FAIRY TAIL 孤高の男   作:空元気

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12話

〜ルーシィ〜

 

あたしとグレイとハッピーで少し歌を聞いていた。その歌を聞いて、泣いたグレイに言われナツと比企谷に続き、寝た

あたしは、目が冴えていてなかなか眠れなかった。

比企谷のあの強さの秘密が、知りたい。本気の比企谷がナツと戦ったら、どっちが強いのか知りたい。ナツとエルザが、戦った時はどっちも負けてほしくないと思っていたが、比企谷とナツの戦いには、そんな感情が出てこない気がする。やっぱり、ナツの方が強いのかな

「はぁ」

あたしは目を開け、手の甲の紋章を見る

「この前まで、比企谷のこと弱いと思ってたんだけどな」

そう思っていた頃の、自分は少しバカだったと思う。正々堂々と戦ったら、あたしと互角くらいだと思っていた

「なんか呼んだか?」

あたしの呟きは、比企谷まで届いていたらしく、比企谷が起きて話しかけてきた

「えっ、呼んでない、呼んでない」

あたしが、手を小刻みに左右に振って否定する。少し不自然かもしれない。誤魔化す必要はないが、とっさの事でこういう反応になってしまった

「あ、ああ。すまんな勘違いして」

そう言って、比企谷はまた寝ようとする。あたしは、もう眠れる気がしない。なら

「ね、ねえ、少し話さない?」

 

side〜比企谷〜

 

あー恥ずかしい恥ずかしい、今すぐ家に帰って、現実逃避してえ。なんで、俺名前呼ばれたと思ったんだよ。ルーシィが、俺の名前なんね、呼ぶわけないしなに勘違いしてんだか。はぁ、辛い、もう一回寝よ

「ね、ねえ、少し話さない?」

「は?」

ルーシィが話しをしようと言ってきた。また勘違いした可能性もある

「俺?」

「そうだけど?」

「なんだよ?金ならないぞ?」

「なんでなのよ!?お金なんて、とらないわよ!」

「俺と喋っていても、楽しくないぞ?」

「別にいいの」

「………さいですか」

「なんで、いつも1人でクエスト受けてんの?ほとんどの人、チーム組んでクエストしてるのに」

「ボッチだからな。チームでやるとかできない」

ルーシィは、なんでこんな事を俺の口から言わせるんだろう。言ってて悲しくなる。もしかして、新手のイジメなの?

「本当にそれだけ?」

「それだけだ」

「いつも、どこかに行くのは関係ないの?」

「お前が、それを知ってどうなるんだ?」

ルーシィが、それを聞いて少し俯く。それからしばらく、お互い無言になった

ゴゴゴゴと地鳴りが鳴り始めた

「なんの音!?」

その音に、寝ていたグレイとナツとハッピーが起きる。徐々に天井の岩が動いていき、開いていく、そこから光が差し込んでくる

「紫の光、月の光か!?」

その光で、周囲が包まれる。一瞬目が見えなくなるが、すぐに慣れ周りが見えるようになる

「月の光が、デリオラに当たってる!偶然なんかじゃねえぞ」

俺たちは、近くにあった、階段を使い登っていく。一階に上がる

「この遺跡の真ん中には、あながち空いてたのか!」

月の光が、遺跡の中にある穴を通って地下のデリオラに当たっていた。その光はさらに上からきている。登りに登り、頂上に着く

「何だアレ?」

そこには、何人もの人が穴を中心に周りを囲み、何らかの呪文を唱えていた。あの光は、月から穴の中に入っている

「月!?本当に月の光を集めてんのか、こいつ等!」

「やっぱり、こいつ等はデリオラを復活させる気だな」

「バカな、絶対氷結は解けない氷なんだぞ!」

また、グレイが怒りを見せるが、先程少しは落ち着いているのか、直接的な行動は見せない

「そうだな。だが、もし本当解けてしまうならマズイ。今すぐにでも」

俺が、動こうとする。だが、ルーシィが腕を振り俺に当てる

「待って!誰か来たわ!」

歩いてきたのは、仮面にマントを付けたいかにも、ボスらしきものだった。もし、ボスじゃないならだだの中二病だろうって格好だ。その後ろから昼に見た、三人組とあと1人いた。生きているなんて思っていなかった。あの時、生死を確認しておくべきだったと後悔する。そこには、ダンテがいた。失った足は氷の義足になっていた

全員が奴らに注目する。

やはり、零帝と呼ばれた奴は、変な仮面にマントを付けた奴だった

「デリオラの復活は、まだなのか?」

「この調子だと、今日か明日には」

「いよいよなのだな」

零帝は、デリオラの復活は近いと言っている。これで、ほぼ間違いなくなった。早くあいつ等を倒さなくては

「侵入者の件だが、村にしか人はいないハズだな。そうだな、村を消してこい」

零帝は、高らかと部下に命令した。それで、走り出したのはダンテと三人組だけだったが、ナツ、ルーシィ、グレイに焦りが出る

「もうコソコソするのは、ゴメンだ!!」

ナツは、隠れていた塀の上に乗り、大声を上げそして、火をふく

「邪魔しに来たのは、俺たちだァ!!」

それに、その場にいた全員が注目する。走っていた者たちは止まるが

「何をしている、とっとと村を消してこい」

と零帝が言い、また走り出す。俺は魔法を使い、姿を見られないようにし追いかける。穴の近くを通り、魔導士を半数近く、銃で撃ち眠らせながら走っていた

 

 

side〜ルーシィ〜

 

「てめえぇっ!」

グレイが、零帝に向かって走っていく。地面に手をつける。そこから氷が地面を削るようにして零帝の元に行く。が零帝も同じように地面に手をつけ同じ魔法を使う。それはお互いの魔法を打ち消した

「リオン、てめえ自分が何やってるかわかってんのか?」

「ふふ、久しいなグレイ」

「知り合い!?」

怒るグレイと、冷静な零帝。ドサドサと零帝の後ろでなった。先程まで呪文を唱えていたおよそ半数の人が倒れた

「なっ!」

零帝は初めてここで焦りを見せた。あたしたちはあっけにとられていた。誰が、やったのかは分かっている。だけど思考が追いつかない。その間に、零帝は魔法を使い、ナツの周りに氷の風できる

「何!?」

ナツが苦しそうに呻く。

「ハッピー、ルーシィを頼む!」

その言葉にハッピーは、私の服を持って飛び立つ。あたしは、あそこで何の役に立つこともできなかった。せめて、最後までいたかった。ナツを助けたかった

「このままじゃ、ナツが」

ハッピーなら、ナツの相棒のハッピーならナツを一緒に助けてくれるのではないか。すがる思いで、ハッピーを見る。そこには今にも泣きそうな目をしたハッピーがいた

「全員やられたら、誰が村を守るんだよ!」

「ごめん、ナツを助けたいと思っているのをガマンしいたのに。そうよ、大丈夫よ。火竜に氷なんて効くもんですか!」

「あいっ!」

あたしたちは、あたしたちにできる事をする。そのために村に向かう。

ハッピーがあたしを村まで運ぶ。村につき、すぐに村人に、広場に集まってもらうように言った。そうして、集まった村人たちに事情を説明した

「ーという訳でね。これから、攻めてくる奴らは、この呪いの犯人なのかもしれないのよ」

村人たちがざわめき出す

「捕まえれば、元に戻す方法が見つかるかもしれないわ」

「捕まえるって言ってもあの三人、たぶん魔導士だ。簡単にはいかないよ」

とハッピーが、あたしに言う。ハッピーにしては、真面目な事を言った

「そうね、こっちの方が人数が多いが多いとはいえ、魔導士はあたし一人」

「え?ルーシィ戦えるの!?」

「バカにするんじゃないわよ!」

あたしは、ハッピーの頭を殴る。ハッピーの頭にたんこぶができた

「はぁ、まったく。あ、いー作戦思いついちゃった!」

あたしは、手を叩き笑みを見せる。これなら、相手の戦力を下げれるかもっ

さっそく、あたしはその準備にとりかかった。バルゴを呼び出し、穴を掘ってもらい、その上に草を乗せる。用意している間に、爆発音が鳴る。昨日と同じ爆発音だった。だから、比企谷八幡がそこで戦っているのかもしれない。比企谷八幡に全ての敵を倒してほしい思ったり、思わなかったり、なんか複雑だ

「完璧だわ」

この完成度の高さに、あたしは自分の作戦の素晴らしさに自画自賛する

「あのさー。オイラ、やっぱりルーシィってバカかもって本気で思うんだ」

ハッピーが、淡々とあたしの悪口を言ってくる

「こんな、子供だましな罠にかかるとは、どうしても思えないよ」

「何言ってんのよ。完璧な落とし穴じゃない」

「こんなのに、ひっかかる人はいないと思う」

ハッピーがそう言うと、皆口々にハッピーに同意して行く。穴を掘ったバルゴまでも、ひっかからないと言った

「見てなさいよ、あんたたち!」

「ルーシィさん!何か近づいて来ますよ!」

門番が、あたしに伝える。

「奴等だわ、門を開けて!」

「はっ!」

だんだんと門が開いていく。この作戦が成功すれば奴等を捕らえることができる

「さあ、来なさい!」

 

 

 

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