魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
《見滝原市》
大荒れの天気の中、7人の少女がいた。
2人だけ離れた場所で、5人組の少女たちのことをじっと見つめていた。
2人は、よく似た顔立ちで、まるで双子のよう。美しい、水色と銀色の長髪を、風の意のままに遊ばせていた。逆さまの異形の何かが見えたとき、7人の少女たちはそれぞれ、何かしらの反応をした。
「あれが・・・。」
「《ワルプルギスの夜》。」
「・・・?まどか?どうかした?」
「・・・うん。セリア、ううん、あかりちゃんのこと考えちゃって。」
「そう、だよね・・・。うん、わかるよ・・・。」
「今、あの子を戦いに巻き込みたくないの。わかってるわよね?」
「違うの・・・マミさん。・・・あかりちゃんが何回戦場に立ったんだろうって考えちゃって・・・。」
彼女は、今、どうしているのか・・・。一歩間違えれば、死んでしまう状況で、彼女と出会った日のことを思い出した。思えば、彼女は、彼女は・・・何かが変わっていた。どことなく、《姫》と言った方が良いというか・・・。
《姫》という表現がとても似合う、高貴な少女・・・いや、女性だ。頭がよくて、とても器用で、嘘をつくのがとても上手かった。実際、彼女のついた嘘をまどか以外に見抜けた人は、私を含めて、誰もいなかった。いつも、飄々としていて、何か文句をつけても、どこ吹く風と言わんばかりに無意味だった。・・・そんな感じに思っていたからかもしれない。彼女が弱音を吐いたとき、私は・・・助けてあげることができなかった。まどかに、契約させてしまった・・・。
「・・・暁美さん。今、頼れるのは、あなたよ。私達に指示を、ね?」
気づいたら、仲間が私を見ていた。私じゃ仲間を作るのはできなかったことなのにあの人は簡単に、しかも、私のことを信用させて今までより、強力な仲間を私に用意してくれた。
「・・・わかった。指揮は、私がとるわ。」
「ああ、頼むぜ、ほむら。」
「まどか、戦える?」
「・・・うん。私、役に立てないかもしれないけど、あかりちゃんのためになら戦えるよ。」
「それじゃあ・・・いきましょう。」
「「うん。」」
ただ一人の魔法少女のために、あの魔女を倒すことが今の私達にできることだ。
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「ねぇ、やっぱり私達、一緒だよね・・・?」
「ええ、そうですね。」
遠方の5人組を見ていた2人はそっと呟き、お互いに向き直った。
「貴女は、これでよかったの?」
「ええ、十分です。」
「そっか・・・。」
「貴女は?」
「正直に言うとね・・・後悔してる。」
「そうですか。」
「あの魔女、私が倒したかったなぁ・・・。」
「確か、貴女の義姉達の魔女の合成、でしたね。」
「そう。」
「今から行きますか?」
「ううん、もう少しだけ、ここにいたい。私のすべてを与えた彼女達ができなかった時、私達が参加する。そういう約束でしょ?」
「そうでしたね。」
「私達、十分だよね・・・?」
確認するように見つめ合う
「ええ。十分です。」
2人はニッコリと笑い合った。
「さぁ、行こう。」
「ええ。」
2人はどこか遠くを見つめて歩き始めた。
はじめまして。あおいちごです。初投稿になります。電子小説は、初めてなので、完結できるか不安です。頑張りますので、応援お願いします。