劇場版ドラゴンボールZー未来超決戦!ピンクでやわくてヤバイ奴!!ー   作:ふぁみゆ

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では、始まります!


其の一

「な!なんだこれは!?」

 

カプセルコーポレーションの前、一部の建物がボロボロになった姿を見てトランクスは動揺する。

 

平和になったこの街に似つかわしくない光景。もしや、地球に、また新たな脅威が!?

すると、この中にいたであろう母は!?

 

慌てて家の方へと走りだす

 

「やはり!カプセルコーポレーションの中に途轍もない気を感じる!まだ母さんは無事みたいだけどこのままでは危ない」

 

そして、勢い良く扉を開けて声を張り上げた

 

「母さん!!」

 

そこにいたのは!!

 

 

 

 

「ハムハム、ムシャムシャ…」

 

「本当によく食べるわね〜。あ、まだパンケーキのおかわりあるからたくさんお食べ」

 

「キキャキャッ!!」

 

パンケーキを手で掴み、美味しそうに頬張る謎のピンク色の生物と

その得体のしれない何かにお皿に山盛りのパンケーキを持っていく、母ブルマの姿だった…

 

「……え、え〜っと」

 

目の前に広がるよく分からない光景に頭が混乱してしまうトランクス…

 

(な、なんだこの状況は?母さんは一体、何をしているんだ…)

 

思わず目を丸くする

 

そんなトランクスにようやく気づいたブルマ

 

 

「あ、トランクス、おかえりなさい。なんだ、帰ってくるなら連絡くらいしなさいよ」

 

「え、あぁ、ごめん。突然行っておどろかせようと…って!そうじゃなくて!!」

 

ブルマの一声でようやく我に返ったトランクスはもしゃもしゃとパンケーキを頬張る何かを指差す。

 

「一体何なんだこいつは!?」

 

「キィ?」

 

指をさされたピンクの生き物は小首を傾げる。

そして、ブルマは至って平然としていた。

 

「昨日、家の前に落ちてきたのよ。どうやら、何かの拍子に宇宙からここまで落下してきたみたいね。」

 

「落ちてきたみたいって…」

 

あまりにも平然としているブルマに開いた口が塞がらないトランクス

そして、ビンクの少女はブルマの持ってきた皿からパンケーキを取る

 

「あの、母さん、その子、危険はないの?」

 

恐る恐る尋ねると

 

「そうねぇ、落ちてきた時こそ周りをあんなふうにしたけどきっと落ちてきた衝撃で周りが壊れちゃったみたいで、この子に悪気はなかったみたいね。それに、ちっちゃい子供みたいな感じで無邪気なんだけどすごく大人しいわよ。」

 

 

「そっか、それは良かった」

 

とトランクスはほっと胸をなでおろ…

 

「あ、でもベジータの戦闘力スカウターで計測しようとしたら戦闘力が上がりすぎて測定不能になったわね。」

 

「滅茶苦茶危険じゃないか!!」

 

せなかった。目の前の少女に対し厳しい表情を見せるトランクス。

トランクスは感じ取っていた。このピンクの少女が持つ計り知れないパワーを…

そのパワーがもし、人々に向けられればどうなってしまうのかを…

 

(ようやく人造人間の脅威が去って復興が進んできたんだ。これ以上危険な芽をこの地球に残してはいけないんだ!!)

 

トランクスの脳裏に浮かんでいるのは人造人間により地獄に変えられた世界。建物は崩れ、人々は倒れ

そして、尊敬していた師匠までもが…

 

(ようやくこの世界は平和を取り戻したんだ。あんな地獄、もうたくさんだ!!)

 

その苦しい記憶がトランクスの心に火をつけた

 

「ハア!!」

 

気を開放するトランクス

母、ブルマを守るように前に出る

 

「トランクス!?」

 

「母さん、下がって、こいつは僕が倒す。もう二度と、この地球の平和を脅かさせはしない!!」

 

シュインシュイン…

 

青だったトランクスの髪が金色に変わる。

 

膨れ上がった気に少女も顔をあげてトランクスを見た

 

スッ…

 

少女に手を向けるトランクス

 

「絶対にこの世界を守って見せる!!」

 

絶望を味わった戦士の強い使命感が目の前の恐怖を排除しようと動き出した…

 

「馬鹿!やめなさい!!」

 

そしてトランクスが手のひらに気を集めようとしたとき

スパーン!

と小気味いい音が響いた。

 

ブルマがトランクスにビンタをかましたのだ

 

「なっ、か母さん?」

 

ダメージはない物の驚いて変身を解くトランクス

 

「トランクス、今この子を倒そうとしたわね?」

 

二人の様子を不思議そうに眺める少女

 

「母さん、この子はこの子は得体のしれない力を持っている。このまま野放しにしていては地球が…」

 

焦りすら感じられる我が子の言動に深くため息をつくブルマ

 

「それがどうしたの?ただ力を持っているってだけで、あなたは人を殺すの?そんなの、なんの理由もなく破壊の限りを尽くしてきた人造人間となにも変わらないじゃない。」

 

「そ、それは…」

 

母の言葉にトランクスは何も言い返せない。

 

「それに力を持っていて地球を壊すことができるってのはあなただって同じようなものでしょ?」

 

「…」

 

考えたこともなかった。ひょっとすると僕がこの少女に危険を感じたように、町の人々も僕に対して恐れを抱いていたのだろうか…

今まで感じたことのなかった不安がトランクスを襲う。もしかしたら目の前のピンクの少女だって…

 

複雑な表情を浮かべるトランクスに今度は優しく話しかけるブルマ

 

「あなたが今まで、この時代で必死に一人で戦ってきたのは分かっているわ。でも、一人で背負いすぎてるんじゃないかしら?」

 

そう、過去の時代では一緒に戦った頼もしい仲間たちがいた。しかし、この時代では違う。

大切な師匠も失い。たった一人で戦ってきた。

 

「一度ゆっくりと深呼吸をして肩の力を抜いてみなさい。そしたら、きっと世界は変わるわ。使命を一度脱ぎ捨てて心に余裕を作れば今までみえなかったものも見えるようになるはずよ」

 

これからも一人で地球を守っていかなければならない。その使命感はいつしかトランクスの心のゆとりを奪い。視野を狭めていたのかもしれない。

 

ゆっくりと大きく息を吸う。そして、肩の力を抜いてみた

 

目の前にいるピンクの少女はムシャムシャと美味しそうにパンケーキを頬張るだけだった。

そこには人造人間のような嗜虐性もセルのような邪悪さもない。

その心は純粋そのものだ。

 

(僕は、何を焦っていたんだろう)

 

「ごめん、母さん。僕が間違っていたよ」

 

「よし!それでいい!」

 

するとブルマはポンと手を叩くとこんな提案をした。

 

「そうだ!あなたしばらく休みなんでしょ?だったらこの子の面倒はあなたが見なさいよ!」

 

「えぇ!?」

 

突然の提案に驚きを隠せないトランクス

 

「だって、この子、すごいパワーを持っているんでしょ?だったら、いざという時に止められるのはあなたしかいないわ!だから、この子がいい子に育つように貴方がちゃんと面倒見てあげればいいのよ。この子が悪さしないように監視することもできるしね!」

 

「キャキッ?」

 

と、パンケーキを手に持った少女を抱き上げてトランクスの前に持っていく

 

「面倒を見るって…僕にできるかな?」

 

だが、もし、この子が正しい心も持ってくれれば自分のように、いや、自分を超える心強い戦士になってくれるかもしれない。

そうなれば、答えはひとつだ

 

「分かった。僕にどこまで出来るか分からないけど、やってみるよ!」

 

「よし!決まり!」

 

そして、トランクスは少女に目線を合わせて話しかける…。

 

「はじめまして、僕はトランクス」

 

「キ?…トラン…ク…?」

 

「トランクスだよ。よろしくね、えっと…」

 

名前がわからないため抱き上げているブルマに目配せをする。

しかし、ブルマにも答えられなかった。

 

「そう言えば、名前決めてなかったな…トランクス、これからあなたが面倒見るんだからあなたかつけなさい」

 

と、再び母からの提案。

今日の母さんはなんだか無茶ぶりが多いな、などと思いながらトランクスは頭をひねった

 

「そうだな…」

 

トランクスが思いうかべたのは憧れだった師匠。強くて、優しくて、そして気高かった自分にとってのあこがれの戦士、孫悟飯。

彼女にもいつか彼のような立派な人間になってほしい。そう思ったトランクスは少女に名前をつけた

 

「よし、君の名前はライスだ」

 

「ライス?…トランクス?…」

 

「あぁ、よろしくね、ライス!」

 

笑顔を向け差し出されたトランクスの手。それを

 

「トランクス…キャキャッ!トランクス!!」

 

ライスは静かに握り返した…




ファミユ「どうも!ファミユです!という訳で始まりました!劇場版ドラゴンボールZー未来超決戦!ピンクでやわくてヤバイ奴!!ー」

ベジータ「おい貴様!俺の息子を主役に置いた小説だと聞いて見てみればなんだこれは!」

ファミユ「え?何かまずかったですか?」

ベジータ「いきなりヤバそうな導入で始まったと思ったら、戦闘描写一切なしだと?拍子抜けもいいところだ!さっさとトランクスの戦う姿を拝ませやがれ!!」

ファミユ「いや、その、申し訳ないトランクスの戦闘は少し先になってしまいます。今回は其の一なので、状況を理解してもらえればいいかな〜と(それに引き伸ばしはドラゴンボールの基本だし)ボソッ」

ベジータ「ん?なにか言いやがったか?」

ファミユ「いえ!なんでも!!」

ベジータ「まぁいい、それにこのトランクスの行動。少し浅はかすぎるんじゃあないのか?」

ファミユ「"とんでもないパワーを持っているというだけでライスを殺そうとした"というところですか?この描写に関しては僕もすごく迷ったのですが、人造人間とセルという化物との戦いを連続で経験し深い絶望を味わった、そして、地球を守るのは自分しかいないという強い使命感を持っている、(ベジータのように少しひねくれた一面もある)。そんなトランクスが再び得体のしれない力に遭遇してしまったらこう出るのかなと思いました。実際これ以上人造人間が増えないようにドクターゲロの工場を破壊したりしてましたから、危険は未然に防ごうとするいちめんもあると思うんですよね」

ベジータ「しかし、あくまでこれは二次創作だからな。原作とは関係ないifの話だということを読者共には伝えておいてやろう。」

ファミユ「まぁ、そんなトランクスとライスに和解の道を示したのは小さい頃の悟空と旅をしていろんな強いやつとの関わりを持っていたブルマだったというわけです。つか、ブルマの知り合いヤバくない!?宇宙人に神様だよ!?とんでもない多ものだと思う」

ベジータ「当然だ。なにせ俺の妻なんだからな!さぁ、そろそろ〆るぞ」

ファミユ「皆様からの質問や感想はどんどん受け付けておりますドシドシ書いていってください!次回はライスとうち解けていったトランクスに、彼女の正体を知る人物が現れる!という感じのとこまでやりたいと思います」

ベジータ「更新も遅いしつたない文章だがせいぜい楽しんでいくといい」

ファミユ「では、またお会いしましょう!!」
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