地下貯水槽で栗毛の青年は、青髪の少年の体にボルトを打ち込み狂気の作品を作っていた。
「よし、完璧。ん、おかえり旦那」
旦那と呼ばれた男は何もない場所から現れた事からサーヴァントだろう。しかし男は無言のまま青髪の少年の頭を掴み、紅い花を咲かせる。
「おのれ、今だ神はジャンヌの魂を束縛したまま放さない」
「ジャンヌってあの『聖処女ジャンヌ・ダルク』が水晶玉で見ていた彼女なの」
「そうです‼龍之介。忌まわしき神からジャンヌを解放する為に更なる背徳を冒涜を得心の生け贄を山と積み上げるべし‼」
突然、地下貯水槽全体にキャスターが付けた感知魔術の警報が鳴り響く。
「
ルビーとエメラルドが二個ずつ投げられ、宝石に溜め込まれた魔力が混じる。
『
キャスターが防衛用に生み出した、タコ型海魔達は灰になり防御用召喚魔術ごと破壊される。
「おのれ、小娘と畜生ごときが」
「貴方は、ここで倒します」
ランサーの手に電気を纏った黄金の槍が現れ神々しい魔力が溢れ、宝具が解放される。
「(英霊の)座で反省なさい『
真名を解放したブラフマーストラ・レプリカはキャスターの腹部に刺さり、勝利と言う概念が巡りキャスターの霊核が破壊される。
「おの…れ…」
魔力粒子になり始め、「旦那ァ‼」と叫びながら龍之介はキャスターに近づき
「りゅ、龍之介…貴方に会えて…た…」
キャスターは最後まで言い切る前に消えてしまった。
「ありがとう、旦那…」
その後、突入してきた警察に捕まり。マッドアーティストは刑務所から出てくることは一生無かった。
キャスター消滅から1時間後
切嗣side
アイリ達と別れてからコンテナ置き場で正規のランサー途中で乱入してきたライダー イスカンダルとアーチャー、そしてセイバーに異様な執着を持つバーサーカーが現れた。
前線を離れた僕は、冬木協会の前に来ていた。
少しすると爆走車が僕の前に止まり、中から恐怖で号泣するイリヤを抱っこしたアイリと顔が真っ青なセイバーが降りてきた。
「お待たせ、キリツグ」
「マス…ウプ…おまた…ウ…した…」
さすがの最優の英霊もアイリの運転はひどく、虹色の物質を出していた。
「二度とアイリが運転する車は乗りません…」
協会の中に入るにはもう少し時間がかかりそうだ、セイバーの体調のせいで。
ついでにユーリが来るまで僕があやしてもイリヤが泣き止まなくてとてもショックだった。
「ママ、パパお待たせ」
「ねーねだ」
「ユーリを見ただけでイリヤが泣き止んだ、だと…」