バカとテストと召喚獣〜三年生〜   作:10ten

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今回は…書いてて嫌な気分になりました…


突然の事態

〜とある電車〜

 

姫路「あれは出来ましたか?美波ちゃん」

 

島田「ええ、バッチリよ」

 

姫路「あれが成功すると、明久君が大怪我を追うかもしれませんが」

 

島田「アキならいきるでしょう」

 

姫路「Aクラスのみんながいなくなれば」

 

島田「私達だけを見るはずだわ」

 

姫路「あの人たちともお別れですね」

 

島田「まあ、人のものを奪う泥棒猫を駆除しただけよ」

 

姫路「そうですね。成功するといいですね」

 

島田「成功するに決まってるわ、瑞樹が考えた作戦なんですもの」

 

姫路「うふふふふふふふふふふふ」

 

島田「あははははははははははは」

 

雄二「なにを話してるんだ…あいつ等」

 

〜バス内~

 

運転手(ッチ、今日はブレーキの様子がおかしいな…何事もないように気をつけねばな)

運転手「さぁ高速に入るから気をつけてね。」

 

『は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」

 

数分後

事件はここから始まった…

 

 

 

運転手(おっと、ここは急カーブだ)

 

ギュルルルルルルルルル

 

運転手「なぁ‼」

 

急カーブしようとしたバスはブレーキが滑り高速のままスリップ状態である

 

「なっなんなんだ」「ウェぐるぐる回ってるぞ」「どうなってんだ⁉」

 

高橋「運転手さん、どうしたんですか?」

 

運転手「バスのタイヤがスリップしています。生徒を座らせた後先生も座ってください」

 

高橋「わ、わかりました。」

高橋「皆さん落ち着いて座ってください」

 

「なんなんだよ」「おい、壁にぶつかるぞ」「この高速道路、地上から30mほど離れてるぞ」

運転手「危ない」

 

ギュルルルルルルルルル

 

スリップしながらも壁を必死によけるが

 

運転手「くそ、拉致が空かない」

 

明久「先生、召喚許可を」

 

高橋「なにするんですか⁈」

 

明久「説明している暇はありません‼早く‼召喚許可を‼」

 

高橋「…分かりました…承認します」

 

明久「サモン」

 

【総合科目】

 

吉井 明久 5724点

 

愛子「アッキー、何するつもり?」

 

優子「大人しく座りなさい」

 

久保「明久君‼危ないよ」

 

翔子「明久…早く…」

 

明久「……このままいても、壁にぶつかるだけだ…」

 

愛子「だったらどうするのさ⁉」

 

優子「私達じゃどうしようもできないわ」

 

明久「確かにみんなは出来ない」

 

久保「だったら早く」

 

翔子「明久…危ない…」

 

明久「でも…僕ならどうにか出来るんだ…」

 

「「「「‼‼‼‼‼‼」」」」

 

明久「このバスは…僕が止めて見せる‼」

 

「「「‼‼‼‼‼‼」」」」

 

明久「いくよ」ダッ

 

愛子「待って明久君」

 

優子「無茶しちゃだめぇぇ」

 

久保「明久君‼」

 

翔子「明久」

 

バリィィィィン

明久の召喚獣が窓を割り明久と共に外に出る

 

「お、おい吉井」「なにしてるんだよ」「俺たちも飛び降りれば」「危ないよ、バカ」

 

明久「フー」

 

〜回想〜

 

明久「学園長、用事とはなんですか?」

 

カヲル「あんた点数が上がって腕輪が使えなくなっただろ」

 

明久「ああ、学園長に渡した奴ですか」

 

カヲル「あれを今のあんたの点数でも使えるようにしたのさ」

 

明久「本当ですか‼」

 

カヲル「ああさね、ただし使えるのは一回だけさね、時と場所を選びな」

 

明久「ありがとうございます」

 

〜回想終了〜

 

明久「時と場所…それは今だ‼」

 

『ダブル』

 

吉井 明久 2862点×2

 

『虹色装備』

 

吉井 明久 362点×2

 

明久「茶色 土壁」

 

土の壁が出来上がる

 

明久「さらにミックス発動」

 

明久「それから白を混ぜ」

 

明久「属性・ゴム」

 

明久(でもこれを突き破ってくるだろう…その時は‼)

 

「な、なんだこれ」「ゴムだ、吉井が張ってくれたんだ」「助かるぞ〜」

 

ブチ

 

「「「なに‼‼‼‼‼‼」」」

 

「突き破るぞ」「気をつけろ‼」

 

ブチブチブチ

 

明久「フー」

 

明久『ギア2』

 

明久「色は『黒』属性は純粋なるパワーだ‼」

 

ブチン

 

「「「ギャーーー」」」「「「ワァーーーーーー」」」

 

明久「うをぉぉぉぉぉぉぉ」

 

ガン

 

右側のタイヤを召喚獣の一体が止めて、もう一体が反対のタイヤ、僕が真ん中を抑えている状態だ‼

 

愛子「アッキー‼」

優子「明久‼」

翔子「明久…」

久保「明久君…」

高橋「吉井君‼」

「「「よ、吉井(君)‼‼‼‼‼‼」」」

 

明久「うをぉぉぉぉぉぉぉ」

明久「俺がぁみんなを助けるんだぁぁぁ」

 

 

運転手(なんて子だ‼この状況で一人で逃げることを考えず、むしろ助けることしか考えていない…しかもこの子は観察処分者、両方の召喚獣のダメージも来ているはずなのに…本人も止めようとするなんて…)

 

ボキバキ

 

明久「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

愛子「アッキー‼やめてよ」

優子「そうよ、このままじゃあ明久が」

翔子「観察処分者だから…召喚獣の分のダメージもあるはずなのに…」

久保「普通の3倍ものダメージってわけなんだね」

高橋「吉井君‼今すぐやめなさい」

「吉井、やめろよ」「今のうちに降りて少しでもバスを軽く…」「ダメだ‼レールにぶつかった衝撃で空かなくなっとる」

 

明久「がぁぁぁグゥゥゥゥゥ」

 

明久『パーフェクトモード』

 

腕などに防具が着く

 

明久「うをおぉぉぉぉぉぉ」

 

キキィィィィィィィィ

 

「とっ…止まった…のか…」「と、止まったぞぉぉぉ」「後少しで落ちてるところだった」

 

優子愛子翔子久保「「「「明久(君)」」」」

 

「そうだ、吉井〜」「お前のおかげで助かったぞー」

 

明久「・・・・・・・・・・」

 

「よ、吉井〜?」「ど、どうしたんだよ」

 

明久「・・・・・・・・・」グラッ

 

ズザザザァァァァァァ

 

明久は後ろの坂に落ちていった

 

「明久‼」「アッキー‼」「…明久‼」「明久君‼」「よ、吉井‼」「吉井君‼」「吉井‼‼‼‼‼‼」「お、おい吉井‼」

ダッ

 

高橋「み、皆さん」

 

運転手「先生も言ってあげてください」

 

高橋「し、しかし…」

 

運転手「いきたそうですよ…あの子を助けに…」

 

高橋「学校への連絡が…」

 

運転手「私がしておきます。救急車と、西村先生を呼びましょう」

 

高橋「…ありがとうございます」ダッ

 

運転手「………さてと、私は連絡を…」

 

運転手(なんなんだあの子は…みんなのために命を投げ捨てる覚悟を感じた…あんな子がこの世にいるなんて…神様でも仏様でもいい、彼を助けてくれるなら悪魔でも閻魔でもいい…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『彼を助けてあげてくれ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜電車〜

 

プルルルルルルルプルルルルルルルル

鉄人「はい、もしもし西村ですけど、あ○○さんですか、毎年どーもありがとうございます。で、どうしましたか……はい……ええ…Aクラスのバスが‼……なにぃ吉井が‼‼分かりました。今すぐ向かいます」

 

雄二「なんだ…明久のやつ何か起こしたのか?」

 

秀吉「明久がおらんと楽しさが欠けるのう」

 

康太「……寂しい…」

 

 

姫路「美波ちゃん、今の電話…」

 

島田「ええ、間違いないわね」

 

「「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」」

 

雄二(なんだ…あいつ等の不気味な笑みは…)

 

 

鉄人「あーゴホン先生は突如いかなければいけないところが出来た。私がいなくなるから福原先生の言うことを聞くように」

 

『は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」

 

雄二(用事ってなんだ…)

 

 

 

○○駅〜○○駅〜お出口は右側です

鉄人(吉井、無事でいろよ‼)


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