最近、路地裏をウロウロする奴等がいる。
何でも、カードを集めているらしい。
拾ったカードでデュエルでもするのだろうか、カードはカードでも電子マネーの入ったカードだ。
「都市伝説って、信じてる奴いるのかよ」
「まったくだ。あっ」
「おんおん?あるぇ、これってお前、不思議なポケットを持った謎のロボットってお前じゃねぇ?」
「いやいやいや、いやいやいや、僕じゃないよ」
まぁ、都市伝説何てのは元になった話があるってのは当たり前の事だからな。
どんな能力も無効化する男がいる、だってよ!
「上条のことじゃねぇか!」
「あらら」
「何、じゃあマネーカードも脱ぎ女も実在するってのか!?」
こ、こうしちゃいられねぇ!金も女も俺のだ!
「ちょっと出掛けてくる!」
「阿頼耶くんは馬鹿だなぁ……」
路地裏で探索していると、本当にマネーカードが落ちていた。
まるで人を集めるためかのようにある程度離れた距離に隠してある。
まぁ、金には困ってないが小遣い稼ぎにはいいだろう。
「な、なんですか?」
「よぉ、俺らにもマネーカード分けてくれねぇかな?」
声が聞こえた。
俺は声のする方に身を隠しながらそっと近付く。
声のした場所には、女子中学生と数人の男達。
タンクトップとかダサくね?
恐らくスキルアウトであろう男達が女の子を囲んでいた。
あっ、これエロサイトで見たことある奴だ。
「あー、あー、あー!」
「うん?だ、誰だテメェ!」
「振り向いてんじゃねぇよ、お前だ!」
えっ、俺ですか?と聞くとスキルアウトが頷く。
なんだよ、見学だよ。
「気にせず、そこの女子中学生を滅茶苦茶にしていいから!俺は見てるだけでいいから」
「何言ってんだ!?」
「今から犯すんだろ?あっ、ごめん我慢できなくなったら見てるだけじゃ無理かも」
「えっ、犯すって……えっ!?」
女子中学生がオロオロし始めて、涙目になっていた。
おま、泣かせるとか最低だな!これだからスキルアウトって奴等はグズだ!
「おい、俺ら善良なスキルアウトだから!そんなことしねぇから!」
「からの~」
「お前舐めてんだろ!やっちまうぞ!」
恐ろしいことにスキルアウト達はそれぞれ、鉄パイプやナイフなど武器を取り出して来やがった。
ヤベェよヤベェよ、キレたら何するか分かんねぇな。
「へっ、ビビりやがってよ!有り金ーー」
「フンッ!」
「ぐげぇ!?」
もうやられる前にやるしかないの精神で、何か言ってたけど殴り掛かった。
次いでに落としたナイフを拾って時間も置かずに投擲。
「いぎゃぁぁぁ!」
「オラァ!」
ちょうど太ももに刺さったので、ナイフ目掛けて蹴りを入れた。
うわ、奥まで刺さって痛そう。
「ぶ、ぶぶ殺して」
「はい、ホームラン」
反撃とか怖かったので拾った鉄パイプでフルスイングして頭叩いて無力化する。
よし、あと何人だ?たくさんだ、全部殴ってから考えよう。
「おい、マサル!」
「テメェ、正気かよ!」
「馬鹿、命狙われてんだよ。反撃するでしょ普通」
不良に慈悲はない。
ドラえもんより弱いので楽勝である。
しかし、最近の女子中学生は発育良いし可愛いな。
「おい、逃げるぞ」
「でも、マサルが!」
「逃げなきゃやべぇよ」
スキルアウト達は仲間を置いて逃げ出しやがった。
まぁ、目的は女子中学生の胸を揉むことなので大丈夫だけどな。
「なぁ」
「ヒィッ!?」
「助けたんですけどー、お礼とかお兄さん欲しいなーって」
「お、お金ですか……全部あげますから」
女子中学生からお金を貰うほど俺は金には困ってない。
誰も傷付かない、そんなハッピーエンドって奴を待ってたんだろ。
「えい」
「わひゃあ!?」
「うーん、なかなか、ねぇ生で触っていい?」
「何してんだテメェ!」
あれ、この声は……
俺が女子中学生の胸を揉んだ瞬間、頬に熱い衝撃が走った。
「ここは……路地裏だと!?」
「気がついたか?」
あれ、病院って流れじゃないのかと思ったら目の前に上条さんがいた。
上条さんである、上条ではない。説教する時の上条がいた。
「女子中学生を助けたかったんじゃねぇのかよ!困ってる人を助けたかったんじゃねぇのかよ!なのに、何でお前が泣かせるようなことしてるんだよ!違うだろ、お前が目指した物ってのは!」
「あの、何の話ですかね?帰っていいですかね?」
「いいぜ、お前が間違い続けるってんなら!まずはそのゲスな思考をブチ殺す!」
また意識が暗転するようなパンチをされた、痛い。
次に目覚めたら夕方だった。上条は既にいない、何て奴だスキルアウトですら誰かに回収されてるのに……
「いや、でも中々柔らかい感触だったような、無いような……」
ムニュってよりギュッて感じだった。
吹寄、揉ましてくれねぇかな?
「にゃー」
「にゃー、と四足歩行の生物がピンチです」
あれ、この間の中学生……じゃない!?
ふわりと風によってスカートが翻る。
見えた、縞パン、短パンじゃない。
「あっ、キャーとミサカは遅れながらにリアクションします」
「ミサカちゃん、何か困ってんの?」
「スゲーフレンドリーだな、とミサカは初対面の人間に驚愕しながら後退ります」
あっ、やっぱり初対面か。
短パンなし、ゴーグルつけてる、声が違う、何か大人しい。
「あぁ、やっぱり違うな。こないだあったのと別人?妹とかか」
「もしやお姉様の事を言ってるのではとミサカは推測混じりに答えます」
「多分そうだな、それで猫を助けようとしてんのか」
木に登って降りれないとか間抜けだな、よし合法的にケツに触ろう。
ということでミサカちゃんを肩車することにした。
太ももが、ムチムチしてて、悪くない。阿頼耶、心の俳句である。
「にゃーにゃーとミサカは猫に対して意思疏通を図ります」
「フシャー!」
「おや、どうやら嫌悪感を示しているようですとミサカは優越感を感じながら貴方に教えてあげます」
「思ってることダダ漏れなんですけど、感謝しろよ畜生の分際でよ」
それにしても、最近の女子中学生はみんな可愛いな。
いや、ブスもいるけど俺が会う子ってみんな可愛いわ。
「何ですかとミサカは警戒を露にします」
「お礼に胸とか揉ませてくれないかと思って」
「えっ、お礼に胸とか揉ませるという情報は学習装置で習っていませんとミサカは未知の情報に混乱します」
「いや、男なら誰でも喜ぶから。つまり、お礼になるわけですよ。じゃあ揉むぞ」
「どうしてそういう流れに、ヒャア!?」
取り敢えず服の下から手を突っ込んで今度は生で触ってみた。
ヤバイ、俺は捕まってもいいかもしれない。
「や、やめ、ミサカは、ミサカは……」
「何してんだゴラァァァ!」
「えっ、何があばばばば」
身体中に痛みが走り目の前が、真っ暗になった。
気付いたらよるだった。何故か財布の中身がなくなっている。
一日に何回気絶すんだよ、ポケモン勝負で連敗してる奴くらい真っ暗になってんじゃねぇの?
「なんかビリビリしてたな。姉の仕業か」
猫を助けたお礼にプライスレスな感謝をしてもらってたのに、邪魔するとか最低だな。
それにしても、見た目よりあったな。
もう、何も怖くない。怖いのは通報だけ……
「帰るか……」
今日は気絶もしたけど、胸が揉めたからいい日であった。
やっぱり女の子は最高だな。
「しゃっせー」
「あっ、金ねぇんだった」
「しゃしたー」
コンビニ寄ってから、俺は財布がないことを気付くのだった。
喉乾いたな、あそこの兄ちゃんコーヒーまとめ買いしてるし一個くらい分けてくれねぇかな。
「あァ、何見てェんだ?」
「金ないんでコーヒー恵んで下さい」
「土下座……物乞いかよ」
意外といい奴なのかコーヒーを投げ寄越してくれた。
ありがとう白髪の兄ちゃん、年下だけど君に感謝しよう。
ウマー、コーヒーウマー……