FAIRY TAIL 孤高の男   作:空元気

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17話

 

side〜ルーシィ〜

 

この島の呪いを解き終わり、まだ村人たちが動揺していた時、村長の息子のあたしたちを船に乗せてくれたボボさんが、現れた。あたしも含めてみんな驚いた。だが、ボボさんは全てを知っていたみたいで、あたしたちにお礼を言ってきた。でも、幽霊とかじゃなくて良かった。ボボさんが、生きていた事と、呪いが解かれた事を祝って、宴が始まり、夜通し騒ぎ倒した。村人たちは、空を飛び月の光と合わさることで神秘的な光景となった。悪魔というより、天使みたいだった

そしてその翌日の朝、あたしはグレイの手当てをしていた

「ん〜」

あたしは、グレイについた傷を見ていた

「傷、残っちゃいそうね」

「あ?別にかまわねーよ」

「顔なのよ?」

「傷なんてどこに増えようが、かまわねぇんだ。目に見える方はな」

「上手いこと言ったな」

突然隣から声が聞こえた。ナツかと思ったが、聞こえたのはナツとは違う場所からだった。恐る恐る声が聞こえた方を見る

「うわっ!」

比企谷がいた。グレイもあたしも驚いき、体が跳ね上がる。比企谷は、少し肩を落とし何かに落胆している様子だった。だが比企谷に同意できる。あたしもグレイは上手いこと言ったと思っていた

「どこ行ってたんだ?宴終わっちまったぞ?」

ナツは、火を食べながら比企谷に話しかけた。ナツだけが驚いてなかったのは、気づいていたからなのだろう。

「いや、別にそれはいいんだが」

「いつからいたのよ!びっくりしたじゃない!」

「え、あ、すまん。いま来たところ何だけど。いま何してんの?」

「えっと昨日、依頼終わって今、エルザが報酬の話をしているとこなの。もう少し来るの遅かったら置いて帰ってたわよ」

「依頼終わったのは、知ってたけど。え?置いて帰るつもりだったの?」

「いなくなったあんたの事、あたしたちが探せるわけないじゃない」

「まあ、そうだな」

「え?無理なのかよ」

グレイが私の意見に同意をしたら、ナツがグレイをバカにしてグレイと喧嘩が始まる。いつも通りの光景だ

「そう言われると、拒みづらいな」

エルザと村人たちの話が終わったらしく、報酬はお礼でもらえることになりそうだ

「700万J!!」

「おおお!」

喧嘩していた、ナツとグレイは報酬をもらえることに喧嘩を止め喜んだ

「しかし、受け取ってしまうとギルドの理念に反する。追加報酬の鍵だけ、ありがたく頂くことにしよう」

「「いらねーっ!」」

「いるいる!」

報酬の鍵をいらねーとナツとグレイは声を揃えて言う。比企谷は、どうでも良さそうにしていた。お金がもらえないのは、残念だがあたしが参加した理由は、鍵なのだから嬉しい

「では、せめてハルジオンまで送りますよ」

「いや、船は用意できている」

ボボさんが親切に言うが、エルザは断った。全員で、海岸まで移動した。ここは、あたしが戦った所に近かった

「海賊船!?」

「まさか、強奪したの?」

そこには、ボロボロになった海賊船があった。元々ボロボロだったのか、エルザがボロボロにしたのかは、聞けなかった

あたしたちは、船に乗る。そこには、船員たちがいた

「おかえりなさいませ!出航でしょうか!」

「うむ。ハルジオンまで頼む」

エルザが船員たちを従えていた。そこ光景に誰もが声を失った

船員たちに後のことを任せて、船の甲板に出て村人たちに別れの挨拶に行く

「みなさん!!ありがとうございます!!」

村人たちは、大声で挨拶をしてくる

「元気でねーーっ!」

村人たちの姿が見えなくなるまで、あたしは手を振っていた

 

 

side〜比企谷〜

 

島から出て、ある程度経ちハルジオンの港が見えてきた。来た時と同じように穏やかな海だった。ただ乗っている船が海賊船なだけに、雰囲気が悪い。俺も含め、ナツとルーシィとグレイはその雰囲気にのまれたのか、居心地悪そうにしていた。いや、ナツはただ船酔いしているだけだな

エルザさんは、この船を強奪しただけあって堂々としている。ハルジオンに着き、船が岸に近づく

「んーついたー!」

船から降り、荷物を降ろし、地面に足をつける。体をほぐしながら歩く

「では、駅に行くぞ」

全員歩いて駅に向かっているが、俺は列車に乗る金がない

「俺、歩いてマグノリアまで帰るわ」

「ん?どうしてだ?」

「金がない」

「貸してやろう。いくらだ?」

エルザさんが、財布を取り出して金を渡そうとしてくる

「いや、いい」

金の貸し借りは、害しか生み出さないと聞く。友達、失ったりとか

まあ、友達いたことないからそれが、本当なのかはわからないが

エルザさんは、何か言ってくるタイプの人ではないと思うが、だからといって、受け取るのは気が進まない

それに、加えてガルナ島での諸々の事をのんびりと整理しておきたい

「そうか…」

エルザさんが残念そうに俺を見ている

そんな目で、俺を見ないで!何もしてないのに、罪悪感で押しつぶされちゃう

「じゃあ、またギルドで会おう」

「…ああ、またな」

俺は、マグノリア方に向かって歩き始めた

まあ夜には、マグノリアに着くだろう

そういえば家に、食べ物置いてあったっけ?

ララバイの一件からほとんど、家に帰っていない気がする。もしあったとしても腐っているだろう

家に帰れば、金の蓄えはあるから外食するのもいいが。外食するにしても、何か買って家で食べるにしても夜に出歩くのは注意されたしな。今さらだが、夜の行動制限されすぎじゃね

まあ、その事は家に帰ってから考えるか

 

 

side〜ルーシィ〜

 

 

列車に乗って十数分、マグノリアの街に着いた。マグノリアの街はいつも賑わっているが、今日は何か変だ

あたしたちをみて、コソコソ話している。何を話しているかわからないが、少し感じが悪い。ナツもエルザもグレイも、気にしていない様子だったので、あたしも気にしない事にした。おおよそ、あたしたちがいない間に、ギルドメンバーが何かやらかしたのだろう

「さて、さっそくだがギルドに戻ってお前たちの処分を決定する」

前を歩いていたエルザが振り返って、話しかけてきた。色々ありすぎて、忘れていた

「グレイは、巻き込まれたという立場だ。私は、罰はないの思っている。八幡も同じだ。問題は、ナツとルーシィそして、ハッピーだ。お前たちは、それなりの罰の覚悟しておけ」

「まさかアレをやらされるんじゃ!?」

「アレか。オレ、アレだけは二度とやりたくねぇわ。どんまい」

グレイは、あたしの肩に手を乗せ同情してくる。ハッピーとグレイがそんな反応をする、アレって何?何されるのか、わからないのが怖い

「気にすんな。『よくやった』って褒めてくれるさ。じいちゃんなら」

「すこぶる。ポジティブね」

「いや、アレはほぼ決定だろう。ふふ、腕がなるな」

その言葉を聞き、ナツの顔が笑顔がだんだんと崩れていき、汗がダラダラと滴り落ち、涙を流し始めた

「いやだぁー!アレだけはいやだー!」

「アレってなんなのよー!」

逃げ出そうとしたナツは、エルザに捕まる。

エルザは、ナツのマフラーを掴みひきづって連れていった。もちろんナツは抵抗していたが、それ以上の力でひきづられる

そして、エルザの手が埋まったのでエルザの荷物は、あたしとグレイで運ぶ事になる

ある程度すると、ナツも観念したのか抵抗しなくなった

「なんだ?ギルドの様子がおかしい」

「ん?」

ギルドのシルエットが見えてくるが、前見たときとは、違う形になっていた

近くにつれ、シルエットがちゃんとした形なる。だんだんとだんだんと見えてくる。しっかりと見えた時、あたしたちの足が止まった

ギルドには、棒状の鉄がいくつも刺さっていて、ところどころに穴を開けている。中の机や椅子などは、バラバラに壊されていて貫通した鉄の棒が床に刺さっていた

FAIRYTAILと書いてあった看板は、見る陰もなくなっていた

「誰が…俺たちのギルドを!」

「なにがあったというのだ…」

「ファントム」

あたしたちの後ろから声が掛けられる

「悔しいけど、やられちゃったの」

ミラさんが、悲しい顔をして話しかけてきていた

 

 

 





こんばんは、空元気です
いや、なんというかいつの間にか、評価が付いていて驚いています
評価してくれた方ありがとうございます!
なんというか、嬉しいものです
お気に入り登録してくれた方もありがとうございます!
この話も、これまでの話も読んでいただきありがとうございました
これからも更新続けていくので、応援よろしくお願いします





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