魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
わたしが、あかりんを義妹にして、約1ヶ月が、立っていた。わたしの
<僕と契約して、魔法少女になってよ!>
去年の今頃、人目に付かない路地裏で、キュウべえから魔法少女になって欲しいと言われた。そのときは・・・わたしはすっかり絶望していたんだ。簡単に言えば、お金が足りない。満足に学校に通うことも出来なくて、隣町の小学校に入学したのはいいけれど、中学校に入学したとき、破綻した。お母さんが、入院したんだ。入院費用が、全然足りなくて。中学校側から集金を払えていないからって理由で、停学。そのときは、紅葉の家に居候して、何とか衣食住を、確保していた。とにかく、必要だったのは、お金で。お金を稼ぐためには、手段なんか選んでる場合じゃなくて。それでも、動くことが出来なくて。どうしようもないわたしに、絶望したんだ。
何もできないわたしに、絶望していたんだ。
だから、何でも願い事が叶うって分かって、真っ先に願おうとしたのは、お金が欲しいってことだった。でも、お金が欲しいだけ願って、どうするの?本当に叶えたいことは、全然違うことだって、気づいて。だから、こう、願った。
お母さんを、助けて欲しい、って。
女手一つで、身体が弱いのに、迷惑かけてばっかりの、わたしを、育ててくれた大切な人だったから。その人のためなら、命を差し出しても構わないって、思った。
契約は、成立して、手にいれた魔法は、《四元素》と《適応力》。お母さんの病気も治ったし、わたしに出来る仕事を見つけて。いい方向に、運命は、変わっていった。
後々に、天涯孤独になった、紅葉を養えるくらいに、仕事は、上手くいって。何気ない、日常が、希望が、わたしのもとに、戻って来た。
《ライブ会場》
「みんなーっ!今日は、わたし、AOI のライブに来てくれて、ありがとーっ‼」
煌めく、アイドルらしい、派手な衣装で。インカムを身に付けて。ファン達に呼び掛ける。一人、スポットライトを浴びて。
「「「わーっ!!!!!!!」」」
「もっと・・・みんなと、いたいけど・・・。この曲が、最後の曲になります・・・。わたし、AOI のニューシングル、<エトワール>。」
もう、絶望することなんて、ない。だってわたし、今、すっごく幸せだもん‼
わたしを、見に来てくれる、ファンに感謝しなきゃいけない。こうして、学校に行くことも、おしゃれを楽しむことも、
わたしは、まだ、知らなかった。絶望のカウントダウンが刻まれていたことを。因果応報が、迫っていたことを。わたしの、大切な義妹が、危険な呪いをかけられていたことを。その呪いを、すぐに解除しなければ、いけなかったことを。
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《上空》
黄金色の箒に乗った、一人の少女。
彼女の名は、妃夢乃。呪いの魔法少女。
「あら?あの娘は・・・。あぁ!星伽あかりちゃんね。やっと見つけたわ。」
そう見下ろす先には、流麗で、優美な黒髪の少女が、いた。その微笑は、とても、おしとやかで、高貴な姫を思わせた。
「・・・見つけたわ。早速、私の、<愛>という名の<絶望>を、与えましょう。《
どこからもともなく、銀の指揮棒を取り出し、真下の少女を標準した。
「対象 星伽あかり。」
銀の光が、こぼれて、消えた。
「うふふ。これで、貴女は、絶望するでしょう。」
ニィと、歪んだ笑みをこぼした。
「絶望の夜まで、あと、一週間。さあ、どうするのかしら?《
不吉なカウントダウンは、始まった。
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なんだか、そわそわしますわね・・・なにかしら?嫌な予感しかしないですわ。
さらりと、艶やかな黒髪が流れた。
眼鏡を外し、一人呟く。
「お父様達は、お元気かしら・・・?」
一人、遠い異国で暮らす少女は、寂しそうに呟いた。当然、いきなり一人暮らしになったのだ。まだ未成年であるにも関わらず、親元を離れ、保護者の代わりの、親戚に見捨てられ。寂しくない、そう思うことを、いくら合理的な少女であっても、出来る筈がない。寂しいと思うことは至極同然のことであり、なんら不思議なことではない。でも、その少女は、それが正常だと、気付かない。
彼女は、知らない。
いずれ魔法少女の契約を結ぶことを。
その祈りは叶えられないことを。
絶望への切符になることを、彼女は知らない。
はい、どうも、あおいちごです♪美咲葵ちゃんの固有魔法が、わかりましたね♪それでは、以下、キャラ設定▼
・美咲葵
アイドルの中学生。一時期、中学校停学になり、母親の病で、すっかり絶望していたが、キュウべえと契約したことにより、希望を取り戻した。彼女の祈りは、<母親を助けて欲しい>。サポート系の魔法を得意とするのは、彼女の固有魔法のおかげ。かなり魔法の種類が多く、無名の状態では、とても覚えきれないため、名前をつけたという、第二の理由を発見した。固有魔法は、《四元素》と《適応力》。
・妃夢乃
葵があかりから離れている隙に、あかりに呪いをかけた。どうやら、この魔法の影響が、このあとに、影響するようだ。