昔、とある小説サイトに投稿していたものを今回リメイクしてハーメルンに投稿してみました。
今回の主人公は義之や朝倉姉妹、ななかではなく、自分が最も好きなヒロインである花咲 茜です。
彼女とオリキャラ、そして、契約した神々の織り成す物語・・・差し支えなければ、是非立ち寄ってみてくださいませ。
春の朝日が煌めく中…桜の花びらが、風に揺られて飛んでいく……
誰にも邪魔されず、遮るものもなく、ただ風と共に戯れて飛んでいく…
普段だったらさして気にもとめないんだけど、今日はなんだか気になって…そして、私-
嗚呼、気持ちいいなぁ…こんな感じに風を感じるのって………
ここはいつもの通学路…今日は小恋ちゃんも杏ちゃんも義之くんもいない。今いるのは私1人だけ―――――――
柄にもなく早起きして登校してるんだけど、まさかこんな現象に出会うなんて……
ふふっ、今日はラッキー♪心地良い風の恵みを茜さん、一人占めしちゃった。
「あ、茜ーーー!」
そうして余韻に浸ってると、通学路から聞きなれた声が聞こえてきた。
「おう、お早う。こんな朝早くに珍しいな。」
「何かいいことでもあった?顔にやけてるよ。」
やってきたのは、クラスメートの
ボーイフレンドで・・・私達が密かに想っていた少年、
「あ、みんな~~、お早~~~っ!」
ちょっと後ろ髪を引かれつつも、私はみんなの所にトテトテと駆け寄っていった……
*
この時、私はまだ知らなかった………
近い未来……2つの運命的な出会いと共に、平穏な日常が終わってしまうことに―――――――――――
*
俺の眼前に、グロテスクな怪物が迫ってくる。
ぬめぬめした半魚人の様な怪物が5匹。俺-
「クトゥルーの眷属か・・・こんな「インスマス面」如きで・・・!」
俺は躊躇無く持っていた翡翠色の銃を構えると、怪物共に向けて狙いを定める。
「“オルトロス“!!!」
その言葉と共に幾つものマズルフラッシュが閃き……そして小さな怪物が4匹、傷穴から濁った液体を噴出して事切れる。
しかし、直後にその背後から、ひときわ大きな「インスマス面」が襲ってくる。
『焔・・・』
途端に、俺の隣にいた赤い軍服姿の青年が俺の肩を掴む。
「クトゥグア、行くぞ。」
『承知した。』
途端に、そいつの右手が炎に包まれる……そして、自分より大きな「インスマス面」の頭を掴みあげた。
『消えろ……呪われた哀れな眷属が――――――!』
そして、次の瞬間、怪物はくぐもった悲鳴を上げながら炎上し、崩れ落ちた。
「ミッションコンプリート・・・こんな雑魚相手じゃ、腕が鈍るな・・・」
少し物足りなさを感じながらも、俺は端末を開く。
『新たな指令か?』
赤い軍服の青年-クトゥグア-が、右手に手袋を被せながら言った。
「ああ、今度は長期任務になる。行き先は―――――――――――
日本、初音島だ………!」
*
風を感じる少女、花咲 茜…
そして、灼熱の炎纏う少年、飛鳥 焔…
旧支配者の加護を受けし2人が出会う時、沈黙のままに微睡んでいた世界は再び動き出す……
彼らと仲間達を待ち受けるのは、希望か、絶望か、それとも……
全ての答えは、古の神々と数多の魔道書達だけが知っている――――――――!