目が覚めて真っ先に目に入ったのは、板張りの天井だった。
ボンドはまだ夢の中のようにぼんやりする意識を無理やりはたらかせ、ようやくここが日本家屋の一室らしいことに気がついた。床は四畳半の畳張りで、その上に敷かれた布団の上で今の今まで眠っていたようだ。布団の隣は障子張りで、外の明かりがかすかに漏れている。明かりの強さから時刻は早朝だろうか。
ボンドはもしかしたら、自分が今まで夢の中にいたんじゃないかと思った。いわゆる胡蝶の夢というやつで、今までの出来事は全部嘘で、今日が東京での任務の一日目だったんじゃないか。それでここは東京の旅館で……そこまで考えて、ボンドは妙なことに気付いた。
まず起き上がろうとすると、パンツ一丁の全身がズキズキ痛む。痛みに体を抑えるとまるで火傷の跡のように水ぶくれなどができていた。ボンドが現実で爆風を受けた、なによりの証拠だった。
そして時間を見るために部屋の中を見回すが、時計がないどころか、冷蔵庫や金庫など、旅館にあってしかるべき物すらどこにもない。この部屋には布団と押入れと、外に続くと思われる木目の柄のついた扉しかない。
極めつけに、部屋の中は冷房の稼働音以外は何の音も聞こえず、異様に静かだった。ここは一体どこだ?
ボンドはまず扉を調べた。取っ手がついていないところを見ると自動ドアだろう。しかし、ボンドが目の前に立っても、扉は微動だにしなかった。扉を蹴りつけ、体当たりもしてみたがビクともしない。
諦めたボンドは続いて押入れを開いてみる。中は上下に分かれており、上段には何もなく下段にはワイシャツやスラックスなどラフな紳士服一式が入った箱があった。そのセンスはボンドの好みではなかったが、ちょっと冷房が肌寒くなってきたので、仕方なくその紳士服を着ることにした。着替えはあるのに姿見はないのか、とボンドが思ったその時だった。
「着心地はどうかな、ボンド君?」
ボンドは部屋の中に響いた、ドイツ訛りの英語に体をこわばらせた。この声は、部屋のどこかにあるスピーカーから聞こえるのだろう。まるで盗聴器や隠しカメラもあるかのような口ぶりだ。
「客にプレゼントする服はもっといいものを選びたまえ。あんたは誰だ?」
「冗談言っちゃいけない。私の名は知っているはずだよ、ボンド君」
確かに言われてみれば、どこかで聞いたことのある声だ。だが、どこの誰の声だったか……ボンドは記憶をたどったが、どうも思い出せない。
「もったいぶらずに出てこいよ。どうせ今の俺はあんたに会いに行けないんだからな」
「あまり強がるなよボンド君。まあいい。今すぐ君に会いに行ってやる」
ボンドはそう聞いて、武器になりそうなものはないか探した。布団などどうにもならないし、服の入っていた箱はペラペラのやわい紙だ。服の一式にベルトはなかったし、布団を裂いて首を絞める紐でも作るか……いやそれよりも。
ボンドは出入り口をはさんだ壁の両側に足をかけるとそのまま上に登った。出入り口の前の通路を細く作ったのが命とりだったな。扉から入ってきたところをぶちのめしてやる。
しばらくすると、扉の外から足音が聞こえてきた。足音は一人分。扉の前で止まる足音。そろそろだ……ボンドが身構えると扉はすっと開いた。そしてボンドの股の下に何か動く影が見えた。今だ!
ボンドは天井から踊るように飛び降り、相手の背中を踏みつけた。さらにボンドは、ダメ押しとばかりに相手の後頭部に肘の一撃を食らわせる。そして……
「動くなボンド君!」
後ろからカチリという音とともに、恫喝するような声が聞こえた。あの音は拳銃の撃鉄を起こす音。そしていま俺が気絶させたのはただの下っ端だ。二人一緒のリズムで歩いて、足音を一人に思わせていたというわけか……
「君の考えることなどたかが知れているな。さあ、部屋の奥に」
ボンドは声の主に促されるままに部屋の奥へと歩いていった。
「答え合わせといこうか。こっちを向いてもらおう」
ボンドの振り向いたその先に立っていたのは……髪の薄い白髪頭に彫りの深い顔をした初老の男だった。ボンドはこの男が、本社に行った時に島田の言っていた、社長の今山寛治かと思った。だが、俺はこの男に会ったことはないはずだが……
「今山寛治だな」
「そうでもあるが、そうでもない、と言っておこうか」
ボンドは男の顔をじっと睨んだ。
「沖縄の倉庫を爆破した件でここ数日、会社に顔を出さなきゃならなくなってな……」
そう言うと男は銃を持たない手で部屋の障子を全開にした。障子の向こうを目の当たりにしたボンドは面食らった。窓の外には沖縄の海底が広がり、色とりどりの魚やウミヘビなどの海洋生物が泳ぎ回っていたからだ。同時に、ボンドはこの男が何者なのか、ようやく思い出した。
「お前は!」
「……地中海でお別れして以来だな、ボンド君」
男は自分の顔を撫でると、顔の肉や毛がぼろぼろと取れるように剥がれていった。そしてその向こうに現れたのは、かつてボンドがその野望を打ち砕いた海運王、カール・ストロンバーグの悪辣な顔だった。
ストロンバーグは海洋学者であると同時に、ストロンバーグ商船の社長であった。海の神秘性に魅了された彼は『海底こそ人類の未来』という考えのもと、海底都市を作り、そこを自らの理想郷とする野望を持っていた。
そしてそれを実現するために敵対国の原子力潜水艦を拉致した上、双方の国を核攻撃させて核戦争を誘発し、堕落した現代文明を滅亡させようと企んだのだ。
しかし、ボンドの活躍により核攻撃は阻止され、ストロンバーグも地中海の海底基地でボンドが射殺した……はずだった。
「またこんな海底基地を作って、世界を滅ぼそうなんて考えているのか」
「いや、滅ぼすのは『彼女』たちだよ。あの時死にかけていた私を助けたのは彼女たちでね。彼女たちこそ、私がずっと求めていた存在だった。美しく、残忍で、醜く、そして優しい……私は彼女たちの手助けをしてやるだけだ。私は何年も素性を隠しながら、彼女たちを支援するための体制を作り上げてきたのだ」
「引退した年寄りの唯一の楽しみにしては、ちょっと趣味が悪すぎるんじゃないか?」
そう言いながらボンドはストロンバーグに一歩ずつ近寄った。そして銃口まで十数センチのところまで進んだその時、拳銃を持った右腕に掴みかかった。銃を持っているとはいえ、小太りの初老の男ひとりをなんとかするなどボンドには造作もないことだった。
ボンドはストロンバーグを畳に投げとばし拳銃を奪うと、ストロンバーグに銃口を向けた。今度は確実に仕留める!
しかしボンドが引き金を引く前に、拳銃は衝撃とともに部屋の奥に跳ね飛ばされた。出入り口に誰かいる!反射的に目を向けたボンドの瞳に、自分をきっと睨む女の姿が映った。
社長秘書の赤沢詠美だった。しかしその瞳は赤くぎらりと光っていた。その上肌も異様に白く、先日集積所で見た人間型深海棲艦の同類であることは間違いなかった。そして本社では「火傷の後遺症」として包帯を巻いていた左手は今は黒くごつい形をして、ボンドの頭に向けられている。飛び道具でも入っているのか……?
「……実に優秀な子だよ、彼女は」
しみじみとつぶやきながら起き上がるストロンバーグ。続いて詠美はボンドに近づき、ボンドの腹に左ボディーブローを叩きこんだ。鈍く重い痛みがボンドの腹部いっぱいに広がり、ボンドはその苦しさにうずくまることしかできなかった。
「死にかけていた私を助けてくれた彼女に、私は『
うずくまるボンドを見下ろしながら、ストロンバーグは海洋学者らしく知識をひけらかすように話し始めた。
「魚のアカエイの尾には、敵から身を守るための毒針がある。彼女のこの武器も、同じようなものではないかと思ってね。彼女たち深海棲艦も、進化の過程で自分たちの身体を武器にしたのだろう。素晴らしい自然の摂理とは思わないか?」
そう言いながらストロンバーグは、水かきのできた手で詠美の左手をうっとりしたような表情を浮かべながら撫でた。
「あともうひとつの理由は……」
「『傾城魚』だからってとこか。日本の海産物の文化を知っていればだいたい分かるよ。江戸時代の春画にも……これ以上はよしておこう」
ボンドはストロンバーグに向かって、吐き捨てるように言った。
「君も多少の興味がある分野だとは思っていたが……すでにご存知だったか。流石だよボンド君」
その言葉と共にストロンバーグは、蛸を思わせる手つきで詠美の細い肩を抱き寄せる。そんな詠美が視線を下にそらしたのを見て、ボンドは露骨に顔を歪ませた。
「彼女の紹介はこのあたりにしよう。ところで……」
ボンドの髪をストロンバーグは鷲掴みにして持ち上げると、カサカサの唇をボンドの耳元に近づけた。
「そういえば君も『艦娘』たちと行動しているそうじゃないか……敵味方とはいえ、シンパシーを感じるよ」
「社長、殺しますか?」詠美は妖しげな声で言った。
「その前に、この竜宮城でも案内してやろう。それが冥土への道案内だ。立て!ついて来たまえ」
ボンドは詠美に左手を突きつけられながら立ち上がると、二人に導かれるままに部屋を後にした。
一同は薄暗いチューブのような廊下を進んでいった。この基地も社長室と同様、全体に曲面を多用したデザインがなされているのだろう。
「この基地の名前も、彼女と同じ『
「なら沖縄の集積所は……」
「あそこはただの補給基地に過ぎない。ばれてしまうよりはましと思って、証拠隠滅のために爆破させたよ」
そしてボンドたちは、廊下の先にある黒い扉に突き当たった。詠美が扉の横のボタンを押すと、扉はゆっくりと開く。中は小さな個室になっていた。エレベーターのようだ。
「下におりるぞ。乗りたまえ」
ストロンバーグに促され、ボンドはエレベーターに乗りこもうとしたが、ふと手前でその足を止めた。以前ストロンバーグの海底基地に潜入した時の記憶が、ボンドの脳裏をよぎったのだ。
前の基地ではエレベーターの床が抜けて、そのままサメの水槽に落ちる仕組みになっていた――。
ボンドが後ろを振り向くと、こちらに向けて左手を構える詠美の隣でストロンバーグが満面の笑みを浮かべていた。
「どうしたボンド君。もっと基地の中を見たくないのかね?」
二人はボンドに向かってじりじりとにじり寄ってくる。この調子だと、ストロンバーグは俺が落ちるところをこの目で見るつもりらしい。このまま乗らなかったり、床が開いても縁に足をかけて落ちないようにしたらすぐ射殺する気だろう。いっそのこと床が抜けず、何事もなく二人が乗ってくる可能性にかけるか?
ボンドが一瞬のうちに、様々なケースを頭に思い浮かべていたその時。
『ストロンバーグさん、至急指令室にお越しください』
「仕方がない、乗れ!」
突然の館内放送に、二人はボンドを押し込むように乗りこんだ。三人を乗せたエレベーターは、何事もなくゆっくりと下に降りていった。
ボンドはエレベーターを降りた先の、指令室らしき部屋に連れていかれた。中では朱色の制服に身を包んだ人間のスタッフが作業を行っている。この基地の運用はストロンバーグとその部下がやっているのだろう。指令室は各種操作盤や計器類などで埋まっており、一見すると大型戦艦のそれのようであった。
指令室の様子を見たボンドは、深海側もこちら側の鎮守府とほとんど変わらないのではないかと思った。しかしその考えは、直後に消し飛んでしまうことになる。
「基地底部4階に部外者の反応が有りました」
「監視カメラで探して中央のモニターに映像を出せ」
ストロンバーグがスタッフと話をしている横で、ボンドはふと司令部の端にある窓ガラスを覗いた。その向こうの光景を見下ろして、ボンドは絶句した。
指令室の下の階は全体が生簀のような広いプールになっており、その中では一面おびただしい数の深海駆逐艦たちがびっしり並び、ひしめき合っていたのだ。その様子はまるで、池に投げ込まれた餌に群がる大量の鯉のようであった。
今度はここに俺を落とすつもりだったのだろうか。ボンドは黒光りする異形のものどもが大量に蠢くさまにおぞましさを覚えた。そんなボンドに、ストロンバーグは後ろから静かに話しかける。
「彼女たちのうち位の高い者は人間のような姿をしており、生物学的にも水のない陸地、高いエリアにあがることが許される。他の深海棲艦は基本的に階下の生簀で艦種ごとに待機しておる。出撃の時は生簀の底から続くチューブを通り、基地側面の発射口から大海原に出るんだ。君たちの側にもここまでの戦力をもった基地はないだろう?」
「……なるほど、この基地で日本近海の攻撃をすべて受け持っているという訳か」
「それは違うぞ。日本近海の深海には、私の関わらない基地がたくさんある。この基地はたくさんある基地の一つにすぎん。他の基地ががどうなっているかは私も知らんが……ここよりもっとおぞましいかもしれんぞ」
ボンドはそこまで聞くと、ふたたび巨大な生簀の中をのぞいた。こんなものを抱えた基地が日本近海だけでなく、英国の周辺や北海にもあると思うと、ボンドはぞっとした。一刻も早く対策を打たなければ、英国にとって深刻な脅威にもなりうる。
ここで数少ない見たこと聞いたことをもとに、ボンドはこの基地の全体像を把握しようとした。
まず基地の屋上は海上に出すことが可能と言っていたし、『会社に行く』という言葉から推測されるように、恐らくヘリポートか何か外へ出るための設備があるのかもしれない。それ以外のことは分からない。
そして上部階にはボンドが目を覚ました休憩室や深海棲艦の待機室があり、その下には指令室やドックなどの設備が揃っている。さらにその下は、今見た通りの化け物でひしめく巨大な生簀と、下級深海艦たちの設備でもあるのだろう。
もしかしたら、どこかにモーターボートの発着場や脱出ポッドもあるかもしれない。二つとも、奴が以前に作った海底基地にはあったものだ。
なんとかしてこの悪魔の巣を破壊しなければ。これだけの大きさの移動基地だ、絶対にアキレス腱があるに違いない。ボンドがそう考えたその時。
「見つけました!」
その声にボンドたちは、中央のモニターに目をやる。そこに映し出されたのは無機質な廊下と、そこをうろつく、見慣れた巫女服の少女――金剛の姿だった。モニターを指さし、声をあげる詠美。
「社長、この女です。これが本社に来た通訳の女です!」
「そうか……これがジョーズの手でも捕まらなかった……マイクを寄こせ。彼女に伝えたいことがある」
「何をする気だ!」
「獲物を捕まえるにはまず弱らせてから、だ」
そう言ってニヤリと笑ったストロンバーグは、マイクに向かって優しく話し始めた。
「えー、聞こえるかね、金剛君?」
ストロンバーグの言葉に、モニターの中の金剛が不安げに宙を見上げて反応する。おそらく声の出処を探っているのだろう、しきりにあたりを見回している。
「私は君たちの探していた男――君らの言う『社長』だ。私たちは君を歓迎するよ。恐らく君はジェームズ・ボンドと言う男を探してここに来たんだろう。安心したまえ、ボンド君は無事だ。じきに君にも会わせてあげよう」
モニターの金剛の表情が一気に明るくなった。同時に何かをしきりに叫んでいる金剛。しかしボンドは、そんな金剛の様子を神妙な顔で見つめることしかできなかった。おそらく金剛は俺を呼んでいるのだろう。ボンドは何もできない自分にもどかしさを覚えた。
「でも君は……この男のことをどこまで知っているかな?」
ストロンバーグの声色が、突如ドスの効いた不気味なものになる。カッと目を見開くボンド。
「奴をただの海軍軍人と考えてるなら、それは大間違いだぞ。正体は英国諜報部のスパイ、『007』だ。日本には君たち艦娘の情報を探りに潜入しに来たんだろう。奴はイギリスだけに忠誠を尽くす犬だ。一見優しそうに見えても、祖国の為なら君や君の仲間だって容赦なく裏切り見殺しにする、冷酷な男だぞ?」
その瞬間、金剛の顔から笑みが消え、困惑の表情になった。
ボンドはストロンバーグに掴みかかろうとしたが、数人がかりでスタッフに腕や肩をつかまれ制止された。その上、後ろから首を絞められ声すら出せない。ボンドが抵抗できないのをいいことに、なおも嘲るように話しかけるストロンバーグ。
「ベッドの中で彼からそう聞かなかったかね?まあ、その時君は楽しい時間だったかもしれんが、奴にとっては君を利用するための手回しか、任務の合間の暇つぶしにしか過ぎなかっただろうさ。今さっきも私の隣で君の姿を見ながら、この出しゃばりの小娘が、俺の代わりに死ねばいい、などとうそぶいておったよ」
首を絞めていた相手に後頭部で頭突きをかましたボンドは、手が離れた隙に声の限りに叫んだ。
「違う!金剛聞こえるか!この男の言うことを信じるな……」
しかし、直後にお返しとばかりに顔面を殴られる。そしてそれを皮切りにした容赦のない鉄拳や足蹴の雨の中、声が届いていたのかいないのか、モニターの中で茫然と立ちつくす金剛の姿にボンドは心をえぐられた。
信じるな、と叫んだが、全部が全部嘘ではない。半分は本当のことなのだ。いつも誰か、時には自分さえも騙さないと生きていけないのがこの稼業だ。仕方がなかった。そう、全ては仕方がなかったのだ……。
そして、金剛へのとどめとばかりにストロンバーグは淡々とした口ぶりでマイクに言い放った。
「……聞いたか今の言葉を。白々しい、嘘つきはみんなそう言うものだ。君も言いたいことがあるなら本人の前で言ってやるといい。今から迎えに行くからそこで待っていたまえ。以上だ」
マイクの電源を切ったストロンバーグは、モニターを見てニヤリと笑うと、スタッフと彼らのリンチを眺めていた詠美に声をかけた。
「詠美。金剛を捕まえに行け。少なくとも、ボンドよりは役に立つはずだ。人質にして取引に使うもよし、『ドクター』に引き渡すもよし、だ。君たちからもあと二人、ついてきたまえ」
返事をしたスタッフの二人が、部屋の傍らに置かれた小銃を手に詠美に続く。
「ボンドの奴はどうしますか?」と残されたスタッフの一人。
「そのへんで適当に殺して、駆逐艦どもの餌にでもしてやれ」
もう興味をなくしたかのように言うと、ストロンバーグは指令室中央の席にどかりと腰を下ろした。スタッフ達は、火傷の上にアザを作ったボンドを無理やり立たせると、そのまま引きずるようにして部屋を後にした。
《登場人物出典》
○カール・ストロンバーグ
……『私を愛したスパイ』(映画版第10作)に登場。
作中で演じたのはクルト・ユルゲンス。『眼下の敵』のUボート艦長の役でも有名な役者さんです。
ちなみに、『私を愛したスパイ』はブロフェルドが再登場する予定だったが、大人の事情で変更になったとのこと。