執筆が楽になった。
古代の機械混沌巨人が出て嬉しかった。
保健室
鈴とセシリアの二人は幸いにも重傷ではなかった。だが、一週間は安静にするようにとの事だった。
「全く、余計なお世話よ!」
「本当ですわ!あんな能力を持ってるなんて知っていれば…!」
「はいはい、こんなケガしてるのに意地を張らないの。それにセシリア、それは油断大敵って事よ」
セリスは意地を張る二人の包帯が巻かれている肩をツンツンする。
「痛っ!」
「あぅっ!」
二人は踞ってあえなく撃沈、セリスを睨み付ける。
「せ、セリス…!あんたケガが治ったら…また胸揉んでやるわよ…!覚えておきなさいよね!」
「あ、鈴さん…それ私も混ぜて下さいな…」
「おいおい…まぁそれは置いといて…二人とも、一体何があったんだ?」
(え。いいの?自分の彼女の胸を揉まれるのは?)
一夏の方向転換にシャルは心の中で突っ込んだ。二人の話によると、ラウラは一夏とセリスを誘き寄せるために二人と戦って暴行を加えたとの事だった。
と、そこまで聞いた所で保健室のドアが吹っ飛ぶ。一夏はドアを吹っ飛ばした事に思わず唖然とする。
「織斑くん…」
「私と…」
「タッグ組んで!」
一夏は差し出された紙を読む。そこには今回のトーナメントはタッグマッチで行うと書かれていた。
「だからさ、私と組んで!」
「いやいや私と!」
「ぜひ私と!」
こんなやりとりが行われている中、一夏とシャルはアイコンタクトを行う。
「悪いな、俺はシャルルと組む事になってるんだ。悪いけど。だから諦めてくれ」
「そっかぁ〜…なら仕方ないね…」
「残念…」
「くぅ〜…遅かったかぁ〜…」
女子生徒はぞろぞろと引き上げ、帰っていった。
この後で、入れ替わるように麻耶が現れ、鈴とセシリアのISのダメージレベルが4を越えていることを伝えられ、今回の参加は見送られる事になった。
一方セリスは簪と組む事にした。というのも、一夏のクォンタムよりも接近戦向きなので、相性がいいからとのこと。
トーナメント当日
トーナメントの組み合わせが発表された。
その組み合わせは…
「まずはあたし達からね」
「うん、頑張ろ」
まずはセリスと簪ペアが1番手だった。
その次が…
「初っぱなからボーデヴィッヒと箒か」
「これはもう運命だね。神様はこうなることを望んでいたかもね?」
掲示板にはこう写っていた。
織斑一夏・シャルル・デュノアペアvsラウラ・ボーデヴィッヒ・篠ノ之箒ペア
控え室に向かう途中、ラウラとすれ違う。
「ふん、ようやく貴様を倒す時が来た」
「最初に言っておくが、お前じゃ俺に勝てないよ。自分を見つけられず、他人を崇拝しないと強さを見出せないお前じゃな」
そう言い残し、一夏は控え室に入っていった。その姿をラウラは睨み付ける様に見ていた。
一回戦。上空
エイムを展開したセリスと簪の全身装甲型の新型IS"クオリディア・アサルト"は、上空でそれぞれ構えていた。
「そうだ。今回はあなたに任せるわ。あたしはいらないだろうけど、援護に回るわ。」
「うん、了解…」
『試合開始』
ブザーが響くと同時に簪はバンカー型武器"プラスバンカー"とマイナスドライバー型の武器"マイナスセイバー"を展開、フルブーストで接近。
「嘘!?は、早い!」
「頂く…!」
バンカーを打ち込み、初撃をを決めて素早く背後に回り切り抜ける。セイバーに零落白夜を纏わせていたため、あっという間に相手のシールドエネルギーが無くなる。ラウラはそれを見て驚いた。今使った能力は自分が憧れる千冬の単一仕様能力…
(教官のワンオフを…!奴も対象の内の一人だ…!)
「わぁっ!ちょっと速すぎるよ!」
「これで決める…!」
簪は勢いそのままにセイバーで相手を切り上げ、バンカーの杭をジャベリンのように射出して突き刺し、最後に二つの装備を解除し、両腰に装備しているアサルトライフル2丁で斉射してフィニッシュした。
『勝者・更織簪・セリス・スカーレットペア』
試合終了とブザーが響く。セリスは簪に近づいて言った。
「お疲れ様。どう?クオリディアの方は?」
「機動速度は速いけど、いい感じ。この子も喜んでると思う」
その戦いを見て姉の楯無は複雑な気持ちにかられていた。確かに妹が圧倒していたのは嬉しい。しかし自分には何も言ってくれなかった。
セリス・スカーレット、彼女はアイルランド代表候補生であり、簪の良き相談相手であり、親友。情報だと乱戦下に置ける狙撃に絶対の自信を持ち、同姓をも魅了し、虜にする。美しい銀髪にスタイル抜群で雪のように白い肌…その外見とは裏腹に友人を多くもっている。
(セリス・スカーレット…!)
楯無はグッと拳を握り締めた。その拳には妬みと悔しさがこもっていた。
セリスは通路を歩いていると、アリーナへ向かう一夏達を見掛け、ハイタッチを交わす。
「二人共、お疲れさん」
「あたしは何もしてないわ。簪がいい動きをしてくれたからね」
「ううん、そんな事ないよ。クオリディアの性能がよかったから…」
セリスの称賛に簪はフルフルと頭を振りながら謙虚に言った。
「さて、次は僕達だけど、実質2対1になるね…」
「ああ、あいつは箒を戦力として見てないだろうしな」
「だったら僕が箒の相手をするよ」
「なら俺があいつの相手をするよ。悪いけど、手は出さないでくれ」
「あはは、出さないよ」
「ま、頑張りなさい。二回戦でまた会いましょう。じゃあね」
セリスたちはその場を後にする。一夏達は表情を引き締めてそれぞれのISを展開して飛翔。
姉を嫌う弟と姉を崇拝する軍人。
対極にある二人の戦いが幕を開ける…!
近くの古本市場とかで究極巨人を探してるけど見つかんないよ…
そろそろ物語も一区切りつきそうな感じです。