手を繋いできたの?まさか目立たせられた腹いせ!?

 

「灰原さん。早くここを離れるよ。」〈グイグイ〉

 

 

え、あ、なるほど……。

 

確かにこの状況から抜け出すためにも移動しないといけないし下を向いていられるからこのまま手を繋いで抜けた方がいいわ『おお!男の子から手を繋いだ!』『女の子の方ビックリして惚けてたぞ。』『そら嬉しかったんだろ。あんなに必死に見てもらおうとしてたんだから。』

 

 

……落ち着くのよ。私。この状態で下を向いて人混みを抜ければいいだけなんだか『女の子黙ったままだぞ。』『シー!緊張してるんだよ!』『男の子は普通そうだな。』『そういえば鈍感そうね。頑張れ女の子!』

 

…だ、大丈夫よ私。少しのしんぼ『女の子下向いたままだぞ』『照れくさくて見れないとか?』『それだけじゃないわよ。わからない?あの子、今繋いでる手をみてるのよ。』『『『『ああ!なるほど!!』』』』

 

ちょ!?違うわよ!って顔あげちゃったじゃない!!

「どうしたの?灰原さん。」

「な、何でもない!」

 

『……ツンデレ?』『だな。』『顔あげた瞬間に振り向くなんてやるなあの子。』『せっかく見ようとしたのにまた下向いたちゃった。』『顔が赤いな。』

 

それは夕日のせいだから!

 

「灰原さんホントに大丈夫?」

「へ、平気よこれくらい!!」

「……灰原さん。」

「な、なによ!」

〈ナデナデ〉

「……え?」

『『『キャ〜!!』』』

「ちょ!なにして…」

「大丈夫だよ。確かに視線はあるけど悪意はないから安心して。」

「…あ、そういう……。」

 

……って!わかってるわよそれくらい!

…いや、流石に心配してくれてるんだから文句は言わないけど、勘違いなんてしないわ。

 

……はぁ、仕方ないしばらく撫でられてあげ『なんていうか、微笑ましいな。』……ん?

 

『ホントにね〜。』『めっちゃ幸せそうな顔してるな。』『嬉しそうで気持ちよさそう。』……いやいやなに言ってるの?

 

『顔あげて男の子に見入ってるよ。』『クスクス、さっきまで下見てたのにね。』『男の子もすごい優しい顔してる!』『なんかあそこだけ空気が違う。』……いや、確かに彼を見てたけどそれは話すためであって……。

 

ちょっとまって。私今どんな顔してる?取り敢えず纏めるとすごい緩んだ顔ってことよね?で、彼は私を優しい顔で見てる?

 

「…………そ」

 

 

「………そ?」

 

 

 

 

 

「それはだめぇ〜〜〜〜!!!」〈バッ!タタタタタタタタ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あ、メモリーカード…。」

 

 

 

 

 

〜〜完〜〜

 

 

ドゥドゥーー!目標、失敗!!!

 

設定:

2ヶ月以内、灰原哀➕猫娘知識教育➕その他アニメ漫画等➕弄り倒し済み、自分➕弱S、夕方、親密度(灰原さんからの気持ち)中、感情表現(灰原さんの正直さ)弱

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

…………((((;゚Д゚)))))))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……え?なんかツッコミどころが多すぎるんだけど。

 

 

 

 

 

 

 




メッセージを送ってくれた人がいたんですけど後で返そうと思ったら消えちゃったんですが。
どこで見れるとかわかりませんかね?

あと、こういう話と普通の事件と日常だこれからは回して行こうかなと。灰原さんはいったいどれくらい当てられるか楽しみですな〜(=゚ω゚)ノ
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