FAIRY TAIL 孤高の男   作:空元気

2 / 26
2話

side〜ルーシィ〜

 

あらから、どれだけ走ったのだろうか

少なくとも3時間は言っているだろう。明日は動けなくなるほどの筋肉痛に襲われるのではないか

だが、もう目の前にマグノリアの街があった。マグノリアの街にはギルド妖精の尻尾の本拠地である。ルーシィが週間ソーサラーを読んで知ったことの1つだった

ナツに案内され、ギルドの前に立つ。

想像していたのより大きい。つい感嘆の声を漏らした

「わぁ…….大っきいね」

「ようこそ、妖精の尻尾へ」

ルーシィはとても嬉しかった。今まで夢に見てきたギルドに入れることが

しかし、目の前には見たくもない顔が通った。ハルジオンの街で、出会ったナツと同じギルドの比企谷八幡がギルドの前に来た

「おー八幡!どこ行ってたんだ?」

「お前達も、よく走ってここまで来たな」

そう、この男は途中で元々置いてあったであろう魔導二輪車で、私たちを置いていったのだ。体力馬鹿のナツはともかく、あたしだけでも乗せていってくれればよかったのに

あたしは、その恨みを込めて目標をロックオンして蹴った。が手応えはなかった。避けられていたのだった。ハルジオンの街から、この男には得体の知れない物があるのではないのかと少し、怖かった

比企谷八幡は先に行くと言って、ギルドの中に入っていった。ナツも、入っていったのであたしもそれにつられて入る。

ギルドの中は常に笑い声があり、活気が溢れていた。ナツはギルドに入るや否や「ただいまー」と大声を出してある男の元に突っ込んでいった

ナツが暴れ、それを止めに入っていった者も、ナツに殴られる。

「すごい…あたし、本当に妖精の尻尾に来たんだぁ」

ルーシィは入り口の前に立ち尽くし、目の前の光景をじっくり眺めている

ギルドの中を歩きながら、見回っていた。そこに、何者かがルーシィの元に走ってくる。

「ナツが帰ってきたってぇ!?てめェこのあいだの決着つけんぞ!!」

走って来たのは、パンツを一枚だけ履き上半身裸の男だった

あたしは声も出ない驚きに襲われた

「グレイ、あんたなんて格好で出歩いてるのよ」

「はっ!!しまった!!」

近くにいた女性が、その男に向かって注意をする

「これだから、品のないここの男どもは。イヤだわ」

とその女性もまた、異質だった。酒の入った樽を軽く持ち上げて、酒を樽ごと飲んでいる

噂で、聞いていたより変人の集まりだったようだ。これなら、比企谷八幡はまだ普通に見えるくらいだ。

「ん?騒々しいな」

週間ソーサラーの「彼氏にしたい魔導士」上位のロキがやってきた。彼なら、あたしが今見てきた人たちよりはマシだよね

「まざってくるねー♡」

「がんばってー♡」

その、ロキは女の子を2人も引き連れて、デレデレしていた。

ハイ、消えたっ!!ロキもまたルーシィの期待を裏切ったのだった

「なによ、コレ。まともな人が1人もいないじゃ」

「あらぁ?新入りさん?」

あたしに、ミラジェーンさんが話しかけてくれた。

「ア、アレ止めなくていいんですか?」

とあたしは、めちゃくちゃになっている、ギルド内を指差す

「いつもの事だから。放っておけばいいのよ」

「それに」

ミラジェーンさんの頭部に、お酒の入った瓶が飛んできた。あたしが気づいたのは当たる直前で、危ないと思ったが、なにも出来なかった。あたしは一瞬目をつぶり、おそるおそる目を開く。

目の前には、比企谷八幡がいてミラジェーンに当たるはずだった、酒のビンを掴んでいた

「ミラさん大丈夫でしたか?」

「は、八幡?ありがとう」

 

side〜比企谷〜

 

喧嘩に巻き込まれたくなくて、人が少ない場所に移動していた俺は、その途中でミラさんとハルジオンの街のなんだったっけ?ルイージ?確かそんな名前の奴と2人で話していた

ただ、目に入っただけだった。ミラさんに向かって酒のビンが飛んでくるのが見えた。すると、体が意識とは別に動き出し、いつの間にかそのビンを掴んでいた。

一難去ってまた一難、喧嘩をしていた奴らが魔法を使おうとしていた。ミラさんが、「これはちょっとマズイわね」と言うが、ちょっとどころの話ではない、このギルドが壊れるかもしれないし、最悪死者がでるかもしれない、だが、今までの喧嘩を止めてきた人がいる

ズシィと床を鳴り、その人がやってきた

「そこまでじゃ。やめんか、バカタレ!!」

大男が大きな声を出して、喧嘩を止める。ルイージがその人を見て「でかーーーっ」と叫んでいた。その瞬間、全員が喧嘩を止めた

「あらいたんですか?総長」

その大男は、このギルド妖精の尻尾のギルドマスターであった。ギルドマスターのマカロフはルイージを見て、体を縮めていった。

よろしくねと言った後、ジャンプして二階に上がる。マカロフの右手には大量の紙が握られていた

「まーた、やってくれたのう貴様等」

「見よ、評議会から送られてきたこの文書の量を」

評議会は、魔導士ギルドをたばねてる機関のことだ。それが、俺たちのギルドに文書を送ってきたという事はそういうことだ。

「まずは、グレイ」

「あ?」

よく、裸で出歩いている男で今回は下着を盗んで逃走したと、ただのバカだ

「エルフマン!!」

漢、漢とうるさく、学ランみたいな服を着た、ガタイのいい男だ、否漢だ。こいつは護衛任務なのに護衛対象をなぐったらしい。本当何してんだよ

「カナ・アルベローナ」

酒の入った樽を、樽ごと飲む女で酒場で大樽を15個飲んで、請求先を評議会にした

「ロキ」

チャラい奴で、とても苦手とする。多分いいやつなんだろうけど、ロキは評議員の孫娘に手を出したとか

全員、どんだけやらかしてんだよ

「比企谷八幡」

「え?俺?」

今名前を呼ばれた気がしたけど、気のせいだよね?俺なんかしたっけ?

「ボラを検挙するもハルジオンの港半壊」

まあまあ、これはまだ予想の範囲だ。ナツは依頼を受けていなかったから、ボラを倒したのは俺ということになって、ついでに港を壊したのも俺になっただけだ。なんの問題もない、あるとするならば報酬金が0になっただけだ

「あと、夜中に出歩いているのを見ると、驚いて心臓が止まりそうになるといった苦情も来てるぞ」

「え?」

街の人から、俺そんな風に思われてたんだ。すげー泣きそう。ナツが笑いながら、俺の肩を叩いてくる

マスターは肩をがっくと落とし

「そしてナツ」

と言って、ものを壊しまくっているナツの話になる。民家を壊したり教会を全焼させたりしたらしい

ギルドの全員の話が終わり

「貴様等ァ、ワシは評議員な怒られてばかりじゃぞ」

マスターは肩をぷるぷると震わせて、ギルドメンバー全員に言ってきた

「だが、評議員などクソくらえじゃ」

マスターは持っていた、紙の束を魔法で燃やし、ナツに向かって投げる。ナツそれを食べた

「評議員のバカ共を、恐れるな。自分の信じた道を進めェい!!それが、妖精の尻尾の魔導士じゃ!!」

その言葉を聞き、ギルドメンバー達は笑い出す。また賑やかなギルドに戻った。

俺は、そんな光景を背にあらかじめ、受けていた依頼の紙を手にして、ギルドから出て行く

 





  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。