記憶と知識とそれから才能?   作:不比等藤原

9 / 18
灰原さんが知らなかった真実が明らかに……


9、別視点的な

 

 

……あー…ヤバいなんか涙出てきた。

 

 

 

ハローハローみんな、実は今、俺は様々な意味で追い詰められている。ちなみにその原因は大体灰原さんだ。

 

まず一つ目は、灰原さんの怒りだ。

絶対怒ってるよね?あ、やっぱり?だよねー?ハハハハハ✨✨

 

 

あー、やっぱりバレちゃったのかな?

 

 

放課後に話そうと話をつけた後、俺たちは2人で保健室に行った。

……ちなみに移動中は終始無言だった。胃が痛くなった。

灰原さんこっちをずっと涙目で睨んでくるんだもん、まいっちゃうよね。

しかも美少女のせいで全く恐くない。むしろ可愛いという事2段構えだよ?

 

 

 

……凄く愛でたくなった。耐えた。

 

 

 

何か話そうかと顔を向けると、プイっと違う方を向いてしまう。コレ、なんていう天使ですか?

いつもの笑みを保つだけなのに表情筋がつりそうになったわ。いや、まじで良くやった俺の表情筋。

 

 

 

 

保健室に着たら俺は用意していた本を読む。今回見ているのは体のツボの本だ。コナンの靴にそんな機能がある事を思い出して、それなら俺の体もツボでなんとかなるんじゃね?と思い読んでいるのだが、残念ながらあまり良さそうなものはないようだ。後、灰原さんの視線が痛い。

 

 

折角だから何か相手を倒す事に使えそうなものがないか、倒すイメージをしながら探す事にする。後、灰原さんの視線が俺の見ているページを見て凄く険しくなった。

 

……いや、確かに裸の絵があるけど……、これは分かりやすく人間の体のどこが強くどこが脆いか書いてるだけのページだよ?……もしかして相当初心なのかな??

 

 

とまあ、結構怒りそうな事ばかり考えていたので、少しでも気取られればやばい。

 

そして極め付けは後少しで授業が終わるという時、視線を感じなくなったと思ったらうたた寝していらっしゃったのだ。そしてついその顔に見入ってしまったのだ。いや、マジですごいんだって。もうマジで天使だった。普段のクールなイメージのギャップもあって凄い癒し系だった。

 

 

チャイムが鳴るまで、見ていたので、後少しで目が合うところだった。寝たふりをして俺も今起きたんだよ的な雰囲気を出したら、なんか「……いい御身分ね。」っていわれた。いや、あなたも寝てましたよね?と、思ったら口に出てたらしく、「……っ……わ、私は目を瞑ってただけよ!昨日だってしっかりと寝れたわ!!」とキレられた。

おーー、せめて顔を赤くせずに言おうよ。そう思って苦笑いしたら「っ!」と言って走り去ってしまった。え、なんで??

 

 

 

放課後と保健室の事を話そうと思って話かけるタイミングを狙う。見ていて思ったのだが、本当にもう少し馴染めないのかな?そう思って苦笑いしていると、目が合いすぐに逸らされた。地味に凹んだ。

その時顔が少し赤い事に気付いて、もしかしたら風邪かもと思って注視してたらまた目が合った。そしてすぐ俯いた。もうどう見ても顔が赤い。

 

 

……あっ!保健室に一緒に行った仲の俺に体調不良を訴えてたのか!

 

やっと灰原さんの行動の真意に気付いた時には、コナンが大きな声で、質問をしたせいで人が集まってしまっていた。俺は急いで灰原さんの前にいき声をかける

 

「灰原さん、大丈夫?」

 

 

彼女はすぐに顔を上げ、めちゃくちゃ睨んできた。

 

『人が集まって来ちゃったじゃない。もっと早く気づきなさいよ。』

 

目がそう言っている気がした。いや、ほんとマジでごめんなさい。でも流石にアイコンタクトはレベルが高くないですか?

 

『コレはあなたのせいよ。』

 

これは絶対そう言ってるなと思った。やばい、なんとかしてこの場所から逃げられる嘘を言わないといけない。取り敢えずこの一大事だ!っという雰囲気を壊そうと決めた俺は、灰原さんに任せてと頷き口をひらいたのだった。

 

「灰原さん、そんなにエクレアが食べたいなら俺が家まで届けてあげるよ?」

 

灰原さんは…は?みたいな反応をした後、比べようもないくらい真っ赤になった。あ、これはやっちゃったかもしれない……。

 

 

案の定文句を言おうとしたようだが、その前に目が合った。俺は恐る恐るダメだった?と、目で訴えると、灰原さんはしばらく黙って、同意を返してきたのでなんとかなったの…かな?

 

まあ、取り敢えず怒ってるかもしれないというのが一つだ。

 

 

 

 

そして最も困ってるのが今のこの状況だ。え?分からない?ちょっとまってね。

 

 

「ねぇ!哀ちゃんの事どう思ってるの?」

 

「そうですよ!灰原さんは僕達の仲間なんですからちょっかいをかけられては困ります!」

 

「お前実は灰原の事好きなんじゃねえのか?」

 

「えっ!?」

 

まあ、わかったかな?ちなみに最後のはげんたの言葉に衝撃を受けたみつひこだ。

 

…いやぁ、しまったしまった。そら転校2日目で同じ授業抜けたり、そっちの方ばかり見たり、アイコンタクトとったりしてたら疑われるわな。

ちなみに、あゆみの視線が1番痛い。なんか恋の事になると人格変わってない??

そして、コナンお前いい加減その『あーあ、可哀想に……。』みたいな視線を向けてくるな!誤解だから!!

 

 

「いやいや、そんな事ねえよ。それに向こうにもなんとも思われてないって」

 

「え?それはないと思うよ?だってさっき私達がエクレアを届けるっていったら、『それはダメ!上野君だけじゃないとダメなの!』って言ってたもん。」

 

おっと〜〜、まさかのここで爆弾投下してきたよこの子。ほら周り見て!コナンは『え!?あいつそういう趣味だったの!?』って顔してるよ、みつひこなんて、もう全部終わりだって顔してるよ!げんたは……よくわからんな。

 

「あー、それは多分文句を言われるんだと思うよ。体育の時に話は放課後にしてって頼んだから。」

 

「ってことは、哀ちゃんから話したいって言ったの!?」

 

「あ、いやそうだけどそうじゃなくて」

「やっぱり!哀ちゃんいつもと様子が違ったから何かあると思ってたんだ!!」

 

「そういや、お前も灰原の事よく見てたよな。」

 

「あ、それは僕も見ました。」

 

コナン!?え、傍観者ポジションにいるんじゃなかったの!?そして辛いなら休んでろみつひこ!

 

「キャ〜〜〜!!!凄い!もしかして両思い!?」

 

「いや、だから」

「きっとこれから少しずつ距離を縮めて行って」

「まってまって」

「何処かロマンチックな場所で告白して」

「いやいやいやいや」

「そして、王子様とお姫様のように熱いき」

「スウウゥウトオオオォォオッッッップゥ!!!!」

 

あ、でかい声出しすぎた。みんな固まっちゃったわ。ってそれどころじゃないどうする?灰原さんは冷静に否定してくれるだろうけど、暫くこの噂は消えないだろう。こいつら声でかいんだよ。なら、噂は流れても、灰原さんには伝わらず、尚且つ彼女に被害がない方法を取らないといけないわけだけど、あれしかなくね??

 

 

 

 

 

 

……はぁ、ほんと厄日だわ今日。

 

「えっと〜、まあ、ぶっちゃけた話、その〜、俺は好きなんだけど、話してて向こうはそうでもないっぽいんだ。だから俺としては少しずつ距離を縮めていくつもりだから、できれば何もせず見守ってほしい…かな。」

 

「〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!うん!うん!!でも何かあったら相談して!あゆみ全力で応援するから!!!」

 

 

 

 

ちなみに今の話は教室中に響いたようで、学年中が2人を温かく見守ろうというスタンスになったらしい。バレたらマジで殺されそうだな……。

 

 

 

 

……いや、でもこれは半分以上灰原さんのせいじゃね?え?じゃない?俺のせい?そうですかそうですか。

 

 

 

 

 

 

 

……やっと終わった…。

 

あの後教室中から生温かい視線を感じつつ生活をしたのでとても疲れた。

 

後あゆみが凄い勢いでこうした方が良い、これはダメ!とアドバイスをしてきたよ。それもそれで疲れた。

 

 

4人から家の場所を聞いた俺は、一度家に帰ってからむかった。エクレアを渡すときに冗談を言ったら、すご良い笑顔で肯定された。ふむ、今度食べ放題にでも連れて行ってあげよう。

 

 

学校にいる間に雨は止んだようで、空は赤く染まり始めている。文句を言われるならせめて外が良いとおもい、外に行かないかと提案する。どうやら彼女も外の空気を吸いたかったらしく、了承してくれた。

 

文句を言われるかと思ったけど、何故か質問されただけだった。

ちなみに彼女の質問を分けると、

1つ目は、あの言葉に悪意はなかったのかという事。なのでこちらも悪意はないけど多分またやってしまうと思う。ごめんなさいという気持ちを伝えた。

 

2つ目は、転校してきた理由。流石にそれは言いにくかったので、言わなきゃダメかと聞いたら大丈夫といわれた。

 

3つ目は、私の事を報告するかどうか。

 

ん?なんで、俺が1人暮らしで近況報告をしてる事を知ってるんだろう。あ、お嬢様から伝わっていったのかな?

 

そう判断したので報告はある程度はするけど細かくはしないし、捏造すると答えておく。いや、だって殺人集団から抜けてきた人と友達になったとか言えるわけないじゃん。即刻連れ戻されるわ。

 

 

後、なぜか最後に好きなお酒を聞かれた。いや俺体は未成年なんですけど。え?中身も高校生だろ?馬鹿目、最近の高校生は早熟なのだ。前も言ったが俺の精神年齢はおそらく20歳以上だ。

 

お酒か……多分ジンとかウォッカとかベルモットとか言ったら嫌われそうだな。後、アニメには出てきてないけどいるかもしれないから蒸留酒は却下だな。でもカッコいいのが良い。うーん………。よし。

 

 

「………リキュール」

 

あれ?灰原さん驚いてる?

……ああ、大方、俺がビールとか言った後に、私はこんなカッコ良い名前のお酒が好きなのよ?と、大人アピールしたかったのだろう。

 

……まあ、少なくとも俺の前では相当威厳がなかったもんな〜〜。

 

 

もしかして現実世界になると威厳出せずにたいへんなのかな?

 

 

……今度からは手伝ってあげよう。

 

そう考えていると博士が帰ってきたようだ。俺は最後にあゆみたちの事を伝えるか悩んだが、折角怒られずにすみそうなので黙っておく事にした。

 

 

 

 




まあ、他の子たちからしたらそう見えますよね。
そして灰原さんはなんとなくこれからも大変そうだな〜〜と思いました。(←そうなる原因作ってる奴。)


後、これから投稿するペースが落ちるかと思います。ちょっと1年ほど忙しくなりそうなんです。ほんとすみません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。