side〜ルーシィ〜
この島の呪いを解き終わり、まだ村人たちが動揺していた時、村長の息子のあたしたちを船に乗せてくれたボボさんが、現れた。あたしも含めてみんな驚いた。だが、ボボさんは全てを知っていたみたいで、あたしたちにお礼を言ってきた。でも、幽霊とかじゃなくて良かった。ボボさんが、生きていた事と、呪いが解かれた事を祝って、宴が始まり、夜通し騒ぎ倒した。村人たちは、空を飛び月の光と合わさることで神秘的な光景となった。悪魔というより、天使みたいだった
そしてその翌日の朝、あたしはグレイの手当てをしていた
「ん〜」
あたしは、グレイについた傷を見ていた
「傷、残っちゃいそうね」
「あ?別にかまわねーよ」
「顔なのよ?」
「傷なんてどこに増えようが、かまわねぇんだ。目に見える方はな」
「上手いこと言ったな」
突然隣から声が聞こえた。ナツかと思ったが、聞こえたのはナツとは違う場所からだった。恐る恐る声が聞こえた方を見る
「うわっ!」
比企谷がいた。グレイもあたしも驚いき、体が跳ね上がる。比企谷は、少し肩を落とし何かに落胆している様子だった。だが比企谷に同意できる。あたしもグレイは上手いこと言ったと思っていた
「どこ行ってたんだ?宴終わっちまったぞ?」
ナツは、火を食べながら比企谷に話しかけた。ナツだけが驚いてなかったのは、気づいていたからなのだろう。
「いや、別にそれはいいんだが」
「いつからいたのよ!びっくりしたじゃない!」
「え、あ、すまん。いま来たところ何だけど。いま何してんの?」
「えっと昨日、依頼終わって今、エルザが報酬の話をしているとこなの。もう少し来るの遅かったら置いて帰ってたわよ」
「依頼終わったのは、知ってたけど。え?置いて帰るつもりだったの?」
「いなくなったあんたの事、あたしたちが探せるわけないじゃない」
「まあ、そうだな」
「え?無理なのかよ」
グレイが私の意見に同意をしたら、ナツがグレイをバカにしてグレイと喧嘩が始まる。いつも通りの光景だ
「そう言われると、拒みづらいな」
エルザと村人たちの話が終わったらしく、報酬はお礼でもらえることになりそうだ
「700万J!!」
「おおお!」
喧嘩していた、ナツとグレイは報酬をもらえることに喧嘩を止め喜んだ
「しかし、受け取ってしまうとギルドの理念に反する。追加報酬の鍵だけ、ありがたく頂くことにしよう」
「「いらねーっ!」」
「いるいる!」
報酬の鍵をいらねーとナツとグレイは声を揃えて言う。比企谷は、どうでも良さそうにしていた。お金がもらえないのは、残念だがあたしが参加した理由は、鍵なのだから嬉しい
「では、せめてハルジオンまで送りますよ」
「いや、船は用意できている」
ボボさんが親切に言うが、エルザは断った。全員で、海岸まで移動した。ここは、あたしが戦った所に近かった
「海賊船!?」
「まさか、強奪したの?」
そこには、ボロボロになった海賊船があった。元々ボロボロだったのか、エルザがボロボロにしたのかは、聞けなかった
あたしたちは、船に乗る。そこには、船員たちがいた
「おかえりなさいませ!出航でしょうか!」
「うむ。ハルジオンまで頼む」
エルザが船員たちを従えていた。そこ光景に誰もが声を失った
船員たちに後のことを任せて、船の甲板に出て村人たちに別れの挨拶に行く
「みなさん!!ありがとうございます!!」
村人たちは、大声で挨拶をしてくる
「元気でねーーっ!」
村人たちの姿が見えなくなるまで、あたしは手を振っていた
side〜比企谷〜
島から出て、ある程度経ちハルジオンの港が見えてきた。来た時と同じように穏やかな海だった。ただ乗っている船が海賊船なだけに、雰囲気が悪い。俺も含め、ナツとルーシィとグレイはその雰囲気にのまれたのか、居心地悪そうにしていた。いや、ナツはただ船酔いしているだけだな
エルザさんは、この船を強奪しただけあって堂々としている。ハルジオンに着き、船が岸に近づく
「んーついたー!」
船から降り、荷物を降ろし、地面に足をつける。体をほぐしながら歩く
「では、駅に行くぞ」
全員歩いて駅に向かっているが、俺は列車に乗る金がない
「俺、歩いてマグノリアまで帰るわ」
「ん?どうしてだ?」
「金がない」
「貸してやろう。いくらだ?」
エルザさんが、財布を取り出して金を渡そうとしてくる
「いや、いい」
金の貸し借りは、害しか生み出さないと聞く。友達、失ったりとか
まあ、友達いたことないからそれが、本当なのかはわからないが
エルザさんは、何か言ってくるタイプの人ではないと思うが、だからといって、受け取るのは気が進まない
それに、加えてガルナ島での諸々の事をのんびりと整理しておきたい
「そうか…」
エルザさんが残念そうに俺を見ている
そんな目で、俺を見ないで!何もしてないのに、罪悪感で押しつぶされちゃう
「じゃあ、またギルドで会おう」
「…ああ、またな」
俺は、マグノリア方に向かって歩き始めた
まあ夜には、マグノリアに着くだろう
そういえば家に、食べ物置いてあったっけ?
ララバイの一件からほとんど、家に帰っていない気がする。もしあったとしても腐っているだろう
家に帰れば、金の蓄えはあるから外食するのもいいが。外食するにしても、何か買って家で食べるにしても夜に出歩くのは注意されたしな。今さらだが、夜の行動制限されすぎじゃね
まあ、その事は家に帰ってから考えるか
side〜ルーシィ〜
列車に乗って十数分、マグノリアの街に着いた。マグノリアの街はいつも賑わっているが、今日は何か変だ
あたしたちをみて、コソコソ話している。何を話しているかわからないが、少し感じが悪い。ナツもエルザもグレイも、気にしていない様子だったので、あたしも気にしない事にした。おおよそ、あたしたちがいない間に、ギルドメンバーが何かやらかしたのだろう
「さて、さっそくだがギルドに戻ってお前たちの処分を決定する」
前を歩いていたエルザが振り返って、話しかけてきた。色々ありすぎて、忘れていた
「グレイは、巻き込まれたという立場だ。私は、罰はないの思っている。八幡も同じだ。問題は、ナツとルーシィそして、ハッピーだ。お前たちは、それなりの罰の覚悟しておけ」
「まさかアレをやらされるんじゃ!?」
「アレか。オレ、アレだけは二度とやりたくねぇわ。どんまい」
グレイは、あたしの肩に手を乗せ同情してくる。ハッピーとグレイがそんな反応をする、アレって何?何されるのか、わからないのが怖い
「気にすんな。『よくやった』って褒めてくれるさ。じいちゃんなら」
「すこぶる。ポジティブね」
「いや、アレはほぼ決定だろう。ふふ、腕がなるな」
その言葉を聞き、ナツの顔が笑顔がだんだんと崩れていき、汗がダラダラと滴り落ち、涙を流し始めた
「いやだぁー!アレだけはいやだー!」
「アレってなんなのよー!」
逃げ出そうとしたナツは、エルザに捕まる。
エルザは、ナツのマフラーを掴みひきづって連れていった。もちろんナツは抵抗していたが、それ以上の力でひきづられる
そして、エルザの手が埋まったのでエルザの荷物は、あたしとグレイで運ぶ事になる
ある程度すると、ナツも観念したのか抵抗しなくなった
「なんだ?ギルドの様子がおかしい」
「ん?」
ギルドのシルエットが見えてくるが、前見たときとは、違う形になっていた
近くにつれ、シルエットがちゃんとした形なる。だんだんとだんだんと見えてくる。しっかりと見えた時、あたしたちの足が止まった
ギルドには、棒状の鉄がいくつも刺さっていて、ところどころに穴を開けている。中の机や椅子などは、バラバラに壊されていて貫通した鉄の棒が床に刺さっていた
FAIRYTAILと書いてあった看板は、見る陰もなくなっていた
「誰が…俺たちのギルドを!」
「なにがあったというのだ…」
「ファントム」
あたしたちの後ろから声が掛けられる
「悔しいけど、やられちゃったの」
ミラさんが、悲しい顔をして話しかけてきていた
こんばんは、空元気です
いや、なんというかいつの間にか、評価が付いていて驚いています
評価してくれた方ありがとうございます!
なんというか、嬉しいものです
お気に入り登録してくれた方もありがとうございます!
この話も、これまでの話も読んでいただきありがとうございました
これからも更新続けていくので、応援よろしくお願いします