緋弾のアリア ~硬き鋼のG【ギャバン】~   作:レティス

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最近忙しくて執筆できてないレティスです。ようやく出来ました。orz


奴隷宣言!?

武偵高に到着した俺は、駐車場にサイドカーを停車させる。鍵を抜き、舟部分に置いてある鞄を取る。そしてサイドカーから降りると、校舎へ向かう。そういや、今日って始業式だよな?だけど始業式には参加しなくていいって言われたから別に多少なら遅れてもいいんだったよな…?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「失礼します。」

 

俺は鞄を持ちながら教務科【マスターズ】へ入る。教務科【マスターズ】にはその名の通り武偵高の教職員が所属している、普通の学校でもよく見る職員室だ。だけど武偵高の教職員は…極めて異常だ。

何故なら教務科【マスターズ】の教職員の前歴が自衛隊、警察OB、特殊部隊、傭兵、マフィア、果てには殺し屋だった人物が数多くいるからだ。不用意にここに入った者は確実に蜂の巣よりえげつないことになる。だが俺は用があるからここに来ている。俺は移動し、自分の担任となる先生のもとまで行く。

「えーと、貴方が白銀光君ですね?」

「はい。」

 

俺がその先生に近づくや否や、先生は俺の名前を確認してきた。

 

「私は貴方の担任になります、高天原ゆとりです。白銀君のことはニューヨーク武偵高の方から聞いてますよ。」

「あ、それはどうも。」

 

今俺と話している会話相手は、俺の担任になる2年A組の高天原ゆとり先生だ。俺は2年A組に入ることになるらしい…にしても、一見してのんびり屋で美人だな…けど、なんでこの武偵高で教師やってるのか分からない。そんなこんなで話は進み、俺は先生から寮のカードキーを受け取る。

 

「そういえば、あともう一人来るはずなんですけどねぇ…。」

「もう一人…?」

 

もう一人転校生がいるのか?俺がそんなことを思っていると、教務科の入り口から一人の少女が入室してきた。小柄な体格にピンク色のツインテールだ。その少女は入室すると、こちらの方へやって来た。どうやらあいつも転校生のようだ……あれ、あいつは確か…?

 

「ん?あんたもしかして、光?」

「ああ…久しぶりだなアリア。お前もここへ転校して来たんだな。」

「ええ。」

 

この少女の名前は神崎・H・アリア。日本人とイギリス人のハーフで、かの有名なシャーロック・ホームズの子孫でもある。ロンドン武偵局のもと、ヨーロッパ各地で活躍したSランク武偵だ。俺もアリアとは1年前にロンドンでの任務で共闘したから、多少は面識がある。どうやらもう一人の転校生はアリアだったらしい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺とアリアは高天原先生についていく。

 

「ねぇ光、最近この辺りで【武偵殺し】なる事件が起きているのは知ってる?」

「知ってるさ。俺も登校中に遭遇しちまった。あの時は囲まれたから日本へ来て早々大変だったさ…。」

 

移動中、俺とアリアは【武偵殺し】についての会話をしていた。俺はあの時囲まれたから蒸着せざるを得なかった。それにしても、あの大量のセグウェイを遠隔操作していた奴は一体誰だ…?

 

「アリアの方は?」

「あたしも遭遇したわ。それに…。」

「それに?」

「あ、あたしが助けたあいつに…へ、変なことされたのよっ!?しかも何げにキャラ変えてたしっ!」

「おぅ…それは災難だったな…。」

 

どうやらアリアも【武偵殺し】に遭遇したらしい。しかも大変な目に遭ったという、それはそれで災難だな…。

そんなこんなで、俺達は2年A組の教室へ着いた。先生に呼ばれるまで入り口で待機してるよう言われ、俺達は一旦その場で待機する。

 

「今日は転校生が二人来ています。まずは白銀光君、どうぞ~。」

 

最初は俺か。俺は先生に呼ばれると、教室の扉を開けて中へ入り、皆の前に立つ……ん、あいつは確か、あの時見かけた奴か?

そんな事はさておき、俺は自己紹介を始める。

 

「初めまして、白銀光です。ニューヨーク武偵高から転校してきました。よろしくお願いします。」

 

俺は丁寧な挨拶をした。すると、クラスの皆が俺に関しての噂話を始めた。もっとも、俺は帰国子女だ。そして二代目ギャバンだ。そりゃ噂が絶えないだろうな…。

 

「では光君は理子ちゃんの前の席に座って下さいね。」

 

俺は先生に言われて指定された席へ移動する。どうやら理子という金髪ツインテールの女子の前の席らしい。それにしても、理子の制服はやたらと改造を施しているな。見た感じゴスロリ風というか何というか…。

そんな事を思いながら俺は席に座る。

 

「続いて2人目は、神崎・H・アリアちゃんです。」

 

俺に続いて、アリアが教室の中に入ってきた。その瞬間、あの青年が椅子から滑り落ちた。な、何だ?もしかしてアリアが助けたあいつって…あの青年のことか?

アリアはその青年に視線を向けると

 

「先生、私はあいつの隣に座りたい。」

 

というトンデモ発言をした。

 

「良かったなキンジ!よく分からないけどお前にも春が来たみたいだぞ。先生~!俺喜んで席代わりますよ!」

「あらあら。最近の女子高生は積極的ですねぇー。じゃあ武藤君、アリアちゃんと席を代わってあげて。」

 

ツンツン頭の青年・武藤が手を挙げながら席を代わると発言した。どうやらあの時自転車に乗ってた青年はキンジという名前らしい。それよりもいいのか?めっちゃキンジの顔が青ざめてるけど…。

アリアはキンジの方へ近づく。その手には何故かベルトが握られていた。

 

「キンジ、これ。さっきのベルト。」

 

そう言ってアリアはキンジにベルトを投げ渡した。そのベルトはキンジのかよ……ってかキンジ、一体どうしたらベルトを落とすんだ…?

 

「理子分かった!分かっちゃった!これ、フラグがばっきばきに立ってるよ!」

 

ここで、理子が席を立ちながら言った。めっちゃ瞳をキラキラとさせているなオイ。

 

「キーくんは彼女の前でベルトを取るような“何らかの行為”をした!そして彼女の部屋にベルトを忘れてきた!つまり二人はあっつい恋愛の真っ最中なんだよ!」

 

理子はそう推理した…あいつはアホの子確定だわ。そして理子のおバカ推理に反応したのか、クラスの皆が恋愛についての内容で盛り上がった。まぁ武偵高自体、おバカが多いらしい。けどこのバカ騒ぎは本当に耳が痛い…。

俺は苦笑いをしながら耳を塞ぐ。これ、隣のクラスの迷惑ならないのか…?まぁそんな事はチャメシ・インシデンt…

 

 

 

 

 

 

 

 

バンバンバンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

突然鳴り響いた銃声がクラス内に漂ったアトモスフィアを破壊した。キンジ、理子、武藤、他の皆、そして俺も硬直した。何故なら、恋愛話を聞いたアリアが顔を茹でタコの如く真っ赤にしながら両手に持った黒と銀のコルト・ガバメント二丁で.45ACP弾を合計3発、まるで何処かの宇宙海賊かアメフト部のイカれた部長の如く天井に向かって発砲したからだ。コワイ!

この銃声では一部の人達は「アイエエエ…」と思わず口走った。

 

「れ、恋愛なんてくっだらない…!」

 

アリアは未だ真っ赤な顔をしながら言う。ちなみに武偵高では『必要以上に発砲しないこと』と書いてあるが、発砲禁止とは書かれていない。要するに発砲OKだ。

「全員覚えていなさい。そんな馬鹿な事を言う奴には……

 

 

 

 

 

風穴開けるわよ!いいわね!?」

 

 

 

バンッ!

 

 

 

アリアは俺達に向かって怒鳴ると、銀のガバメントでまた一発天井に向けて発砲した。アリアの念押しに「アッハイ」と答えた者が多数いたとか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

授業が一通り終わり、俺は寮へ到着した。俺は駐車場にサイドカーを停めると、カードキーに記された番号をもとに自室を探す。

 

「ここだな。」

 

俺はカードキーを認証機器に挿入すると、赤ランプが緑に変わり、扉のロックが解除された。俺は扉を開けて中に入る。玄関には宅配してもらった荷物が置かれていた。荷物は主に私服とかだ。俺は荷物を持ってリビングへ入る。中は結構綺麗だ。この部屋は4人部屋なのだが、恐らく誰も使ってないのだろう。俺も強襲科【アサルト】だから誰かと部屋をシェアするのかと思ったけど、そうでもなかった。まぁその方が快適だからいいけどな。何せ同じ強襲科【アサルト】の奴等とルームシェアするとなると、そこから導き出される答えは、テレビ争奪戦だ。それぞれ見たい番組があるがために銃撃戦が起こり、それでテレビが破壊されるなんてことがあるからだ。ニューヨーク武偵高でも同じことがあったからな……まぁ、今回は運が良かった。

俺は自分の個室に入ると、そこにあるタンスに自分の私服やらを入れる。続いて武器を入れるためのロッカーにUSPとグロック26を入れる。俺は制服の背中に手を入れると、背中の鞘に納められたものを抜き取った。

レーザーブレード…宇宙刑事の象徴たる片刃の直剣で、普段は携帯性を高めるために短刀形態になっている。だが、鍔にあるスイッチを押すことでグリップと刀身が伸縮するようになっている。これにより長剣形態へ変形する。変形機構を有するにも関わらず強靭に出来ており、滅多に折れることもない。そして名称の通り、その刀身に精神力と集中力を極限まで絞ることによって、刃に光を纏わせることが出来る。これにより威力をさらに強化できる。

俺はレーザーブレードを背中から取り出した鞘に納刀し、ロッカーに入れると、扉を閉めた。

 

「あ、そういえば冷蔵庫の中身あるのかな?」

 

俺はリビングに戻ると、冷蔵庫の中身を確認してみる。中には何もなかった。仕方ない…コンビニ行くか…。

俺は鞄から財布を取り出してポケットに入れ、コンビニへ行こうとしたその時

 

 

 

 

ピピピピピピッ!

 

 

 

「ん?」

 

突然、スマホの着信音が鳴った。俺はスマホを取り出すと、電話に出る。

 

「もしもし?」

『光?すぐにあたしのところへ来なさい。』

「アリア!?お前一体何処で俺の電話番号を…?」

『いいから来なさい!』

「…分かったよ…で、場所は?」

『あんたの部屋がある階の下よ。』

「OK。」

 

アリアから呼び出しを喰らった俺は外に出ると、一つ下の階に降りる。するとそこには右手にトランクを持ったアリアがいた。

 

「何の用だ?」

「用件はまずキンジの自室に入ってからよ。」

 

ああ、ここキンジの自室だったのか……ってアリア、キンジの部屋に押し掛けていいのか?トランク持ってるのはそのためか…。

 

 

 

ピンポーン

 

 

 

アリアは早速チャイムを押す。だが、一切反応がない。留守なのかな?

 

 

 

ピンポンピンポーン

 

 

 

アリアはもう二回程チャイムを押したが、さっきと同じく一切反応がない。

 

「なぁアリア、三回押しても反応ないんだったら、キンジは留守じゃ…。」

 

 

 

ピポピポピポピポピピピピピピピンポーン! ピポピポピンポーン!

 

 

 

アリアは執拗にチャイムを連打した。おいおい、それは近所迷惑になるだろ…ってか、正直言って指痛いだろ…?

 

「うるさいな…誰だよ?」

 

すると、扉の向こうからキンジが近づいてくる音が聞こえ、そして扉が開いた。

 

「遅い!あたしがチャイム押したら5秒以内に出ること!」

「か、神崎!?…ってか、白銀まで…!?」

「アリアでいいわよ。」

「キンジ、俺もアリアに呼ばれたんだ。あと、俺の方も光で構わないぜ。」

 

俺がキンジにそう言うと、アリアがキンジの制止を無視して中へ侵入していった。

 

「お邪魔しま~す…。」

 

とりあえず俺も中に入ることにした。中を見る限り、どうやらキンジも4人部屋に一人で住んでいるらしい。

 

「それより、何の用だよ?」

「俺も気になるな。どうして俺を呼んだのかを…。」

「そうね…言うべきね。」

 

俺とキンジはアリアの用件が何なのか分からなかった。アリアは俺達の方へ振り替えると、次の瞬間、とんでもないことを言った。

 

「キンジ、光。あんた達、あたしの“ドレイ”になりなさい!」

「「………はっ?」」

 




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