エミヤ出てるけど、これをリクエストに答えたって言ったら左半身が不運さんに殴られる気がする。
今更かもしれんけど、一応報告。
前話の後書きに挿絵載せときましたので、今後も欲しかったりしたら一言くれると嬉しいマシュ。
今回の話はタイトルを見れば何となく分かるはず……文字数の問題で2話構成にするけど、構わぬ? まぁ、文句を言われても載せるんですが。
どうも、マシュ・キリエライトです。
今日はカルデアでの一大イベントの開催日です。 不肖この私も少しばかり興奮してしまっています。
他の皆さんもソワソワしているようですね。
特に、俊敏に自信がある方はギラギラしているほどです。
さぁ……始めましょうーーーー鬼ごっこを。
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「えー……それでは鬼を発表する。
今回の鬼は3人、最後まで生き残った者には可能な限りの願いを叶えると約束しよう」
今回は3人ですか……メンバーによっては相当な修羅場になりそうですね。
っと、まだ先輩が話している最中ですね、話に集中しましょう。
「今回も俺が鬼を決めさせてもらった。
そのうえで言わせてもらう、今回はーーーー修羅場になるぞ?」
うわぁ……先輩、すっごい楽しそうですね。
先輩の事ですから確実にエグいサーヴァント達を当ててくるんでしょうね……
「えー、まずは一人目『牛若丸』」
「了解しました、主殿」
ま、マジですか……元々の俊敏値だけでもA+ある超スピードのサーヴァントですよ……
「二人目は……『沖田 総司』」
「おや、今回は追いかける側ですか。
ま、沖田さんから逃げられるものなら、頑張って逃げて下さいね〜」
またもやA+とか……先輩、私達に勝たせる気ありませんよね?
縮地を使われたら、逃げ切れるサーヴァントなんていませんよ…
「三人目は……うん、まぁ『クー・フーリン』でいいや」
「おい! 俺だけ扱い雑じゃねぇか!?」
あ、周りの皆さんもちょっとだけ安心してますね。
最速のサーヴァントとか言っておきながらその実、俊敏値はA……先のお二人に比べるとどうしても見劣りしますからね。
「まぁあれだ、クー・フーリンと聞いて安心しているようだけど、俊敏値Aって事はアルトリアでも逃げられないステータス値だからな〜」
「「まぁ、私達より遅いですけど」」
「放っとけや!!」
でも実際、この三人はとんでもないレベルで速いです。
………やっぱり、先輩は私達を勝たせる気が更々無いと見ました。
「んじゃあ合図をしてから1分後に鬼を放つ。
レイシフト先はローマ、逃げてもいい範囲はコロッセオ内部。
会場の提供は、ネロに協力してもらった」
「うむ、楽しんでくるがよい」
たかが鬼ごっこにコロッセオ貸し切るとか……さすがはネロ陛下ですね、痺れます、憧れます。
「あ、アサシンと清姫には一つ注意しておくけど、気配遮断、ストーキングの使用は禁止とする。
鬼も子も宝具の使用は許可するけど、殺傷能力のある宝具のは禁止だ。
クー・フーリンとスカサハには、このニャンニャン棒を代わりに渡しておく」
「いや、これ宝具どころかただの玩具じゃねぇか! どうやって使うんだよ!!」
「文句を言うなセタンタ。 それに、見てみろーーーー可愛いじゃないか」
スカサハさんって意外と可愛いもの好きだったんですね……個人的な妄想に過ぎないのですが、部屋はぬいぐるみで溢れ返ってくれていれば、ギャップ萌えとしては満点です。
「よし、ルール説明も終わったな。
んじゃ行くぞー、よーい………ドン!!」
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3……2……1……レイシフト、完了
元・第二特異点 人理定礎値 F
AD.0060 永遠鬼遊戯帝国 セプテム
薔薇の皇帝…が見守る鬼ごっこ大会
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ふぅ……着きましたね。
ここが、かの有名なコロッセオですか。
ネロ皇帝が作り上げた
「お、マシュではないか」
「ひゃっ! って…ネロ陛下ですか。
どうしたんですか?早く隠れないと……」
「うむ、その事なんだがーーー余と組む気はないか? お主のスキルや宝具と、余の皇帝特権が合わさればこの戦、勝ちに行けると思わんか?」
「なるほど……」
確かに、ネロ陛下の皇帝特権は非常に強力な能力です。
しかもランクはEX、やりようによっては俊敏値を上げる事など容易いでしょうね。
そこに私の盾が合わされば……この鬼ごっこ、勝利は目前かもしれませんね。
「足手まといになるかもしれませんが、よろしくお願いします」
「うむ、余と共に勝利を掴もうではないか!」
こうして、私とネロ陛下の連合が締結さらました。
「どうしましょう、このままここに居てもいずれは見つかってしまいます。
もし仮に複数人で囲まれては、いかに私達でも逃げ切るのは難しいですよ?」
「その点は余に考えがある。 ついて参れ!」
と、ネロ陛下について来た場所は、王侯貴族達が観戦する席でしょうか?
備え付けの大きな椅子などがあるので、隠れるにはうってつけの場所ですね。
「流石はネロ陛下ですね。 ここなら簡単には見つからないでしょう」
「それに、ここからならば、このコロッセオ全体を見る事も出来る。
っと……鬼達が来たな、しばらくはここで様子を見る事にするぞ」
「はい………あっ! 誰かが追われていますね……あれはーーーブリュンヒルデさんですね」
「そのようだな…確か、奴の俊敏値はA……
しかし、追っ手が悪いな。
クー・フーリンならまだしも、追っているのは総司、逃げ切るのは不可能に近いであろう」
さすがはネロ陛下です、状況判断力もピカイチですね。
確かに追っ手がクー・フーリンさんなら俊敏値がお互いにAなので、逃げ切る事は可能かもしれませんが……相手はあの沖田 総司なのですから。
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「戦乙女とも称されるブリュンヒルデ殿、相手にとって不足なし……ですが、私に見つかったのが運の尽きですね」
「私にも……叶えて欲しい願いがあります。
力ずくでも……逃げさせて、もらいます」
沖田が駆ける。 その速度は常人では視認すら不可能とさえ思えるほどの速度だ。
しかし、それは相手が常人だった場合の話。
相対するは戦乙女ブリュンヒルデ……沖田の動きは見切っている。
大きく跳躍すると、その手に持つ槍を巨大化させ
「『
ーーーーー放つ。
「いきなり宝具ですか!!」
超速で放たれた槍は、寸分違わぬ精度で沖田に直撃した。
轟音と共に砂煙が舞い上がり、ブリュンヒルデの視界を覆い隠す。
「ごめんなさい……私にも叶えたい願いがあります。………愛しい、愛しい、愛する……あなた」
不穏なセリフを言い残し、地面に降り立ったブリュンヒルデはその場を去ろうとする。
だが……
ポンっ
「戦乙女ともあろう者が勝利に酔い、相手の生死を確認しないとは………私の、勝ちです」
「そんな……っ! 何故アレを……」
「スキルによる回避を行ったまだです」
「わかりました……私の、完敗です…」
注意しておくが、これはあくまでも鬼ごっこだ。
宝具使ったり、スキルを使ったりしているが、ルール上何も問題はない。
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「凄まじい戦闘能力ですね……沖田さんに追われたら逃げ切れる気がしませんよ…」
「う、うむ。 余もあれほどとは思わなんだ……これは益々見つかる訳にはいなんのぅ」
実はですね、こうして内緒話をしている間にも各所から悲鳴が響いているんですよ……
それはもう、断末魔の様な叫び中心に。
ちょんちょん
「ん? どうしたんですか、ネロ陛下?」
「いや、コロッセオの頂上にな、なんか……」
ネロ陛下にしては歯切れが悪いですね……頂上? 一番高い所に一体何がーーーーって、何やってるんですか……エミヤさん…
「さっきからあそこにずっとおるのだが…彼奴はアホなのか?」
「少なくともこの状況では……否定出来ません」
普段は頼りになる人なんですけどね……一体何を考えているのやら……
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こうしてここに立っていれば、鬼達の目は自然と私に集まる筈だ。
そうすれば他の者の願いが叶えやすくなるはず……うん、私、超正義の味方してる。
おや? あれは牛若丸だな……私の方を見ているが、どう動こうとこの鷹の目からは逃げられんぞ?
って、あれ? 一瞥しただけでどっか行くの?
君の八艘跳ならすぐに近づけるんじゃないのかね?
なんで無視するのかね?
むっ、次は沖田がこちらを見ているな。
ちょっ、また一瞥してどっか行った……
「……………なんでさぁぁぁぁあ!!」
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「本当に何をしておるのだ彼奴は」
「本当は頼りになる人なんです……」
ゾクリっ
「ネロ陛下! 下から誰かが来ます!」
「うむ、わかっておる! 戦闘準備をせい!」
そして、私達の前に現れたのは……
「よう、嬢ちゃん達……早速だが、覚悟はいいな?」
次回に続く……
ブリュンヒルデさんは本来なら沖田なんぞ足元にも及ばないくらいのサーヴァントなんでしょうねぇ…神性ある時点でね。
エミヤ? あぁ…彼はいいんだよ、アレで。
と、前書きにも書きましたけど、今回は2話編成です。
1話完結のタグがあるだろうって? ふはは…よく見てみるがよい。
ではまた次回に〜、マシュマシュ〜