もうね、新しい仕事がヤバ過ぎて更新ががががが……
でも、とりあえずは頑張って更新していくので読んでやってください!
このタイトルを発表したマシュはとりあえず、こう思った。
ーーー語呂悪い。
『さて、ではでは続きと参りましょう!
まずは、エントリーナンバー1!ネロ • クラウディウスさんです、どうぞ!』
「任せい!!」
ゆっくりと謎の機械に繋がれたマスターに近づいていくネロ。
何をするのかと期待して見守る観客たちをチラリと一瞥すると、ネロは懐から一本の缶ジュースを取り出した。
「んぐっんぐっんぐっ……これくらいあればよかろう」
少しだけ残ったジュースをマスターの口に強引に押し付け、無理矢理飲ませようと試みているらしい。
歯に当たっているのか、ガチガチと缶が硬いものにぶつかっている音が聞こえてくる。
やがて缶の中身が空になると、満足したかのように背を向け、こう言い放った。
「か、関節キスじゃな……」
顔が赤くなっているので、本人としては恥ずかしかったのだろうが、やっている事は完全に拷問のソレだった。
『あ〜……これはちょっと酷いですねぇ、もうちょっとロマンチックな感じでやっていればあるいは……とも思いましたが、これはあくまでも私の感想!
マスターがどう感じたのかは得点を見ればわかる事、ではいってみましょう見てみましょう!結果はいかに!?』
ネロ • クラウディウス…………46点
「嘘であろう!?」
『微妙な点数が出ました!微妙すぎてコメントが難しいくらい微妙な点数です!!』
『きっと、嬉しいのには違いないけど、もっとやり方があっただろう……っていう心の現れなんだろうね』
「ぐぬぬぬ……余と間接的にとはいえ接吻をしたというのに…」
顔中がジュースでビタビタになっているのが余計に点数を下げた要因だったのは言うまでもない。
納得出来ないといった様子のネロだったが、とりあえずマスターの顔を拭いてあげると自分の立ち位置に戻っていった。
『さぁさぁ、どんどん参りましょう!お次の挑戦者はこの方です!マリー • アントワネット選手です、どうぞ!』
「ふふっ、殿方をドキドキさせる方法はジャンヌから聞いているわ」
ジャンヌから聞いている……会場が不穏な空気に包まれた。
聖女ジャンヌといえば、世界でも知らぬ者無しと言われるほど有名な聖人の一人だが……
椅子に座っているマスターの膝に腰掛け、妖艶な笑みを浮かべながらこう言った。
「さぁ、私の可愛いマスター……今夜私の部屋に来てくれたら、天国を味合わせて、あ • げ • る♪」
『エロいーーーー!!流石は我がカルデアが誇る性女ジャンヌ直伝の技ーーー!!』
『僕が行っても味合わせてくれるかな?』
『ドクター、真面目にやって下さい』
『ごめん……』
ジャンヌをディスりつつも、まさかのマジレスに沈むロマニを冷たい目で見るマシュに空恐ろしいものを感じた観客達だった。
「ど、どうなんでしょうかマシュさん……私、この態勢を続けるのはちょっと、恥ずかしいです……」
先程までの妖艶な笑み、またの名を【雌の顔】はどこへやら……普段のマリーに戻ったのだが、ジャンヌ命名【誘う雌】の態勢を続けている。
『さぁ、マリーさんが羞恥心で消滅してしまう前に採点と参りましょう!
どぅるるるるるるるる………ハイ!』
マリー • アントワネット……………72点
『おぉっと、またもや高得点!次の審査で大コケしない限りは優勝間違いないといった感じになっていますね!』
『そうだね、元から他の二人みたいな強過ぎるクセを持ってないからこそ、ギャップが良かったんだろうね』
『なるほど……流石は殿方ですね!浅い!!
あ、もういいですよマリーさん!』
マスターから降りたマリーだったが、やっぱり何処か恥ずかしそうにしながら元の立ち位置に戻っていった。
そういう仕草とのギャップが堪らんのだというのに気が付いていないんだろうなぁ…と、いうのは会場にいる男性陣の意見。
「ついにアタシの番ね!!」
『さぁ、次の挑戦者は!
リタイアしてもいいんじゃないかというほど、圧倒的な点数差をつけられているこの方……エリザベート • バートリー選手です、どうぞ!!』
「アタシに対しての評価低すぎない!?」
『もちろん!』
「……アタシだって、マスターのために色々考えて来たのに…ぐすっ」
自信満々に完全否定されたのが効いたのか、さすがのエリザベートもペタリと座り込んでしまった。
割と本気で落ち込んだらしく、唇を尖らせて涙を浮かべていた。
エリザベート • バートリー……………100点
「まだなんにもやってないんですけど!?」
『おぉっと?既に点数が出てしまったようですが、これはどういう事なのでしょうか?』
『うん、僕はマスター君とよく卑猥な話をしているんだけどね、その時に聞いた話では【やっぱ俺が一番好きなシチュエーションは、普段強気な女の子が時折見せる弱い姿に………どうしようもないほど性的な興奮を覚える】って言ってたよ』
ザワザワ……ザワザワ………
ロマニによる情報でざわつく場内……女性は引き、男性は軽蔑、一部男性からは尊敬の眼差し…その他諸々の感情をを一身に受け止めていた。
「納得いかない……」
「流石は余の好敵手!無自覚にマスターを籠絡するとは、やるではないか!!」
「可愛かったですわ、エリーさん!」
ぶすっとしていたエリザベートだが、周りから褒められまくり……
「と、当然じゃない!私の魅力は常に全身から溢れ出しているのよ!」
調子に乗った。
『はい!偶然をまるで自分の手柄のように喜ぶエリザベートさんは置いといて次に行きましょう!』
「あんたアタシの扱いが酷いの気付いてる!?」
『分かった上でです!』
「もっと酷い!」
テンションが高くなったマシュは怖い、そしてちょっと冷たい……子ジカ子ジカと下に見ていたマシュからの塩対応に泣きたくなったエリザベートだったが、次の競技は…
『さぁさぁ参りましょう!最終競技に参りましょう!お客様方の溢れ出るパッションを、エロスをぶつけて下さい!』
「うむ!うむうむうむうむ!!」
「頑張りますわ〜」
「次は歌だったわね、喉が鳴るわ!!」
『さぁ!聞きたい方はそのまま残っていて下さい!
ロォォォド……キャメロットォ!!』
『待って!僕も入れて!ちっちゃいキャメロットに引きこもらないで!』
置いて行かれたロマニのすすり泣きに感化されてしまったのか、会場内が阿鼻叫喚の嵐に包まれた。
男女問わず喚き散らしながら出口に向かう。
「
「
二人の宝具により宴会場が、巨大なスピーカーが設置してある黄金の劇場(出口無し)に姿を変えた。
数十名によるサーヴァントの壁ドンにもビクともしないその壁は以前、ネロとマスター、マシュの三人のゴーレム狩りによって超強化されていた。
「
「
「
どかぁぁん!
カルデアの誇る高火力ビーム宝具による多重一点集中砲火を受けた黄金劇場の壁は爆炎に包まれ様子が見えないが………
「うむ、余の黄金劇場を綺羅びやかに魅せる演出、感謝するぞ!!」
「えぇ!私達のアイドルソング対決を盛り上げる最高の演出だわ!」
マシュが引き篭もった以上、もはやこの事態を収束する事は不可能に近い……自身の宝具が破られた3人に至っては体操座りで『あはは〜………』と心無く笑っていた。
「では始めるぞ!さぁ…マイクを持て、ドレスを正せ!余とエリザベート……いや、今はこう呼ばせてもらおう!ーーーーランサー!余と歌唱力で競えるのは貴様しかおらぬ!!」
「えぇ……えぇっ!当たり前じゃないの!さぁ、アイドルとしてどちらが最強なのか、今こそ決着つけようじゃない!!」
マリーを差し置いて展開される、ネロvsエリザベートの舌戦に会場中が沸き立った(悲鳴で)
「わ、私…棄権した方がいいのかしら……?」
あまりの悲鳴と怒号の嵐に怯んでしまったマリーから飛び出したまさかの棄権宣言。
元々アイドルという立ち位置よりも、愛し愛されたいという欲求で参加しただけなので、この二人ほどの拘りを持っていなかったのだ。
ごく一部のマリーキチ3人……だけではなく会場全体から、唯一の癒しが消えてしまう!とマリーを引き止めたいという声が轟く。
「えぇい黙らんかっ!この駄サーヴァント共!!
本当にマリーを気遣うのなら、余達のような歌姫と共に歌うマリーの気持ちを尊重せぬか!」
「そうね……残念だけどマリーじゃあ私達のような神曲を歌えないわ…私からも棄権を薦めるわ」
この二人、本当にそう思っているのだから一層質が悪い。
心優しいマリーは二人を尊重しようという事で、自ら観客席へと逃げていった。
『えぇい!こうなったらサーヴァントみんなを道連れにしてやる!!順番は適当に決めて歌いだしてくれ!』
ーーーーーそのロマニの声を皮切りに、死のアイドルフェスティバルが始まった。
先ずはエリザベートによる超音波のドラゴンブレスが会場を包み込む……別名【鮮血魔嬢】
宝具級の一撃を受け、とりあえずは会場内にいる大半のアーチャーとバーサーカーが滅んだ。
満を持してとネロが歌い出す。
エリザベートの様にダメージを与えるモノではないのだが、鮮血魔嬢に接続してるマイクを使った為か、ランサーの殆どが滅んだ。
さらに2発分の宝具を喰らったため、ほぼ全員が滅んだ。
「ふぅ……生き残ったのはシールダーの私とルーラーのジャンヌさんだけですか…」
「その様ですね。死屍累々というかなんと言うか……」
「ん?………ジャンヌさんが宝具を使えばみんな無事だったんじゃ?」
ジャンヌの宝具には、神の加護による絶対防御という能力が備わっている。
ならば何故使わなかったのか?簡単な事だ……
「あの旗、重いんですよ……だから部屋に置いてきました!」
「あぁはい。
I♡ますたー、なんて書いてあるTシャツにジャージ履いてる人には何も期待してないので安心して下さい」
一人安全地帯に身を隠したマシュ、聖女を卒業した性女……二人は自分達が生き残れた事を心底喜んでいた。
ーーーー地獄はまだ続くと知らずに。
『ぬぉぉぉお!気持ちよくなって来たぞぉぉお!!』
『もう対決なんてどうでもいいわっ。
今から私達は最強のアイドルによる最強のアイドルグループよ!』
『うむ!では結成を記念して歌おうではないかっ、高らかに……可憐に……我等二人で!!』
ーーーーこの日、カルデアが滅んだ。
ちなみに、マリーも座に還りました。
雑食主義者さん、お待たせしました……他にもリクエスト溜まりまくってるので頑張って書いていきたいと思ってるんで、見捨てないでね?
じゃあ、また次回も!マシュマシュ〜( ゚д゚)ノシ