ハリー・ポッターと帝王のホムンクルス 作:オリゴデンドロサイト
スラグホーン視点
私は世の中の人間達を2種類のみで分類している。
私の世界を広げてくれる者。有体に言えば私の益になる者。
そして私にとって益にならない……大した価値のない者。
この2種の存在でのみ、私は世の中の存在を分類していた。
極めて傲慢な考えであると私自身も自覚している。しかも翻って私自身はどうかというと、そう大した才能ある人間ではない。才能などこれぽっちも無いと言っていい。
学生の頃の成績は特筆すべきものではなかった。落ちこぼれというわけではない。寧ろ成績としては上位と言ってよかった。が、同世代のダンブルドアのように天才と称賛されるものとは程遠かった。卒業後彼の成績は誰もが記憶していたが、私の成績のことを覚えていた者はおそらく誰もいないだろう。
そして大人になってからも、私に出来ることと言えば『魔法薬学』を何も知らぬ学生達に教えることのみ。下手な授業をしたとは思っていない。受講した生徒からの評価も上々だ。しかし、正直替えなどいくらでも利き、私以上に上手く教鞭を執れる魔法使いは大勢いる。これまた同時期に教員になったダンブルドアとは比べることも烏滸がましいものだった。
だが、そんな才能のない私には不釣り合いな野心があった。才能が無かったとしても、誰にも注目されるような特別な存在になりたい。この世に生まれてきたからには、何かしらの足跡をこの世界に残しておきたい。誰しもが持っているだろうこの野心。大勢の才能なき人間が途中で諦めるであろうこの野心が、私の場合他者より少しだけ大きいものだった。
無論、だからと言って才能が降って湧くわけではない。それに何より、私の中に大いなる野心はあっても……そのために外の世界に自らが飛び出す程の勇気は備わっていなかった。同世代の
それに言い訳にしかならないが、時代も悪かった。
『闇の帝王』が台頭する前、彼こそが史上最も邪悪な魔法使いとされていた。私が教員を始めた頃、イギリスでこそ彼の活動はなかったものの、その名が世界に広く知られ始めた時代だった。外の世界に飛び出そうものなら、文字通りの意味で命のやり取りをするしかない。自身の才能の無さを自覚していた私には、とても選べる道ではなかったのだ。
野心があっても才能が無い。純血貴族という恵まれた環境で育った私には、その居心地の良い環境を捨て去る勇気もない。ではどうするべきか。私に残された答えは一つのみ。
要は私に才能が無くとも……才能のある誰かと親交を持っていればよいのだ。それも一人だけではない。大勢の才能のある人間と。そうすれば私の周りには才能のある人間ばかりとなり、その集団の中にいる私も……他者から特別な存在に見えることだろう。
実際学生時代、ダンブルドアとそれなりに友好関係を築いていた私は、彼程ではなくとも大勢の優秀な人間に囲まれていた。それどころかダンブルドアと他の優秀な生徒……主にスリザリン生との橋渡しをしたことは何度もある。才能はなくとも、純血貴族出身であり、尚且つあまり他者を敵に回さない立ち回りをしていた私を、学生時代のダンブルドアは良く褒めてくれていた。
君は
当に私が
なにも自分自身で偉業を為す必要はない。彼等の為す偉業のほんの一助を為したと思われ、そして自分自身で思い込むことが出来れば良い。
幸い私は他者の才能を見抜く
そして私の考えは
教鞭こそ多少優秀な程度でも、私にとってホグワーツ教師は当に天職とすら言えた。これ程楽に才能ある人間と繋がりを持てる場所はない。たとえ優秀であろうとも、学生である以上、流石に大人の私に比べれば『魔法薬学』に拙い。私はそんな彼等に大いに影響を与えることが出来る。更に特別扱いすれば、自身の才能を引き出した恩師とさえ思ってくれる。
大勢の人間が卒業後才能を開花させ、偉業を為した後も私のことを慕ってくれる。
当に私が求めて止まない場所がホグワーツ教師というものだった。
特に私のお気に入りだった生徒は……リリー・エバンズ。
あれ程才能に溢れた人物は、長い教員生活の中で見てきた中で
そして彼女の好奇心の対象は『魔法薬学』も例外ではない。寧ろ得意分野だった。何に対しても特別な才能を発揮してはいたが、彼女が最もその才能を示したのは『魔法薬学』と言えるだろう。
『ほう! 最初の授業でここまでの魔法薬を作りだしたのは君が初めてだ! 君の名前は何というのかね?』
『リリー・エバンズです、先生!』
今でも彼女との初授業のことは鮮明に覚えている。一年生初の魔法薬学。エバンズという家名の知り合いはいない。つまり彼女はマグル出身でありながら、生まれて初めての授業で完璧な調合を為してみせたのだ。初回は簡単な魔法薬とはいえ、彼女の才能を示すには十分なものだ。私の言葉に朗らかに微笑み、周囲の寮生に惜しみない賞賛を送られていた。
才能がある上に、何にでも好奇心旺盛。周囲の人間に対しても朗らかで、誰とでも親交を持てる。
『スラグホーン先生! 『魔法薬学』の先生が貴方で本当に良かったです! 先生は私にとって最高の先生です!』
そんな彼女が他の教員以上に私のことを慕ってくれたのだ。それこそホグワーツ在籍中、卒業後問わずだ。彼女から送られたプレゼントは数えきれない程あり、どれもが私にとって特別な物ばかり。私が今まで育ててきた
彼女であれば、魔法界に特別な才能を示し続けられる。そして他の才能ある魔法使いとも繋がりを持つことが出来る。それはいつの日か偉大な功績を為すことになるだろう。そう私は信じ、それこそ
……あぁ、それなのに、
「リリー……。どうか私を許してくれ」
生徒達が寝静まっているだろう時間。私は手元の小さなガラスの置物を見つめながら一人呟く。本来であればこの中に魔法で造られた魚が泳いでいるはずだった。綺麗な赤色の魚。彼女の美しい赤毛と同じ輝き。このガラス玉は私のお気に入りの一つだった。
だが、もうこのガラス玉の中を魔法の魚が泳ぐことはない。術者がいなくなったあの日、中の魚も同時に消えてしまったのだから。私があの美しい赤色を見ることはもう二度とない……。
他ならぬ私のせいで。私が最も可愛がっていた女の子は、同じく私が
もし
いや、そもそも彼を特別扱いしたことが間違いだったのだろうか。私は間違った人間を選んでしまった。私の人生で唯一にして最大の汚点と言える。
彼だけは有益でも無益でもなく……ただ私にとって害のある者だったのだ。2種の分類に当てはまらない、私の人生における完全なる異物。私がそんな人間を選んでしまったばかりに……。
今更生き方を変えることは出来ない。それに過ちは大きかったが、正しい才能を発揮した生徒も大勢いるのだ。私の為したことにも意味はあったはず。私の野心を差し置いたとしても、私の築き上げた繋がりは必ず誰かの役に立っているはず。だから私の生き方自体は決して間違っていないはずだ。
そう今まで自分自身に言い聞かせてきた。
だが……そう自分自身に信じ込ませようとしていても、ふと不安を感じてしまう瞬間があるのだ。特に今夜は。
「ダンブルドア……いや、ハリー。私にはどうしても出来ない。本当のことを知られれば、君達はきっと私を……」
今頃ダンブルドアはハリーに嘗ての記憶を見せていることだろう。彼に関わった多くの人間の
だが私には出来ない。私は野心が強いだけの、ただの臆病者だから。
私に出来ることなど結局、
「許してくれ……。もう二度と同じ過ちは繰り返さない。もう二度と、誤った人間に目を掛けない。……
もう二度と、闇の勢力に組みするような人間に関わらないこと。それだけなのだから。
……私は世の中の人間達を2種類のみで分類している。
価値のある者と無い者。傲慢にもその2種類のみで他者を分類している。
だが私自身が前者であるか……罪を背負った私には、どうしてもそうであると信じ切ることが出来なくなっていた。
ダンブルドア視点
「こんばんは、ハリー。すまぬのぅ、こんな夜更けに」
生徒の皆が談話室で寛いでいるであろう時間。ワシは目の前のハリーに微笑みながら話しかける。
「い、いえ、先生」
ハリーは些か緊張した様子じゃった。無理もない。彼にとって校長室自体が慣れぬ空間。初めてでなかったとしても、生徒が早々に慣れ親しめる場所ではない。
「新学期は順調のようじゃのぅ。特にスラグホーン先生はお主のことを褒めちぎっておったよ。素晴らしい才能を持った生徒じゃと! ……残念ながらスネイプ先生は君の才能を見誤っておったらしい。どうかね? 『魔法薬学』は本来刺激的で素晴らしい学問であったじゃろぅ?」
「え、ええ、はい、先生。先生、それで……」
が、彼が緊張している理由はそれだけではない。何故ならば、
「ふむ、貴重な若者の時間をこれ以上無駄にするのは止すとしよう。さて、君を呼び出した理由は手紙に書いた通りじゃ。いよいよ時が来たのじゃ。去年の終わり、ワシはお主に言った。……特別な訓練。それを為す時が遂に来たのじゃよ」
いよいよトムと命を懸けた戦いに臨むための訓練。それを彼が受ける時が来てしまったのじゃから。
彼は今様々なことを考えておることじゃろぅ。
ワシが一体どのような呪文を教えるのか。再び『閉心術』の訓練か? はたまた攻撃のための呪文か? 守るための呪文か?
彼はそのようなことを考えておるのじゃろぅ。緊張しながらも、何の決闘訓練の準備もされておらん、普段と変わりない校長室を訝し気に観察しておった。
じゃが、ワシが彼に与えるのはその様な表面的な手段ではない。
より根本的なもの。ヴォルデモート……トムの力の源の正体、そして彼が一体どのような人間であったか。それこそが真の意味でハリーに必要な情報であり、彼の戦いを導く道しるべなのじゃ。
緊張した面持ちのハリーにワシは続ける。
「緊張しておるのぅ。じゃが、お主の想像を裏切り申し訳ないのじゃが、ワシの計画を訓練と呼ぶのは些か誇張があると言わざるを得ん。より適切な言葉を使うとなると……実のところ授業と言った方が相応しい。ワシは今こそ全てを話そうと思う。ワシが知る、ヴォルデモートの全てを。……本来お主が知るべきであった、それこそ予言のことも含めてじゃ」
ハリーの反応は素直な物じゃった。
驚いたように瞳を瞬かせた後、どこか不満そうな表情が漏れておる。
当然じゃろぅ。ハリーからすれば、寧ろ遅すぎる話じゃろぅ。ワシも彼の立場であればそう考えるはずじゃ。
じゃが、今更それを悔いても仕方がない。そして言い訳にしかならぬが、ワシにも言えぬ事情があった。
「ハリー、すまなんだ。お主が不満に思うのも当然じゃ」
「……いえ、先生。そのようなことは、」
「隠さずともよい。ワシは些かお主に秘密を抱え過ぎておった。それは動かぬ事実じゃ。それがどれ程お主を苦しめておったか、ワシも分かっておるつもりじゃ。じゃが、言い訳をさせていただくのであれば、ワシが持っておる情報は、実のところ酷く曖昧な物でしかなかったのじゃよ。不確定の情報。お主が様々な事件を解決した後に、初めて確証を得られ始めた物ばかり。ワシはそんな曖昧な物をお主に渡しとうなかったのじゃ。そんな物で、お主を迷わせたくはなかった。そして、これまた言い訳でしかないが、そんな曖昧な物が無くとも、お主は見事にヴォルデモートと戦い抜いておった。ひとえにお主の聡明さと勇気の賜物じゃ」
話ながら自身の醜さに嫌気がさす。今ハリーに語った事情は一部でしかない。そして何より、ワシが抱える秘密はまだ他にも山のようにある。言葉とは裏腹に、全てを語るつもりはない。ワシ自身の生い立ちしかり……ハリーが断片的に聞いた
全てと話しながら、結局のところハリーをワシの望む方向に誘導しておるだけじゃ。
それは全てハリーのためであるが、ワシが真実を話しておらんことに変わりはない。何より、若しもワシの命が僅かじゃと分かっておらねば、果たしてワシがこのタイミングでハリーに僅かな情報さえ渡したかも怪しいものじゃ。臆病にも……いや、傲慢にも最後までハリーに何一つ話さなかったやもしれぬ。その可能性をワシ自身が否定しきれなかった。
じゃが、自己嫌悪に浸っておる暇はない。ハリーが見るべき
……何より、今夜校長室を訪れる客は
ワシはハリーに校長室の一角を指し示しながら続ける。指し示す先には、以前もハリーが迷い込んだことのある『憂いの篩』が置かれていた。
「そして、ハリー。肝心の授業の内容じゃが、ワシと共にこの中に入ることじゃ。お主も知っておる通り、この中には様々な記憶が入っておる。前回と違い、今回は許可を得て入るのじゃ。……おそらく、初めはワシの意図を理解出来ぬじゃろぅ。このようなものを見せて、一体お主の戦いに何の関係があるのか。そう疑問を持つはずじゃ。じゃが信じて欲しい。ワシは間違いばかりを犯す老人ではあるが、それでもこれこそがお主に必要な物じゃと信じておる」
ワシの言葉を受け、ハリーはどこか不安そうな表情で『憂いの篩』を見つめておった。
今までハリーが知らされておらんかった情報。そこにどんな恐ろしい真実が隠されておったのか不安なのじゃろぅ。何せハリーがこの篩に迷い込んだ時は、いずれもハリーには残酷な真実ばかり見せられておった。セブルスから見た、実の父親の意外な一面も含めて。
ワシは安心させるために微笑を浮かべながら、そっと彼の背中を押す。
「それでは、ハリー。まず一つ目の記憶を見ることにしよう。記憶の主はボブ・オクデンという。魔法法執行部に嘗て務めておった者じゃ。先頃亡くなったのじゃが、おそらく……
ハリー視点
それはヴォルデモート……トム・リドルの
魔法使いであるメローピー・ゴーント。ヴォルデモートの母親は、実の父親と兄に虐げられた女性だった。ボブ・オクデンの記憶は、彼が彼女の家に訪れた際のもの。彼女の兄であるモーフィンがマグルに対して呪いをかけたとして、魔法省への出頭を求めるための訪問だった。その際彼が見たものは、落ちぶれながらもプライドだけが肥大化したスリザリンの末裔達の姿。みすぼらしい服装とは不釣り合いの、趣味が悪い大きい金の腕に大きな黒い石がついた
『憂いの篩』から出た後、僕はダンブルドアに尋ねる。
「この後、彼女はどうなったのですか?」
記憶の最後は、メローピーは実の父親に殺されかけている場面だった。彼女の恋心が
僕の疑問にダンブルドアは悲し気な表情を浮かべながら応えた。
「幸い彼女は生きながらえることが出来た。オグデンは援軍を連れ戻り、父親の凶行を止めることに成功した。そして兄であるモーフィン共々アズカバン行きが決定したのじゃ。兄は3年の収監になり、父モーフィンは……ついぞ帰らぬ人となった」
ダンブルドアはそこで一息つき、真剣な表情で僕を見つめながら続けた。
「そしてここからが本題じゃ。自由となったメローピーはこの出来事の直ぐ後、先程姿が垣間見えたトム・リドルという名の青年と子を成した。彼は大地主の息子であり、彼女は言葉は酷いが碌でなしの娘。残念ながら彼が彼女に恋をする可能性は低いと言わざるを得ん。そしてそんなワシの推論は、これまた残念なことに正しかったのじゃろう。駆け落ち同然に行方をくらましておったトムが、数か月後に妻を伴わずに逃げ帰ってきたのじゃ。彼は言っておったそうじゃ。『自分は騙された。何かされたに違いない。あんな女の子供が、俺の子であるはずがない』。そう言っておったそうなのじゃ。……察するに『愛の妙薬』が使われておったのじゃろう。何故メローピーが途中で薬を飲ませることを止めたのかは分からぬ。ワシの推論では、子供が出来たことでトムが本当に自分を愛してくれると思いたかったのじゃろぅ。が……現実にトムは妻を捨て、二度と再び会うことはせんかった。そしてメローピーも彼を追うことをせんかった。捨てられた彼女は一人の男子を産み、そのまま打ちひしがれた精神状態で息を引き取った。残された赤ん坊が誰なのかは……お主の想像する通りじゃろぅ」
複雑な気分だった。ヴォルデモートの母親なんて、僕からすれば憎しみの対象でしかない。無論母親に罪がないことは分かっている。でも、息子に両親を奪われた僕には多少の恨み言を言う資格はあるだろう。それなのに、僕は彼女のことが憎み切れなかった。『愛の妙薬』で男を騙すなんて許される行為ではないが、それを考慮しても彼女の置かれた環境があまりに悲惨過ぎたのだ。結果僕は怒っていいのか、それとも目の前で繰り広げられた凄惨な家庭環境に同情していいのか分からない気分になっていた。
そしてそんな僕の気分を察してか、ダンブルドアは時計を見ながら言った。
「ハリー、今夜はこれくらいで良いじゃろぅ。そろそろ
小声であったため最後に何を言ったのかは聞き取れなかったが、僕はダンブルドアの言葉に頷きながら聞く。
「分かりました。正直……僕はまだ先生の意図が分かっていません。この記憶を見ることで、一体先生が何を僕に教えたいのか。でも、こんなふうにヴォルデモートの過去を知ることは、僕にとって大切な事だと先生はお考えなのですよね? そして僕の……あの予言に何か関係することなんですよね?」
「無論じゃ。今は分からぬやもしれん。ワシもお主の立場ならばそう思うことじゃろぅ。特に今夜は、哀れなメローピーの過去を垣間見ただけじゃ。ヴォルデモートが哀れな母親から生まれた事実。ただそれだけじゃ。じゃがワシはこの事実が、お主がこれからヴォルデモートと戦う道しるべになると信じておる。じゃから今はただワシを信じて欲しい」
「はい、勿論です、先生」
僕の言葉に満足したのか、ダンブルドアは左腕で校長室のドアを開けてくれる。相変わらず右腕は黒ずみ、ほとんど動かない様子だ。僕が心配な気持ちを露わに視線を送るも、ただ先生は黙って微笑むばかりだった。どうやら腕についてまだ話してくれるつもりはないらしい。
僕はそのまま踵を返し、校長室前の階段を降りていく。どの寮生も談話室にいる時間のため、辺りは静まり返っている。静かな廊下を歩きながら、僕は先程見た光景を思い返していた。
ダンブルドアは意味のあることだと言っていたけど、本当にどのような意味があるのだろうか。これから先も僕はヴォルデモートに関する記憶を見ていくのだろうけど、続きを見ていくうちに分かっていくのだろうか。正直ダンブルドアの言葉を聞いても、不安な気持ちが完全に消えることはない。
そんな不安な気持ちを抑えながら、僕は自身に言い聞かせる。
ダンブルドアが言うならば間違いない。先生は
僕はそう自分に言い聞かせながら、静まり返った廊下を歩き続けた。ロンやハーマイオニー……掛け替えのない友人達が待つ談話室に向けて。
次回 ダンブルドアVSダリア