Fate / unjust truth   作:新版

6 / 9
第六話 明かされる真実

 マーリンと同じ場所にいる事になった俺だが、城の中は複雑でよく道に迷っていると使用人の人たちに助けてもらって人の優しさに触れていた俺だが事件があった。

  

 一つはここブリテンの飯が不味いことを忘れてガヴェイン料理人の芋料理とも言い難いものを食べてからは俺は自分部屋に閉じこもり自分の手を徐に元々存在していなかった空間の狭間に手を入れた。

 この空間はリーン相棒に出してもらったものである。

 

 最初俺はこれのことを虚数魔術の一つだと考えていたが、実際はもっと高度なものらしく説明は一応受けたが解らなかったのでもう一度彼女に聞くと一度、仕方ないわねぇと置いてから

 

「いい?これは…そうねぇ、じゃあこうしましょう。」

 

ポンッと手を叩き今決めたかのように

 

「空間の広さが無限に限りなく近く、私の分身がいるから魔術で物の劣化も起きないし人も入る。そして考える知能のある便利倉庫だとでも思っときなさい。本当はも・っ・と・い・ろ・い・ろ・出・来・る・し・、さっき言った通り魔術とか似非魔法とかいろいろ使っているけど取りあえずあなたの物だから気にせず使いなさい。」

 

 それから俺はこの便利倉庫略してベンちゃんを使っている。

そして俺はベンちゃんの中にある多くの物からリーンの分身とベンちゃんの協力のもと旅の中で集めて行った食材を出していった。

因みに旅の中で貰った武器や雑貨はここに入れてある。

一応匂いなどでバレないように隠蔽もしておき、満を持して作り始めようとして時に

 

「マスター!来たですよ!私です!私ですよ!あ・の・娘・よりも早く来れたです!おや?リーンはいないみたいですね!マスターと二人っきり……なら!私とき、キ、キスするってことですよね!なら早くしましょう!早く!はや…いたっ!」

 

 来たと思ったとたんマシンガントークによって一人で盛り上がっていた女の子。

その頭にチョップを繰り出しつつキスをしようとするのを防いだ。

この女の子がうちのまだ来ていなかった仲間の一人であり真・祖・の一人である。

街に立ち寄った時に吸血鬼に破壊しつくされた村で隅になって丸まっていたのを見つけたのが始まり。

 彼女は真祖になったばっかりで混乱していたところを保護してからの付き合いである。

混乱によるショックなのか名前などを俺と同じようになくしていたのでその場にいたリーンも含め3人で考えてフランという名前にした。

 

 また彼女は最初俺のことをパパと呼んだりしていたがいつのまにかマスター呼びが確定していた。

 しかもフランにリーン、もう一人の彼女もいつのまにか使い魔契約をしていて頭を悩ませたときもある。

 

「しかしフラン早かったなまさかこんなに早く終わるとは思わなかった。」

 

「そりゃそうだよ!私はマスターに会いたかったからね、そのためならあれ位へでもないもの。それよりも私ご褒美が欲しいな?例えば抱っことか頭撫でてくれたりとか、き、キ、キスしてくれてもいいんだよ?/////」

 

「そんなに照れながら言われるとこっちが恥ずかしくなるっての。」

 

 顔を真っ赤にしたフランと俺幸いリーンは今フランの言った通りここではなくべりちゃんの中に行ってくると言ってから帰ってきていない。俺とフランの雰囲気はだんだんとピンク色の物になっていき……

 

「フランあんた帰って来て早々何抜け駆けしようとしているのよ?」

 

 ベンちゃんから帰って来たリーンの突然の一言に俺たちは瞬時に顔を背け、俺は空気を換えるために大きく咳ごみをしてから

 

「と、取りあえず料理を作るから食べようぜ?」

 

 逃げの一手を打った。

 

▲▼

 

 あれから俺が作った料理を三人で食べながら今後の確認をしていた。

 

 特に二人には俺の秘密である記憶についてを教えている。

 

 そして完全に自分の事であるアルを救うことについてここにいる二人に加えもう一人まだブリテンの外で頼んだことをやってくれている彼女も俺のためならと、助けてくれている。

 

 「飯も食べ終えたし、取りあえずフランやってきたことの進展聞いてもいいか?」

 

「えっとねぇ、大体は終わったけどやっぱり私だけじゃ厳しいかな?あ・の・娘・がいれば全部出来たんだけどね。私一人だとどうしても3割ってところかな?あんまり体感的には変わらないかも…やっぱりこの時じゃ元々の数が多すぎるからどうしてもこれぐらいになっちゃった…ごめんね半分ぐらいはやってくるって思ってたんだけど…」

 

 「いや、わざわざ俺の頼み事をしてくれたんだありがとうフラン。なんせ3・割・と・は・い・え・B・A・N・N・Z・O・K・U・を・削・っ・て・来・て・く・れ・た・んだからな。」

 

 「削ったっていうよりはただブリテンに来れ無くするようにしただけだよ。」

 

 「いや、助かった、ありがとう。どうせ来てしまったら倒すしかないから来れなくなっただけでもありがたい。」

 

「よかった。ところでさ、マスター何でリーン隠していたの?別に隠さなくても良いじゃん?」

 

「いや、別に隠さなくてもいいが、相・手・には極力戦力を見せたくない。どこで見られているか今じゃ判らないからな。」

 

「確かにマスターの奥の手はバレると不味いかもだけど、あの娘いれば良いじゃん?なんで居ないの?」

 

「あんたねぇ、あの娘はケルに頼まれていないんだし、そもそもケルがあの娘に言ったこと目標忘れた?。」

 

「確か……地・球・意・思・の・破・壊・だっけ?」

 

「それもそうだし、あの娘自身の独・立・にも繋がるからって……あんた聞いてなかったの?」

 

「そんなに怒らないでよぉ~マスターの頼み事どうやろうか考えてたんだもん。」

 

既に状況はカオスと化し、どうしようもなくなったとき、

 

「ケル君居るかい?マーリンだ。入ってもいいかな?紹介したい人が居る。」

 

扉の向こうから正に俺への救いの声がした。

即ち乱入者マーリン+αである

 

その一言を聞いたリーンとフランの二人は急いでべんちゃんの中の入り俺も部屋の二人が荒らしていた箇所を直して返事をした。

この間0.3秒。

修行で手に入れた成果を無駄なく無駄に発揮したのであった。

返事を聞いたマーリンが入ってくる。後ろには鎧をつけた騎士が立って……ん?

この鎧どこかで…ぁ、もしや…

 

「ケル君さ、ベディヴィエールと戦って勝ったじゃん?だから彼女を鍛えて欲しいんだ。実際研究は僕一人で大丈夫だし、君強いじゃん?あの武器使えるし。」

 

マーリンの言うあの武器とは俺が魔力で形を造る物のことだろう。

あの武器が使えるということは魔力制御に優れていると言っているものなのだ。

だからこそ鍛えて欲しいという頼みは判るが…

 

「そう言えば見たことはあったよね。ケル君紹介するよモ・ー・ド・レ・ッ・ド・。円卓の騎士に入っている騎士さ。」

 

やっぱり…いや、一目見て大体察したよ?けどこれはないよ…だって兜被ってんだもん顔見たら殺されちゃうよ?

まぁ殺されるわけないけどさ。

 

「…………よろしく頼む。ケル………」

 

……ゑ?

モードレッドってこんなに無口キャラだったの!?

確かにバレちゃ不味いけどここまでとは……

 

「よ、よろしくモードレッド。…」

 

「取り敢えずケル君はモードレッドを鍛えてくれ。あっ!ツギノケンキュウヲシナクチャ!ジャアアトハマカセタヨ!」

 

…………ぁ逃げた。……

あの野郎次会ったらはっ倒してやる…………

…………………………

……どうしようこの空気

 

「なぁ、鍛えてくれないのか?」

 

「えっ、あぁそ、そうだね鍛えよう。先ず外へ出てどれだけモードレット…ぁごめんモードレッドがどれだけ動けるか見ようか?」

 

「なぁ、」

 

「ん、何?」

 

「モードレッドって言いづらいか?」

 

「あ、いやごめんまだいいなれてなくて……」

 

「じゃあ何か呼びやすい名前でよべ。」

 

「良いの?」

 

そう聞きながらモードレッドの顔を見るがやはりそこにあるのは兜で、顔は見えない。

 

「構わない。だからいま決めろ。」

 

ただ淡々と言っているように聞こえるが、俺は未来の記憶からモードレッドがアルトリアのクローンであることを知っている。

だからだろうか彼女の見えない顔は今きっと耳まで真っ赤になっているそう思った。

 

「じゃあ、モードレッドだからモーレ。どうかな?」

 

「好きにしろ。決めたなら行くぞケル。俺を鍛えてくれ。」

 

「了解、モーレ!」

 

とこんな風にして始まった俺とモーレの修行。

たまに円卓の騎士やごく稀にアルトリアが混ざってくることもあったが基本的に二人で修行していた。

そんなある日、二人だけで修行をしていた。

いまは対人戦の練習ということで二人で戦っていた。

やはり対人戦なので鎧や兜などに剣が当たっていく。

今までも何回もやっている中で俺はモーレの顔を見てみたい。そう思っていた。

だからこそ俺の剣がモーレの兜に当たりそれを弾きとってしまったのも当然だった。

 

「しまっ!---っく!」

 

モーレは兜が取れた瞬間に俺から距離をとって兜が飛んでいった方向へと走る。

だが焦りすぎたモーレは木の蔦に足をとられ、頭から地面に突っ込んだ。

そのまま飛んでいった兜はすぐそこにある草原へと落ちていく。

 

「モーレ、大丈夫か?……モーレ?」

 

呼び掛けるもモーレは地面に顔を突っ込んだまま動かない。

そんな姿に可愛いと思ったのは内緒である。

だが事態はそんな呑気に考えられるような時間を残していなかった。

幽鬼のようにふらりふらりと顔を伏せながら歩いてくるモーレ。

お互いの距離が無くなりそうになるほど近づいてくると

 

「……私の顔を見たか?」

 

この距離でなければ聞こえない程に小さな、震えている声。

その声は今までモーレからは聞いたこともない程弱々しい声だった。

 

「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

 「……ろよ………っ答えろよ!ケル!俺の顔を見たのか!」

 

 怒鳴るように言っているその顔は本来、怒りによって染められるもののはずなのにモーレのその顔はただ一色恐れが浮かんでいるものだった。

 「……見た。」

 

 「------っ!」

 

 「--なぁモーレ俺はさ、どんな理由があってお前がアルトリアと同じ顔になっているのか知らない。だから月並みの言葉だけど俺に教えてくれよお前の事情。何か力になれるかもしれない。」

 

 その言葉に俺は自分の自分自身さえ偽っていた心の叫びを聴く。

 ---知っているだろう俺はモードレッドがアルトリアのクローンである事くらい、彼・女・がどれだけ苦しんでいるのかを!何が教・え・て・く・れ・よ・だ!何が力・に・な・れ・る・か・も・だ!そんなこと彼女に言える様な男じゃないだろう!ただ今後のアルトリアの物語が良くなるようにするための布石のために---

 

 「…実は……」

 

 そこから滔々と彼女の話していく話から聞いたことは俺が知っていたことが正しいことを証明するものばかりだった。

 聞いていくごとに彼女の気持ちを踏みにじっている行為に何度も己の首を掻き切ろうと思ったか。

 

 「…っていうことで俺は王のクローンとして生み出されたホムンクルスなんだ。」

 

 「…なぁ、もしさ……」

 

 --俺が最初からそのこと彼女がホムンクルスということを知っていたらどうする--

 

 「…いやなんでもない」 

 

 「……そうか……」

 

 言える訳がない。今まで騙していたなどとでもそれは単なる甘え。

 現実逃避とも異なる子供がするようなすぐにバレてしまう嘘。

 でもこれは違う。

 俺が黙っていれば誰も知らない嘘。

 なのに目の前にいるいつものような快活さがない憔悴しきった彼女を見ていると全てを話したくなる。

 ---知っていて騙したんだ。どうだ幻滅したか---と。

 彼女は顔を伏せ、こちらからは様子が見えない--

 いや、見つけてしまった、見てしまった、床に広がる一つのシミ。

 今なお増え続けるそのシミの面積に頭が一瞬で真っ白になってただ今ある心のうちを吐き出してしまっていた。

 

 「……俺は君の事情を最初から知ってたよ。君がアルトリアのクローンとして作られて今生きていることを。君がまだ子供だということも。俺はさ、君のことを騙していたんだよモードレッド。知っていたんだ。そのうえであのような態度をとっていたんだ。許してくれとは言わないなんだって俺に出来る事なら何でもしよう。だからアルトリアの力になってほしい。あいつはこのことは知らないんだ。頼む…」

 

 「…勝手なこと言うなよ、知っていたってどういうことだよ…なぁ、俺が見てきた接してきたケルっていう人間は偽物だったのか、俺が哀れに騙されただけなのか、答えてくれよケルの本当は何なんだ俺が見てきたケルは偽りの虚像だったのかよ、どうなんだよ!」

 

 「違うよ」

 

 その一言にモードレッドの息をのむ音がした。そして少しづつ嗚咽する声を聴きながらはっきりと

 

 「違うよ、モードレッドと過ごしてきた俺は本物だし、一度だって感情には嘘をついたことはない。それだけは本当だ。二人での修業は俺は可笑しいかも知れないけど楽しかった。二人で話していたときはもっと楽しかった。……それだけは」

 ─────────本当だ。

 

 「嘘ついてないんだよな、信じちまうぞ俺ケルの言葉信じんぞ、いいんだよな本当に、いいんだよな…」

 

 「あぁ、信じてくれ、これは俺の魂の誓いだ。」

 

 「全く、そこで騎士のと言わない辺りがケルらしいな。」

 

 呆れたように微笑むその顔はダメな弟を見るような昔前世の姉の顔に似ていて自然に

 

 「モー姉……っ、ち、違うぞ!今なんも言ってないぞ!」

 

 「いや、それこそ言っていることの証明だろうが…いいぜ俺がケルのおねーちゃんになってやる。」

 

 「いや、そんな急に…」

 

 「いや、もう決めた。お前は俺の弟……いや、俺はケルのねーちゃんだ。」

 

 そう言いながら俺の頭を遠慮なく自分の体に抱き寄せて撫でてきた。

 反射的に顔を上げて反抗する。

 

 「───っちょ!ちょっとやめろって!一応俺の方が年上だぞ!」

 

 「知らん!ケルは俺の弟って決めたんだ!文句は禁止!」

 

 「んなっ!そんな横暴がゆるさ…うわっ!…」

 

「───ケルがさ、何で知っているのか気になるし、そもそもケルのことあんまり知らねぇからさ…教えてくれよお前のこと、」

 

 「それは、───」 

 

 教えてしまうには余りにも荒唐無稽だ。

 なぜなら未来から来ていて且つ先の事ブリテン崩壊について知っている。

 その首謀者が今目の前にいる自分の姉になると言ってくれたモードレッドなどと言える訳がない。

 そう、何があってもそれだけはあいつらリーンやフラン達以外には知られる訳にはいかない。

 ──だからこそ…

 

 「言えない。それだけは本当にそれだけは言えないんだ。ただいつか教えられると思うからそれまでは、そこブリテン救済までは待ってくれ頼む。それのためなら、俺───「良いぜ待っててやる。なんだって俺はケルのねーちゃんだからな!」

 

 太陽のように笑って俺の言葉をそんなものは知ったこっちゃないと言わんばかりに最後に残っていたシリアスな雰囲気さえも断ち切ってなおその言葉を続けるモードレッド

 

 「ってことでこの話はおしまい!あっそうだ、俺のこれケルにバレてたから今から父上に教えに行こうと思うだがどうだ?一緒に行くか?」

 

 ≪俺は今でもこの時の選択に後悔していない日はない。どうして≫

 

 「あぁ、じゃあ一緒に行こう。」

 

 ≪なんて、気が緩んでいたんだろう。モ・ー・レ・と和解が出来たことに。だからこそ…≫

 

 「よっしゃ!じゃあケル行くぞ!」

 

 ≪もう、腕は動かない。仲間も倒れた、残っているのは俺ただ一人。敵は残り一人。ようやくここまで追い詰めた。だからこそ逃すことのできない好機にもうすでに動くことが出来ない腕を強引に動かし構える。≫

 

 「わかった。今行く。」

 

 ≪あと一つ、あと一つで終わる。だから…≫

 

 ────どうか、一撃必殺のの一振りを───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ─────だからどうか倒れてくれ、

 

 

 

 

 アルトリア───




という訳で遂に二人目の女の子であるフランの登場です!
性格としては積極的なのにそっち系の話には滅法弱い感じの女の子です。
あと謎の最後はこの後しっかりとフラグ回収する予定です。
では皆様次回もぜひ読んでみてください。
活動報告更新しましたのでぜひ見てみてください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。