何度も読み返しているのですが、先入観、というのでしょうか。
誤字脱字に気づき辛いようです。
潁川での戦いから一夜明ける。先の戦で潰走した敵を追撃をするための軍議が開かれた。
張宝と張梁から逸れ四散した敵を掃討し終わるのにはさほど時間は掛からなかった。潁川、汝南、陳国の三郡の残敵を掃討し、主力は冀州へ向かうことになった。
連合軍及び曹操、劉備軍は冀州広宗県にある砦に張角が隠れていると情報を掴み、冀州へ行軍。昨夜に華琳の機嫌をとった為、機嫌良さそうに行軍の指揮を執っている。潁川の戦いで取り逃した張梁、張宝の姉妹は広宗県にいる張角のもとへ辿り着いたと聞く。広宗県でこの戦の決戦となりそうだ。
広宗県にある砦に後一日程という距離の所で、夜に曹操軍の主な将、慈燕、秋蘭、春蘭は華琳の幕に集まり軍議を開いた。
「決戦を前に話しておきたい事があるわ。」
「………。」
慈燕は無言で華琳の話を聞いている。華琳の話す内容を慈燕は知っている。前に一度、華琳がそのことについて触れていたことがある。
「太平妖術の書、というのは知っているかしら?」
「太平妖術…の書ですか?いえ、存知ません。」
「んー、私も知りません。」
二人は首を振る。
「太平妖術の書は張角の力そのもの。南華老仙という人物が張角に授けたと言われている書よ。その書に記されているのは奇跡を起こす術だと聞くわ。どんな大病をも治し人心を操れると言われているの。」
「そんな物が本当に?」
いくら華琳の言葉でもそんな物が存在するのかと秋蘭は疑っている。
「言いたいことは分かるわ。私も最初は眉唾だと思っていたもの。でも、手の者に調べさせた限りでは十分な証拠があるの。」
「あの機密性が高い黄巾軍の中に手の者が?」
「ええ。」
秋蘭はそちらも驚きだったのだろう。まさか自分の知らない者が華琳の配下にいるとは。
秋蘭は慈燕に目を向ける。慈燕は小さく頷く。
「ふむ…」
秋蘭は慈燕が知っているのならそれでいいかと納得する。
「それで華琳様、そのたいへーようじゅつ?の書がどうかしたのですか?」
春蘭は要領を得ないと首を傾げる。
「その太平妖術の書を見つけた際に持ち帰って来て欲しいと思ってね。その書は私の覇道への道のりに役に立つと考えているわ。」
「なるほど。張角を捕える際にその書を見つけてくればよろしいのですね。」
「ええ。お願いするわ。」
「お任せ下さい、華琳様!その何たらの書はこの私めが持ち帰って来ましょう!」
華琳は春蘭と秋蘭の言葉に満足そうに頷く。そして華琳は先程から黙って聞いている慈燕に目を向ける。
「廉もそれでいいかしら?」
以前はそんな物があるのよ、程度にしか触れなかったが、どうやら華琳の太平妖術の書に対する関心は大きかったようだ。
「………華琳がそれを望むなら…。」
「………何か引っかかる言い方ね。貴方の考えを正直に聞かせて頂戴。」
華琳はムッとした表情で慈燕を問いつめる。
「華琳が望むならというのは嘘ではない。でも俺の考えは、そんな書物は必要ないと思っている。」
「何故?私の覇道への近道だと私は思うのだけど?」
慈燕は華琳と真正面から向き合う。そして慈燕は主の為に、自分が心惹かれた主の道を外させない為に言う。
「…華琳、楽な方に流されるな。」
「………何ですって?」
華琳が慈燕を本気で睨む。だが慈燕は華琳の目から視線を逸らすことなく続ける。
「太平妖術の書は人の心を操る。今の黄巾軍がそうだな。何かに取り憑かれたように黄巾軍は数の差など意に介さず、士気の高いままだ。」
「ええ…そうね。」
華琳は頷く。確かに今、張三姉妹を追い込み砦に連合軍が迫ろうとしているが投降兵など二桁にも満たない状態だ。
「だからこそ、その書を使えば天下も早いと思うわ。それの何がいけないの?」
「確かに太平妖術の書を使えば簡単かも知れない。だが華琳は…偽りの覇王でいいのか?首を縦にしか振らない配下や民達しかいない国でいいのか?」
「………。」
華琳は黙って慈燕の言葉を聞く。内心、慈燕がここまで強く自分に意見することなどなかったと驚いている。慈燕にそれほどの行動を起こさせるほどだったのかと。
「偽りの心に支配され、己の心を持つ事が出来ぬ民達が華琳が命じた事をただ忠実に従うだけ。そんな者の上に立ち、覇王としてこの国を支配する事が華琳の覇道か?それは傀儡とそれを扱う術師の関係でしかない。
民達が己の心から華琳を王だと思い、心の底から華琳に従う。これこそが華琳の目指す覇道ではないのか?」
慈燕は鋭い視線で華琳に問う。お前の進む覇道とは何だ、と。
幾度となく聞いた華琳の覇道。それに心惹かれ華琳を支えようと決めた慈燕や妹達。
それでも華琳が太平妖術の書を使うというのなら慈燕は何も言わない。その時、自分は華琳に対して失望するだろうし、傀儡として生きるのなら自分の首を刎ねる覚悟は出来ていた。華琳以外の者に仕えるつもりは更々無い。
「更に言えば、太平妖術の書の力は限度が無いのか、その妖術はどれだけの範囲に効くのかと不確定要素が多いと言わざるを得ない。」
それでも使うのか……。
春蘭はハラハラと華琳と慈燕を交互に見ており、秋蘭は静観している。
数秒の睨み合いの末、華琳は目を閉じ息を一つ吐く。
「………ふう。配下にここまで言われたのは初めてだわ。」
華琳の溜息には怒りは含まれておらず、初めて経験したことへの驚きが含まれていた。
「分かったわ。使うか使わないかは保留にしとくわ。ただ、他の者の手に渡ると厄介な事になるから、回収だけはしておく。これでいいかしら?」
「ああ。確かに他の者が手にしたら悪用されかねない。回収するというのは賛成だ。」
「そう…廉は帰ったらお仕置きをするから。覚悟しとくように。」
「………御意。」
「………ふぅ…。」
今回の華琳と慈燕の衝突は慈燕の説得を華琳が受け入れるという形で収まり、静観していた秋蘭はホッと息を吐く。一段落着いた所で華琳が柏手を一つ打つ。
「では、軍議はこれで終わりね。各々、明日の為に休養を忘れずに。」
「「「御意。」」」
慈燕は華琳にお休みの挨拶を言い自分の幕へと戻る。久しぶりの華琳との衝突だった。
二人がいつも同じ考えであるとは思っていない。違う意見や考え方が出た場合、自分の意見の利点を説明し相手の意見に間違いや改善点があれば徹底的に話し合い、そして落とし所を探していく。
華琳も慈燕も従順なだけの主従関係など要らないと考えている。
それでも、今回ほどの衝突は今までなかった。
それだけ自分は、華琳が太平妖術の書を使う事に反対していたということだ。
「それで、二人はなぜここに?」
慈燕が振り向くと、春蘭と秋蘭が立っていた。
「いや、特に急ぎの用がある訳ではないのですが、ただ……」
「今日は兄上と共に寝ようと思ってな!」
「……はぁ。お前達もいい年だろう?」
「ふふ、兄妹に年など関係ない。それに幾日か前、兄者は華琳様と一緒に寝てたのだろう。」
「……何故それを知っている。」
「ふふ、兄者の幕が蛻の殻だったからな。」
クスクスと口元に手を当て笑う秋蘭。その表情は女性の妖艶さが滲み出ていた。
「そうだ!だから兄上は今夜私達と共に寝るんだ!」
「……だからの理由がよく分からんが、まあ良いだろう。」
慈燕が床に寝転がり、二人を手招きする。二人は慈燕を挟む様に寝転がり慈燕の腕に抱きつく。
「……温かい。」
「……ふふ。」
「まったく。……お休み、春、秋。」
「お休み、兄上。」
「お休み、兄者。」
三人仲良く川の字になり、明日に備えて眠りについた。
「ふふ。」
二人が寝静まった頃、秋蘭は目の前にある慈燕の頬を撫でる。
「……兄者。私は可笑しいのだろうか。」
愛おしい。
慈燕の寝顔見てその想いが溢れて来る。
片腕で慈燕の腕を抱き、足も慈燕の足を絡めている。秋蘭は慈燕に親愛以上に慈燕に想いを寄せている。
春蘭と秋蘭は華琳の事を心から愛しているが、秋蘭は男で唯一、慈燕の事を愛している。
秋蘭の最高の未来は華琳の覇道が達成され四人で共に生き、華琳と慈燕に愛し愛されること。
勿論閨でも。
だが、この慈燕が許すとは思えない。華琳には一度、自分の心の内を明かした事があった。
華琳は驚いていたが慈燕が許すのであれば、慈燕共々、愛してやると言っていた。華琳の器の大きさが心の底から嬉かった。
それから少しずつ慈燕に触れ合う回数を増やしていった。兄妹の触れ合いの延長としか慈燕は思っていないのかも知れないが、慈燕が少なからず、男としての動揺を見せてくる事が堪らなく嬉しかった。
「……今はまだ、これだけ…。」
秋蘭は慈燕の唇を奪う。もっと、もっと触れ合いたいという思いをどうにか抑え込み唇を離す。触れ合った唇に慈燕の余熱を感じる。慈燕と床を共にする事は少なくない。その度に秋蘭は慈燕には内緒でこの秘密の行為を行っている。
「……こんな無防備だといつか、貴方を襲いますよ。」
クスッと笑い、両手で慈燕の腕を抱く。今日もまた、慈燕の匂いに包まれながら眠る幸せを噛み締めて瞳を閉じる。
「さて、それでは軍議を始めましょう。」
広宗県にある黄巾党の頭目、張角がいるといわれる砦から少し距離の離れた所に連合軍の大将、皇甫嵩が軍議の進行を務める。
その中には華琳の姿もあるが。劉備の姿はない。劉備は義勇兵でしかないのでこの軍議に参加することを許されていない。
軍議は滞りなく進んだ。
曹操軍が任されたのは前線に近い。華琳はそれを拒否する事もしなかった。此処には名をあげに来たのだ、前線にて戦い張角の首をとる事が名を売る最も簡単な事だ。
軍議の後、華琳は自軍の幕に戻り軍議の決定を伝えた。そして劉備軍へ軍議の決定を伝えに行こうとするのを慈燕に止められる。
「劉備軍には俺が伝えに行こう。」
華琳は少し考えた後、慈燕に任せた。
あの一件の次の日に、諸葛亮が華琳の幕を訪れ、非礼を詫びた。華琳はそれを許しはしたが胸にしこりがまだ残していると慈燕は感じた。
慈燕は劉備軍の幕を訪れ、軍議の決定と前線での将の配置を伝えた。 慈燕は劉備に承諾を得る体裁を取るが、本命は諸葛亮ともう一人の軍師である龐統に聞いていた。二人の承諾を得て劉備から承諾の意を貰うと慈燕は頭を下げ幕を出ようとする。そこに後ろにいた北郷が前に出てきて呼び止める。
「夏侯さん。」
「…曹操軍には妹が居てな。俺のことは慈燕と呼んでくれて構わない。」
「なら、慈燕さん。俺にも何かできることはないだろうか?」
「できること?」
「ああ。」
慈燕はチラリと諸葛亮を見る。諸葛亮は北郷を止められなかったからか焦っていた。ふむ、と慈燕は一息吐いてから北郷を見る。
「ない。」
断言する。しかし、それだけで北郷は納得できる訳はない。
「な、ないって。何もないのか?」
「ああ。北郷殿は後ろで見ていてくれ。」
優しく言う慈燕だが、その言葉の本意は邪魔だから後ろにいろ、と言っている。北郷もそれを理解してか慈燕に食ってかかる。
「俺だって少しは剣を使える。最前線は無理でも力になりたいんだ。」
「……北郷殿、先に非礼をお詫びしておく。」
慈燕はそういうと北郷に殺気を放つ。慈燕は先日の華琳への態度から交渉の事など腹に据えかねていたものがあった。
北郷は一瞬で慈燕の殺気にのまれ、足を震わせる。殺気から守るため後ろにいた関羽と張飛が劉備と諸葛亮らの前に立つ。
「舐めるな、小僧。お前に人を殺す覚悟があるとは思えん。」
「う…あ…。」
「お前は手にした剣で人の肉を抉り、骨を断ち、命を奪う覚悟はあるのか?少しは使える?笑わせるな。そんな中途半端な自信の所為で、前線に立つ劉備軍の気を乱れさせるつもりか。その気の乱れにより我が曹操軍に被害が及んだ時、お前はどうするつもりだ。」
「………。」
北郷は慈燕の殺気に圧され尻餅を着く。張飛が蛇矛を持ち飛び掛かろうとしたが関羽に止められた。
「もう一度言おう、舐めるなと。もしお前が戦場に立ち、戦場を乱すのなら俺は容赦躊躇いも無くお前の首を飛ばす。」
慈燕は殺気を納めて北郷に背を向ける。
「北郷殿、強くなれ。日々鍛錬を積み、せめて兵卒並に強くなれ。」
慈燕は言い終わると劉備軍の幕を出る。
慈燕が帰って来て決戦前の最後の軍議。
曹操軍、いや慈燕の手の者からの情報が手に入り緊急的に軍議を開いた。
「砦より一里離れた所に小さな小屋がある。そこは砦と地下で繋がっているという。その道は腹這いで一人の通るのが精一杯の通路だそうだ。」
「ふむ。その道は逃亡用だと考えられるわね。」
「ああ。俺もそう思う。そこで俺はこの小屋を見張ろうと思うのだが?」
「貴方が直接?使われるか分からないじゃない?」
「そうだがもし使われる場合、張角達との戦いになるかも知れない。張角達の個人の力は知らない以上、俺が出向くのが適任かと。」
「……ま、いいわ。前線は春蘭がいるし、劉備軍の関羽と張飛もいる訳だから貴方がいなくても大丈夫でしょう。」
「ああ。……春、秋!」
華琳の承諾を得ると慈燕は横にいる春蘭と秋蘭の名を呼ぶ。
「お前達の力が頼りだ。春は前線にて、秋は華琳をしっかり守れ。」
「「ああ!」」
「しっかりと役目を果たしたら、一つだけお願いを聞いてやるぞ。」
慈燕からのご褒美に二人は満面の笑みを零す。華琳は慈燕の妹への甘さに呆れながら、柏手を打つ。
「では、戦の支度を!」
「「「御意」」」
慈燕達は各々、自分の役目を果たす為の支度をしに幕を出た。
漆黒の馬が駆ける。
その後ろを十騎ほどの馬が駆けている。
先頭を走る馬に乗るのは青の衣で風を切り、腰に二振りの真紅の剣を携える慈燕。
この漆黒の馬は華琳が乗っている絶影の異母兄弟である。
慈燕が二十歳の頃に出会い、乗せる者を選ぶと言われたこの暴れ馬にいきなり乗って見せ両親は驚愕していた。
それ以降、戦場では唯一無二の相棒である。
名を飛影と名付けた。
その名の通り、飛ぶかのような速さで駆ける。走る姿は絶影と重なり兄弟であると頷ける。
慈燕は連れて来た自分が育てた兵たちより一足先に小屋へと辿り着いた。遅れて来た者達に姿を隠すよう指示し、小屋の前で時を待った。
もう戦闘が始まり、一辰刻ほど経っただろうか。小屋の中で物音がした。そして女性の話し声もする。
そして小屋から出てきたのは三人の少女。周辺を注意深く伺っているようだ。少し待ったが如何やら通路を通って来たのはこの三人だけしかいないと判断し慈燕は双剣を持ちながら小屋の傍から出て声を掛ける。
「お前達が張三姉妹だな。」
「誰だ!?お前は!!」
「私は夏侯慈燕。曹操軍の将だ。お前達を捕えに来た。」
「くっ!捕まる訳にはーー」
「止めておけ。お前達が動く前に、その首を落とす事もできる。」
慈燕が双剣を構える。三姉妹はひぃ、と小さく悲鳴をあげる。
「お、お願いします!どうか、私の首だけで見逃して下さい!」
「ちょっと!ちーねぇ何言ってるんだ!」
一番背の大きな少女が二人を庇うように前に出る。
「……貴女が張角か?」
「……はい。どうか私の首をお取り下さい。ですが、妹達は…どうか…。」
「……一つ聞く。君達は太平妖術なる書を持っていないか?」
「……あれは逃げる時に砦置いて来てしまった。たぶんもう燃えているよ。」
三人の一人、張宝が答える。砦の方から黒煙が上がっている。恐らく砦に火を放ったのだろう。
「……そうか。」
慈燕は張角達を見る。確かに書物らしき物も持っておらず、服も少し露出が多い恰好であるから隠せそうな所は無い。嘘ではないなと判断し双剣を納める。
「君達はこれからどうする?」
「逃げると言ったら?」
「………ここでその首を刎ねるしかない。」
「……ぐっ!」
「だが、一つ提案がある。」
「……なんだよ。」
張宝が強気で慈燕に聞くが、その足は震えている。
「俺と来い。勿論、君達三人だ。」
「何をするつもり?」
「今はどうするつもりもない。我が主に君達を合わせ裁量を任せる。その結果君達の首をはねるとなった場合は、そうするしかない。」
「…………」
慈燕の提案に裏があるかもとでも考えているのだろうか。張宝が黙って考えに耽っていると張角が手を挙げる。
「…私達が助かる可能性はありますか?」
「俺はあると思っている。」
「……なら、貴方について行きます。」
「ちょっと!何勝手に!」
「落ち着いて。ここはもうこの人を信じるしか私達の生きる道は無いよ。」
張角は妹達を説得している。妹達を守る姿が少し自分と重なってしまった。張角の意思がよっぽど固かったのか妹達はついに折れた。張角は満足そうに頷くと慈燕に近寄る。
「では、貴方について行きます。」
「わかった。」
「お願いしま…す。」
「おっと、大丈夫か?」
張角がふらっとたたらを踏み慈燕に寄りかかる。張角は黄巾の乱が勃発して以来、自分が叛乱軍の頭領であることに妹達には見せないが緊張の連続だった。自分の命を託すと決めたために緊張の糸が少し解けてしまった。とっさに受け止めて張角の顔を見ると、寝息を立てて眠ってしまっている。
「しょうがないな。」
慈燕は張角の膝裏と首の後ろに手を廻し、横抱きにして飛影に跨る。慈燕が集合をかけると隠れてくいた兵が出てきて、連れて来た馬を一頭、張宝達に貸す。そして行きより速度を落として張角が落ちないようにしつつ華琳の下へ急いだ。
慈燕の手の者、華琳の手の者の説明は後々出てきます。