流星のロックマン 〜キグナス・ウイング〜   作:四葉 沙乃

1 / 2
プロローグ
0話:出会い


  夜の街、その景色はまるで宝石のように光り輝く。

 

嗚呼、この景色とオレというこのコラボレーションは、美しい……

 夜の街を舞うオレの姿を見れない人間が可哀想だ……

 

  人間はこのオレの姿に見惚れもせずに、ただ単につまらない日常を送っている…

 オレが電波で出来ている電波体であるばかりに……

 

 

 ……ああ醜い。

 

  オレは自分の美しい羽を休ませる為に地上へ降りた

 

  ちょうどいいのがいないな……

オレと電波変換するに相応しい人間が……

 それさえ見つかれば…この醜い世界を滅ぼすなんて簡単になるスターフォース……

 それを探す為に人間の情報も必要だ。

 

  …ふふふ、楽しみだ。

 電波変換したオレの姿を…きっとその時のオレも美しいだろう……

 

◽︎

 

場所は変わり、天地研究所。通称アマケン。の駐車場。

 

「よお、宇田海君!今日、暇か?」

「っ!…な、なんですか。天地さん…」

「仕事終わりに飲みに行かないか?」

「あ、え、えっと……すいません!ほ、ほっといてください‼︎」

「え?ちょっと宇田海君!」

 

バタン!カチッ

ブルルッ!

ブーーン

 

「…宇田海君。」

 

◽︎

「さてと、そろそろ行くか。探しに。」

 

 オレは再び羽を伸ばし飛んだ。

 

 

  ぷっぷぷ〜

 すると車がオレの目の前で走って来た。

「っ⁉︎ギャーーー‼︎」

 

 

 キキィー‼︎

 

 ◽︎

 

  あ、危なかった。良かったぁ、ひかなくて…おかしいなあ?

自動式があるから飛び出してきても止まるのに…ブレーキをかけたから止まったけど。

 …っ!電波体か…

 

珍しいなぁ白鳥の姿なんて…ウイルスじゃなさそうらしいし、たすけてあげようかな……

 

 

 ◽︎

 

  う、うーん……⁈

 ここは…どこだ?

 

  気がつくとオレはいつの間にか地味な部屋にぽつんといた。それと一人の人間が…

 

「あ、えっと…大丈夫です…か?」

「⁈お、オレが見えるのか⁉︎」

 

  なんだこいつは、電波体であるオレが見えるなんて⁉︎

 

「……えっと、私。生まれつき見えるんです。あなた達の事。

 ……慣れているつもりだったんですが…貴方みたいな姿を見るのは初めてでつい……」

 

 ……そんな。

 オレ達が見えるだと?冗談だと思いたいが本当でないとこの状況が説明出来ない……どうやら、本当らしい……

 

  それにしても、こいつ……なんて醜い!

 長身だか細い身体で目も虚ろだ。こいつは一番オレの電波変換に相応しい人間では無い‼︎

 

  ……まあ、こいつは利用する価値があるようだ。

 オレに相応しい人間なんて、そういないだろう。こいつはオレ達の姿が見える人間だ。こいつを通して誘導すれば、電波変換にちょうどいい奴が見つかる……ふふふ。

 

 ◽︎

 

  それから、翌日。作戦の為にこいつに居候することになった。

 こいつの名前は宇田海深祐(うたがい しんすけ)。研究所で働いている科学者らしい。

 宇田海は電波体が見えるが、道までは見えないらしい……まあ、別に作戦に差し障りはないだろう。

 

 

  奴の仕事が終わるまでは別に何もすることがないが、質素過ぎな事を

 省けば、結構快適な部屋だ。まあ、電波体だから何も必要ないのだがな。

 …最近、飛び回っていたからな。休むのにはちょうどいい。

 

 ◽︎

 

  ガチャ

「…ただいま。」

  やれやれ、やっと帰って来た。こいつの人間関係について聞き、利用しやすそうな人間をピックアップするか……

 

「おかえり。仕事では友人がいて楽しいか?せっかくだから話してくれ。」

「…ません」

「えっ。」

 宇田海はそうボソッと言った。

「…いません。友人と呼べる人が。いません。」

 

「……ああ、そうか、じゃあ仕事以外でも、」

「いません。」

「昔のでも、」

「いません。」

 ん?……ま、まさか。……もしかしたら……

「…お前、友人いないのか?」

「はい、小さい頃から勉強にあけくれていて…人との関わりが無くて。この体質のせいで怖らがれて……」

 などとブツブツ言っているが、オレは嫌な予感が的中してしまった…

 

 

 

 

 

 

 こいつは……使えない。

 




流星のロックマン漫画版を呼んだら、キグナス・ウイングのキャラが変わっていたので、
(もしかしたら、キグナスがあのキャラなのかも…
…あれ、宇田海君は?……もしかして、原作よりもコミュニケーションが取れないかも…)
と考えたので作りました。

原作寄り&天地×海田海なので注意してくださいm(_ _)m
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。