魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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今回は、いつもより長いです。




・・・何してるんだ?私。


第35話 舞い降りた絶望

 

ポロロン・・・

 

 

 

ポロロン・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一心不乱に、ハープを奏でる。

 

 

 

 

 

心の赴くままに、弦を弾き、荘厳な音色を響かせる。

 

 

 

 

 

 

ポロン・・・

 

 

 

 

 

 

ギィ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何の用?インキュベーター。」

 

 

 

「何はともあれ、君が無事で良かったよ。叶慧理。」

 

 

 

 

 

よくもまあ、いけしゃあしゃあと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あかりちゃんを、契約させるつもりなら、命に変えても、させないから。」

 

 

 

剣らしくない、ただの刃を構えてにらめつける。

 

 

 

 

「誰にその剣を向けているんだい?」

 

 

 

「見えてないわけ?あんたに決まってるでしょ。」

 

 

「わけがわからないよ。僕は、君の願い事を叶えたじゃないか。それなりの対価があってもいいと思うんだけど。」

 

 

「私達をゾンビにして、挙げ句の果てに、魔女にして、道具にするのが、あんた達の対価ってわけ?私達の願い事を叶えただけでそう、言い張るの?おまけに、この事実を隠してたのに?」

 

 

「あえて、事実を言わなくても、結末は同じだよ。叶えた願いが、条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みをもたらす。この事を知らないなら、知らないで、互いに何の不都合もないからね。」

 

 

「ぜんぜん、釣り合ってないよ!ただ、願い事を叶えたかっただけなのに!不都合もない?笑わせないで!あんた達にとって、その程度のことでも!私達にとっては、大事なことなんだ‼」

 

 

 

 

 

 

 

こんなのって、ないよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「君たちはいつもそうだね。事実を言うと決まって同じ反応をする。わけがわからないよ。どうして人間は、魂のありかに、単一個体の生き死にこだわるんだい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザシュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インキュベーターを破壊した。これで、あいつは、いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無駄なことだって知っているんだろう?無意味に潰されるのは困るんだよね。勿体ないじゃないか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

新たにインキュベーターが現れ、自分の死骸を食べ始めた。

 

 

 

その光景は、酷くシュールで、吐き気を及ぼした。

 

 

 

 

 

だけど、次の一言で、立ち直った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キュッぷいっ!叶慧理。やっと君の魔力が、()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

あ・・・バレた・・・か・・・。

 

 

 

 

「となると、この個体も無意味に潰れたわけじゃないね。叶慧理。君の魔法は、操作の魔術。そうだろう?」

 

 

 

 

「・・・。」

 

 

 

 

あ~あ~、勿体なかったね。私、感情的になりすぎたのかも。

 

 

 

 

「やっぱりね。イレギュラーでもなければ、感知させないことなんて、不可能に近いからね。どう言うことか、説明してくれないかい?」

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

 

 

 

刃を戻し、()()()()()()()()を、取り出した。

 

 

 

 

 

「悪いけど、あんた達に教えてやるほど、優しくないの。忘れなさい。忘却の彼方へ。()()()()()()()()()()()()()()》。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この魔法は、誰にも、教えてはならない。

 

 

 

 

そんな魔法だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*********************************************

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うふふ。あはは。実に滑稽だわ。五人の魔法少女は、実に滑稽。面白い、見世物だったわね。ところで、あかりちゃん、どこで見てるのかしら?この、舞台のフィナーレを、ねぇ?」

 

 

 

 

 

 

楽しみで、楽しみで仕方ない、というように、笑い続ける。

 

 

 

 

 

 

 

さぁて、どうしましょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

叶慧理は、一人では魔女を狩ることは出来ない。

 

 

 

 

 

 

放っておいても、あの娘は、魔女になる。

 

 

 

 

 

元々、貧弱な魔力・・・いえ、()()()()()()では、振り分けが大変だものね。

 

 

 

 

 

 

わざわざ、私が干渉しなくても良いかもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、星伽=カリミジャアーノ=あかりが、彼女を救済するなら、話は別。

 

 

 

 

 

 

 

 

面白くなってきたわね!

 

 

 

 

 

 

ニィと歪んだ笑みを溢した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*********************************************

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧理お姉様の元へ。

 

 

 

 

 

最後にたった一人になってしまった、星の魔法少女。

 

 

 

 

 

人である、この身ならば、絶望から、救済できる願いを叶えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かに、星空を見上げ、歌を歌う、少女が、一人。

 

 

 

 

 

 

 

「ハンプティ・ダンプティー、堀の上

 

 

 

 

 

 

 ハンプティ・ダンプティー、落っこちた

 

 

 

 

 

 

 

 王様の馬 家来のすべてがかかっても

 

 

 

 

 

 

 

割れた卵は戻らない(ハンプティをもとには戻せない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・なんてね、あかりちゃん。」

 

 

 

 

 

振り返った少女は、傷だらけだった。

 

 

 

 

 

 

それでも、綺麗だった。

 

 

 

 

 

「慧理お姉様・・・。」

 

 

 

「こんなところまで、来てくれて、ありがとう。でも、もう大丈夫。」

 

 

 

 

 

ニコッと営業スマイルを浮かべる。

 

 

 

 

 

「駄目ですよ。嘘をついては。」

 

 

 

「・・・やっぱり、バレちゃったね。私は、あおちゃんみたいには、笑えないや。」

 

 

 

 

淋しそうに、呟いた。

 

 

嗚呼、貴女も、いなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、知ってた?私の本当の固有の魔法。」

 

 

 

不意に、そう呟いた。

 

 

 

「私ってね、愚か者(大嘘つき)なんだよ。」

 

 

 

 

 

 

笑って見せた、ソウルジェムは、曇りのない、綺麗な桜色のソウルジェムだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*********************************************

 

 

 

 

 

 

 

 

《一年前》

 

 

 

 

 

「う、うそだよね・・・?わたしの知ってるえりりんは・・・こんなこと、しないよね・・・?」

 

 

 

 

「悪いけど、本当。私、嘘をつくのって、本当嫌なの。それくらいなら、葵も知ってるはずだけど?」

 

 

 

 

隠していた、()()()()()()()()。それを、友達に知られてしまった。

 

 

 

「そんな・・・。」

 

 

 

 

「嘘だろ・・・。」

 

 

 

 

 

 

信じられないものを見たような友人達。

 

 

 

 

 

 

「違う・・・わたしの知ってる、えりりんは・・・こんな人じゃない・・・。そうだよね・・・?」

 

 

 

 

「・・・ごめん、本当は、こっちが本当の私なんだ。」

 

 

 

 

本当の固有魔法が、知られてしまった時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん。《ストレージ・オペレーション》。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜色に輝く、指揮棒。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

操作の魔法少女。それが、私だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法少女の正体、魔女の正体でさえも、私は、知っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉ちゃんは、魔女の正体を知らなかった。何故、彼女は、その事を知っていたか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは、簡単。私が()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔女化した皆の記憶を全て、絶望した記憶だけを消して、紅葉ちゃんの記憶を魔法で魔女から魔法少女に戻したことを植え付けて、自分の行動を魔法で消してしまえば、ほら、こんな変な状況の出来上がり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妃夢乃(きさきゆの)とか言う魔法少女の記憶も、キュウべぇの記憶も、なにもかも改ざんして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最弱の魔法少女として、過ごし続けた。

 

 

 

 

 

 

皆のためとはいえ、自分でも嫌になる行動だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか、失敗するなんてね・・・。自分でも、知らなかった。」

 

 

 

 

 

 

カリッ

 

 

 

 

 

 

 

いつものように、Rockyをくわえ、目を細める。

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ・・・貴女は、最初から・・・。」

 

 

 

 

「そう、知ってた。まぁ、あおちゃんが魔女になるまで忘れてたんだけどね。」

 

 

 

 

ニコッと笑いかける。

 

 

 

「私にはね、二つの固有魔法があるの。一つは感情の読み取り。もう一つは、操作の魔法。」

 

 

 

桜色の指揮棒を取り出して、構える。

 

 

 

「《記憶操作(ストレージ・オペレーション)》。」

 

 

 

 

額に指揮棒を突き付け、呪文を唱える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

叶慧理。その名は、望みを叶える。だけど、私は、それを引き留める者。

 

 

 

 

 

この子が、叶えようとすることを、私は、止める。

 

 

 

 

この子の記憶を、全て、最初からなかったことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あおちゃんと出会ったことも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セナさんのケーキを食べたことも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達のことを知ったことも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法少女のことも、魔女のことも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにもかも、私と出会ったことも全部消してしまえば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーら、一般人相手に随分、恐ろしい魔法を使うのね。」

 

 

 

 

 

軽やかな声が響く。

 

 

 

 

「それにしても、まぁ、よく出来たわね。私相手に。」

 

 

 

 

「妃・・・夢乃・・・。」

 

 

 

 

 

私が、記憶操作した魔法少女・・・。

 

 

 

 

 

「そうそう、操作の弱点は、ご存知かしら?一旦、操作が、解けてしまえば、同程度の魔法少女の効果がなくなるのよ。美咲葵だったら、解けてたかもしれないわね。」

 

 

 

 

「自分の魔法の弱点ぐらい、把握していますけど。でも、あなたの魔力が、私と同じくらいだったのは、予定外ですね。」

 

 

 

 

煌めく銀の髪と、一ふさの真っ赤な髪。黄金色の瞳と、真っ赤な瞳。

 

 

 

 

彼女は、ずっと年上の魔法少女。最低限の礼儀は、払うべき。

 

 

 

 

「うふふ。意外だったかしら?」

 

 

 

 

嬉しそうに、笑う。

 

 

 

 

「いいえ。むしろ、好都合です。」

 

 

 

 

「あら、そう?それじゃあ、貴女は、救いがないわね。」

 

 

 

 

「いいえ、救いならここにあります。」

 

 

 

 

「うふふ、変な娘。星伽あかりが、希望だと言うなら、やめておいた方が、いいわよ。うふふ、あはは!叶慧理、貴女は、最後の主役よ!」

 

 

 

 

 

 

「待ちなさい!」

 

 

 

 

 

 

空へ、飛んでいく、銀の悪魔を、捕らえることは・・・出来なかった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嗚呼、もう、救いがない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ・・・ううっ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の、意味のない、行動を、魔法を、無力を、呪っていた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「駄目ですよ、嘘をついては。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あかり・・・ちゃん・・・?」

 

 

 

 

 

 

そこに、立っていたのは、魔法を打ち消してしまった、一人の少女だった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*********************************************

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「慧理お姉様、ごめんなさい。私、魔法少女になります。」

 

 

 

 

 

「ダメ・・・。それだけは、やめてちょうだい・・・。」

 

 

 

懇願する瞳。だけど、私には、しなくちゃいけない、使命がある。

 

 

 

「慧理お姉様、もう、いいんです。頑張らなくたって、いいんです。私は、決めたんです。これだけはしなくちゃいけないことだと、思うから。」

 

 

 

 

シュルッ

 

 

 

髪を止めていた、水色のリボンをほどき、眼鏡を外した。

 

 

 

「これからの私は、《星伽セリア》。星ノ瀬町(この町)の、魔法少女として、皆と会いたいから。皆との出会いが、無駄じゃなかったことを、証明して見せるから。だからね、私、星に祈りを、捧げます。」

 

 

 

流星群が、降り注ぐ。

 

 

 

「どうやら、覚悟出来たみたいだね。あかり。」

 

 

 

「「インキュベーター。」」

 

 

「さあ、星伽あかり、君は、その魂を代価に、何を願う。」

 

 

 

 

「待って!その願いは、祈りは、叶えられないよ!そんな願いを、叶えちゃダメ!」

 

 

 

 

嗚呼、この人は優しい。魂が、穢れてしまっているのに。いつ、魔女になるのかも、わからないのに。それでも、私を、心配してくれる。

 

 

 

 

「貴女は、いつものように笑っていてください。」

 

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

「いつものように、朗らかに、皆のことを、見ていてください。私は、きっと大丈夫。そういう願いだから。」

 

 

 

「ダメ・・・。それでも、私は、あなたを守らなくちゃいけないから。」

 

 

 

「ごめんなさい。慧理お姉様。キュウべぇ、一つだけ、聞きます。私の、素質は、本当に()()()()()んですね?」

 

 

 

「ああ、君の素質なら、どんな願いも叶えられるだろう。」

 

 

 

「そうですか。ならば、私は、()()()()()()()()()()()()()。過去にも、未来永劫に、終わりなく、魔法少女を救済する力が、ほしい‼」

 

 

 

水色と、銀色に輝く光が私を包み込む。

 

 

 

 

 

「!そんな祈りが、叶うと言うなら・・・。」

 

 

 

「どうでもいい‼ 

 

 

 

 

 

 

 

絶望で終わる魔法少女の運命を、私は、変えてみせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助けてみせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ‼叶えてよ!インキュベーター!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開ければ、姿が、変わっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水色と銀色の髪。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純白のドレスに、銀のティアラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄金の腕輪に、水色に輝く、銀の指揮棒。

 

 

 

 

 

胸元で、輝く、水色のソウルジェム。

 

 

 

 

 

指揮棒を掲げ、そっと呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

水銀の星の門(メルクーリオ・エトワール・ポルトーネ)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

救済の魔法少女の固有魔法、救済魔法。

 

 

 

 

その魔法は、一度使えば、二度と使えず、効果は、未来永劫に終わりなく続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・しかし、この祈りは、叶えられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「《愛の絶望(アモーレ・アペルピィスィア)》起動。うふふ、あははッ!私の勝ちよ!星伽あかり‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキィン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなッ!嫌!どうして!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強制的に魔法を、消され、空間に、閉じ込められた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見上げれば、そこには、()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

純黒の、魔法少女。魔女帽子を被り、ローブを羽織った魔法少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキィン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁッッッッッッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一体の魔女の誕生を報せる音と、それを狩った音を報せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の祈りが、消え果てた瞬間だった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この魔女が・・・皆。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウフフフフフフフ、アハハハハハハ」

 

 

 

 

 

 

 

 

逆さの人形(ひとがた)が、笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが、《ワルプルギスの夜》。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが私と、《ワルプルギスの夜》との、最初の一戦目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ううん、違う・・・。私が、倒さなくちゃいけないの。そうだよね・・・?皆。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にそう呟き、終わりのない戦いを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを倒し、皆を助けないといけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが、今の、私に出来る償いなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は、キャラクター紹介です。

キャラ設定▼

・星伽あかり(セリア)
固有魔法が判明。どうやら救済魔法だが、本来ならば、あかり自身も、もうすでにこの世界には、存在しなくなるものだが、妃夢乃の掛けた呪いによって、不発、消滅してしまった。


・叶慧理
二種類の固有魔法がある魔法少女。一つは感情の読み取り。もう一つは、操作の魔法。どうやら、魔法少女の秘密を知っており、隠蔽工作した張本人のようだ。魔力総量は、美咲葵と同程度あったようだが、自ら、最弱の魔法少女を演じていたようだ。



オリジナル魔女設定▼

風車の魔女(慧理魔女)
Mulinor a ventra 性質は、《鼓動》。命あるものを求めて、世界中を旅する魔女。どこかに自らの鼓動が、聞こえているのに、何処にあるのかを求めて、探し回る。結界内には、風が吹き荒れており、重力操作など、工夫しなければ、倒すことは出来ない。ワルプルギスの夜としては、観客のいる方向にいくという、特性を担当している。

Stella O Mulino
風車の魔女の使い魔。性質は、《孤高》。単独で、行動する使い魔。風車の姿であり、跳ねるようにして移動する。切り裂く刃で、容易には、魔女へ、近づけさせない。

Ventra amore
風車の魔女の使い魔。性質は、《純愛》。ハートが書かれたカードの姿で、来るもの全てに愛という名の、暴力をふるう。とにかく数が多いため、広範囲殲滅の魔法を使えば、この使い魔を楽に倒せるだろう。普段は隊列を組んで行進している。ワルプルギスの夜の使い魔が、一列に綺麗に並んでいるのは、この使い魔の特性が出たため。




やー。やっとこさ、星の戦乙女編終わりました。本編に戻りますね、はい。


どうなることやら・・・。
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