前回のあらすじ。
衝撃の事実。生徒会長は錬金術師で、雪ノ下雪乃は半妖の雪女だった。
???「ちょっと待つし!アタシの出番はどうなるし!」
ゼルガー「あーうん。ちゃんと出すよ?まだ先だけど」
???「ふざけんな作者ーーー!!!」
ゼルガー「それでも、出番があるあの二人よりマシでしょ」
葉山「ハハ・・・・・ハハハハ・・・・・・そうか、俺は全裸になる運命なのか」
平塚「結婚したい・・・・・・」
???「あーうん。ちゃんとした出番になるなら我慢する」
ゼルガー「それじゃー本編いってみよー」
衝撃の告白から数分。俺達は異色の親睦会を開いていた。
普通の人間相手なら絶対に無視して帰ろうとしたんだが、俺達と同じ異端の存在が相手なら話は別だ。
裏の情報を絞れるだけ搾り取ってやる。
「おー、すっげー。このかき氷、マジでウメー」
「そうですねー。氷がふわっふわで、シロップじゃなくて小豆と抹茶と白玉だけなのにとても美味しいですよー」
それ、宇治金時って言うんだよ馬鹿後輩
「さっすが雪乃ちゃん!氷のスペシャリストだね!」
「べ、別にそんなに褒められても嬉しくないわよ。氷の専門家としてこれくらい出来て当然よ」
つか、なんで俺らかき氷食ってんだろう?まあ、別にいいか。美味いし。
雪女としての力を見せてあげると言われたら何故かかき氷を作り始めたんだよなー。意味はわかんねーけど、氷の専門家としてのプライドがあるらしい。
「しかしすげーな雪ノ下。俺も氷の魔法は一応使えるが、純粋な氷を生み出すことはできねーぞ」
俺が使うのは、あくまで魔力で生み出した氷。というか、凍らせるだけなので氷は作れない。
古代魔法なら氷河レベルの氷は作れるが、食用ではねーな
「何言ってるんですか。無詠唱の魔法を使いこなし、マルチタスクなんていう分離思考を会得した変態の癖に」
「お前、帰ったら神父特製麻婆食わす」
「ピギャッ!?」
「「神父特製麻婆?」」
「天国に昇天するような旨さと地獄のマグマのような辛さの麻婆だ」
「へー、美味しそうだね」
「・・・・・・私は遠慮するわ。体質的に熱いのはダメなの」
ああ、雪女だしな。城廻先輩ならきっと気に入ると思う。俺はそんな予感をしている。
「あ、めぐり先輩は錬金術が使えるんですよね!これ、私の自信作なんですけどどうでしょう!」
「んー、ステッキかな?見た目もなかなかいいねー!」
「・・・・・・比企谷君、これってひょっとして」
「ああ。魔法の杖だ。碌でもないけどな」
「その・・・・・見た目が昔アニメで見た白い悪魔が持ってたアレなのだけど?」
「・・・・・・服装がその白い悪魔と同じになって、魔法少女に変身する」
ただし、服がはじけ飛ぶけどな。自分以外の男限定でな。
俺は既に障壁を張ってるから服が消える心配はない
「えーー!?こ、これ魔法少女になれるの!」
「ハイ、ソウデスヨー。コレデ魔法少女ニナレルネ」
なんでカタコトなんだよ。つか、嬉しそうだな先輩
「ちなみに、このステッキの名前は?」
「面倒なのでレイジン○ハートでも構いませんよー。AIは無いので喋りませんが」
喋ったらこえーよ。つか、お前に魔道具製作の才能はねーから無理だろ。
「じゃあ、試してみよっか。原作道理に・・・・・・我、使命を受けし者なり。契約のもと、その力を解き放て。風は空に、星は天に、そして不屈の魂はこの胸に。この手に魔法を。レイジングハート、セットアップ!」
《Stand by Ready, set up.》
・・・・・・は?
「「しゃっ、シャベッターーーーー!?」」
あまりの出来事に俺と馬鹿後輩は驚きで叫んでしまった。
◇
~今日の葉山くん~
「いや~、昨日は散々だったね隼人くん」
「ああ。服を貸してくれて感謝するよ翔」
「それにしても隼人くんの服がキャストオフするなんて・・・・・・ウッヒャーーーー!キマシタワーーーー!」
「ちょっ!?擬態しろし!」
「へ、へー。アタシがいない時にそんなことあったんだー(うわぁ、いなくてよかったー)」
「そういえば結衣、アンタどこに行ってたの?」
「えっとね、平塚先生に呼ばれたんだ。でも、先生いなかったから今日もう一度職員室に行くつもり」
「あー、悪い意味で有名な先生か。気をつけなよ?アンタ、騙されやすいんだから」
(((オカンだ・・・・・・)))
「じゃ、じゃあアタシ行ってくるね。さっさと用事は終わらせたいから。あ、先に帰ってて!遅くなるかもしれないから!」
「あーはいはい、行ってきなー」
「てかさ、隼人くんの服がハジケ飛んだのってマジウケルっしょ!ある意味魔法じゃね?」
「はっはっは、流石にそれはないよ翔」
「そーそー。魔法なんてありえないって戸部っち」
(隼人の裸・・・・・・気絶しててちゃんと見れなかった)
「それじゃ、そろそろ帰り支度しようか。結衣も遅くなるって言ってたし、俺も新しいジャージを買いに行きたいし《キャストオフ!》・・・・・・な・・・あ?」
「「「え?」」」
「・・・・・・これは夢だ」
『きっキャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!』←女子の歓声。悲鳴ではない
「隼人くん、マジで呪われてね?」
「ちょ、優美子!?人のこと言えないけど、鼻血がっ!」
「・・・・・・」チーン
「・・・・・泣きたい」
◇
光が収まった時、そこには白い悪魔の衣装を着た先輩の姿があった
「魔法少女めぐりん!リリカルマジカル頑張ります☆」
《Welcome, new user.》
「ちょっとまって!?なんでその杖喋ってるの!?私、そんな機能付けてない!」
《自己進化しました》
「急に流暢な日本語になった!?」
「もしかして、こいつの錬金レベルの低さが原因で、ある意味失敗したのか?」
《Yes.マイスターの失敗が原因で自我を手に入れました。そして、この人こそ私のマスターにふさわしい》
「よろしくね、レイジングハート」
《All right.》
「失敗っていうなーーー!」
な、なんか渡してはいけない人にとんでもないモノを渡した気がする。なんてことをしてくれたんだ馬鹿後輩。
(ああ、お茶が美味しいわ。なんというか、退屈しない部活になりそうね)
なんか知らんが、雪ノ下が微笑みながらこっちを見てお茶を飲んでいる。この状況を放置する気かよ。
「エスカリボルグとレイジングハートがあれば、怖いものはないね☆」
うん、絶対に逆らうのだけは止めておこう。俺はまだ死にたくない