魔法使いの俺に弟子がいるのは間違っている   作:ゼルガー

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魔法使いの俺に弟子がいるのは間違っている⑥

 

 

総武高校の旧校舎に存在する空室。そこが俺達オカルト研究部の部室だ。

 

部室には生徒会長であり部長でもある城廻先輩の私物・・・・・・オカルト関連の資料で埋め尽くされていた。

 

俺と馬鹿後輩は先ほど修羅と化した先輩を見送り、待つ間にオカルトの資料を読んでいたのだが・・・・・・

 

 

「せ、先輩。これって、ほとんどが魔導書ですよね!?」

 

「ああ。しかも中世時代に失ったハズのレアものまでありやがるっ!師匠ですらこんなの持ってなかったぞ」

 

「・・・・・・何者なんですか、めぐり先輩って」

 

「少なくとも、ただの錬金術師の末裔じゃねーな」

 

 

人の皮膚で作られた禁断の魔導書も数冊あるし、古き世界の神を崇めた本もあった。

 

おい、馬鹿後輩。それらには触れんなよ。発狂するから。

 

そして数分後。城廻先輩は戻ってきた・・・・・・・・・右手に禍々しい血で染まった金棒を持って

 

 

 

「ごめんねー、遅くなっちゃった☆」

 

「「一体何をしてたんですか!?」」

 

 

こわっ!?マジで怖い!?笑顔でテヘペロされても引くわっ!

 

 

「あ、コレ?エスカリボルグって言うんだ。昨日偶然錬金出来ちゃったから平塚先生に使ったの」

 

「いやいやいや、何に使ったんですか!?い、いやーーーーー聞きたくナーーーイ!!!」

 

 

少なくとも、あの血を見る限りは・・・・・・お、恐ろしい。

 

 

「大丈夫よ、お二人さん。あのダメ教師は残念ながら無傷で生きてるわ」

 

「「生きてるの!?っていうか、誰!?」」

 

 

気が付けば、先輩の背後に見知らぬ女性が立っていた。

 

いや、本当に誰?

 

 

「あ、この子がさっき言ってた陽乃さんの妹さんの雪ノ下雪乃ちゃんだよ!かわいいでしょー」

 

「え?いや、そうじゃなくて」

 

「安心しなさい、そこの目が死んでる人。この人と会話がかみ合わないのはいつも通りよ」

 

 

いつも通りかい!

 

 

「さり気に先輩の目の事言われてんますね。事実だけど」

 

「帰ったらスパルタで修行な?」

 

「イヤーーー!?藪蛇だったーーー!」

 

 

本当に学習しないなお前は。

 

んで、雪ノ下。何があったんだ?怖くて聞きたくはないけど。

 

 

「そうね。説明してあげるわ」

 

 

 

 

 

雪ノ下から語られたのは、あのダメ教師のことからだった。

 

雪ノ下は俺と同級生で国際科の二年J組にいるそうだ。新学期が始まり、いつも通りに過ごしていたら、あのダメ教師が現れて強制的に奉仕部という部に突然入部させられたそうだ。

 

入部の理由は、姉とは違い雪ノ下が孤独体質だったからだそうだ。何その理由?マジ横暴。

 

ああ、こいつも被害者だったか。

 

何をするわけでもなく、ずっと部室にいるだけ。時間の無駄を過ごしてきたそうだ。

 

で、今日になって城廻先輩の手によって解放されたそうだ。目が虚ろなダメ教師が退部してオカルト研究部に入るように指示したとか。

 

目が虚ろ・・・・・・ああ、あの金棒でナニカしたんですね。聞きたくないけど。いや、ニコニコしないでください城廻先輩。

 

 

「城廻先輩には感謝してるわ。私の勘では、あの教師に関わるときっと碌な目に合わないって言っていたの。本当、よくもパンさんと過ごす時間を奪ってくれたわね。いつか報復してやるわ」

 

「先輩、雪ノ下先輩も別の意味で怖いです」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

 

城廻先輩に比べれば可愛いものだ。

 

 

「それにしても、オカルト研究部なのに錬金術師の部長に魔法使いの部員がいるなんて、オカルトの存在が一体何を研究するのかしら?」

 

「「って、ばれてる?!」」

 

「あ、大丈夫だよ二人とも。雪乃ちゃんも存在がオカルトだからー」

 

 

はい?おいおい。今日だけでいろいろありすぎておなか一杯なんですけど?

 

今度は何だ?宇宙人か?未来人か?超能力者か?ハ○ヒか?

 

 

「そうね。私だけ教えないのはフェアじゃないわ。実は私は――――――」

 

 

 

その時、俺と馬鹿後輩はとてつもない寒気に襲われた。

 

そして、雪ノ下の服装が学生服から真っ白な和服に一瞬で変わった。しかも、体中に雪風が舞っている。

 

 

「雪女なの。半妖だけどね」

 

 

 

どうやら、俺のハイスクールはカオス一直線らしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。平塚先生撲殺ダイジェスト

 

 

「平塚先生~☆」

 

「ん?城廻か。何の用だ?お前は呼んでないぞ」

 

「アハハ♪平塚先生、最近ちょっとオイタがすぎるよ?」

 

「何?喧嘩を売っているのか?いくら生徒会長でも許さんぞ?私のこの手が光ってうなる!結婚したいと輝き叫ぶ!愛と怒りと悲しみのぉ!シャーーイニング―――」

 

「へー、気に入らないと暴力ですか。じゃあ、私も暴力でお返ししますね?」スチャ

 

「ちょっ!?な、なんだその棘付きの金棒は!?どこから出した!?」

 

「雪乃ちゃんや比企谷君は、先生の玩具でも都合のいい道具じゃないんだよ?少シ、頭冷ヤソウカ?」

 

「ひっ!?目のハイライトがっ?!よっよせ!私が悪かったからそれを私にっ!?い、いやあああああああああ「えいっ♪」ピギャ」グチャッ

 

「あーあ、脳髄が辺り一面に飛び散っちゃった。さっすがエスカリボルグ!破壊力抜群だね☆。それじゃせーの・・・・・・ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー!」

 

「あーうー・・・・・・あー?」目が映ろ

 

「うん、目が映ろになってていい感じだね☆じゃあ、雪乃ちゃんを奉仕部から退部させてオカルト研究部に入部させよー!」

 

「うーあーうー・・・・・・」コクン

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人物紹介②

 

 

 

 

【雪ノ下雪乃】

原作とは違い、人当たりが良くなっている。毒舌なのは変わりないが、平気で人を気付つける罵倒はしない。めぐりとは姉関係で知り合い、性格が良くも悪くも改善されている。少なくとも、クラスに友達は何人かいるのだが、ダメ教師はそれを信じずに自己判断で孤独体質と決めつけて奉仕部に連行した。

親の方針で一人でも生きている為に自立の一環で一人暮らしをしている。と言っても、週に一回は実家に帰っている。住んでるマンションは原作と同じ。

母は雪女、父は人間の半妖で、体が溶けたりすることは無いが、暑いのが苦手。一定の妖力を開放すると外見が雪女の姿に変化する。

ちなみに姉は人間の血が濃いので雪乃みたいに変化は出来ない。

パンさんと寒いところが大好き。

 

 

【城廻めぐり】

錬金術師の一族。

作者自身もどうしてこうなった!?と頭を抱える崩壊キャラ。いろんな意味で悪ノリし過ぎた結果、バーサーカーになってしまった。あるぇ?癒し系先輩の設定はどこに消えた?

身内を守るためなら慈悲も容赦も無い。スプラッタな場面を見てもニコニコしている。

彼女の先輩である陽乃も「一番敵に回したくない」と言っている。

尊敬する陽乃の妹である雪乃の事を妹のように可愛がっており、自分と同じ異端である八幡といろはの事も身内としてみている。

 

 

【平塚静】

原作以上に悪化しているダメ教師。他の教師からの評価も低く、生徒からの信頼も無い。教育委員会やPTAからも問題視にされている暴力教師。

裏設定だが、実は鬼の血が流れており、生まれながらにして悪の心を持っている。その為、モテないし嫌われている。が、本人に自覚は無い。それも鬼の血が原因で回りを見下し、自分の思い通りにならないと気が済まない傲慢な性格になっている。

今後の読者の要望次第でラスボスになる可能性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

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