魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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今回は、セリアちゃん出ません。


第11話 銀の夢

 

「Foo 、あかりちゃん。相変わらず、あの頃に縛られているのね。もう百年もたったというのに。」

 

 

 

そう呟くのは、銀色の悪魔。とある屋敷を、上空から、見ている。

 

 

 

「《星の戦乙女(ヴァリキリー・エトワール)》。適応の魔法少女、美咲葵、(ゲート)の魔法少女、友音セナ、慧眼の魔法少女、叶慧理、無効の魔法少女、紗羅紅葉、幻想の魔法少女、鈴美ほのか。」

 

 

 

すらすらと、何年、いや、何十年も前の魔法少女達の名前を読み上げる。

 

 

 

 

 

 

「あれから、百年ね。あかりちゃん。《ワルプルギスの夜(あの娘達)》を、倒す(救済する)ことも出来ないのね。なんて惨めなのかしら。救済の魔法少女が、聞いて呆れる。いっそのこと、貴女も魔女になって、宇宙を救えば、良いのに。貴女も、あの娘達に再会出来るし、宇宙のためにもなる。一石二鳥じゃない。」

 

 

 

 

 

クスクスと、静かな嘲笑が、一人の魔法少女を嗤う。

 

 

 

 

 

 

 

「嗚呼、早く貴女という、黄金の林檎を握り潰して最期の果汁まで、飲み干したいわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ赤なひとふさの髪を、弄び、残念そうに、いう。

 

 

 

 

 

「でも、今は、まだその時では、ない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

早く熟れて(絶望して)美味しくなーれ(魔女になーれ)

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、そう呟き、その姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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《某街》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

 

 

 

身体に、風穴が空いている少女を、見下ろしている、魔法少女が一人。

 

 

 

 

 

 

(しゅ)よ、(わたくし)は、今日もまた、一人の魔法少女を殺しました(救済しました)。これで、また一人、救われたでしょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日も、よい星が見えます。貴女も、見ているでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

「夏の夜に飛び立つものは螢かな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夏の夜には、螢が飛び回るものですね。しかし、調子に乗ったのは、よくないですね。駄作を詠んでしまいました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・(わたくし)が、創られて、早百年。時は、流れるのが、早いものですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・もう、百年、たったのですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感傷的な言葉を、残し、別の街へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「やっぱり、簡単なことじゃないんだよね・・・。」

 

 

 

 

 

セリアちゃんに、言われたことを思い出しながらポツリと呟いた。

 

 

 

 

 

「まどかは、<力>そのものに、憧れているのかい?」

 

 

 

 

「んー・・・、どうなんだろ・・・。私って、どんくさいし、昔から得意な教科もなくって、ずっとまわりに迷惑ばかりかけてきたの・・・。私、これからずっと、このまま誰かの役に立つこともなく、迷惑ばかりかけて生きていくのかなって、思ってたんだ。」

 

 

 

 

 

 

「でも、マミさんと出会って、《魔法少女》のことをしって、時期は遅かったけど、セリアちゃんも、魔法少女だってわかって、あんな風に、素敵にかっこよく、戦えることができるって、何よりも、うれしくて。」

 

 

 

「君が魔法少女になったら、マミ達よりも、もっと強くなれるよ。」

 

 

 

「あはは、何言ってるの?・・・でも、それが本当だったとしても、私なんかあんな風に、素敵にかっこよく、戦えないよ。今日聞いた、セリアちゃんの言葉で、わかったんだ。セリアちゃんも、マミさんも、ほむらちゃんも、皆・・・ずっと前から魔法少女で、最初から、かっこよく戦えたわけじゃないって、わかったんだ。・・・もう、寝るね。お休み、キュウべぇ。」

 

 

 

「お休み、よい夢を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直、よくわからないけど、魔法少女になりたいって、思えない。憧れているけど、魔法少女になりたいって、思えない。何でだろう?・・・もう、寝よう。明日は、英語と社会の小テストがある。寝不足で、実力発揮ができなかったら、元も子もない。セリアちゃんか、仁美ちゃんに、聞いてみよう。セリアちゃんは、きっと英語は、できるだろうし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・・・。
▼キャラ設定


・妃夢乃
セリアの義姉について、よく知っている。詳細は、不明。



・鹿目まどか
魔法少女について、悩んでいる。が、なりたいとは、思っていない。
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