魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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第23話 スポットライト

なんでだろう?とっても嬉しい!なんでかはわからないけど、とっても嬉しすぎる!

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしに、義妹ができた。名前は、星伽あかり。スイス生まれスイス育ちの帰国子女。いや、本名、星伽=カリミジャアーノ=あかり。本来は、星伽=K=あかりになるはずだけど、スイス籍から日本籍にしたため、Kの部分だけ外したらしい。だから、今は、日本人。そんな彼女が、わたしの義妹になったのだから、嬉しくない訳がない!

 

 

 

 

「えっと・・・葵お姉様と呼べば良いのかしら?」

 

 

 

「あなたの好きな呼び方で、いいよ♪」

 

 

 

 

「あははっ!ぜってー逆だ!それ!ひひひっ!やべー、笑いがとまんねー!あはは!」

 

 

 

確かに、わたしは、背が低いけど、そんな言い方ないよ・・・。

 

 

 

 

「もーみーじー・・・。」

 

 

 

「だめです!お姉様を傷つけるなんて!」

 

 

 

ボキッ

 

 

 

「いってぇー?!」

 

 

 

「今朝、葵お姉様の頭を叩いた罰と、只今、お姉様を傷つけた罰です!」

 

 

 

「いたた!なんでやねん!」

 

 

 

関節を鮮やかに決めていた。ふむ、さすがわたしの義妹。基本スペックが高い。

 

 

 

 

あと、紅葉(もみじ)、エセ関西弁が出てるよー。

 

 

 

 

「あかりちゃん・・・。」

 

 

 

「お、恐ろしい・・・。」

 

 

 

「あらあら、格闘技ができるのね。すごいわね。・・・これで、紗羅さんが、大人しくなってくれるといいんだけど。」

 

 

 

「「「みみみ!」」」

 

 

 

 

あ、使い魔!すっかり忘れてた。ここは魔女の結界だった。でも、こっちには、切り札を持ってる魔法少女グループなんだから、これくらいは全然平気だ。いくら大群と言えども、これくらいじゃあ、わたし一人でも、対処できる。

 

 

 

「下がって!《オーロラの朝日(セラス・ソルレヴェンテ)》」

 

 

 

バトンを2本、マントから取り出し、光属性の魔力をつぎ込んで、ブーメランのように投げた。一瞬で、結界内が、光で満たされる。

 

 

 

「ま、眩し・・・!」

 

 

 

スポットライトを、普段から浴びてる、わたしには、このくらいは平気だけど、一般人には、そうでもないらしい。

 

 

 

 

「ゆーれる女の大・震・撃☆」

 

 

 

 

バトンをさらに数十本取り出して、投げ込み、近づく使い魔を、鈍器のように殴っていく。使い魔(獲物)を見つけては、狩っていく。まさに大震撃☆

 

 

 

 

「はい、おしまい☆」

 

 

 

 

ほんの数十秒で、使い魔を全滅させた。

 

 

 

 

ふむ、やはりバトンは、使い勝手が、いい。

 

 

 

 

「ねー、いつもいってるけど、何なの、それー。」

 

 

 

「んっ。これはねー、《おまじない》なの。」

 

 

 

「おまじない?」

 

 

 

「そう。魔女に負けませんように。わたし、一人で、皆を、笑顔にできますように。必ず皆、一緒に戻ってこれますようにってね♪」

 

 

 

わたしは、魔法少女の前に、アイドルだから。皆を、笑顔にするのが、仕事だもん。

 

 

 

「えっ⁉てっきり、中二病だからと思ってたのに⁉」

 

 

 

「もーみーじー・・・。わたし、そんなんじゃないよ・・・。」

 

 

 

「大丈夫、私は、絶対違うって、知ってたから。」

 

 

 

「私もよ、美咲さん。というか、この街の魔法少女は、そんなチュウニビョウというものではないはずよ!」

 

 

 

 

「あの・・・。私も、です。あ、使い魔です・・・。・・・《月光の矢(ムーンライト・アロー)》」

 

 

 

 

 

全滅させた使い魔が、復活したらしい。花が開き、蝶々が舞っている弓を、引き絞り、魔法の矢を、雨あられと、降り注いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・綺麗、ですわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぽつりと、呟かれた、その一言は、わたしたちの魔法を指していた。水色と銀色の瞳が、無数の魔法の光を反射して、とても不思議な色に、変化していた。この時、思った。わたしは、この子を、義姉として、導こう。この子の、《スポットライト》と、として輝かせよう。この子は、わたしの義妹。わたしは、この子の前では、アイドルじゃなくて、義姉。義姉として、導くことが、魔法少女としての、わたしの役目なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラ設定▼

・美咲葵
大群の使い魔を、あっという間に全滅させた魔法少女。あかりを、義妹に迎え入れ、義姉としての使命を、覚悟する。魔法の技は、全てに名前がついており、一見、中二病に思われていたのだが、ちゃんとした理由があって名前をつけていた。

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