魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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自分で、書いといてあれですけど、あかりちゃん、おっかねー・・・。


第26話 サイレント

 

「やあ、妃夢乃(きさきゆの)。久し振りだね。」

 

 

 

「あら、孵卵器(Incubator )じゃない。珍しいわね。貴方の方から、私に近づくなんて。呪いの雨でも降るのかしら?」

 

 

 

 

クスクスと、不気味に笑う。

 

 

 

 

「呪いの雨は、降らないよ。珍しく、君がここにいたから、声を掛けてみたんだ。何を見ているんだい?」

 

 

 

「うふふ、見てみて。あの娘達を。」

 

 

 

そこには、じゃれあう二人組と、おとなしい三人組が、歩いていた。

 

 

 

「相変わらず、羨ましいわ。思わず、握り潰したくなるくらいに。・・・そうだ!あの娘達に、最高の絶望(プレゼント)を贈ろうかしら。」

 

 

 

 

 

 

黄金と、真っ赤な瞳を輝かせ、笑みをこぼす。銀髪のショートヘアーを風に流し、一房の真っ赤な髪を弄びながら。

 

 

 

 

 

 

 

「何をするつもりだい?」

 

 

 

「あら、想像できない?・・・今日一日で、答がわかったなら、誰かを犠牲にして、感情エネルギーをプレゼントするわ。頑張ってね♪」

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、わけがわからないよ。」

 

 

 

 

 

銀の悪魔と、白い悪魔は、その場から消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗羅紅葉(さらもみじ)。頑張ってね♪期待してるわよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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《図書館》

 

 

 

 

 

 

 

Incubator ・・・孵卵器

 

 

Soul ・・・魂

 

 

Gem ・・・宝石

 

 

=Soulgem ・・・魂の宝石

 

 

Grief ・・・嘆き

 

 

Seed ・・・種

 

 

=Griefseed ・・・嘆きの種(魔女の卵?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パタン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・思ったより、専門的な用語が、多いですわね・・・。意外と、時間が掛かってしまいましたわ。溜め息をついて、黒髪をおろして、眼鏡を外した。

 

 

 

 

図書館で、借りた数冊の英和辞典を、元の場所に、返す。

 

 

 

 

 

Soulgem (魂の宝石)+穢れ(呪い等)=Griefseed (嘆きの種 魔女の卵?)

 

 

 

という公式があるのかしら?少なくとも、今、調べた結果では、こういう式を立てれましたわ。んー・・・。よく分かりませんわ。でも、一つ判明したことがありますわ。

 

 

 

 

孵卵器(Incubator )。まさしく、キュウべえ達を表していますわ。魂の宝石(Soulgem )から、嘆きの種(Griefseed )ヘ、孵化させるのですから。

 

 

 

 

「やあ、あかり。気分はどうだい?」

 

 

 

「なんのようでしょうか?孵卵器(Incubator )。」

 

 

 

「やれやれ、早とちりだなぁ。あと、その呼び方は止めてほしいなぁ。僕達をまとめた総称なんだけど。」

 

 

「なら、なおのこと孵卵器(Incubator )と、呼ぶべきですわ。」

 

 

「やれやれ、わけがわからないよ。ところで、何をしていたんだい?こんなところで。」

 

 

「うふふ。色々と調べてましたのよ?(わたくし)、知らないことは、無いようにしたいのですわ。」

 

 

 

 

 

軽く、孵卵器(Incubator )を眺める。つくづく、不明な生命体ですわ。不思議な体ですわ。いつか、解剖してみたいですわ。どうなっているのか、興味がありますもの。

 

 

 

「・・・あかり。何か、変なことを、考えていないかい?」

 

 

 

 

 

「いいえ、別に何でもありませんわ。それで?なんのようですの?(わたくし)、忙しいのですわ。これから、夕御飯を作らなくては、いけないのですわ。宿題もありますし。」

 

 

 

「いや、特に用事はないよ。ただ、様子を見に来ただけさ。」

 

 

 

「そう。なら、別の処ヘ、行ってくださる?まだ、調べたいことが、ありますの。」

 

 

 

「そうかい。じゃあ、僕はこれで失礼するよ。またね、あかり。」

 

 

 

 

そう言って、孵卵器(Incubator )は、消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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《夜の街》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やあ、気分はどうだい?紅葉(もみじ)。」

 

 

 

「・・・なんの用さ?()()()()()()()()。」

 

 

 

「今日は、やけに総称を呼ばれるなぁ。」

 

 

 

「茶番は入らねーよ。もう一度だけ、言う。()()()()()?」

 

 

 

「君も、察しがいいね。あかりが、魔法少女の秘密について、調べ始めた様だよ。そのことを教えようかなと思って来たんだけど。」

 

 

 

「そんなの興味ねーし。・・・もしかして、妃夢乃が、動きを見せているのか?」

 

 

 

「そうみたいだよ。気を付けてね。それじゃまたね。」

 

 

 

 

アタシは、実際の魔法少女が、どういうものか知っている。妃夢乃っていう、最古の、呪いの魔法少女を、知っている。ここ、星ノ瀬町の魔法少女は、一度魔女になった経験がある。アタシ以外は。アタシの固有魔法(マギカ)は、無効化する魔法。どんなものでも、効果を打ち消す魔法だ。言い換えれば、魔女から魔法少女に戻すことが出来る魔法。慧理達と違って、アタシと葵は、隣町出身だ。葵は、そこそこ頭がいいから、星ノ瀬町の私立の小学校に受験して受かった。アタシは、アタシで大人しく地元の小学校入学にしたけど。そして去年、アタシ達は一緒に星ノ瀬町の中学校に入学して、魔法少女になった。でも、1ヶ月もしないうちに、葵も慧理もほのかもセナも、皆、魔女になった。アタシを、残して。妃夢乃(銀の悪魔)に、唆されて。だから、魔女から魔法少女に戻した。意味わかんない理由で、<ヒト>としての人生を終わらせたくなかったから。妃夢乃(銀の悪魔)なんかに、アタシの大切な人達を、死なせたりしない。あの、朽ちた魂の、銀の悪魔には。

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うわー・・・。何で・・・。


コ ウ ナ ッ タ ?


よく分からなくなってきた・・・。


どうも、あおいちごです。


キャラ設定▼

・星伽あかり
魔法少女の秘密について、調べている。すでに、重要なことを、知っている。



・妃夢乃
安定の登場人物。一度、《星の戦乙女》の紅葉以外を、魔女化したが、紅葉に阻止された。しかし、再び魔女化を試みているようだ。


・紗羅紅葉
魔法少女の秘密を知っている、《星の戦乙女》のメンバー。固有魔法は、無効化の魔法。


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