明久「先生、僕の体はどうですか?」
先生「右腕はダメになってるね。もうほとんど動かないだろう」
先生「あとは足だね、歩くことはできても走るのはよしといた方がいいだろうね」
先生「あとは髪はアルビノ状態だね、その目や内臓については君の回復力がすごいってことにしておくよ」
明久「ありがとうございました」
先生「合宿所まで送ろう、その足じゃあ山は大変だろう」
明久「ありがとうございます何から何まで」
先生「いいって、患者を手厚く扱うのが病院で働く人の使命だ」
先生「それでは行きますから準備してください」
明久「はい、先生」
〜合宿所〜
鉄人「Aクラスはどうしますか?全員が頬心状態ですが?」
モブ先生「そうですね…事故が怖かったのでしょうか?」
福原「それもあるでしょうが一番は円の中心点を失ったことでしょう」
モブ先生「円の中心点?」
福原「吉井君のことです」
モブ先生「確かに彼は観察処分者だけど、テストの点数は首席を超えているが、彼はまだAクラスになったばかりですよ、いきなりみんなと仲良くできるとは到底…」
高橋「いいえ、彼はAクラスを引っ張っているリーダーです。今日だってみんな来るのが早かったんですよ?去年度と比べて格別に…それにバス内でも彼が盛り上げてくれましたし…彼は普通の人では持てない何かを持ってるんでしょう……」
高橋(泣)「なのにあんなめに…彼はあんなに頑張ったのに…私は教師なのに…何もできなかったのが…非常に悔しい…私に腹が立ちます…」
カヲル「はぁ、西村、高橋を連れていきな」
西村「はい…高橋先生、少し外へ」
高橋「ありがとうございます」
カヲル「結局あれは事故なのかい?」
モブ先生「分かりません…吉井君が止めてくれましたがあらゆるところが壊れていて、その原因は事故のものなので事故と考えるのが普通かと」
カヲル「とりあえずめんどくさいことにh『プルルルルル プルルルルル』なんさね」ガチャ
医者「もしもし、文月学園の方ですか?」
カヲル「でなきゃ電話には出れんさね」
医者「吉井君ことですが、今そっちに連れていってます」
カヲル「‼‼」ガタ
医者「色々と後遺症がありますが彼は元気です、校門前に先生をお願いします」
カヲル「あと何分ぐらいさね」
医者「5分もかからないと思います」
医者「では」プープープー
カヲル「…………」ガチャ
モブ先生「なんの電話だったんですか?」
カヲル「この会議が無駄だったってことさね」
西村「失礼します」
高橋「し、失礼します」
カヲル「ちょうどさね、2人とも校門前に立ってな」
西村&高橋「は、はい…」
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高橋「何なんでしょうか?校門前に立たせて」
西村「ん、車が来ますね」
高橋「お客でしょうか?」
「ありがとうございました」
「いやいや、このあとも頑張るんだよ」
「はい」
「ここからは車では行きにくいから歩いて送ろう」
「いえ、十分です?」
「いいよ、説明も必要だからね」
「そうですか?ではお願いします」
トコトコトコ
西村「お、お前…」
高橋「よ、吉井君…」
明久「お久しぶりです、西村先生、高橋先生」
西村「なんだ?その髪は」
医者「あとで説明します。吉井君はもういってもいいですよ」
西村「そうだ、坂本達を呼んでこよう、親友だよなお前らは」
明久「あ、西村先生、雄二達は確かに親友ですけど…行かなきゃいけないところがあるんです…どこよりも1番に…」
高橋「吉井君…生きてて良かったです」グスン
明久「高橋先生、笑ってください、泣いてる先生よりも笑っている先生の方が好きですよ。俺もみんなも」
高橋「……ええ、そうですね」
西村「では先生(医者)こちらへどうぞ、職員室に案内します」
医者「ええ、ありがとうございます」
高橋「吉井君…あの子達をよろしくお願いします」
明久「任せてください」
こうして僕はAクラスへと、足を運んだ
前書きも後書きも何も書いたらいいかわからない件について