Re:IS~深緑の狙撃姫~   作:風来のがばお

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前回のあらすじ


面倒い女の話が終わった。そしてまた新たなめんどくさい話が始まる。




あと鈴谷じゃなくベルです。


翠の瞳と蒼き瞳は己が世界を見つめん
新たな脅威の訪れ


保健室

ラウラが目を覚ました。

横を見ると千冬がいた。

「教官…私に…一体、何があったんですか?」

「ボーデヴィッヒ、お前のISにVTシステムが搭載されていた。巧妙に隠していたみたいだがな」

「研究や製造、搭載が禁止されているあのシステムが…私のISに…?」

そう言うと、ラウラは顔を下に向けて呟いた。

「私が…望んだからなのですね…貴女のようになりたいと…」

そして、ラウラは震える声で千冬にたずねた。

「教官、私はこれからどうなるんでしょうか…軍人であり、ドイツの代表候補生である私が知らなかったとは言え、違法なシステムを発動し、攻撃しました。ただで済むとは思えません…」

「それなら心配は無いわ」

 

すると、第三者の声が響いた。その主はセリスだった。

 

「スカーレット、どういう事だ?」

「あの後、アイルランドの方にVTシステムの件を報告して、そのシステム研究を行っていた研究所を摘発しようとしたのですが、既に研究所は潰されていたわ。まぁアイルランド政府としては、今回の件は穏便に済ませてほしいとのことよ」

「そうか…」

 

報告を済ませ、そのまま立ち去ろうとするセリス。

 

「あっ…」

 

ラウラは呼び止めようとするが、なんと言えばいいのか言葉が出てこない。と、セリスは部屋を出る際に言った。

 

「一夏からの伝言よ。『許せとは言わない。俺を恨んでくれてもいい。だけどこれだけは言わせてくれ。お前はあいつになれない、だけどあいつはお前になれない。ここにいるのは、ラウラ・ボーデヴィッヒだ』ってね」

「…っ!?」

ラウラは目を見開いた。こんなこと、初めて言われた。

「そしてこうも言ったわ『お前はお前にしかなれないんだ。だからもう力に捉われるのはこれで終わりにしろ。そして新しいお前を始めるんだ』と」

「うっ…うぁぁ…!」

そしてラウラはベッドの上で泣き出す。

「道がわからなくなったら、あたし達が一緒に見つけてやるわ。まずはその体を治す事ね。じゃあ…」

「うん…うん…!」

 

力を求めるだけの自分への決別するかの様に、ラウラは泣いたのだった。

 

 

食堂

ラウラの一件が終わり、一夏達は昼食を取っていた。

「結局トーナメントは中止か」

「まあ仕方ないよね。眼魔が出たんだもん」

ふと、周りを見ると落胆している女子たちの姿があった。

「交際の…」

「チャンス…消えた…」

「「「うわぁーん!」」」

泣きながら食堂を走り去っていく女子たち。

「何だろうねあれ?」

「さぁな、さてと…」

食後のお茶を済ませた一夏は、落ち込みの激しい箒に声をかける。

「なあ箒、買い物位なら付き合ってやるぞ」

箒は怒りの表情を浮かべて一夏に詰め寄る。

「買い物だけだと…?ふざけるな…私がどれだけの思いで言ったかわかるか!」

「知らねぇよ。後な、友達以上の関係を望むのならやめておけ。俺、セリスと付き合ってるからよ」

シ~ンと一夏の発した言葉で食堂は静まりかえる。それから少し経って…

「「「ええ~!!!!」」」

女子の悲鳴がショックウェーブの様に襲いかかるが、一夏達は耳を塞いでいた。

「一夏!どういう事だ!お前とセリスが付き合っているなどと聞いてないぞ!」

「言ったら周りが煩いから黙っていたんだよ。まあバラすにしろバラさないにしろ煩かったな。それだけだ」

一夏はそういい残して食堂を後にする。

その後、セリスが質問攻めに合い、開放されたのは二時過ぎだった。箒はセリスを睨むように見ていた。

翌日

「ええと、今日は転校生といいますか…まあどうぞ」

真耶に促され入ってきたのは、スカートをはいたシャルだった。

「改めてみなさん、シャルロット・スカーレットです。よろしくお願いします!」

眩しい位の笑顔でシャルはそう言った。そして、スカーレットと名乗るということはデュノア社とは縁を切ったという事になった。

だがシャルは後悔していない。大好きな幼馴染みと大切な仲間がいるのだから…

 

 

日曜日

一夏たち不可思議現象研究部は、臨海学校の荷物を揃えるために買い物に出掛けていた。

「ふん、ふふん〜♪♪♪」

シャルは嬉しそうにセリスと腕を組む。

「嬉しそうね。そんなにあたしの腕がいいの?」

「うん♪」

 

ーーーーーーーーーー

 

レゾナンス

「それじゃあ一旦別れるか」

「そうね。各々の買い物が終わったら、またここに集合しましょう」

セリスの号令でその場は解散した。一夏は早めに買い物を済ませ、ウィンドウショッピングを楽しんでいた。

「お、欲しいCDがあったな。ちょっと行ってみるか」

CDショップに入ろうとした瞬間、悲鳴が聞こえてきた。

一夏がその方向を見ると、全身が鋭利な刃物で構成された怪人・スラッシュドーパントが女性を無理矢理引き連れてどこかへ向かっていた。

「ふぅ、人気者は辛いな。…行くか」

一夏は人目の付かない場所へと向かい、ドライバーを装着してメモリを起動する。

《エターナル》

「変身!」

《エターナル》

一夏はエターナルに変身する。向かっている途中でゴーストと合流した。

「セリスは?」

「警備員と協力して避難誘導してくれてるよ」

「そうか、分かった。急ごう」

「うん!」

二人は急いでスラッシュドーパントの元へと向かって行った。が、それを遠くから真耶が見ていた。

「まさかここで会えると思いませんでしたね。あの男も恐らく敗れるでしょうし、ここは私が直々に潰してあげましょうか。どうせスカーレットさん以外は始末して構わないですし、ライダーシステムも奪えば、導師もさぞ喜ぶでしょう」

 

《スコーピオン》

真耶はスコーピオンメモリを起動し、スコーピオンドーパントに姿を変えた。

 

 

 

「お、お願い…ゆ、許して…」

「はっ、お前は俺がそう言ってもこき使っただろうが!この尼ッ!」

どうやら女性がスラッシュドーパントに変身した男性をこき使ったり、人として見ていない事が原因らしい。

スラッシュがサーベルを突き立てようとする

 

《トリガー・マキシマムドライブ》

 

が、スラッシュに向かって蒼い光弾が放たれ、そこからエターナルたちが現れる。

「なんだお前ら!いきなり現れやがって!」

「僕は仮面ライダーゴースト!」

「仮面ライダーエターナル」

フォーゼは拳を前に突きだし、エターナルはエッジをユニコーンに向ける。

「命、燃やす…」

「断罪の時間だ!」

エターナルはエッジを、ゴーストはガンガンセイバーを手に立ち向かっていった。

「さぁ、行くよ!」

エターナルはエッジで切り裂き、怯んだ隙にゴーストのセイバーによる攻撃を与える。息の合った二人のコンビネーションに戦闘力の高いスラッシュとはいえ、手も足も出ない。

「ふっ、はっ!」

「くっ…何で俺の邪魔をする!?お前も男だろうが!」

「俺はあんたにこれ以上傷ついて欲しくないから止めるだけだ。そこの勘違い女の事はどうでもいいんだよ」

「何ですって!?私よりもこんなやつの方が大事なの!?」

女性は自身の扱いに激怒するが、構わずそれを二人は無視した。

 

「くっそぉ…このままやられるわけにはいかねぇんだよ!」

「うっ!」

「っ!?まずっ…!?」

《アクセル・マキシマムドライブ》

 

追い詰められていくスラッシュは、全方位に向かって刃物状の斬撃を乱れ放った。ゴーストはそれに怯むが、エターナルは女性にも被害が及ぶ事に咄嗟に気付き、アクセルのマキシマムで女性の元へと加速して移動し、身を呈して守った。

 

「あんた…何で私を…」

「ゔっ…邪魔になる。さっさと行け」

「っ!?何よもう!」

 

エターナルの冷たい言葉に女性は暴言を吐きながらも何処かへ逃げていった。エターナルはもろに受けた為、片膝をついてしまう。

 

「逃がすかよ!」

「それはこっちのセリフだよ!」

 

スラッシュは女性を追うとするが、ゴーストがそれを阻止し、スラッシュと共に別の場所へ移動した。

 

「すまん…シャル…」

 

 

 

 

廃工場まで移動したゴーストとスラッシュは、激しく剣を打ち合っていた。

 

「あの女を追えなくなったじゃねぇか、くそ!こうなったらテメェだけでもやってやる!」

 

スラッシュは女性をおえなくなり、激怒してゴーストに更に激しく攻撃を繰り出す。

 

「うっ…!こうなったら…五右衛門!」

 

と、ゴーストは黄色い眼魂を取り出し、ボタンを押した。

 

「パワーとスピードで!」

 

《カイガン!ゴエモン!》

《歌舞伎ウキウキ乱れ咲き!》

 

以前、眼魔との戦いで獲得した英雄眼魂、ゴエモンゴースト眼魂を使い、石川五右衛門の力を宿した姿、ゴースト・ゴエモン魂へとゴーストチェンジした。

 

「よっ!さぁ…行くよ!」

 

ゴーストはガンガンセイバーを逆手に持ち、スラッシュの攻撃を華麗に、歌舞伎の演舞の如く避け、豪快に攻撃を与える。

 

「ぐあっ!?くそっ…!」

「なかなかのパワーだね。この力は。よっ!」

 

廃工場の鉄骨を駆使し、華麗に避けていく。天下の盗賊である五右衛門らしく、所々でゴーストは見栄を決める。

 

「ふざけんな!こんな所で…!」

「メモリの力に飲まれ始めてるね。華麗に決めるよ!」

 

《ダイカイガン!》

 

ゴーストは、鉄骨の上でガンガンセイバーをドライバーにかざし、エネルギーを溜めた。スラッシュは自棄になりながらゴーストへと飛びかかっていく。

 

《オメガブレイク!》

 

ゴーストとスラッシュが交わる瞬間、スラッシュの攻撃をギリギリで避け、ゴーストの必殺技がスラッシュにヒットした。

 

「ぐぁぁぁっ!!」

「よっ、と!これにて一件落着っと」

 

爆発を背に、ゴーストは最後まできちんと見えを切ったのだった。

 

と、そこへコンドルデンワーがベルを鳴らしながら飛んでくる。ゴーストはそのままコンドルデンワーを受け取り、電話に出た。

 

『シャル、すぐに戻って!スコーピオンのドーパントが現れたの!今一夏くんが応戦してるけど、状況は余り良くないの!』

「わかった!すぐに戻るよ!」

『場所はレゾナンスから離れた場所にある空き地!』

「了解!」

ゴーストは急いで向かう為、マシンゴーストライカーを呼び出し、走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ゴーストが去った場所の物陰からベルが現れた。

 

「ふぅーん…あれがゴーストかぁ〜。まぁまぁの実力ってとこみたいだね。それにしてもまさかシャルがゴーストとはねぇ〜…だったら早く教えてあげないとね。眼魔の素晴らしさを…」

 

ベルは、自身の理解者であるゴースト…シャルを思い、不敵な笑みを浮かべるのだった。




ここからはオリジナル要素を8割方ぶっ混むので、投稿速度が低下しそうです。


何気にティアナのイメージCVと容姿イメージが今後の物語に影響してます。まぁだいたいの方は察しているかも知れませんが…
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