Re:IS~深緑の狙撃姫~   作:風来のがばお

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前回のあらすじ



ラウラはめんどいやつ( ´⚰︎` )


黒雨に迫る魔手

「くっそ〜…」

 

ゴーストに変身していたシャルは、予想以上に目の前の眼魔に苦戦していた。

 

「大丈夫かシャル?」

 

そこへエターナルが加勢に現れた。幸い鈴が避難誘導を行ってくれたおかげで市民は一人もいないため、名前を呼びあっても問題はなかった。

 

「うん。けどこの眼魔、眼魂持ちみたいで結構強いよ。眼魔が言うに五右衛門の力を得たって言ってたから…」

「さしずめ、五右衛門眼魔ってところか…」

 

初めは小銭をベースとした小銭眼魔だったのだが、小銭眼魔が五右衛門の眼魂を取り出し、融合して五右衛門眼魔となった。眼魂の力を取り込んだことによって格段に力が上がり、シャルは苦戦を強いられていたのだ。

 

「俊敏かつ剛腕…厄介だな…」

「一夏、僕が牽制するから君はヤツの動きを止めて」

「分かった。やってみよう」

「数が増えようと無駄でござる。英雄の力を宿した拙者を倒すのは至難の業!」

 

そう言ってゴーストは茶色い眼魂を取り出し、ドライバーに装填し、レバーを引いた。

 

《カイガン!ビリーザキッド!》

《百発百中!ズキュン!バキューン!》

 

伝説的ガンマン、ビリーザキッドの力を宿した姿、仮面ライダーゴースト・ビリーザキッド魂へと変身。何処からともなく時計型のゴーストガジェット、バットクロック・ガンモードが現れ、ガンガンセイバー・ガンモードの二丁拳銃のスタイルとなって構えた。

 

「踊ってもらうよ!」

 

ゴーストは眼魔に向けて乱射する。五右衛門眼魔は回避や小銭のような光弾を撃ち、攻撃を相殺する。

 

「その程度の攻撃など効かぬ!」

 

五右衛門眼魔は接近し、十手状の武器で攻撃する。

 

「くっ!どうかな!」

 

ゴーストはバットクロックとガンガンセイバーを合体、ライフルモードに変え、十手を受け止める。そして五右衛門眼魔を蹴り飛ばして、ライフルの一撃をお見舞いする。

 

「ぬっ…なかなかの威力。されど拙者を倒すには至らぬ!」

「それはどうかな?一夏!」

「おう!」

 

《オーシャン・マキシマムドライブ》

《アイスエイジ・マキシマムドライブ》

 

五右衛門眼魔の後ろに位置していたエターナルはオーシャンとアイスエイジのツインマキシマムを発動する。それに合わせてゴーストは距離をとった。

 

「ぬおっ!な、何だこれは!?」

 

オーシャンのマキシマムによって辺り一面が海のように水で覆われ、そこにアイスエイジの力で凍結し、五右衛門眼魔は動けなくなってしまった。

 

「同時攻撃だ!行くぞ!」

「うん!」

 

《ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!》

《エターナル・マキシマムドライブ》

 

ゴーストはガンガンセイバー・ライフルモードに、エターナルは右脚にエネルギーを溜めた。

 

「「はぁぁぁっ!!」」

 

《オメガ・インパクト!》

 

「ござるぅぅぅっ!!」

 

ありったけのエネルギーを込めた一撃のオメガインパクトと蒼炎を纏った蹴り技のエターナルブレイクが決まり、五右衛門眼魔は爆発した。爆炎が晴れると、そこから眼魔眼魂が現れて砕け散った。そしてその場には黄色い眼魂のゴエモンゴースト眼魂が落ちていた。変身を解除したシャルはそれを拾い上げた。

 

「やったな」

「うん。これでまた一つ、眼魂が増えたね」

 

新たな力を手に入れ、シャルは喜ぶのだった。

 

 

 

保健室

 

「うう…うっ…?」

 

一方その頃、エターナルのコークスクリューパンチを受けて気絶していたラウラが目を覚ました。

 

「起きたか、ボーデヴィッヒ。スカーレットがお前を運んだんだそうだ」

「教官…」

 

声がした方を向くと千冬がいた。

 

「もうお前の教官ではない。織斑先生と呼べ」

「…私はあいつらに負けた…あんな訳のわからない奴らに…」

 

千冬はラウラの言うあいつというのがエターナルと羽眼魔だとわかった。千冬はため息を一つ吐き、ラウラに言う。

 

「ボーデヴィッヒ、ドイツ軍からの通達を伝える。お前は降格処分。そして学園在学中は軍属から外す事が決定した。詳細はまた後日送るらしい」

「な…何故です!?何故私が降格など!?それに軍属でなくなるなんて!?」

 

ラウラは納得いかないと声を上げる。自分のした事を理解していないラウラを睨む千冬。ラウラはその目を見て恐怖を感じる。

 

「お前は怪人を迎え撃つためとはいえISを無断で使用し、校舎を破壊した。破損した校舎はアイルランドの企業が修繕を担当してくれるそうだ。…お前の身勝手な行動でドイツは日本とアイルランドに弱味を握られ、世界のドイツ軍に対する評判もがた落ちだ」

「なっ…!?」

 

千冬の話を聞いて漸くラウラは自分の起こした行動を認識した。

 

(私が…ドイツの誇りを汚した…だがあそこで仮面ライダーさえ邪魔しなければ…私の存在意義を奪った奴らは許さない…!)

 

自分の存在意義を奪った仮面ライダーたちに対して激しい憎悪の炎を燃やす。

 

 

不可思議現象研究部

 

「ただいま」

「おかえり一夏、シャル」

 

二人が戻ると、セリスとティアナ達が出迎えてくれた。シャルはゴエモンゴースト眼魂を含めて、今自分が所持している眼魂をテーブルの上に置いた。

 

「ここに来るまでに随分集めたみたいね」

「詳しく聞いてなかったけど、これって…何?目玉みたい…」

 

簪は眼魂を手に取って言った。それに対してシャルは説明した。

 

「これは眼魂って言ってね、様々な英雄の力が込められたものなんだ。これを使って僕、仮面ライダーゴーストは様々な英雄の力を使って戦う事が出来るんだ」

 

IS学園に来るまでにシャルは、ゴーストハンターの男性と出会っていた。男性からシャルはゴーストハンターの資格を有する者としてゴーストドライバーと眼魂を渡され、密かに眼魔と倒すゴーストハンター・仮面ライダーゴーストとして仮面ライダーの活動をしていた。英雄眼魂は、その眼魂を持つ眼魔を倒した際に手に入れた戦利品なのである。

 

「眼魔以外にもファントムやドーパントとかの怪人も退治して仮面ライダーとして活動している内にセリスと一夏に出会ったんだ。あ、勿論だけど、デュノア家には秘密にしてるよ」

「そうなんだ…そういえば織斑君は聞いたけど、セリスはどうしてウィザードに?」

「それなんだけど…その時の記憶が曖昧で…あまり覚えてないの」

「俺も前に聞こうとしたんだけど、その時は思い出そうしたせいか頭痛で倒れちまったんだ」

 

セリスが、何故仮面ライダーウィザードになったのかは、セリスにも謎のままなのだ。

 

「分からないけど、ウィザードライバーを受け取った時に"世界の希望になれる"って言われた気がするの。だからあたしは、この力で皆の希望になる。それがあたしの仮面ライダーとしての役割だと思ってるの」

 

セリスは自らの仮面ライダーとしての使命を告白したのだった。

 

 

 

 

学園校舎裏

「奴が憎い…!力さえあれば…奴を倒せるはずなのに…!」

「そう…ならばそのあなたの望む力を授けましょう」

ラウラの背後に全身が青色の怪人、眼魔ウルティマ・シアンが姿を現す。

ラウラは一瞬あっけに取られるが、力という言葉に惹かれすぐに獰猛な笑みを浮かべ、ウルティマSを見る。

「力を寄越せ。奴を倒すだけの力を…!」

「この力はISをも超える異界の力。使いこなせるかはあなた次第…力を望む意志があれば使うことが出来るわ」

ウルティマSは眼魔眼魂をラウラの体内に吸収させて、消え去った。

 

「ふんっ!」

 

ラウラは念をすると、その身体は自身のISシュヴァルツェア・レーゲンを模した怪人、黒雨眼魔へと変身した。

 

「いいぞ…これなら仮面ライダーなど…!」

 

黒雨眼魔へと変身したラウラは不敵な笑みを浮かべるのだった。

 




だいぶオリジナル展開が増えてきたから投稿速度が・・・

オリジナルがオリジナルだから、リメイクも難しいんだよ、皆。
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