魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
なんでだろう?とっても嬉しい!なんでかはわからないけど、とっても嬉しすぎる!
わたしに、義妹ができた。名前は、星伽あかり。スイス生まれスイス育ちの帰国子女。いや、本名、星伽=カリミジャアーノ=あかり。本来は、星伽=K=あかりになるはずだけど、スイス籍から日本籍にしたため、Kの部分だけ外したらしい。だから、今は、日本人。そんな彼女が、わたしの義妹になったのだから、嬉しくない訳がない!
「えっと・・・葵お姉様と呼べば良いのかしら?」
「あなたの好きな呼び方で、いいよ♪」
「あははっ!ぜってー逆だ!それ!ひひひっ!やべー、笑いがとまんねー!あはは!」
確かに、わたしは、背が低いけど、そんな言い方ないよ・・・。
「もーみーじー・・・。」
「だめです!お姉様を傷つけるなんて!」
ボキッ
「いってぇー?!」
「今朝、葵お姉様の頭を叩いた罰と、只今、お姉様を傷つけた罰です!」
「いたた!なんでやねん!」
関節を鮮やかに決めていた。ふむ、さすがわたしの義妹。基本スペックが高い。
あと、
「あかりちゃん・・・。」
「お、恐ろしい・・・。」
「あらあら、格闘技ができるのね。すごいわね。・・・これで、紗羅さんが、大人しくなってくれるといいんだけど。」
「「「みみみ!」」」
あ、使い魔!すっかり忘れてた。ここは魔女の結界だった。でも、こっちには、切り札を持ってる魔法少女グループなんだから、これくらいは全然平気だ。いくら大群と言えども、これくらいじゃあ、わたし一人でも、対処できる。
「下がって!《
バトンを2本、マントから取り出し、光属性の魔力をつぎ込んで、ブーメランのように投げた。一瞬で、結界内が、光で満たされる。
「ま、眩し・・・!」
スポットライトを、普段から浴びてる、わたしには、このくらいは平気だけど、一般人には、そうでもないらしい。
「ゆーれる女の大・震・撃☆」
バトンをさらに数十本取り出して、投げ込み、近づく使い魔を、鈍器のように殴っていく。
「はい、おしまい☆」
ほんの数十秒で、使い魔を全滅させた。
ふむ、やはりバトンは、使い勝手が、いい。
「ねー、いつもいってるけど、何なの、それー。」
「んっ。これはねー、《おまじない》なの。」
「おまじない?」
「そう。魔女に負けませんように。わたし、一人で、皆を、笑顔にできますように。必ず皆、一緒に戻ってこれますようにってね♪」
わたしは、魔法少女の前に、アイドルだから。皆を、笑顔にするのが、仕事だもん。
「えっ⁉てっきり、中二病だからと思ってたのに⁉」
「もーみーじー・・・。わたし、そんなんじゃないよ・・・。」
「大丈夫、私は、絶対違うって、知ってたから。」
「私もよ、美咲さん。というか、この街の魔法少女は、そんなチュウニビョウというものではないはずよ!」
「あの・・・。私も、です。あ、使い魔です・・・。・・・《
全滅させた使い魔が、復活したらしい。花が開き、蝶々が舞っている弓を、引き絞り、魔法の矢を、雨あられと、降り注いだ。
「・・・綺麗、ですわ。」
ぽつりと、呟かれた、その一言は、わたしたちの魔法を指していた。水色と銀色の瞳が、無数の魔法の光を反射して、とても不思議な色に、変化していた。この時、思った。わたしは、この子を、義姉として、導こう。この子の、《スポットライト》と、として輝かせよう。この子は、わたしの義妹。わたしは、この子の前では、アイドルじゃなくて、義姉。義姉として、導くことが、魔法少女としての、わたしの役目なんだ。
キャラ設定▼
・美咲葵
大群の使い魔を、あっという間に全滅させた魔法少女。あかりを、義妹に迎え入れ、義姉としての使命を、覚悟する。魔法の技は、全てに名前がついており、一見、中二病に思われていたのだが、ちゃんとした理由があって名前をつけていた。