Re:IS~深緑の狙撃姫~   作:風来のがばお

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前回のあらすじ。


面倒な女に眼をつけられてしまった二人。しかも怪人と来た。やれやれ面倒なこった。


┐( ̄ヘ ̄)┌


断罪の時間とショータイム

エターナルサイド

 

水色の髪をした少女が襲われていた。どうやら二人は知り合いらしい。

 

「いいわよねぇあんたは…!無口て無愛想でも日本代表候補生に選ばれて、更には全てに優れているお姉さんもいてね!」

 

オーシャンが姉という言葉を出した瞬間、少女・更織簪は声を張り上げる。

 

「姉さんは関係ない!」

「まあ、今の私はISを越える力を手にいれたからどうでもいいんだけど。死ねぇ!」

 

水でできた剣を刺そうとするオーシャン。簪は目をつぶり、襲い来る痛みを覚悟したが、いつまで経っても痛みか来ない。恐る恐る目を開けると、そこにいたのは白き仮面の戦士、エターナルだった。

 

「さっきから聞いていたらよぉ、今お前がやっているのは、ただの八つ当たりだろ」

「お前⁉いつの間に‼」

 

アクセルのマキシマムドライブで高速移動したエターナルが間に入り、オーシャンの剣を受け止めていた。

 

「ま、お前みたいな考えの持ち主は、いずれ行くところはなくなるだろうな」

「その声は男…⁉男ごときが邪魔をするなぁ‼」

「おっと」

 

エターナルは剣を避けてパンチを放つが・・。

 

「そんな…嘘…水になった…?」

 

唖然とする簪。パンチは液状化したオーシャンの体を貫いた。オーシャンは元に戻り嘲笑う。

 

「あはは‼あんたの攻撃なんか効かないわ!今の私は無敵!何をしようと無駄よ!」

「ふっ…無敵ねぇ…」

 

エターナルは不敵に笑った。

 

「何がおかしい!?」

「簡単な事だ。液体になるってんなら、固体にすればいいだけの話だろ」

 

エターナルは指を鳴らして"I"のメモリを作り、コンバットナイフの武器、エターナルエッジのスロットにセットする。

 

《アイスエイジ・マキシマムドライブ》

 

何も起こらず、エターナルの周囲に風が発生する。

 

「はっ、何も起こらないじゃない!」

「…あれ?気のせいか少し…肌寒くなってきた…?どうして…」

 

今日は暖かいはずだが、簪は少し肌寒く感じ始める。エターナルはゆっくりとオーシャンへと歩いていく。

 

「ふん!何か策を練ろうとも、この身体に傷を付けることなんて不可能なのよ!」

「へぇ…そうかい」

 

オーシャンはエターナルに向かって剣を振るった。エターナルはそれを弾き…

 

「ぐあっ⁉」

 

エターナルエッジでオーシャンの身体を傷つけた。

 

「どうした?傷つかないんじゃ無かったのか?」

「ば、馬鹿な!この身体はあらゆる攻撃を…っ⁉こ、これは…っ⁉」

 

オーシャンは、攻撃を受けた部分を見る。するとその部分は凍っていた。しかもそれだけではなく、そこからじわじわとオーシャンの身体が凍り始めている。

 

「お前!私に一体何をした!?」

 

オーシャンの疑問に答えるようにアイスエイジのメモリエッジから抜き、見せるエターナル。

 

「このアイスエイジのマキシマムで、エターナルエッジにアイスエイジの効果を付加させてお前を凍りつかせたのさ」

「何だと!?そんな…そんな馬鹿なぁ‼」

 

エターナルはアイスエイジの能力を使用して、オーシャンに当てて氷に変えたのだ。オーシャンは自棄になり、無茶苦茶に剣を振り回す。が、そんな攻撃はエターナルには当たらず、エターナルはそれを捌きつつエッジで何度も攻撃をした。

 

「これがエターナルの力だ。あらゆるメモリの頂点に立ち、それを使いこなすことが出来る。さて、話はここまでだ。そろそろ終わりにしてやるぜ」

 

そう言ってエターナルは駆け出しながらエターナルメモリをエッジのスロットにセット。

 

《エターナル・マキシマムドライブ》

 

「うぁっ…!く、苦しい…‼」

「はぁ!でやぁぁぁ‼」

 

凍りつきながら苦しむオーシャンに必殺技のキック型エターナルレクイエムを当てて着地。

エターナルは背中を向けて右手でサムズダウンをする。

 

「さぁ、断罪の時間だ!」

「いやぁぁ!」

 

オーシャンは爆散してメモリがパキッと音を立てて割れる。メモリを使用していた女性は、気絶して倒れていた。簪はお礼を言うべくエターナルに近づく。

 

「あ、ありがとう…あなたは一体…?」

「…俺の名前は仮面ライダーエターナル。そいつは任せるぜ。じゃあな」

 

簪の礼にエターナルは自分の名前を名乗り、簪に後始末を任せて、アクセルのメモリを生成、腰のスロットにセット。

 

《アクセル・マキシマムドライブ》

 

エターナルは来たときと同じように超高速移動でその場を去る。

簪は思い返す。自分のピンチに『騎士(ライダー)』のように颯爽と現れ敵を倒す仮面の戦士。まさに簪の大好きな特撮のヒーローのようだった。

 

(仮面ライダーエターナル…また会えるのかな…?)

 

簪の目には、エターナルがヒーローに見えた。いつかまた、再会できると信じて…

 

 

 

 

 

ウィザードサイド

 

「何なのだこいつは…」

「気味が悪いですわ…」

 

セシリアや箒の目線の先には炎を纏った怪人が暴れていた。

火炎弾でIS学園の壁を軽々と燃やしていた。

 

「ひゃはは!こいつは最高だ!ISなんて目じゃないぜ!」

「ISは最強じゃないの!?攻撃がちっとも通らない!」

 

教師陣がISを装着して応戦していた。

マグマはISのアサルトライフルの弾丸を受けてものけ反らない。

そんなISを纏った教師陣の間を縫うように、後ろから銀の弾丸(シルバー・ブレッド)が通り抜け、マグマ・ドーパントへとヒットする。

 

「ぐあっ‼な、何だ⁉」

「うん?何あれ…?」

 

一人の教師が、後方に何者かの気配を感じ、振り向く。そこには、一人の仮面の戦士がいた。

 

「仮面ライダーウィザード…さぁ、ショータイムよ」

 

ウィザードは左手の赤い指輪をかざす。

 

「何がウィザードだ!」

 

マグマが襲い来るがウィザードは必要最低限の動きで攻撃を捌いたり、回避しながら攻撃を与えるカウンタースタイルで戦っていた。

 

「ふっ!はっ!」

「なんてムダのない動きなんだ…」

「ISの攻撃が通用しなかった相手をあそこまで手玉に取るなんて…」

 

ウィザードの動きに箒は感心、セシリアは自身の常識が崩れていく感じがした。ISは世界最強の兵器のはず。

だが現実は目の前の怪物すら撃退できずいきなり現れたウィザードと名乗る人物と怪物の戦いを見ているだけ。しかもウィザードが有利に進んでいるという状況に。

 

「はぁぁ!」

「ぐぁ!?」

 

カウンターでキックを当て、ウィザードはコネクトでウィザーソードガンを取り出す。

 

「あんたの攻撃じゃ、私に火傷一つ負わすことなんて出来ないわ」

「ふざけるなぁ!この尼がぁっ‼」

 

マグマは更に炎を燃やし、火球を飛ばす。

 

《ディフェンド・プリーズ》

「ふふ…お返しよ。はっ!」

 

が、ウィザードはディフェンドの魔法で防御。マグマに向かって攻撃を吸収した魔法陣を蹴り飛ばして、倍返しにして返した。

 

「ぐあっ!くそっ…たれ…!」

「フィナーレよ」

 

《キャモナスラッシュ・シェイクハンド!キャモナスラッシュ・シェイクハンド!》

 

ウィザードはソードガンのハンドオーサー部分を展開し、左手の指輪を握手するような形でかざす。

 

《フレイム・スラッシュストライク!》

「でぇやぁっ‼」

 

ウィザードは赤い炎の斬撃を飛ばす。マグマを火球を飛ばして応戦するが、マグマの力が弱いせいか、斬撃に吸収され、逆に威力が上がっていく。

 

「ぐぁ!?く…くそったれがぁぁぁ‼」

 

落ちてきたマグマに強烈な斬撃が襲い、まともに食らったマグマは爆発した。爆炎が晴れると、メモリを使っていた男性らしき人物がその場に倒れた。

 

「ば、バカな…!ISを越える力を手に入れた俺が…こんなところで終わるなんて…!」

 

男性の言葉にウィザードは顔の前で指を横に振る。

 

「普通に悪いこと考えた結果よ。自業自得ってところね」

「くそっ…」

 

そう言って、男性は気絶した。ウィザードはその場を後にしようとするが、教師の一人がアサルトライフルの銃口を向ける。

 

「助けてくれた事には感謝します。ですが聞かせて下さい。あなたは何者ですか?」

「さっきも言ったわ。あたしは仮面ライダーウィザード。ちょっとお節介な魔法使いよ」

 

《コネクト・プリーズ》

 

ウィザードは魔法陣からバイクを出現させ、その場を去った。

 

「仮面ライダー…」

「ウィザード…」

 

その姿を箒とセシリアは見て呆然としていた。

 

人気の無いところで二人は合流して変身を解く。

 

「お疲れ様、一夏。大丈夫だったかしら?」

「余裕余裕。セリスも余裕そうだな」

「ええ。もちろんよ!」

 

二人は互いに笑いあう。

 

その後、二人はISをティアナに渡し、代表戦に向けての調整を開始し始めたのだった。




お気に入り登録が増えていく…そんな期待しないで下さい…普通に元あった作品にちょちょいと手を加えているだけですから…
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