ヘファイストス様は世話焼きだ。
その世話焼きなヘファイストス様に休暇を貰って街を歩いている。
因みに俺には相棒が居る。
名前は【
そいつはロキファミリアに所属している。
何故教えなかったって?それはだな...
『この前会ったエルフの女の子が可愛くてさ〜。つい声かけちゃったんだよね〜。そしたら『どっか行ってください』って突っ撥ねられてさ〜。そんな所も可愛いよねぇ〜。』
...軟派なんだよ。
それで顔もいいからおおうざいうざい...
愛は減るものと捉える俺に取ってはこいつとは話が合わん。
だが腕は1級品でかなり役に立つ。
モテモテで軟派とか何処ぞのモブだと思ったが、生憎モブではない。
かなり腕が立つから一応相棒として活動している。
前に「俺は転生者だからこの物語の主人公だ!!!」とかほざいてたがんな事どうでもいい。
問題は
それはさておき、今日は俺の
『いいか、俺は面倒が嫌いなんだ。』と、某ファンタズマの人のセリフを吐いたのだが、無理矢理連れ出された。
こいつの服装は白を基準とした飾り気の多い服装だが、俺は飾りを徹底的に無くし、機能性重視の黒い服装。そして【剣聖】として有名なこいつと比べ、俺は基本的に情報を隠蔽され、あまり知られていない。
そんな正反対な2人が並んでいれば注目を浴びる。
俺は目立つのが嫌いだ。
だから帰らせてくれ。
そんな気持ちを無視するが如くこいつは俺に話しかけて来る。
稀に来る可哀想な人を見る目が痛い。
結構来る興味津々な目がむず痒い。
そして案外多いこいつのファンの妬む様な視線が怖い...
変われたら変わって欲しいよ。全く...
そして、現在...面倒なことになってます。
怪物祭のモンスター共が逃げてその処理に追われています。
俺の得物はナイフ。
さて、現実逃避はさておき逃げた1匹のモンスターと如何にも駆け出しのハンターが対峙している。
手に持ってるナイフはヘファイストス様が打ったと思われるナイフ...あの子の為に打ったのか...
俺は助けに行こうとしたが、とある事に気付いて止めた。
「彼に何を抱いた...女神フレイヤ...」
後ろに居る女神...ここには居ないはずのフレイヤに話しかける。
「あら。いつから気付いてたのかしら?」
「彼がヘスティアに接触した辺りからだ。」
「最初から...と言えば良いじゃない。それで、助けないのかしら?」
「貴様も分かってるのだろう?犯人。」
「あら、酷いわね。【八咫烏】さん。」
そう。これが
可笑しいのだ。 シルバーパックと彼がヘスティアに武器を託され1体1で向かい合う
恐らくこの女神が原因なのだと。
「俺とて、用意されたシナリオを破壊する趣味は持ってはいない。俺と言うイレギュラーはあの舞台には必要ない。」
「あら。貴方に対するシナリオは破壊する癖に?」
「俺は俺が不愉快だと思ったら破壊するさ。あれは彼が強くなる為に必要だと判断したから止めなかっただけ。本来はあってはいけない。」
「貴方も愛でるものに対する心を持ってるのね。」
「愛ではいない。ただ...」
「ただ?」
「彼は英雄になると確信した。その為の近道を破壊するなど、出来ないさ。」
彼がシルバーパックの胸にナイフを突き刺し、勝った。
俺は彼の元へ行く為に歩を進める...が、直ぐに止まった。
「ああ、それと...」
俺は思い出した様にフレイヤを振り向き、
「お前の元へは行かん。過度な勧誘を止めぬのならば...貴様の首を刈るだろう。」
そう告げた。
そして再び歩き始める。
「...ああ。やっぱり欲しいわ。貴方。」
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私が彼と出会ったのは五年前。
始めて彼の魂の色を見た時は灰色だった。
白でも黒でも無い、余り好ましくない色...
だけど、
そして、時間が経つ度にどんどん変わって行った。
彼の魂の色は今、見てるだけで吸い込まれそうな黒。その真ん中に透明...何色にも染まらない、何も無い訳ではないけど何も無い様な透明な色があった。
そんな矛盾な魂の色だった。
私は彼を勧誘した。
大体は私が出向けば何処の子でも私のファミリアに来てくれた。
だけど、断られた。
私は始めて『手に入れられない存在』と言うものを知った。
日に日に...断られる度に...その欲が強くなっていく。
そしてまた今日も断られた。
いいえ、勧誘する前に断られた。
彼の背後には鎌を持った死神が居た。
恐れと共に興奮を抱く。
「ああ、やっぱり欲しいわ。貴方。」
意図せず言葉が漏れた。
余程欲しいのだろう。彼を...
彼は美しい死神。
誰にも靡いてはいけない存在。
その存在を私が支配するその興奮を
早く味わいたい...
ヤンデレフレイヤさんマジパネェっす。
何か眠気が混じって可笑しくなってるかも...もしおかしな点があった場合は指摘をお願いします。
では、see you again