魔法使いの俺に弟子がいるのは間違っている   作:ゼルガー

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この世界は、にゃのはと一緒!と同じ世界です

なので、とある外道が二人いても何の不思議でもありません。

※麻婆注意!


魔法使いの俺に弟子がいるのは間違っている⑩

 

 

【食戟のいろはす】

 

 

先輩と私が同居している洋館の家事は基本的に二人が分担して行われている。

 

しかし、料理だけは私が担当している。これだけは譲れない。

 

何故なら、私の両親の実家は有名な割烹料理で、お爺ちゃんから直々に料理を習ったことがあるからだ。

 

 

「うん。今日もだし巻き卵が上手く出来ましたね」

 

 

お皿に盛りつけているだし巻き卵は綺麗な焼き色をしており、形も芸術的だった。

 

 

「遠月学園かぁ。興味はあるけど、先輩がいない学校には興味ないしねー。あ、慧兄さんは元気に・・・・・・やってるんでしょうね、あの露出狂」

 

 

思い出すのは、5人いる従兄弟の一人である一色慧。親の実家である「割烹いっしき」の跡取り息子で、遠月の十傑、第七席になっていると噂で聞いた。

 

本当は私も料理人を目指したかったけど、遠月は中学からじゃないと厳しいし、何よりも面倒。料理で競いたくはないですし、先輩に美味しいって言ってもらえるだけで幸せです。

 

そして、のんびりと魔法使いライフを送った方が有意義な気がします。

 

 

「あかねちゃんとももちゃん、心愛とモカ姉さんにも最近会ってませんねー。露出狂はともかく、久しぶりに会いたくなってきました」

 

 

一色慧は父親の兄の息子さんで、一色あかねと一色ももは父の弟の娘さん。保登心愛と保登モカは母の姉の娘さんだ。

 

慧兄さんは一つ年上。あかねちゃんは年下の中学生。ももちゃんは小学五年生。心愛は同い年で、モカ姉さんは年上の成人女性。

 

そういえばこの間、心愛からのメールで喫茶店で住み込みで働いてるって聞いたけど、大丈夫かな?あの子、いろんな意味で心配になるんだけど。

 

ていうか、チノちゃんって誰?ちゃんと紹介してくれないと私わからないよ?「チノちゃん可愛いーーーー!」とか「チノちゃんに嫌われたー!」とか、意味が分からない。

 

ただでさえ、容姿と声が似てるからあんまり暴走してほしくはないんだけどね・・・・・・

 

あかねちゃんとももちゃんは年下だから、お姉ちゃんぶることができます。

 

 

 

ももちゃんもお爺ちゃんに料理を教わったりしてるから上手で、家事も得意。すごく出来た小学生です。

 

それに比べ、あかねちゃんは・・・・・・マヨラーさえなければなー。

 

どこぞの世界のマヨラー(鬼の副長・正義の壊し屋・古の魔法使い)を彷彿させるので、いい加減やめてほしい。マヨネーズはカロリーが高いから過剰摂取は止めるようにお爺ちゃんにも怒られてるのに本当にこりません。

 

モカ姉さんは、私の憧れの女性ですね。ご実家のパン屋さん「Hot Bakery」の看板娘をしてて、とても優しい人ですね。心愛がうらやましいです。

 

 

ま、まあ私には先輩がいますし?

 

 

 

「おーい、馬鹿後輩。そろそろ飯にしようぜ」

 

「あ、はーい!今用意します!」

 

「お、今日のだし巻き卵美味そうだな。お前って本当に料理上手だな」

 

「えへへー。もっと褒めてもいいんですよ!」

 

「はいはい、あざといあざとい」

 

 

 

私、幸せです!

 

 

 

 

 

【遂に出会った衝撃の麻婆】

 

 

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

 

中華料理泰山。それは一色いろはによってサーヴァントとして召喚された言峰綺礼が経営する飲食店だ。

 

その店になんと、彼と全く姿が同じの男が来店したのだ

 

 

 

「麻婆に引き寄せられて来てみれば、なるほど・・・・・・貴様は私か」

 

「そういう貴様も私だな」

 

「「フフッ・・・・フフフフフフフフフフフ」」

 

 

何とも不気味な絵面である。

 

説明するならば、来店したこの男もまた言峰綺礼。ただし、この世界に元々存在しており、高校の教師をしている。(ぶっちゃけ、「にゃのはと一緒!」の登場人物である)

 

 

「ふっ、私自身なら言葉は不要」

 

「その通りだ。ここでやることはただ一つ」

 

「「至高の麻婆を食すこと」」

 

 

 

この瞬間、たまたま来ていた他の客は悟った。出会ってはいけない二人が出会ってしまったと。

 

そして、店主言峰と教師言峰による究極の麻婆の合作が生み出されることになった。

 

 

 

後日、魔法使いの弟子とその後輩、錬金術師がこう語る。

 

 

「あまりの美味さと辛さに、俺の死んだ目が生き返るところだった。また食べたい・・・・・・タベタイタベタイアアマーボーサイコウ」

 

「あれはまさしく地獄のマグマをじっくり長時間煮込み続け、この世全ての負をありったけ混ぜ込んだ、そんな感じの赤、紅、アカでした。目で見ただけで死んだかと思いました」

 

「アレはまさに至高にして究極の料理でした。じっくり一口ずつ味わって食べたかったけど、それよりも先に脳と舌が欲してしまって、気が付いたらお皿が空になってました」

 

 

中華料理泰山。一部の人には大人気である。

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