問題児たち+チート野郎が異世界から来るそうですよ? 作:天龍神龍神
出来れば、読者の皆さまの暖かい眼とお優しい心で何卒よろしくお願いします。
何も無い唯々暗い闇がそこには広がっていた。
闇は全ての物を呑み込み、また新たな物を創り出した。
そこには、何も無いはずだった。
だが、たんたんと闇の中を歩く1人の少女が居た。否、少女ではなく少女に見える少年が居た。ただ1人で黙々と歩き続けて居た。闇には方向が無い。だが、少年は闇に出口が有るのを知っているかのように。ただ黙々と…
少年がこの闇に閉じ籠ってもう幾億の月日が流れただろう。
この闇はブラックホールの様にありとあらゆる物を呑み込み続けた。
まるで少年の闇を映すかの様に。
この闇は少年の創り出した物だ。
現実から逃げるかのように……
少年は多くの大切な物を失った。
少年は失い過ぎたのだ。
家族も友も全て失った…そして最後には生まれ故郷で有る地球すらも失った…
其れでも少年は希望を持っていた。
始めて地球を失ってから、三度の地球の崩壊と三度の地球の再世を見守った。
自分は死ぬ事が出来ない。
死ぬ事が出来ないことで、多くの者の死を見過ぎた。
少年の心は痛んだ。
だから、少年は闇に閉じ籠ったのだ。
「あれからどれ位の月日が流れたのだろうかね〜?」
そんな問いだけが暗い闇の空間に広がっただけ。
応える者が居ないことがまた一層、少年の悲しみを大きくした。
「暇だね〜。始めて転生してから多くの世界を廻って来てが疲れたな~」
話しながらでも少年は、一定の方向に進んでいる。そこに有る何かを求めて。
あれからまた、幾百の時が過ぎた。無論、歩き続けて出口に着くわけもなく。
「やっぱ無理なのかな〜?出口創って外出よっかな?」
そう言うと少年は右腕を天に掲げ何かを呟いた。
瞬間、闇の中心に光輝く輪が出来た。
「自分で出口見つけたかったかなー」
ゲートをくぐったら開けた空間に出た。
数多の星々を前後左右上下円球360°に見渡すことの出来る場所に出た。
「あちゃー、宇宙に出ちゃったかー」
呑気なことを言っているがここは宇宙で有る。
真っ当な人間ならば死んでいるはずだったのだが、彼は呼吸をしている。
そんなところに
「何あれ?なんで手紙が宇宙にしかも、不自然な飛び方してるし」
少年が言ったとうり、ここは宇宙なのだから。先ず、手紙が有ること自体おかしいのだ。もし手紙があったとしても、意識を持ったように手紙は此方に舞いながら真っ直ぐに向かって来ることは絶対にないだろう。だが現に、其れは起こっているのだから紛れもない事実だろう。其れに、おかしいならこの少年もそうだろう。
「よっと。本当に手紙だけど…僕の名前が書いて有るだけで差出人がわかんないや」
手紙には
“天龍神 龍神殿 神神殿 白鵺殿へ”
と書かれていた。
可笑しな事ばかりだ。
フルネームにせよ名前が三つ。この場に居るのは少年、彼1人だけなのだ。
彼は気にしないかのようにその手紙を開いた。
「えーと何々。ふーん面白そう」
手紙には
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる
その才能(ギフト)を試すことを望むならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの“箱庭”に来られたし』
そう書いてあった
こんな作品ですが手を付けて頂いた皆様ありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
あと、誤字脱字など指摘する点が有りましたら報告お願いします。
感想も宜しくです(・ω・)ノ
では、次回に会いましょう~