劇場版ドラゴンボールZー未来超決戦!ピンクでやわくてヤバイ奴!!ー   作:ふぁみゆ

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もうすぐ終わり


其の七

「お前を、殺す…」

 

再びトランクスは身構える。

魔人ことも気になるがトランクスが気にしていたのはライスのことだ。

 

「お前、一体なんなんだ!ライスをどうしたんだ!!」

 

倒したと油断していた目の前の魔人に飲み込まれてしまったライス、すぐ近くにいたのに救えなかった魔人の少女の名前

 

それを聞いた魔人はその不気味な笑いを崩さずに答えた

 

「あいつは俺が吸収した…あいつの力は、俺がもらった…」

 

「吸収だって!?」

 

狼狽えるトランクスに魔人は余裕を見せる

 

吸収、それは魔人ブウをが持っていたおそるべき能力の一つだ。対象を自身の体内に取り込むことで吸収したものが持っていた力や技、特性を受け継ぐもの

 

「今までも、いろんな場所で力のあるやつを吸収していった。でも…」

 

確かめるように拳を動かし、体の動きを確認する

 

「こいつは凄い…あいつを吸収した途端、今までとは比べ物にならないくらいパワーがあがった。今までは話せなかった言葉も話せるようになった!シャハハハハハハァッ!!」

 

魔人は嬉しそうに笑う。

 

「………なぜだ…」

 

その様子を見て怒りに震えるトランクス

 

「お前!今まで一体何人の人を犠牲にしてきたんだ!吸収だけじゃない。お前はその力で惑星を破壊して罪のない人の命を奪って来たはずだ!一体なんのためにそんなことをするんだ!!」

 

「大きくて壊れにくいものを壊すの、楽しいから…でもも、今気づいた」

 

突如飛び出した魔人は猛スピードでトランクスの腹に拳をめり込ませる

 

「がっ、がぁっ…」

 

「お前壊すの、多分もっと楽しい…」

 

シュゥゥゥン…

 

そこからは一方的な展開となった

 

吹き飛ばされたトランクスの後ろに回りこんでは

 

バキィィィン!!

 

重い一撃を何度も浴びせ、トランクスをまるでボールのように吹っ飛ばす

 

「このぉ!!」

 

なんとか踏みとどまり

 

ポピィィィ

 

気功波で反撃を試みるも

 

バシッ!ヒュゥゥゥン

 

あっさりと弾き飛ばされてしまう

 

「ぐっ!」

 

「がぁっ!」

 

「がはぁっ!!」

 

一方的に攻撃を受け続け、なんとか反撃の機会を探るも

 

「シャハァァァ…」

 

トランクスの攻撃は全く通用しない

 

「もっと、抵抗しろ。そのほうがおもしろい!シャハッ!!」

 

界王神もキビトも手を出せずにいた

 

「と、トランクスさん…こんな時に僕は…何もできないのか!?」

 

悔しそうに拳を握る界王神

 

バキィィィン!!

 

ドガァァァァァン!!

 

「ぐっ、がぁっ…ぐぅっ…」

 

魔人に蹴り飛ばされて地面にたたきつけたトランクスは立ち上がるのがやっとの状態になる

 

「こ、こいつは…」

 

パワーもスピードもトランクスより遥かに上を行っており何をとってもかなわないその上…

 

「この感情!トランクスさん、まさか!?」

 

さらに吸収されたライスのことが気になってしまい、魔人との戦いに全く集中できずにいた。

 

(このままじゃ、地球が破壊されてしまう…でも…)

 

ゆっくりと着地する魔人…

 

「シャハァァ…」

 

言葉を話せるようになっても、その邪悪さは変わらない。

トランクスを瞳に写したその目は、狂気に歪んでいる

 

「これで、終わり!!」

 

そして、魔人は膝をつくトランクスを踏み潰そうと、その足を振り上げた

 

トランクスは硬く目を閉じる

 

ここまでか…

 

悔しさの滲んだ表情で、無駄だろうがその衝撃に備えた

 

「……」

 

しかし、トランクスに振り上げられた足が振り下ろされることは無かった…

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