魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
「Foo 、あかりちゃん。相変わらず、あの頃に縛られているのね。もう百年もたったというのに。」
そう呟くのは、銀色の悪魔。とある屋敷を、上空から、見ている。
「《
すらすらと、何年、いや、何十年も前の魔法少女達の名前を読み上げる。
「あれから、百年ね。あかりちゃん。《
クスクスと、静かな嘲笑が、一人の魔法少女を嗤う。
「嗚呼、早く貴女という、黄金の林檎を握り潰して最期の果汁まで、飲み干したいわ。」
真っ赤なひとふさの髪を、弄び、残念そうに、いう。
「でも、今は、まだその時では、ない。」
早く
最後に、そう呟き、その姿を消した。
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《某街》
「・・・。」
身体に、風穴が空いている少女を、見下ろしている、魔法少女が一人。
「
「今日も、よい星が見えます。貴女も、見ているでしょうか?」
「夏の夜に飛び立つものは螢かな」
「夏の夜には、螢が飛び回るものですね。しかし、調子に乗ったのは、よくないですね。駄作を詠んでしまいました。」
「・・・
「・・・もう、百年、たったのですね。」
感傷的な言葉を、残し、別の街へと向かった。
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「やっぱり、簡単なことじゃないんだよね・・・。」
セリアちゃんに、言われたことを思い出しながらポツリと呟いた。
「まどかは、<力>そのものに、憧れているのかい?」
「んー・・・、どうなんだろ・・・。私って、どんくさいし、昔から得意な教科もなくって、ずっとまわりに迷惑ばかりかけてきたの・・・。私、これからずっと、このまま誰かの役に立つこともなく、迷惑ばかりかけて生きていくのかなって、思ってたんだ。」
「でも、マミさんと出会って、《魔法少女》のことをしって、時期は遅かったけど、セリアちゃんも、魔法少女だってわかって、あんな風に、素敵にかっこよく、戦えることができるって、何よりも、うれしくて。」
「君が魔法少女になったら、マミ達よりも、もっと強くなれるよ。」
「あはは、何言ってるの?・・・でも、それが本当だったとしても、私なんかあんな風に、素敵にかっこよく、戦えないよ。今日聞いた、セリアちゃんの言葉で、わかったんだ。セリアちゃんも、マミさんも、ほむらちゃんも、皆・・・ずっと前から魔法少女で、最初から、かっこよく戦えたわけじゃないって、わかったんだ。・・・もう、寝るね。お休み、キュウべぇ。」
「お休み、よい夢を。」
正直、よくわからないけど、魔法少女になりたいって、思えない。憧れているけど、魔法少女になりたいって、思えない。何でだろう?・・・もう、寝よう。明日は、英語と社会の小テストがある。寝不足で、実力発揮ができなかったら、元も子もない。セリアちゃんか、仁美ちゃんに、聞いてみよう。セリアちゃんは、きっと英語は、できるだろうし。
・・・。
▼キャラ設定
・妃夢乃
セリアの義姉について、よく知っている。詳細は、不明。
・鹿目まどか
魔法少女について、悩んでいる。が、なりたいとは、思っていない。