バカとテストと召喚獣〜三年生〜   作:10ten

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ああ、どうしても愛子が入って修羅場になるしかない状態になってしまう…


合宿と壊れる輪
特例のAクラス


~朝会~

 

鉄人「本来なら2年生だけなのだが、お前等の学年にはバカが多すぎるため」

 

Fモブ「誰だよそのバカ」「ふざけんなよ俺等も巻き添いかよ」「全く失礼な奴らだな」

 

鉄人「お前等だFクラス」

 

F「「「な、何だってぇぇぇぇぇぇ」」」

 

愛子「相変わらずだねFクラスは」

 

明久「そうだね、愛子」

 

愛子「でもさ、去年までアッキーは彼処のビリだったんだよね」

 

明久「黒歴史です」

 

愛子「でもそこから学年を飛ばして学園の2位なんだからすごいよアッキー」

 

明久「うん、ありがとう愛子、でもさ…何で腕組んでるの?」

 

愛子「いいじゃん別に、僕とアッキーの間柄なんだからさ」///

 

明久「いや…優子の目線がすごいんだよ」

 

優子(¬_¬)ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

愛子「す、すごいね…」

 

鉄人「だから、特別に合宿を開くことになった」

 

愛子「?何の話?」

 

明久「聞いてなかったの?」

 

愛子「すいません…」シュン

 

明久「ようはバカが多いから2年の時にやった合宿を開くことになったってことだよ」

 

愛子「なるほど、よくわかったよ」

 

優子「話を聞かなくなるほど明久を見てたってことかしら?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

明久「ゆ、優子‼いつからそこに‼」

 

優子「今さっきよ、朝会も終わったし、愛子少し話さない」

 

愛子「助けてアッキー」

 

明久「ごめん愛子、ここは助k「次は明久だからね」愛子、ここは一緒に助け合いながら逃げよう」

 

愛子「うん」

 

『ダッ』

 

優子「あ、まちなさーーい」

 

翔子「…みんな元気…とてもいいこと」

 

 

 

~合宿当日~

 

明久「フェー大っきいバスだな~」

 

優子「そうね、去年のよりも大っきいわ」

 

愛子「流石にびっくりだね〜」

 

翔子「……大きい」

 

明久「でも来るの早過ぎたね」

 

愛子「バスの中で待ってようよ」

 

優子「そうね、ここで待ってても意味ないものね」

 

翔子「……開いてる」

 

明久「もう誰かきてるのかな?」

 

といい顔をバスの中にいれてよくみると

 

久保「やぁ、随分と早いんだね明久君」

 

明久「く、久保君!随分と早いのはそっちだよ」

 

久保「僕もさっき来たばかりさ」

 

優子「え、久保君いるの?」

 

愛子「本当だ、早いんだね久保君」

 

翔子「…私たちもだけど早すぎる」

 

久保「はは、今年はすごく楽しみだからね」

 

明久「僕もだよ」

 

優子「いいえ、去年は私たち勉強のことしか考えてなかったから、今年はみんなさらに楽しみにしているはずよ」

 

明久「何で?」

 

愛子「アッキーのおかげだよ」

 

明久「僕なにもしてないよ」

 

翔子「明久はみんなに教えてくれた」

 

明久「そ、そんな、僕が教わってばかりなのに」

 

翔子「勉強じゃない」

 

愛子「アッキーは僕たちに遊び心を教えてくれたんだよ」

 

明久「遊び心?」

 

優子「そうよ」

 

久保「僕たちは去年まで勉強さえできればいいと考える人たちばっかだったんだ。

でも、明久が次席になってみんなと接して、笑わしてくれて、勉強ばかりだった僕たちは心から笑ったのは久しぶりだったんだ。

そしてわからしてくれた、生徒に一番大切なのは勉強なんかじゃない、みんなと楽しい思い出を作ること、心から笑いあうこと、楽しむことを僕たちに思い出させてくれたのは明久君、君なんだ」

 

明久「なんか…照れるな…」

 

久保「Aクラスを代表していうよ、ありがとう明久君」

 

翔子「私からも、ありがとう」

 

愛子「アッキーありがとね」

 

優子「明久、みんなが笑っていられるのはあなたのおかげ、だから…あなたは私たちを頼っていいのよ。恩返しされたと思うぐらいの気分でね」

 

明久「うん…どういたしまして」

 

Aモブ「あれ?吉井も早いな、実は俺もお前といくのが楽しみでよ」

「吉井、お前の馬鹿騒ぎ楽しみにしてるぜ」

「吉井君、みんなも随分早いのね、こんなに楽しみだったのは私だけじゃないんだ」

「うをぉ、何でこんなにいるんだ?みんな時間10分に来てなかったか?」

「それだけ楽しみってことでしょみんながさ」

ワイワイガヤガヤ

 

~出発45分前~

 

高橋「ふぅ早く来過ぎてしまいました。みんなはまだ来てないでしょう…でもなんでこんな早くきてしまったのでしょう?」

 

「お、高橋先生じゃね」「本当だ」「おーい高橋せんせーい」「高橋せんせーいみんな揃ってますよ」「先生で最後ですよー」

 

高橋「みなさん…こんなに早く来ているなんて……吉井君のおかげですかねこんなに明るいAクラスなのは」

 

「せんせー早く行きましょう」「ビリですよー」「先生急いでー」

 

高橋「今行きます」

 

こうして今まで明るさが少ないと言われて来たAクラスは一人の観察処分者によって一番明るいクラスとなった

 

~バス内~

 

高橋「みなさん準備はいいですか?」

 

「「「おおーーーーーーーーーーーーーー」」」

 

高橋「それでは」

 

『『『しゅっぱーーーーーーーーつ』』』

 

運転手「あいよ、おっちゃんに任せておきな」(長年Aクラスのバスの運転手を務めて来たがここまで明るいAクラスは、初めてだな…あの少年がこの輪を作ったのか、素晴らしい子だ。

しかし、だからこそ万が一に彼を失った時はこの輪がひどく壊れることになる。

そんなことがなければいいがな…)

 

このバスは高橋先生を含めた全員が楽しそうにしていた。しかし、彼らは知らなかったこれから起こる悲劇を、そのAクラスはまるで翼をなくした鳥のようだった




ああ、もう明久ハーレムでいいや

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