思い付いちゃったfateネタ集   作:ジャックハルトル

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左半身が不運さんからのリクエストですな。

こんなのあってほしい。
絶対にニヤニヤしながら聞いちまうだろうなぁ…という考えの具現化。


なんでも答えるマシュマシュタイム・嘘禁止編

カルデアには館内放送というものがある。

誰かを呼び出す目的以外にも使われ、その使用用途はかなりの多様性を持っている。

 

今日はそんな館内放送の様子を伝えていきたいと思う。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ザッ……ザザザッ………

 

カルデア館内にノイズが響く。

その音を聞いたマスターやサーヴァントの皆が、おっ! とウキウキしながらスピーカーに耳を傾ける。

 

『はーい! 今日も始まりました!

なんでも答えるマシュマシュタイムのお時間でぇーーーす!!

みんなー? マシュマシューーー!!』

 

「マシュマシューーー! デュフフ」

 

気持ち悪い髭面の男が両手を上げて謎の挨拶をしている。

この放送、実はマスターが発案のラジオ番組のようなものだった。

毎回色んなサーヴァントを呼んで、MCと共に様々なトークを広げる、カルデアでの数少ない楽しみの一つとなっている。

 

『今日もみんなを癒す、お耳の恋人……マシュ・キリエライトでぇーーーす!!』

 

本来のマシュはこんなキャラクターではないのだが、マスターに『マシュの変わったキャラも見てみたい』と言われたため、無理矢理こんな口調になっているらしい。 哀れ。

 

『さて、みなさんを楽しませるにはマシュだけじゃ力不足かもしれません。

そんなマシュを手伝ってくれる今日のゲストは〜………マスター大好き嘘は嫌い、清姫さんでぇーーーす!!』

 

『マ、マシュマシュ〜……ご紹介に預かりました清姫です』

 

『さて清姫さん、早速ですが最近の嬉しかった出来事をプリーズ!』

 

『そうですねぇ…あ、クー・フーリンさんが嘘を吐いていたので、一度英霊の座に強制送還させてもらいました』

 

『キリングーーーー!! 個人的にはお世話になった人なので、ネタ的にもこう言わせてもらいましょう!

ーーーーランサーが死んだ! この人でなし!』

 

それって嬉しかった出来事なの? カルデアの心が一つになった瞬間だった。

実はこのとき、放送を聞いていた青タイツの男が、真っ青な顔で椅子から崩れ落ちるのを数人が目撃していたらしい。

 

『さて、まずは最初のコーナー。

アダ名を付けようのコーナーでぇーーす!

清姫さんはどういったアダ名がいいですか?』

 

『ん〜……可愛いのがいいですね。

前回の放送では、カエサルさんのアダ名を付けたんでしたよね? 確か……』

 

『DEBUですね』

 

慈悲は無かった。

前回放送以来、カエサルは周りのサーヴァント全員からDEBUと呼ばれ続けたせいで、精神的にボロボロになっているらしい。

 

『あの様なアダ名でなければ構いませんよ」

 

『清姫さんにあんな無様なアダ名を付けようなんて思いませんよ〜』

 

その言葉を聞いていた某DEBUが白眼を剥いて医務室に運び込まれた。

実に哀れな展開なのだが、周りのサーヴァント達は大笑いしていたらしい。

 

『きよひーちゃん、とかどうですか?」

 

『あら可愛らしい。 それでお願いできますか?」

 

『もちろんもちろん! 今日の放送内では、きよひーちゃんと呼ばせてもらいまーす!』

 

うふふ、と笑う清姫の声は満更でもないようで、実に嬉しそうだ。

 

『さて、ドンドン行きますよ! お次のコーナーは……きよひーの好きなもの嫌いなものコーナーでぇーーす!』

 

『嘘が嫌いです』

 

『……………も、もぉ〜、そんな事は知ってますよぉ〜』

 

一瞬空気が凍りついたのが聞いているだけのサーヴァント達にも伝わった。

その証拠に、寒そうにしているモードレッドの肩に、そっとマントを掛けてあげるアルトリアの姿が目撃されていた。

 

『あ〜……す、好きなものはなんですか?』

 

『ますたぁですね。 あ、マシュさんの事も大好きですよ? ……ますたぁに手を出したら座に還しますけど』

 

マシュは思ったーーーあれ? 手を出さないって嘘吐いたら某青タイツの二の舞になるし、手を出すって言っても某青タイツの二の舞なる……あれ、詰んだ? シールダーが死んだ! とか言われちゃうんですかね?

 

『この話はこれ以上広げる事もないでしょうし、次の話に移りませんか?』

 

『きよひー大好き!!』

 

『あらあら、私も大好きですよ』

 

清姫が話題を変えてくれなければ死んでいたかもしれない。

マシュの中で、清姫への評価がうなぎ登りしている。

 

『ではではお手紙コーナーに参りましょう!

今日もお手紙がいっぱい届いてますよ〜、さてさて一枚目の方は……えー、カルデアネーム、師匠さんからの手紙です『クー・フーリンを指導してくれた事、感謝しておるぞ? また機会があったらよろしく頼む』

なるほどなるほど……誰かは分かりませんが、感謝されているようですね。

そこらへん、きよひー的にはどうなんですか?』

 

『はい、また機会があれば教育させてもらいますよ』

 

クー・フーリンは逃げ出した。

 

『マシュ! 大変だ! クー・フーリンがどこか適当な場所にレイシフトしたんだ!』

 

『放送中ですので、ドクターは退出して下さい』

 

『あらあら、元気な方ですね…』

 

余談だが、レイシフトしたクー・フーリンを迎えに行ったのはスカサハだったらしく、最初は気合を入れ直すためにもう一度修行してやろうと思っていたのだが、大の男が嗚咽を漏らしながら服の袖で涙を拭っているのを目撃したらしく、久し振りに優しく頭を撫でてあげたそうな。

 

『では次の手紙に行きましょう。

カルデアネーム、マスター(本人)さんからの手紙ですーーーって、先輩!?』

 

『あらあら、私に何を聞きたいのでしょうか? ま・す・た・ぁ?』

 

『えーとですね……『最近、ストーカーに悩まされています。 どうにかならないでしょうか?』 です。

うん……まぁ、その……どうしましょうね?』

 

『困りましたね……私があれだけ厳重に警備していたというのに、まだそんな方がいらしたのですね?

そういう事なら、高位の気配遮断を持っているアサシンの方々を粛清した後、今後は更に警備を強化致しましょう』

 

『大変だマシュ! 多数のサーヴァントとマスター君が、ランダムな場所にレイシフトした!』

 

『放送中です』 ガゴッ

 

大きな打撃音がした後、ドクターロマンが会話に割り込んでくる事は無くなった。

 

『さて、時間も押しているので、次の手紙で最後にしましょう!

カルデアネーム、伝説のアイドルさんからのお手紙です!

『今度ライブをする事になったから、絶対に見に来なさい! 絶対に盛り上がると思うから楽しみにしてなさいよ!』

どうですか? 私は用事が出来る気がするので行きませんが、清姫さんは行きます?』

 

『あ、嫌です』

 

『バッサリ行きました!! バッサリすぎて驚きです!』

 

『嘘はつけませんからね』

 

『なるほど、奥が深い言葉ですねぇ……

と、名残惜しいようですが、ここでお時間が来てしまいました。

今回のゲストは清姫さんでしたーー!

それではみなさん? マシュマシューー!!』

 

『マ、マシュマシューー……』

 

ザッ……ザザッ……

 

これがカルデア内で人気のラジオ番組『なんでも答えるマシュマシュタイム』だ。

今日はハプニングが多かったが、きっとこの放送が終わる事はないだろう。

 

「ふぅ……今日も疲れました。

清姫さんもお疲れ様です」

 

「あら、きよひーとは呼んでいただけないのですか?」

 

「わ、私なんかが呼ぶなんて勿体ないです!

あれはラジオ番組だけでの呼び方なので……」

 

「そうですか……気に入っていましたのに…」

 

「えっと……その……」

 

「ふふっ、いつかそう呼んでもらえるときを待っていますよ。

それでは、私も部屋に戻らせてもらいますね。 マシュマシュ〜」

 

「もう言わないで下さいーーーー!!」

 

カルデアは今日も平和だ。




きっと逃げ出さなかったサーヴァントは酒呑童子くらいなんだろうなぁ……
今回の形式が割と気に入ったからまたやるかも?


【挿絵表示】

きっとこんな感じ
描いたのは俺じゃないけどな!!

活動報告の方でリクエスト募集しているので、このキャラがいい! こんなストーリー欲しい! などの要望があればお願いしますね〜。

ではマシュマシューーー!!
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